佳織の淫らな体験-4-
  25~32 2019.4.2~2019.4.12

 

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もうどれだけの時間が経ったのか、どれだけの日が過ぎたのか、監禁される佳織にはわからなくなっています。男三人グループに拉致され連れ込まれてきたマンションが、何処にあるのかも佳織にはわかりません。大学で顔見知りの先輩小椋啓介が、佳織には唯一の世間とのつながりです。この啓介が佳織になりすまし、佳織のスマホを操作して、LINEで、ツイッターで、と友達と情報交換しているのです。佳織が所在不明になっていることなど、だれも知りません。
「おれは佳織の手足を括って、犯してやりたい、分かるかな」
調教師を自認する明夫が、直人の続きで、佳織とセックスするんです。マットに仰向いて寝た佳織です。首輪から20㎝の鎖で手首を括った全裸の佳織。その膝の上部に皮ベルトを巻いて、手首と一緒にして留めます。
「はぁああ、いやぁあん、ああん、いやぁああん」
膝が持ち上げられ、首輪から20㎝にまで近づけられた佳織が、呻きます。仰向いたまま、膝をひろげられてしまう佳織。明夫は、ちんぽが挿入しやすいように、仰向く佳織の背中の腰にクッションを入れ、臀部を持ちあげさせたのです。
「いいだろ、佳織、いい格好だぜ、おめこ丸出しだ、ふふふふっ」
明夫が佳織の股の前に膝立て座りになります。佳織の膝に手の平をかぶせ、左右にひろげてやります。
「ああああん、いやぁああん」
下半身を剥きだした明夫のちんぽは、もう勃起しています。斜め上向かせた佳織のおめこへ、勃起ちんぽの亀頭を入れこんだのです。佳織が顔を横にして、いやいやをします。明夫は、容赦なく、勃起させたちんぽを、ぶすぶすっと15㎝の根元まで、挿し込んでしまいます。
「ひやぁああん、いや、いや、ひやぁああん」
明夫が挿し込んだ勃起ちんぽを、佳織から抜き、亀頭だけを残してストップさせます。数秒、亀頭だけ挿し込んで静止して、ぶすぶすっ、15㎝勃起ちんぽの根元まで、きっちりと挿し込んで、腰を揺すります。
「おおおおおっ、佳織、いいねぇ、きっちり、ヌレヌレ、おめこ、いいねぇ」
「ひぃいいっ、ひやぁああっ、ひやっ、ひやっ、ひやああん」
おめこに挿し込まれた勃起ちんぽで、明夫が腰をゆすってこすりあげるから、佳織には、からだの芯から疼かされるのです。ヌルヌルの感触で、佳織は、得体の知れない快感に、呻き悶えるのです。男の明夫には、たまらない快感です。勃起ちんぽの感触と、気持ちを撫ぜられる快感で、男の情欲が燃え上がるのです。
「いいねぇ、いいよぉ、佳織ぃ、おめこ、最高だよぉ」
勃起ちんぽの根元まで、きっちりと挿し込んで、ゆっくり抜いて、一気に挿し込む明夫のテクニックです。大学生の佳織、ずんずん性の快楽、深みにはまっていきます。もう、とろとろ、からだのなかが萌え萌え、気が遠くなりそうに快楽です。佳織の喜悦声が羞恥部屋に響いています、イク寸前です。

