愛日記
 第二章-3-
 21〜23 2009.6.24〜2009.6.29

     

-21

<ローターいれてコンビニへ>

夜の七時ごろになって、コンビニへ飲み物とおにぎりを買いにいくことになりました。山木くんがわたしのワンルームへきたのが3時過ぎ、それから二回もセックスやってしまって、お腹が空いたし、喉が渇いたし、それに、山木くんには、魂胆があったんやと思う。
「ローターいれて、ローソンへいこ」
山木くんの提案を、わたし、断れないじゃないですかぁ。
「ううん、ろーたぁ、いれてぇ、ろおそんぇ、いくなんてぇ」
わたし、どきどき、羞恥心、びっくりですよ、そんなの、イッテしまうとき、どうするん。わたし、イッテしまうことしか、思い浮かばなかったからぁ。
「ええ考えやろ、あっこがよろこぶ、顔、みたいんや」
わたしわ、ブラをつけ、タンクトップを着て、それからぁ、スカートを穿いて、パンティは穿かなくて、山木くんのまえに立ちました。

「足をひらけよ、あっこ、入れてやるからぁ」
ああん、リモコン仕立てのピンクのローター。山木くん、繭の大きさのピンクのローターを手にして、わたしへ埋め込むって、ゆうんです。
「ううん、こんでええん、そおっと、いれてね」
わたし、ジーンズのスカート、ちょっこすそをめくる感じで、もともと太ももの半分露出のスカートやけど、ちょこっと持ち上げたんです。そしたら、山木くん、ぜんぶ、めくるんや、ってゆうんです。
「だからぁ、おしりも、ぜんぶ、だしてみろよ、あっこぉ」
そうゆう山木くんが、ジーンズ地のスカートを、ウエストのくびれまで、めくりあげさせて、お尻もぜんぶ剥きだしてしまって、ああん、わたし、足をひらいて、ローターをうめこまれちゃったんです。

「ほんならぁ、抜けたらあかんやろ、そやからぁ、なっ」
ああん、荷作りロープを、わたしのウエストに巻きつけてきて、お股にとおして、留めてしまう。
「ううっ、ああん、Tバックとゆうより、紐ふんどしぃ」
わたし、おもわづ、紐パンティってか、紐ふんどし、なんて言ってしまったんです。
「そうや、これで、抜け落ちひんやろ、パンティ穿いたら、あかんのんやからぁ」
べつに、パンティ穿いたらあかん、なんてどこにも書いてないんちゃうんやろか、ああん、山木くんのあほ、うち、めっちゃ苦しんじゃうんやで、ローターいれてコンビニへ、なんてぇ。
「ほなぁ、あっこぉ、いこかぁ」
外面的には、わたし、普通の女子学生の格好だよ。彼と連れだって歩いてる女の子だよ。でもぉ、ああん、お股に紐かけられて、ローター、埋め込まれているんです。

     

-22-

ほんのり、外はまだ明るくって、6月の夕暮れです。わたしがいるワンルーム。学生マンションの階段を降りていくとき、わたし、めっちゃ気ぃ使っちゃいます。だってぇ、わたし、パンティ、穿いてなくて、紐ふんどし。ミニスカートやゆうても、見えるはずないのに、わたし、自意識過剰。それもそのはず、ああん、ローター入れてるんですもの。めっちゃ、意識しちゃいますぅ。
「ああん、やまきくぅん、もっとぉ、ゆっくり、歩いてよぉ」
すたこらって、山木くんわ、歩くけど、わたし、ローターが気になって、それに紐ふんどしの細紐が、食いこんじゃってる感じなんです。
「ううん、あっこぉ、どんな感じやぁ、ふふっ」
あほ、山木のあほ、わたし、ローター入れて、なんか、うずうず、とっても気持ち高ぶってるけど、どんな感じや、なんて聞くなんてぇ、山木のあほ。わたし、こころのなかで、山木くんの言葉に、反発しちゃう。

「ううっ、わぁあ、ああっ!」
ぜったい、大きな声なんて、出されへん。コンビニ、ローソンのお店の中です。お弁当の並んだ棚の前で、なに買おうかなぁ、って思案してると、いきなり、びびびび、ローターが動くのを、感じたんです。
「なに、なに、なによぉ、ああっ、だめ、あかんやん!」
声にできなくって、つぶやくわたし。もう、めろめろ、カウンターの男子バイトクンに知られないようにと思って、わたし、カウンターへ背中をむけて、うううっ、お弁当の陳列台を見たまま、わたし、ローターの振動を、こらえているんです。立ってるのが辛い気持ちです。ああん、細紐がお股の真ん中、通ってるからぁ、ローター、ぶよぶよ、うごめいてるけど、抜けおちない。
「うううっ、ああ、ああっ、あああっ!」
わたし、もう、あかん、おもったとき、ローターのスイッチが切られて、ふううっと、辛いのが遠のいていって、コンビニの店の中の騒音が、耳に聞こえてきて、山木くんが、そばに立っているのが見えました。

