えろすかろす日記

えろすかろす物語(3)-4-

 15〜18 2015.5.20〜2015.6.3

   

-15-

(4)
倉田平蔵と沙織の交渉は、平蔵の年齢が56才ということもあってか、ねちねちと、じわじわと、沙織を弄り昇らせることになっています。沙織は32才だから、女として、熟れていて、じわじわと時間をかけて攻められることで、欲求を満たしていくのです。性にまつわる交渉は、男と女の営みで、欲望の本能に由来するものだけど、あまり、世の中の表の話題にはなりません。平蔵が沙織を求めるのは、週に一回あるかなしかです。しかし沙織が求めるのは、それは、毎日でもよいほどに、欲望しているんです。平蔵が週に一回というのは、体液を放出する回数のことであって、沙織と抱き合う回数は、かなり頻繁です。としても、沙織の頻度には負けるくらいです。
「ああん、だんさまぁ、もっと、ええきもちに、してよぉ」
「わかった、わかった、それじゃ、これだね」
これってゆうのは、道具のことです。男根に似せて作られた模造の男根。ハリガタとか、電動で振動するバイブレーターとか、ローターとか、平蔵のかわりをはたしてくれる道具です。
「じゃあ、沙織、三畳間へおいで」
仕事場の図案を描いている机にむかっていた平蔵が、欲しそうにみえた沙織に声をかけたのは、午後三時を少し過ぎたところです。沙織は、紅い花柄の着物をきていたのです。つまり、沙織からのアプローチ。ことばで求めるのは、やはり恥じらいがあるから、浴衣のように着物をきて、帯締めだけの装いになって平蔵の目に触れさせるのです。
「はぁあい、だんさま、お茶いれていますから、ね」
作業場の隅に区切られた三畳の空間。休息するための空間ですが、男の欲望が詰められた空間でもあるのです。

着物を羽織ったまま、背凭れ椅子に座る沙織。平蔵は作業ズボンに綿のカッターシャツ姿、沙織の目の前にスツールを置いて、向きあって座ります。
「ほうら、沙織、足を、ひろげなさい」
紅い花柄の着物で足を隠したまま、膝をそろえて座っている沙織に、足をひろげろと平蔵がいうのです。ためらう沙織。はぁああ、小さな息を吐く音が薄く空いた唇から洩れてきます。平蔵の顔をみて、様子をうかがう沙織。
「はぁああ、だんさまぁ、はぁああ・・・・」
着物に隠れた左右の膝が、ひろげられてくるのが平蔵にも見えます。着物のスソが割れてきますが、ふくらはぎが見えるほどにはひらいてきません。平蔵が膝にかかる着物地を左右にひろげて、膝を露出させてしまいます。白い肌ですが膝はこころもち色づいています。太腿の膝上と膝から下、白足袋を穿いた足が、露出です。
「ふふん、沙織、欲しいんやな、してほしい、そんだんやな」
「はぁああっ、だんさまぁ、してほしい、ほしいですう」
沙織の顔つきが、もう空をみつめるようにおぼろげな表情です。男と女の間の感情、平蔵には、沙織のこころが、自分のこころに入ってきた密着感を覚えます。
「ほうら、足を、おお、あったかいねぇ、沙織」
左右の手の平を、沙織の膝にかぶせて置いて、そこから内腿へと這わせてあげていく平蔵です。沙織の膝が左右に、大きくひろげられてきます。腰が露出し、股間が露出してきて、平蔵は、やはり男です。陰毛がみえ、股間の縦割れ唇を見てしまって、生唾を呑みます。