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明夫の佳織を従順にさせるテクニックは、セックスが快楽だということを覚えさせることにあります。ここへ連れてきて、媚薬を飲ませてのセックスで、敏感に快楽を教え込むのです。佳織、ずんずんと快楽に没頭しだします。時間が経つにつれ、男たちのいいなりになってきているのです。
「ああん、ひぃいい、ひぃいい」
手首と膝を一緒に括られ、首輪と膝には20㎝の鎖。仰向けにされ、腰にクッションを入れられ、お尻をマットから浮かせる格好で、太腿がひろげられている佳織です。男がいちばん喜ぶ女の個所が、丸出しにされているのです。
「ほうら、ちんぽだ、佳織、男のちんぽだ、好きになれよ、ほうら」
「ひゃああん、ひぃいいっ、いぃいいっ、ひゃああん」
マットに仰向いて、お尻を持ち上げられ、太腿をひろげられている佳織。明夫が佳織にかぶさり、膣に勃起ちんぽを挿し込み、腰を使ってぐじゅぐじゅ、じゅぱじゅぱ、おめこのなかを擦っているのです。佳織は、快楽のなか、ずんずんと突きあがってくる快感に、ヒイヒイと我を忘れていきます。
「いくぞ、ほうら、佳織、ちんぽだ、ほうら」
膣に挿した勃起ちんぽのカリ首までを抜いて、亀頭だけを残す明夫。残すもすぐに陰茎を、治癒の奥にまで挿入してやる明夫です。佳織は、もう、膣からは、とろとろの蜜を汲み出して、ヌルヌルです。
「はぁああ、ひぃいいっ、ひぃいいいっ」
顔をしかめ、喜悦をかみしめる佳織。おめこがピクンピクン、ぎゅっと締まって勃起ちんぽに絡まります。明夫は吸いつく佳織のおめこに興奮です。
「いいねぇ、いいわぁ、佳織、最高だぜ、いいおめこだぜ」
「いやぁああ、ひぃいいっ、ひやぁああ、ひぃいいっ」
羞恥部屋のマットの上です。大学生の佳織が、29歳調教師の明夫に、ナマちんぽ責めを施されているのです。明夫が勃起ちんぽを佳織から抜きだし、素早くスキンをかぶせます。かぶせると同時に、そのままぶすぶすと挿入です。
「おおおおっ、佳織、イケよ、イケ、イケ、おおおおっ」
「ひやぁああっ、ひやあっ、ひやあっ、いぐ、いぐ、ひぃいいっ」
ぶすぶす、ぶすぶす、明夫のピストン運動、スピードが上がります。ぶすぶす、ぶすぶす、しだいに明夫の顔つきが険しくなります。佳織は、声が呻きの声が高鳴って、アクメを迎えていきます。
「ひぃいいいっ、ひぃいいいっ、ひぃいいいい~~~っ!」
明夫が射精を終えたときには、佳織、もうぐったり、アクメを迎えてしまったのです。佳織、鎖を外され、首輪、手枷、足枷はハメたまま、台車にのった背凭れ椅子に座らされます。台車のまま、檻部屋へと運ばれ、体力の回復を待って、次の出番なのです。

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<檻の中>
佳織が連れ込まれている処は「情欲の館」と呼んでいるマンションの一角です。畳八枚分の羞恥部屋。これに隣接する八畳の鑑賞部屋。16畳のリビング。仕切りを外せば32畳分の広さでエロスショーが催せます。檻部屋は、その奥に設えられた小部屋で、三畳の間に二畳の檻。隣接するドアのあけると四畳半のバスルームです。
「ああ、どうして、わたし、こんなところに、来てるのかしら」
佳織の記憶は、大学で源氏物語講義を受けて、友達数人と喫茶ルームでおしゃべりして、川端通りを歩いていたところで、記憶が途絶えているのです。
「裸よ、男たちに犯されていたのよ、可愛そうなわたし、でも、悪い人じゃない」
恥ずかしい処を、ビデオに撮られて、作品をつくるためだと言われて、囲われてしまった佳織です。二畳の檻の中は、マットが敷かれていて、暖かいです。窓は高いところにあって光は射しこんできますが、外を見ることができません。監視カメラがつけられているのがわかります。台車に乗せられた黒革張りの背凭れ椅子が、檻の外の壁際に置かれています。ドアがあり、その横には鏡が張られていて、佳織には檻の中の自分を見ることができます。
「元気が戻ったようだな、佳織」
ドアが開いて、明夫が檻の前にきて、マットにおんな座りする佳織を見ます。佳織は、ハッと気づいて、おもわず胸に腕をおき乳房を隠します。
「いい女だねぇ、佳織、いつ見ても、いい体だ、男心を魅了するんだねぇ」
佳織は顔を伏せ、明夫と目線が会わないようにして、前かがみ、肩をすぼめます。明夫が檻の中の佳織に、錠を外し、出るようにと手で合図します。逆らうわけにはいきません。佳織は、乳房を腕で隠したまま、檻の外へでます。檻の外とはいっても畳一枚分です。背凭れ椅子に座るように言われ、佳織は従順に座ります。
「いいか、佳織、おれが、おまえを、仕込んでやるんだよ、いい女にだよ」
「はい、ああ、わたし、いつ、ここから、出してもらえるんですか」
「従順になって、呼べばいつでも来れるようになったら、出してやるよ」
「どういうことですか、わたし、帰りたい、お部屋に、帰りたいです」
「心配するな、そのうち出してやるから、心配するな」
明夫は、悪い人じゃなさそうだとは、佳織の印象です。顔見知りの啓介も悪人じゃなさそうです。リーダーの直人だって、佳織の印象では、そんなに悪い人には見えません。もう、佳織は、すっかり、男たちに洗脳されているんです。セックスフレンドにされているんです。

