羽織っているピンクの襦袢は、肩から乳房の両側に流れ落ちて腰後ろでまとまっています。股間は大きくひろげられ、羞恥部と鏡の距離は1mもありません。幅1m80㎝の間、背凭れ椅子が真ん中より、鏡に対いてやや後ろに置かれている、とはいっても椅子の奥行60㎝ですから、かろうじて平蔵が座る広さがあるというもの、おとこ平蔵56才、おんな沙織32才の、ここは蜜月空間なのです。
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沙織のからだは平蔵にあずけて明け渡していくのですが、その平蔵ったら沙織にたいしての興味は、そのからだを弄ることが第一で、第二は無くて第三も無い。弄るだけではなくて、見ているだけでもいい、いつも自分のそばに置いておきたい、所有欲願望が強いのかも知れません。
「ああん、だんさま、もう、もう、ああん、いかせてぇ」
「まだまだ、さいごはおれのちんぽで、トドメを刺してやるんだから」
「はぁああ、ああん、そしたら、だんさまの、いれてくださいぃ」
「ふふ、そのまえに、口だろ、口にくわえたいんだろ」
背凭れ椅子に太腿をひろげ、膝を肩近くまで引き上げられている沙織。兵児帯で膝ごとタスキ掛けされた格好で、目の前の鏡に映しだされているのです。平蔵が背凭れ椅子のうしろから、沙織の右横へと位置を変えます。ズボンを脱いで褌をほどきます。色ぐろい腰まわり、毛が密生している男の下半身です。密生している黒毛のなかから、にょっきり男根がもちあがります。
「さあ、沙織、にぎれ、にぎって咥えろ、ほうら」
平蔵がぐっと腰を前へ突出すと、沙織がそれを右手に握ります。平蔵は握られたまま腰をぐぐっと突き出します。男根が沙織の唇に当たります。
「はぁああっ、だんさまぁ、はぁああっ」
右手に軽く握った男根の先端を上手に親指で撫ぜる沙織。剝いてしまって亀頭を完全露出させた沙織が、親指でそれを撫ぜ、唇を当てがって、口のなかへ含みます。
「おおっ、さおり、なめろ、ほうら、舌をつかえ!」
「ふううっ、うう、ううっ、ふぅうううっ」
ぐちゃぐちゃ、ぺちゃぺちゃ、音を立たせる沙織の口。吸って吐く、息する音が混じり合い、奇妙な音色になっている男の音です。
沙織が口に頬張っている間は、沙織の股間は無防備のまま放置です。口に含ませているときは、乳房弄りです。乳房をだけ揺すってやっても効果はなくて、乳首をつまんでやると沙織は反応します。口に男根を含ませ、乳首をつままれる。開脚でM姿にされたまま、股間は放置されたままです。沙織、乳首からの刺激はかぼそい刺激で、じんじんぴりぴりです。
「ふうう、すうう、ふうう、すうう、うう、ううっ」
「ふふん、もっとしゃぶれ、もっと、しごいて、おおおっ」
平蔵の男根がビンビンに勃起します。そのタイミングで、平蔵が沙織の前にまわります。背凭れ椅子の縁に座り込むんですが、その前にタスキ掛けした兵児帯をゆるめてやります。ゆるめてやって、いっそう股間をひろげさせるのです。
「ほうら、ゆるめてやったぞ、さおり、あしを、ひらいて、そうそう、そうだ!」
中腰になった平蔵が、勃起した男根を、沙織のヴァギナに挿しこんでいきます。
「あっ、あっ、ああっ、だんさま、ああっ!」
ぶすっ、ぶすぶすっ、平蔵の男根が、沙織のヴァギナに挿しこまれだして、一気に沙織の呻き喘ぎが高揚します。中腰の平蔵は、そのまま椅子の座部をまたいで座ります。沙織と向き合い、腰と股間が密着。つまり平蔵の男根が、沙織のヴァギナに挿入された状態。きっちり奥まで挿しこまれている状態です。
「ああああっ、ひぃいい、ひぃいい、だんさまぁ、ひぃいい・・・・」
「おおっ、さおり、いいか、いい気持か、おおおおっ!」
沙織を抱くというよりも背凭れ椅子の背凭れを抱く格好で沙織の股間へ腰を密着させる平蔵。挿しこんだ男根を抜くのは陰茎の半分までで、ぐぐっと埋め込み、腰と尻を左右に上下に、ひねるように動かすんです。そうすると沙織の喜悦が、ずんずんと高まってきます。
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木製の背凭れ椅子に尻を置く沙織。沙織の前に向きあって座る平蔵。ふたたび兵児帯を持った平蔵が、背凭れのうしろに巻きつかせ、沙織の膝ごとタスキ掛けにしていくのです。
「はぁあ、ああっ、だんさまぁ、はぁあああっ」
兵児帯が締められて、沙織の膝が持ち上がり、拡がり、わき腹の横にまで引き上がります。いったん背凭れ椅子から離れた平蔵が、沙織のすがたを正面から、写真に収め、動画に収めます。