-16-

背凭れ椅子の背凭れは、10cm幅の横板がひろがっています。座った沙織が腕をひろげると、肘がすっぽり収まってなお余る長さです。平蔵が好むのは、沙織の腕と膝をこの横板に括りつけることなのです。
「ああん、だんさまぁ、あああん」
「ほうら、沙織、これでよし、だねぇ」
沙織を開脚でMの格好に仕立てあげ、腕の肘は膝の横にひろげて括ってあります。
「たっぷり、なぶってあげようね、沙織!」
背凭れ椅子の前に置いたスツールに座った平蔵が、32才沙織に向きあうのです。紅い花柄の着物一枚を羽織って兵児帯の沙織は、背凭れ椅子のなかで、半裸です。半裸といっても、見られて恥ずかしい処が露出されて身動きできない格好なのです。
「ああん、いやぁああん、だんさまぁ、ああん」
まだまだ始まったばかりです。襟をひろげられ、胸を露出された沙織が、乳房を揉まれだしたのです。平蔵は両手を使います。
「ほおおっ、沙織、おっぱい、たっぷたっぷ、うふふふっ」
ふくよかな双方の乳房を、左右の手の平と指につかんで、揺さぶられる沙織です。平蔵の魂胆は、乳房と乳首を攻めたて、体液の分泌を計ろうというもの。体液とは、ヴァギナから溢れ出る蜜のことです。
「どうかな、沙織、ふふん、ここも、だろ」
平蔵は、右手を沙織の乳房から、陰毛のしたへと降ろしてやって、かすかに中指の腹で中心部を押さえます。柔らかい唇の感触が、平蔵の指先で確認されます。沙織には、もうたまらなく溜まった蜜を封じる唇を、かすかに触られただけで、喜悦の声を洩らします。
「あっ、あっ、ああん、だんさまぁ、ああっ」
「ふふふふ、沙織、滴ってきますねぇ、可愛いねぇ」
「いやぁああん、だんさまぁ、ああっ」
「ほうら、ひらいて、やろうね、ほうら」
左手の乳房を包んだ手の平は小休止しています。股間へ降ろされた右の手は、沙織の縦割れ唇を縦に指をいれ、ひらいてしまわれるのです。

男と女の密室は、図案描き平蔵の仕事場、その横の三畳間です。真昼間から平蔵になぶられる沙織です。この日は、沙織には危険日だというので、平蔵の男根は使われません。それよりも、たっぷり、ねちねち、平蔵がしつらえたハリガタが使われるのです。とはいえ56才の平蔵には、男のモノが勃起します。それは沙織の顔の唇に咥えさせ、射精は温存しておきます。肘掛椅子に開脚でMの格好にされている沙織。その正面に座った平蔵が、乳房に置いていた左手を、沙織の右太腿の内側へ置いてきます。右の手指は、真ん中です。男根の形をしたハリガタが、手元に用意されているけれど、まだ、右手の指が出番なのです。
「ああっ、ひゃあああっ、あああん」
沙織が、顔の表情をしかめ、挿しこまれてきた指の感触に、声を洩らしてしまうのです。平蔵は、この沙織の表情がたまらなく好きなのです。いえいえ、まだまだ、これから、沙織が喜悦のなかでのたうちまわるのを、感じることがなによりの好物です。
「ふふふっ、沙織、いいねぇ、ヌルヌルに、濡らしているんだ、いいねぇ」
「ああん、だんさまぁ、ひぃいい、ひぃいい、ですぅ」
「そうか、そうか、沙織、おお、とろとろだねぇ」
「ひぃいい、ひぃいい、やぁああん」
平蔵の右手の指が二本、上を向けられ、沙織のヴァギナに挿入されているのです。挿入された指二本が、その中の襞を擦っているのです。腕をひろげられ、膝をひろげられて持ち上げられた格好の沙織です。無防備、防ぎようがないからだです。平蔵の左手は沙織の陰毛を下からすくいあげ、股間をひろげきり、ヴァギナの奥をまさぐっているのです。32才の沙織はもう、平蔵のテクニックに、酔うばかり。その証の、とろとろ蜜を、ヴァギナから滴らせているのです。

