えろすかろす日記

えろすかろす物語(3)-2-

 7〜11 2015.3.7〜2015.3.16

    

-7-

(2)
倉田平蔵が沙織に和服を着せて織物会館へ赴くと、見物に訪れている観光客が沙織の姿を見て、ひそひそ噂をしているのが、わかります。沙織の身のこなしが潤しく感じられ、そのうえの美貌だから、まるで観光客にはスター扱いなのです。倉田平蔵は56才、織物の図案を描く職人です。平蔵の図案は、女を美しく見せる独特の美意識に裏打ちされて32才の沙織でなくても、それはそれは美しい女となるのです。
「ほうら、沙織、うわさしてるんだよ、美しいってね」
「はぁああ、だんさま、わたしのこと、見てるのね」
「そうだよ、沙織を見てるんだよ、美人だ美人だといって、ね」
「このまえは、裏千家さまにも、そのように褒められて、恥ずかしかった」
多くの女性が美しくなりたいと、衣装や装飾品で美を創ろうと努力します。平蔵には、その女ごころをつかむ特技が備わっているかのように、織られた着物を着た女は、ことごとく美しく変容していくのです。沙織、姓名は大野沙織、32才、趣味で陶芸で器をつくっていて、その色彩は清らかな暖色系で、春の色を表わすのが好評です。陶芸家というには、その素性ではないので趣味の陶芸としているです。
「はぁああ、ちょっと、疲れましたよ、だんさまぁ」
「気が張る相手だったから、ねぇ、ゆっくりしなさい」
仁和街道の千本までタクシーで帰ってきて、そこから路地奥の家へ戻ってきた沙織と平蔵です。沙織が着物の帯を解き、前をはだけさせたところへ平蔵が、うしろから抱いてくるのです。

平蔵は、沙織のすがたを見ていると、無性に抱きたくなってくるのです。56才になったいま、若い時ほどの激しさはないとしても、うずうず感がからだの底から湧いてきて、抱きたくなるのです。女沙織は、そんな平蔵を大切に扱っています。なによりもご飯を食べさせてもらっている感謝。働かなくても好きなことをしていて生きていける、沙織はそのことで基本的に満足しているのです。ただ、条件は、平蔵が求めるままに身を委ねること。それを人はなんというのかわかりませんが、内縁関係ですが、男と女がひとつ屋根の下で、暮らしているのです。
「はぁああ、だんさまぁ、こんなことして、いやぁああん・・・・」
「ふふふふ、沙織、これで疲れを癒してやるよ、いいんだろ?!」
「ああ、だめ、だめ、だめですよぉ」
帯までは解いたけれども着物は着たまま、足袋も穿いたままなのに、沙織、紐パンティバイブレーターを装着させられているのです。きっちり紐のパンティになった紐。その紐の股間にあたる処には、あの性具、バイブレーターが結わえられているのです。そのバイブレーターは男根の形をしていますから、根元が結わえられた先の方は、沙織のヴァギナに挿しこまれ、締め上げられているわけです。
「ああああん、だんさま、だめ、だめ、ひぃいいいっ」
平蔵の握ったスイッチが、オンにされて弱から強へとビビビビビビぃ、です。四畳半の寝間に敷いた布団のうえに倒れ込んでいる沙織は、その振動の衝撃で、仰向いて太腿をひろげ、着物がはだけたその裸体を、のたうたせます。

-8-

バイブレーターのスイッチを切った平蔵が、布団に仰向いて寝そべった沙織を、座椅子に座らせます。四畳半の和室は、仕事場のとなりにある寝室です。座敷机と座椅子があって、寝具としてのセミダブルの布団が敷かれています。そこへ、帯を解かれただけの、まだ着物を着たままの沙織が、太腿をひろげて寝そべっているのです。バイブレーターの根元に巻かれた紐が、パンティ状になったモノを、穿かされた格好の沙織が、ひとしきり呻き悶えたあとです。
「沙織、ここへ座れ」
「はぁああ、だんさま、入ってるモノが窮屈ですぅ・・・・」
「いいから、そのまま、ここに座れ」
紅い上布団がめくられ、白いシーツに覆われた敷布団の真ん中に座椅子が置かれ、ここに座れと言われた沙織です。紐パンティを穿いた格好、ヴァギナにバイブレーターを咥えこんだままだから、思うようには動けません。それでも、寝そべっているからだを起こして、腰から足先をなるべく動かさないようにして、お尻を座椅子の座部に置くんです。
「いいか、沙織、尻をまくって、じか座りだよ」
「はぁああっ、お尻まくって、そのままここに座る、はぁああっ」
織、座椅子に座るときに自分では着ている裾がまくれないから、平蔵が助けてやります。助けるというより、めくってやって、太腿から腰を完全に露出させてしまうのです。沙織は、言われるがまま、為されるがまま、平蔵のやりくちに従っていきます。桃色地に少し濃い目の桃色で桜の花が織りこめられた着物に、桃色地のお襦袢です。帯を解かれているから、胸がはだけて乳房がみえます、乳首すらチラチラ見える32才の沙織です。