「かお、あかい?」
わたし、おもわず、山木くんにたずねてしまいます。
「ううん、なんでもないけど、よけいに、美人になってる感じ、だけや」
わたし、ほめられてる感じですけど、顔が紅潮してるん。頬が、萌える感じで、熱いです。
「サンドイッチか、寿司か、どっちにしよかなぁ」
山木くん、手にスイッチ握ったまま、わたしの横で、何買うかって、迷ってる。でも、きっと、それはうそで、ほんとわ、ローターのスイッチを入れるタイミングを、考えてるんやと思う。
「うううっ、だめ、だめ、こんなとこで、いれたらぁ!」
ぶぶぶぶっ、びりびりびりびりぃ、振動する音は、洩れてないとおもうけど、わたしには、びんびん、音が伝わってきて、振動が、からだの芯を刺激してきちゃうんです。もう、とろとろ、足、じっとしたまま、立ってられない感じで、わたし、苦しい、辛い、ああん、ローター快感だけどぉ。

     

-23-

コンビニのお店のなかって、すっごく明るいじゃないですかぁ。ローターをお股の奥に埋め込んだまま、紐ふんどしパンティを穿いたままのわたし。ミニスカートでそんなインナーが見えてしまうんちゃうやろかって、わたし、真剣に思いながら、お弁当棚のまえで、ローターのスイッチが入ってきて、わたし、びびびびっ、ぶぶぶぶっ、からだの芯が萌えていく感じにみまわれて、そのまま、しゃがみこんでしまいたい。
「ううん、どないしたん、あっこぉ」
にくい山木くん、なにくわぬ顔つきで、ローターのスイッチを握ってる。わたしわ、もう、憎い山木くんを、唇かみしめ、ううううっ、こらえて、しんぼうして、しゃがみたいのに、しゃがまないで、立ったまま、ああん、お腹をおさえるようにして、我慢してるぅ。
「ふふっ、あっこぉ、べんと、なに、買うん」
「そんなん、なんでも、ええやろ、すきなん、買い」
わたし、トイレへいきたい、トイレへ行って、しゃがみたい。

わたしの顔が、変に歪んでいたからかもしれへんけど、ローターのスイッチがぷっちり、切れちゃいます。
「ふううっ、ふううっ、ううん、はぁああん」
かるい、深呼吸で、息を整えちゃうわたし。ローターがうごめいてるときの、からだじゅうがしびれる感じから、静かになって痺れから解放されるわたし。ちょっと気分が落ち着いてきて、店の中を見回します。
<ああっ、こなみが来てる、こっちみたら、あかん、こなみ>
飲みモノ冷蔵庫のまえに立ってるこなみ。こなみわ、わたしの、がっこのともだち。わたしわ、小波ちゃんに、知られたくないって思っちゃって、恥ぃきもちになって、隠れたい気持ちになってしまうのでした。
「ああん、やまきくぅん、ここ、出よ、小波ちゃん、来てるからぁ」
「ああ、ほんまや、小波、こなみさん」
山木くんが、小波を呼んでる。あほ、山木のあほ、ほんまに、いま、わたし、どんな状態かわかってるん?

小波ちゃんが、わたしに気づいて、手を振ってきちゃって、冷蔵庫からカルピスウオーターのペットボトルを手に持って、わたしへ、近づいてきちゃう。
「なんや、山木もいっしょなん、ふうん、あっこ、どうしたん、顔、あかいけどぉ」
小波ちゃんが、わたしの顔を見ちゃう。ああん、わたし、紅潮してるんや、お顔。
「ううん、ちょっと、暑くって、熱、あるんかなぁ」
ローターいれてるとか、紐ふんどしパンティつけてるとか、ばれたら、たいへん。めっちゃ、恥ずかしいじゃないですかぁ。
「ううん、山木くん、あっこの部屋にいるん、そうなん、おべんと買いにきたんやろ」
小波ちゃん、わたしらのこと、知ってるかもしれへん。わたしから、セックスしてるなんて、ゆうたことないけど、ばれたかもしれへん。

     

(終了)


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