「ひゃああん、だんさま、こんなかっこうで、お写真なんてぇ」
「沙織、これは記念写真だ、いい記録になるんだよ!」
「ひぃやぁああん、お写真なんて、ひゃああん」
「ふふん、ええ声だねぇ」
「恥ずかしい、恥ずかしいですぅ」
「ふふふっ、沙織、もっと恥ずかしく、してやろかぃ」
沙織の前に立つ平蔵が邪魔して、沙織には、大きな鏡の中の羞恥姿は見えません。拡げられてしまった太腿です。膝がひろがり脇腹の横です。平蔵は、沙織の腰を抱くようにして臀部を前へ、すらさせます。股間が斜め上向きます。太腿がいっそうひろがり膝へ逆八姿です。ピンクの襦袢がかろうじて肩を隠しているだけです。
「ほうら、沙織、ここ、丸出しだ、ふふ、たんまり、見てやろうね!」
「ああん、いやぁああん、だんさまぁ、ああん!」
ひろげきってしまった太腿はほぼ160度、斜めにもちあがって乳房がその間におかれます。手は括られていないから、乳房に腕を、股間に手をおいて、羞恥に耐えようとする沙織です。羞恥の極みです。
背凭れ椅子に開脚で座らされた沙織の前に、平蔵が、花台になる木の丸椅子を置いて腰かけますき。斜め上向いた沙織の股間が、平蔵の目の前、見下ろすかっこうです。
「さあ、なぶってやるぞ、沙織、ふふ、どうして欲しいんだ」
沙織の160度にもひろげられた太腿の根元、股間にペタンと双方の手の平を置く平蔵です。手の平の人差し指と人差し指の合間に、です。剝き出された沙織の、縦割れ秘唇が、挟まれるのです。
「ひゃああん、ああっ、ひゃああん」
平蔵が、ペタンと置いた手の平を、左右にずらすのです。沙織の秘唇が、めくれてしまいます。縦割れ秘唇、ピンクの谷間が見えてしまいます。
「ほうら、沙織、どうだね、感じるかな、ふふん」
ペタンと置いた左右の手の平、微妙に動かしずらせて、沙織の花芯を触ることなく擦るのです。沙織には、その秘部が擦れる感触で、からだの芯が燃えあがってきます。
「ひぃいい、だんさまぁ、ああっ、ああっ!」
「いいんだろ、沙織、もっと、擦って、やるからなっ!」
秘壺には、とろとろ透明のネバ液が満ちてきます。秘壺の口は斜め上を向いているから、溜まるばかりで、流れ落ちてはきません。
「ほうら、指だ、指で流しだしてやるぞ!」
「ひぃやぁ、ああん、ひぃいっ、ひぃいっ!」
平蔵のごつごつした右の中指一本が、沙織の秘芯へ挿しいれられて、擦られて、秘壺のネバ液が汲みだされます。秘壺から流れしたたるネバ液が、尻を伝って流れてくるのです。
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倉田平蔵の仕事場の一角につくられた三畳分ほどの空間です。背凭れ椅子に長襦袢一枚だけを着けた愛人、沙織32才を座らせ、膝ごと兵児帯でタスキ掛け、膝がひろがり脇腹の横です。その沙織が尻を置く、背凭れ椅子の前に座った平蔵56才が、手を伸ばして沙織を弄っています。指が沙織の秘芯に挿しこまれ、ぐちゅぐちゅと動かされるから、沙織、ヒイヒイハアハアの身悶えで、からだをよじらせます。
「ふふふっ、沙織、泣いているのか、うれしくて!」
「ひゃああん、だんさまぁ、ひぃいい、ひぃいい、ですぅ、ううっ」
「そうか、そうか、この指が、沙織を泣かせているのかい!」
「はぁああ、だめでございますぅ、ああ、もう、だめ、だめぇ」
「ふふふふ、沙織、トロトロだぞ、おお、ヌルヌルだぞ!」
お尻の芯を座部につけ、腰から太腿が逆八姿の沙織です。斜め上向いた股間をひろげられ、秘壺のなかを指でまさぐられるから、その快感たるや見ている男には、想像すらできない快感です。男56才の平蔵は、若い時からみれば性欲は後退しているけれど、そのねちねちと時間をかけて昇らせることにかけて、女の沙織が気絶してしまうほどなのです。
「吸ってやろうか、吸ってやるぞ!」
「はぁああ、だんさまぁ、ひぃやぁああん、ひぃいい、ひぃいい」
「おおおっ、うんめえよ、沙織のお汁ぅ」
平蔵の唇が、沙織の秘芯に吸いついて、じゅるじゅる、甘いネバ液を吸いこんでいくのです。唇と舌で吸いながら拭き取ってやるのです。
「ひぃいいいっ、ひぃいいっ、はぁああっ、ああっ!」
男平蔵はその沙織の身悶えにこころを揺すられます。めくれ上がる秘唇、拡がる秘壺の口、膨れあがる秘壺のうちがわ。女沙織はその平蔵のテクニックに、我を忘れてからだの快に没頭していくのです。沙織には、かって関係を持った誰よりも、平蔵のテクニックに翻弄されてしまうのです。