平蔵が座椅子のうしろにまわります。あぐら座りさせた沙織をうつむかせます。別に用意した柔らかい女物の兵児帯で、沙織のからだを背中から膝ごとタスキ掛けを施していくのです。
「はぁああ、だんさまぁ、ああん、こんなの、こんなの・・・・」
「ふふ、どうした、沙織、こうしないと、足を閉じてしまうだろ」
「ああ、閉じたりなんかしません、こんなのぉ」
「いやいや、沙織は足を閉じるから、閉じないように開いておくためだ」
あぐら座りで座椅子に座った沙織。うつむかせた上半身が背中から兵児帯をかけられ、前へまわされたときに膝ごと括られてしまって、着物の袖はタスキで引き上がります。腕が露出、着物は横にながされひろがって、足がぜんぶと腰までが完全に露出です。うつむいている沙織の上半身が肩から引き上げられます。すると、沙織の膝がひろがったまま、浮き上がります。
「ほうら、沙織、どうだ、起きたぞ、顔をあげろ」
「ああっ、あああん・・・・」
「いいだろ、ほうら、鏡を見てみろ、沙織、いい格好だ」
「はぁああ、こんなかっこう、いやぁああ・・・・」
背凭れ部分が一段後ろへ、倒されます。その倒れに従って沙織の背中が後ろへ倒れてしまいます。
「ほうら、沙織、できあがったぞ、ふふ、前から、見てやるから、なっ」
「ああん、だんさまぁ、恥ずかしい、こんなかっこう、恥ずかしい・・・・」
沙織の顔が赤らみます。恥じらいの顔色です。白いシーツの敷布団、ふわふわしたその上に、置かれている安楽座椅子です。沙織は、膝ごとのタスキ掛けだから、膝をひろげ、持ち上げられた格好です。そうして右太腿と左太腿の間、股間にはバイブレーターが挿されていて、落ちないように紐パンティなのです。平蔵は、美しい沙織を、こうしてたっぷりと、弄ってやるのです。

-9-

安楽座椅子にお尻を置かされた沙織は、膝ごとのタスキ掛けだから、股間が斜め上向いて開いています。バイブレーターの真っ直ぐに対して、膣が入口から子宮にかけて屈折しているので、上半身を倒してやらないと、沙織はこらえきれなくなります。上半身を45度に倒してやって、膝と肩の間をとってやると、膣にはいったバイブレーターが、子宮口にまで収まるのです。
「ひやぁああん、だんさまぁ、ああっ」
「どうした、沙織、スイッチ、入れてやるよ、いいな」
「はぁああ、ああっ、ひやぁああん」
「いいだろ、沙織、うれしいか、うれしいんだろ!」
びびびび、びびびび、平蔵が握ったバイブのスイッチを入れ、くねらせ動かします。くぐもったモーターの音が洩れてきます。沙織が、からだを揺すって反応します。
「はぁああ、だんさまぁ、ひぃやぁああん」
「うれしかったら、うれしいと、言え、沙織!」
平蔵の前で、沙織が呻き悶えます。膣の奥で振動するバイブレーターが、女のからだの中心を、擽って、痺れさせているのです。
「ひぃいい、ああ、ああん、うれしいいいい、ですぅ、ううううっ」
四畳半の寝室、セミダブルの布団にのせられた座椅子に座った沙織。兵児帯で膝ごとタスキ掛けされて開脚姿の沙織。平蔵の手によって、バイブレーターの振動で、快楽へと導かれているところなのです。