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檻から出された佳織が、台車に乗せられた背凭れ椅子に座ります。座ったまま移動させることができる革張り背凭れ椅子です。
「いいな、佳織、おれのことを、御主人様と呼ぶんだ、わかるよな」
「ええっ、御主人様って、お呼びするんですか、ええっ」
「そうだ、おれは、佳織の御主人様だ、おまえはおれに飼われるメス猫だ」
「わたし、飼われる、メス猫、ですかぁ、メス猫、メス猫・・・・」
「たっぷり、可愛がってやるぜ、たっぷり、歓ばせてやるぜ」
29歳の明夫は、専属の調教師。ここへ連れ込んできた女子を仕込んで、歓び感じるセックス女に仕立てあげるのが仕事です。全裸の佳織が、首輪をつけられます。新しい首輪は赤い皮の1㎝幅です。小さな鈴が二個付いていて体が動くと、チリン、チリン、と可愛くて透きとおった音色を奏でます。
「この椅子は、本番では、見世物に使う、いいな」
「ええっ、見世物って?、どゆうことですかぁ」
「落合佳織は、メス猫だ、股を開かれ、男の前に回覧される、ということだ」
佳織は、二十歳の大学生身分です。学校ではアイドル的評判の美貌をもつ佳織です。裸にしてみれば、胸も臀部も立派なもので、プロポーションは抜群です。
「さあ、あしをアームに乗せろ、ほうら」
背凭れ椅子には、アームが二つ付けられています。二つに折れる箇所、膝の裏が乗せられる処はU字の皿になっています。二つのアームは持ちあげることができます。最大160度に広げることができます。アームだけではありません。背凭れの上部両端に、円状5㎝の金属ワッパが付けられていて、手首を拘束することができます。
「あああん、あし、のせる、はぁああっ」
佳織は言われるまま、閉じたアームの皿部に、足を太腿から膝を置きます。壁に張られた鏡が、目の前にくるよう椅子が回転させられ、佳織、自分の姿を、まともに、正面姿で、見せられてしまったのです。
「ああっ、こんなの、恥ずかしいです、御主人様、恥ずかしい・・・・」
自由になる右手で、陰毛から股を隠します。左手で乳房を隠します。自分の体を鏡の中に見て、恥ずかしい気持ちの満たされます。明夫が、見ているから、恥ずかしいのです。
「手で隠すな、隠すなら、手を使えないように、してやるぞ」
鏡に映る佳織の横に立つ明夫が、鏡の中の佳織を見つめて言います。檻と鏡との間に置かれたアーム付き背凭れ椅子が占める広さは畳半分です。佳織が調教を受ける明夫との密室です。佳織は、手首を頭の横に拘束され、太腿の根元から膝までが、30度もちあげられます。背凭れは後へ、15度倒されます。太腿から膝を開く角度は、ひとまず30度です。もう佳織、御主人様となった明夫に、従って快楽を享受するしかありません。

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皮張りの背凭れ椅子に座らされ、足をひらいてアームの皿に膝裏をのせられている佳織です。狭い檻部屋の空間です。明夫が、大学生の佳織を、セックス三昧でメロメロにさせていくのです。
「ふふっ、佳織、この椅子は、ハジイス、恥椅子って呼んでるんだよ、恥椅子」
「ああん、そんな名前、恥ぃです、ああん」
「佳織は、おめこも、乳房も、腋の下も、ほうら、露出して、鏡に映して、見る」
「ああん、こんな格好、恥ずかしい、恥ずかしいです」
「男が見るんだ、佳織には、見られて、恥ずかしがる椅子だ」
佳織が身につけているのは赤い首輪と二つの小さな鈴だけです。もちろんショータームで、男の前に晒されるときには、ヘアーカットの時のように前掛けをまとい、観客となる男の前で、めくられる、という演出がなされます。そのエロスショーの内容は、佳織には、まだいまのところ、知る由もないのです。
「ああん、御主人様、あっ、あっ、いやぁああん」
30度にひろげた太腿が、ぐいっ、ぐいっ、と直角90度にまでひろげられ、股が前へせり出されたのです。目の前の鏡に、恥ずかしい処が開帳され、映されたのを佳織に見せられます。調教師の明夫が見ていると思うだけで、佳織は赤面、恥じらい、呻き声を洩らしてしまいます。
「ひらいて、みてみようか、佳織のおめこ」
佳織の左横に立っている明夫が、尻穴のほうからと、陰毛のほうから、下からと上から、手を入れてきて、陰唇をひろげるのです。
「ああん、いや、いや、ああん、だめですぅ、ああん」
手首が背凭れ上部の両端に、ベルトで結わえられているから、降ろして隠すことができません。太腿を90度ひらいた股に、明夫の手指が上下からはいって、左右の陰唇がめくりあげられ、女の性器の外形が現わにされたのです。
「いいねぇ、佳織、ほうら、見てみろ、おめこ、うちがわ、ピンク、じゃないか」
陰毛が生える恥丘のした、クリトリスが現わされ、膣前庭が現わされ、膣口がひろげられてしまった佳織。白い太腿が眩い佳織の恥部。ぱっくりとひろげられ、鏡に映されているのです。
「そうだね、佳織、道具を使う前に、男の指で、弄ってやるよ、奥まで、なっ」
明夫は、佳織の膣の中へは、自分の指を挿入し、佳織の恥部の奥の奥、その蠢き具合を感じ取るというのです。佳織は、恥椅子に座らされたまま、明夫の膣責めテクニックで、喜悦に翻弄されていくのです。