-17-

56才の平蔵と32才の沙織は、内縁の関係です。六年前から一緒に棲みはじめて、寝食を共にしてきた男と女です。男の女の営みは、交わること、とはいいながらも56才になった平蔵は、32才になって女盛りの沙織の性欲を、己の一物だけでは十分に満たしてやることができなくなっています。そこで編みだすのが、あの手この手、道具をつかって沙織を歓ばせることになります。
「ああん、だんさまぁ、ああん」
平蔵に、右手の指二本を上向きに挿されて、ヴァギナのなかをこすられる沙織。乳房は乳首を平蔵の、左手指に挟まれて、揉まれています。乳首からの刺激はキリキリ、ヴァギナからの刺激はジュルジュルです。双方の刺激は、沙織のからだの芯に集まり、肌の表面にまで拡がってきます。
「どうじゃ、沙織、感じてるんだね、いい気持か」
「ひやぁああ、ああん、ひぃいい、ひぃいい、ですぅ、ううっ」
「そうかそうか、可愛いなぁ、沙織、顔が、真赤じゃ」
「はぁああ、だんさまぁ、わたし、わたし、ああっ」
背凭れ椅子にお尻をおいて、背中の横に渡った板に膝をひろげて持ち上げられている沙織です。一枚羽織った着物が乱れ、肘を横にひろげた格好で、かろうじて着物が留まっているんです。乳房も股間も露出され、平蔵になぶられている沙織です。指のかわりに手作りのハリガタが使われる沙織です。
「ふふっ、沙織の好きな、これ、これ、これだねぇ」
「はぁああ、だんさまぁ、それ、それ、はぁあああ」
「入れて、擦って、欲しいんだろ、ふっふふっ」
男根の形をした18cmの弾力棒は、平蔵が握って挿しこむと、沙織の奥まで到達します。太さは指を丸めて握れるか握れないかのぎりぎり太さです。心もち反り返り、くびれは深く、茎にもくびれが施されていて、沙織、襞を擦られてしまうのです。指で濡れさせてしまった沙織のヴァギナです。そのハリガタは、もう、難なく挿しこまれてしまうのです。

平蔵は、ハリガタの根元に紐を巻きます。1m紐二本が茎の根元に巻かれて、ひろげると四本の紐になります。二本ずつ茎から10cmほどで結んでやります。すると、どうなるかといえば、股間をわたってまえからとうしろから、引き上げひろげ、腰の骨盤上部で結わえると、もうすり落ちない紐パンティとなるのです。
「いいか、いいのか、沙織、ふふ、ほうら、おおおっ!」
ひろげられて斜め上をむいた沙織の股間、そのヴァギナに、ハリガタが挿しこまれ、紐パンティを穿いたすがたで、留められてしまったのです。股間から陰毛うえでひろげられた紐が、骨盤のうえで腰紐です。後ろには双方の尻をわって腰にまわされた紐です。
「はぁああ、だんさまぁ、ひぃいい、ひぃいい」
「ふふふん、沙織、いいだろ、感じるんだろ、ほうら!」
挿しこまれたハリガタが、股間のきわで左右に揺すられてしまう沙織。左右に揺すられると膣口が支点となってヴァギナの内部で茎から頭が襞を擦られるのです。奥の奥、子宮口のところまで、ぶっすり挿しこまれたハリガタです。沙織はそれを咥えたまま、乳房を揉まれ、乳首をつままれます。陰毛を掻きあげられ、陰核を露出され、その先を平蔵の爪で掻かれます。身動き取れない沙織の喜悦が、はじまってきます。
「ひぃいい、ひぃいい、だんさまぁ、あああっ、ひぃいいですぅ」
「いいねぇ、いいねぇ、沙織ぃ、かわいいねぇ、とっても可愛いよぉ」
「はぁああ、だんさまぁ、そんなとこ、ああっ、ああっ」
留められているハリガタが引っ張られ、数cm抜かれます。そうして、左右に揺すられます。
「ひやぁああん、だんさまぁ、ひぃいい、ひぃいい」
「いいだろ、沙織、もっともっと、ほうら」
「はぁああ、もっともっと、ひぃいいっ、ひぃいい、ですぅ」
「もっと、もっと、して欲しいんだね、そうだね」
「あああん、だんさまの、いじわるぅ、ああん」
沙織の姿態が変容していきます。妖艶なふくよかさ、乳房が張ってきます。太腿が張ってきます。手指が握られ、ひろげられます。足の指が丸められ、ひろげられます。沙織の喜悦が、深みに
はまっていくのです。