32才の沙織に、56才の平蔵です。女盛りを迎えた沙織と、精力が衰え始めた平蔵が、男と女の関係に、道具を使って快楽を求めているところです。四畳半の寝室は、男と女が交わる処です。セミダブルの布団、電気スタンド、化粧台に鏡、床の間には椿の花の掛軸が掛けられています。そこそこ沙織が情欲してくると、平蔵が見て弄って溜めこんだ性欲を、こんどは平蔵が自身の一物で、沙織のからだに注いでやります。
「だんさまぁ、してあげます、してあげますぅ」
「そうだな、沙織、おれのもの、咥えて、おくれ」
バイブレーターをはずされた沙織が、平蔵の持ち物を勃起させていきます。布団のうえに座った平蔵の、腰の真ん中へ手を伸ばした沙織が、一物の根っこを握り、顔を近づけ、口のなかへ挿しこみ、頬張るのです。
「おお、沙織、いいぞ、いいぞ、なめろ、なめておくれ」
「ふうう、うぐうぐ、ふううう」
ぺちゃぺちゃ、ぐちゃぐちゃと音を立て、さも美味しそうにしゃぶっている沙織は、すでに全裸です。平蔵も全裸になって、交わります。平蔵が好きな体位は、沙織を騎上位にさせることです。
「はぁああ、だんさまぁ、入れちゃって、いいいっ?」
「いいよ、沙織、馬乗りになっておくれ」
「だんさまぁ、はぁああ、またいでいい?」
「またいでいいよ、またぐときに入れる、ほら」
平蔵が仰向いて寝そべり、沙織が平蔵の腰をまたぎます。またぎながら平蔵の一物を、膣に挿しこんでしまうのです。
「入るぞ、そのまま、尻、おろせ」
「はぁああ、ううっ、いいいいっ!」
平蔵の腰をまたいだ沙織、股間をきっちり腰にくっつけ、男のモノをヴァギナに咥えさせてしまったのです。

-10-

四畳半の和室、セミダブルのふわふわ布団は、男と女が情を交わして盛る場です。性器が性器にはまりこみ、擦られて、快感がからだの内側からひろがっていくのです。仰向いて寝そべった平蔵の、腰をまたいだ沙織が股間を密着です。
「おおっ、おおっ、沙織ぃ、いいぞ、いいぞ」
「はぁああ、ああん、だんさまぁ、ああん、ひぃいいっ」
「もっと、こすれ、ほうら、もっと、もっと」
「はぁああ、こう、こう、こうですかぁ」
「そうだ、ううっ、いいぞ、いいぞ」
ぶちゅぶちゅ、沙織のヴァギナのなかで平蔵のペニスがこすられて、濡れそぼった音が洩れでてきます。四畳半の和室は、平蔵と沙織の寝室です。赤い柄の掛布団は花嫁道具ひとつです。沙織は花嫁ではなかったけれど、いっしょに棲むようになって平蔵が買い求めたのです。それからは、この四畳半の和室と、平蔵の作業場の一角とが、交情の場となるのでした。騎上位の沙織には、平蔵の勃起ペニスが何よりの好物です。ヴァギナに挿しこみ、自由自在に操る沙織の腰に、平蔵が翻弄されるのです。
「はぁああ、だんさまぁ、ひぃいい、ひぃいい!」
「いいぞ、いいぞ、沙織、もっとこすれ、もっとこすれ!」
「はぁあああ、あああん!」
「おおっ、ストップ、ストップだぁ」
平蔵が催してきたから、このままでは射精で終わってしまうから、止めさせるのです。

沙織の動きが止ります。平蔵が沙織の乳房に手を置いて、揉み上げ、それから離して、腰をあげさせます。
「ほうら、腰、あげろ、ほうら」
「はぁああ、だんさまぁ、あげるぅ、ううっ」
平蔵の腰をまたいでいる沙織に、腰をあげさせ、尻をあげさせ、挿入されていたペニスを抜かせます。抜くときにはスポンと音が醸され、ペニスは濡れそぼっています。
「「尻をあげたまま、上げたままだ」
沙織の上半身が平蔵のうえにおとされ、太腿をもちあげた尻が持ち上げられます。平蔵の腰をまたいだまま太腿をひろげたまま、膝から足首を、敷布団のシーツに置いている格好です。平蔵が左手を沙織の乳房に当ててやり、右手を沙織の股間に伸ばします。右手の中指が、沙織のヴァギナに挿しこまれます。人差し指と薬指で陰唇が挟まれます。そうして、平蔵は手の感覚で、濡れそぼった沙織のヴァギナを擦っていってやるのです。
「じっとしてろ、沙織、指でこすってやるから、なっ」
「はぁああ、ああっ、ああああっ、だんさまぁ」
「いいのか、いいのか、いい気持なのか」
「いいっ、いいっ、いいですぅ」
「いいかの、そんなにいいのか、沙織ぃ」
「はぁああ、ひぃいい、いいですぅ」
ヌルヌルになった沙織のヴァギナから、平蔵の指が抜かれてしまいます。
「ほうら、このまま、おれの顔へ当てて、こするんだ」
「はぁああ、だんさまの、お顔へ、あああん!」
沙織の股間が、前へずらされ、平蔵の顔のうえにきます。そうして沙織が、平蔵の顔面へ、柔らかくて濡れそぼってしまった股間を、こすりつけてしまうのです。