平蔵が催すのは抱きあう最初からですが、いよいよ男のモノを沙織に弄らせるのは、もう沙織がトロトロになったころからです。背凭れ椅子に開脚M姿で座った沙織の前に立つ平蔵です。ふんどしを外した腰まわり。男のモノがにょっきりと半立ちです。立ち姿の平蔵が、背凭れ椅子の背凭れ、沙織の肩の上部分に左手を、置きます。そうして右手で、自分のブツの根っこを支え、先っちょ亀頭部分を沙織の唇へ当ててやるのです。
「さあ、食え、沙織、おれの竿を食え!」
「むむむむ、うううっ、ふううう、ううっ」
沙織が唇を半開き、そこに平蔵のモノが挿されます。沙織、そのブツを口の中に挿しいれられます。括られていない両手で、平蔵のブツの根元を軽く握って、上半分を口の中です。
「ほうら、沙織、食え、食え、しゃぶれ!」
すぼすぼっ、じゅるじゅるっ、沙織が平蔵の勃起ブツをしゃぶります。顔を前後にスライドさせて、含んだ唇で、竿をしごきます。
「ふううう、すううう、ふうううう、すううう」
「ふふ、うまいか、おれのちんぽ、ふふ、沙織、入れて欲しいか」
「はぁああ、だんさまぁ、いれてほしい、入れて欲しいですぅ」
平蔵のモノを握ったまま、顔を離して上向かせ、平蔵の顔を見ながらのお願いです。平蔵が背凭れ椅子の座部に、沙織とからだを密着させて座ります。座ってから沙織に掛けたタスキを緩めてやります。とはいっても解くのではありません。緩めて沙織の入り口から奥を真っ直ぐにしてやるのです。それから、平蔵の腰からの勃起ブツ、沙織の股間へ挿しいれられて密着なのです。
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背凭れ椅子にお尻をつけた沙織は、膝を拡げて持ち上げられた格好です。背中で交叉させた兵児帯が、肩の上と下から前にまわされます。その兵児帯が沙織の膝ごと、タスキ掛けにされているのです。
「それじゃ、沙織、入れてやるからな、よろこべよ!」
背凭れ椅子の沙織に向きあって尻をおろしていく平蔵。Vの字形になった沙織の太腿から拡がった沙織の膝裏を、肩に担いでやる平蔵です。
「はぁああ、だんさまぁ、はぁああっ、いいっ!」
平蔵が座部に尻をつけながら、腰からの勃起ブツを沙織のヴァギナに、挿しいれてしまうのです。
「ほぉおお、おおっ、沙織、入ったぞぉ、おおっ」
「いい、いい、だんさまぁ、うち、ああ、もう、もう!」
平蔵に突かれて密着させられた沙織が、呻き声をあげます。泣き声になっていきます。女のからだ、その芯をこすられるぐじゅぐじゅ快感です。沙織のからだ、なまのまま、その奥から泣かせるのです。男と女の密着です。男のモノが女のヴァギナに埋め込まれ、引き抜かれ、刺激され
こすられます。
「ほうら、沙織、どうじゃ、いいか、いいのか!」
「はぁああ、ああっ、ひぃいっ、ひぃいっ、だんさまぁ!」
背凭れ椅子に座ったMの字沙織に男根を、正面から挿しこんで、太腿ごと抱いてしまう平蔵です。女の柔肌ぬくもり。しっとり密着する肌の感触。それよりも挿しこんだヴァギナの濡れそぼりが、平蔵を感無量に導いていきます。
平蔵が男根を沙織のヴァギナに挿しこんで、腰を微妙にローリング、引き抜き、挿し入れ、引き抜きと、動かします。
「はぁああ、だんさま、だんさま、はぁああっ」
「うふふふ、沙織、どうじゃ、此処か、此処か!」
「はぁああ、そこ、そこ、そこですぅ、うううっ、ああっ!」
「おおっ、沙織、いいぞ、沙織!」
「はぁああ、だんさま、だんさま、ああっ!」
沙織のからだが内側から瓦解していくのです。とろとろと、蜜汁が、垂れだしてきます。
「ううっ、沙織、いいねぇ、感じろ、ほうら、感じろ、感じろ!」
ヴァギナに男根が挿されたまま、乳房が揉まれます。乳首がつままれ、揉まれます。
「はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、いいっ!」
「ふふふふ、ふふっ、おお沙織、おおおおっ、おおおおっ!」
ぶすっ、ぶすっ、濡れそぼった沙織のヴァギナへ挿しこまれる男根です。平蔵の興奮が沙織に伝わります。沙織の呻き悶えが平蔵を唸らせます。倉田平蔵の織物工房。その一角に作られた愛の巣空間です。長襦袢いちまいで背凭れ椅子に座っている沙織へ、平蔵が性欲の力をふりしぼっているのです。
「おおおおっ、でる、でる、でるぅ、うううっ」
射精の瞬間の痙攣で、沙織も共連れオーガズムに昇っていってしまいます。
「ひぃい、ひぃい、はぁあ、はぁあ]
弄られて、攻められて、悶えと呻き喘ぎのなかで、アクメに達してしまった沙織なのでした。