-18-

背凭れ椅子にお尻を置いて、太腿が逆八形になっている沙織。膝を括った紐が持ち上げられ、背中の横板に括りつけられています。腕をひろげて肘が横板に留められています。
「ほうら、沙織、嬉しいんだろ、こんなことされて!」
「はぁああ、だんさまぁ、うれしい、うれしい、いいっ!」
手作りの男根ハリガタ根元には、紐が巻かれています。平蔵は、沙織のヴァギナにハリガタを挿しこみ、抜け落ちないようにと紐パンティにしてあります。このハリガタの根元を、上下に、左右に、はたまたぐるっ、ぐるっと、まわしてやるのです。
「ほうらぁ、よろこべ、よろこべ、沙織っ!」
「はぁああっ、ひぃいいっ、ひぃいいっ!」
股を観音開きに開帳させた沙織。その正面に座る平蔵です。図案描きの仕事場の、そこに三畳の広さを囲った密室です。真昼間です。沙織のも悶え呻く声が、仕事場にも響きます。二人だけけの家だから、心配無用、愛の蜜月、愛の日々。とはいっても平蔵の年齢は56才です。そんなに若くはないから、32才の女盛り、沙織を満足させてやるためには、あの手この手を使ってやります。危険な日というだけあって、今日の沙織は尋常ではありません。
「ほうら、乳首はどうだ、ほうら、こうして、沙織!」
「はぁああ、ああん、もっと、もっと、もっとぉ!」
「こうかい、こうかい、乳首モミモミ!」
「はぁあ、だんさまぁ、あああん、ひぃいいっ!」
ヴァギナに挿しこんだ男根ハリガタで、ぐりぐりと襞を擦られながらの乳首責め。二方向からの刺激がからだの芯で交差して、快感が増幅するんです。

「ああん、ほしい、ほしい、だんさまのんが、ほしいですぅ、ううっ!」
「おれのんが、欲しいのか、おれのモノが欲しいのか!」
「ああん、そうですぅ、だんさまぁ、ほしいですぅ!」
平蔵だって、そのままハリガタだけでイカセテしまうわけではありません。最後の最後、とどのつまりは、男の根をもってアクメへ昇らせるのです。とはいっても、今日は沙織が危険だという日、用心してコンドームを使います。
「ほんなら、おれのを、舐めてからだぞ!」
「はぁああ、いいっ、だんさまの、ちんぽ、咥えさせてほしいですぅ」
「可愛いねぇ、沙織、ほんなら、おれのん、口に、ほうら!」
平蔵が立ち上がり、下半身を裸にし、沙織の顔へと近づけます。沙織の顔の前、平蔵の半勃起ペニスが、突き出されます。手も足も使えない沙織。平蔵が、挿しいれてくるのを待つしかありません。
「はぁああ、だんさまぁ、うぐぅう、うぐぅううっ!」
開脚M姿で腕をひろげた沙織の前に立った平蔵が、腰を突き出します。双方の手を、沙織の頭うしろにかぶせます。腰からのにょっきり棒を沙織の口に含ませます。そうして、平蔵が勃起させます。沙織は紐パンティを脱がされて、男根ハリガタを抜いてもらえて、平蔵の男根が入ります。
「おおう、おおう、おおおおっ!」
「ぎひゃあ、ああっ、ぎひゃあ、ああん!」
「ほうら、おおっ、沙織ぃ、ええぞぉ!」
「ひぃいい、ひぃいい、ひぃいいいい〜!」
沙織の喜悦が最高潮、正面から平蔵のモノで突かれてアクメに昇っていくのです。平蔵が、力をふりしぼって射精にまで持っていきます。沙織が、そのスピードに合わせて、オーガズムを迎えていきます。女32才、沙織のアクメ、、とろとろ体液が流れでて、ヒイヒイの声とともに果ててしまうのでした。






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最新更新日 2015.6.5


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