-11-

沙織が股間を平蔵の顔にこすりつけながら、起こした裸の上半身をくねらせます。
「はぁああ、ああっ、はぁああ、ああっ」
ため息のようなむせび声を洩らしながら、お尻を、お腰を、こころもち前へ後ろへとずらします。
「ふうう、ふううう、うう、ふうう」
沙織の股間を当てられている平蔵は、その股間の圧迫に息を止められる感じで、苦し紛れに呻きます。それでも当てられた股間を、唇に受けとめ、沙織の恥唇を吸ってやります。顔を揺すって股間を刺激してやります。そうして舌を突き出して、沙織の恥唇を開いてやって、じゅるじゅるの中へと挿してやるのです。
「はぁああ、ああん、だんさまぁ、あああん」
平蔵の舌を受け入れて、沙織の悶えはいっそう増します。平蔵の顔から股間を離して、ずりさがります。そうしてふたたび平蔵の腰をまたぐ格好で、男のモノをヴァギナに、咥えこむのです。
「おおっ、沙織、入れろ、入れて、降ろせ!」
「はぁああ、入れて、降ろす、はぁああっ!」
弄って平蔵のモノを探しあて、そのままぶすぶすと挿しこんでしまう沙織。挿しこむなり充満してくる快感に、ひいひいのお声をあげて呻きます。
「いいぞ、いいぞ、沙織、頭だけ残して、そのまま、ストップだ」
「はぁああ、だんさまぁ、このまま、すとっぷぅ」
腰をあげ、尻をあげ、中腰になった沙織が、上半身を平蔵にかぶせます。

四畳半の寝間、布団のうえは裸の平蔵と沙織が交合の真っ最中です。寝そべった平蔵に沙織がまたがり、平蔵のペニスを沙織がヴァギナに受け入れています。
「おおっ、おろせっ」
沙織の腰に手をあてた平蔵、手に力をいれて降ろしながら、尻を降ろせと声掛けです。亀頭だけ咥えた沙織は、そのまま一気に尻を落とします。
「ひぃいい、いいっ!」
ぶすぶすっ、平蔵のモノが一気に入ってきて沙織、顔をしかめて、喜悦の感覚に浸ります。
「ううっ、うごかせ、沙織っ、おおっ、尻をずらして、こするんだ」
平蔵が両手を沙織の腰に置き、後ろへ前へと誘導します。沙織はその微妙な指示にしたがって、お尻を股間を、前後にこすります。こすってそのままお尻をもちあげ、ストップさせる沙織、32才です。平蔵のモノを抜いてはいけません。頭を挿したまま、ストップさせておくのです。
「はぁああ、だんさまぁ、ああん」
「おおおっ、沙織、いいきもちだね、ほうら、おろせ!」
「ああっ、ひぃいい、ひぃいいっ!」
「こすれ、こすれ、ほうら、あげろ!」
股間を平蔵の腰に密着させているときは、ペニスがヴァギナに挿入されて密着状態。あげろ、の合図で尻をもちあげ、頭を残すところまで抜いてしまうのです。もう、沙織、ヒイヒイ、自分で動くことができないほどに、上気してしまって、めろめろです。最後には平蔵が、尻を持ち上げさせたまま、下から突いて突いて突いてやって、いよいよ登るときには密着でこすらせていくのです。沙織のオーガズムは小水をこぼします。平蔵は最後の力をふりしぼり、からだの奥から精子を放出させるのでした。








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最新更新日 2015.3.17


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