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恥椅子に座らされている全裸の佳織。太腿が90度開かれ、膝まで30度持ち上がったアームの皿に膝が乗せられ、上半身は後ろへ15度倒され、佳織、恥ずかしい処を、ひろげられ、鏡に映されているのです。
「いいな、佳織、この、ピンクの、おめこに、おれの、指を、入れてやるからな」
佳織が座る恥椅子にの横から、佳織に向き合う明夫です。利き手が右の明夫は、佳織の右横にパンツ一枚姿で立ちます。
「ああん、御主人様ぁ、ああん」
佳織が、明夫のさしだした二本の指を見て、顔をそむけます。明夫が、鏡に映る佳織を右に見て、左には佳織のナマの裸体を見るのです。
「まずは、いっぽん、中指だな、佳織」
左手で背凭れを抱いて、右手は中指を立て、佳織に見せ、臍の下に当ててやります。明夫は右手中指、その腹を、臍下から陰毛のおろします。陰毛から90度にひろげた股におろして陰唇を、めくり退け、膣口へ、中指の腹を上にして、挿入してやります。
「あん、ああん、いやぁああん」
手を頭の横に拘束されている佳織は、明夫の指が挿し込まれる恥部の感覚に、声をあげてしまいます。明夫は、裸体をひらかせた佳織を弄るのに、快感を覚えます。佳織が甘く反応してくると、愛らしく思います。
「いいだろ、指、いっぽん、捏ねれあげようね、おめこの、なか、ほうら」
「ああん、いやぁああ、ああん、だめ、ああ、だめ、ああん」
明夫が中指いっぽんだけ、膣に挿し込んでいて、襞を弄って刺激してくるのです。佳織は、腰を揺すります。としても90度にひろげられた太腿を閉じることができません。いつの間にか、明夫の左手が、右の乳房にかぶせられ、撫ぜられ、揉まれだしているのです。
「おおっ、おおっ、佳織、濡れだしてきたね、膣のなか、ふふふっ」
「はぁああん、ひゃああん、そんなことぉ、ああっ、ひゃああん」
「おおっ、奥まで、届かそうか、おれの中指、おおおおっ」
明夫が、中指を、手の平ひらいて、指を軽くまげ、中指だけを立てきって、根元まで挿し込んでしまいます。
「ああん、いやぁああん、あん、あん、ひゃああん」
佳織、奥まで指を挿し込まれ、子宮口まで届かされ、子宮口のまわりを撫ぜられて、からだの芯が疼きます。じゅくじゅくな感覚がやってきます。
「あああああっ、ああん」
佳織は、90度にひろげた太腿を、もっと、おもっきり開きたい感覚です。明夫は、大学生、二十歳の佳織が、体の奥の方で萌えだしているのを感じとります。トロトロのヌル水が、わき出てくるのがその証拠です。佳織、呻きます、悶えます、男の指一本に翻弄されているのです。

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右手の中指一本から、人差し指もいっしょに、膣へ入れてやる明夫。恥椅子に開脚座りの佳織には、この指責めがいちばんの屈辱です。乳房もいっしょに弄られるといても、感じてしまうのは、膣の奥だからです。
「ああっ、ああっ、はぁああっ、あっあん」
「いいだろ、佳織、指責め、ふふふふっ、たっぷり、弄ってやるよ」
中指と人差し指が、膣の中で、別の動きをするのです。明夫のテクニックです。膣襞を擦るのです。膣の入り口近く、中程、奥の方、佳織の体の右横と左横、上と下、それぞれに入り口、中程、奥は子宮口のまわりを、です。
「ひぃいいっ、ひやぁああっ、ひぃいいいっ」
膣襞を弄られている佳織は、おおきな渦に巻き込まれるような快感を感じます。奥が痺れる、からだの奥の奥が痺れてきます。
「ふふふふ、濡らせよ、たっぷり、おめこ汁を垂らすんだ、ほうら」
「ひゃああん、だめ、ああ、ひぃいいっ」
明夫の中指、その腹が、佳織の膣の中ほど、上あたりのざらざらを、撫ぜてやるのです。
「佳織、ここ、Gスポットだ、ざらざら、とろとろ、弄ってやろうね」
「ひゃああん、ひぃいいっ、だめ、そこ、ああああっ」
佳織は、とてつもなく快感のるつぼにはまってしまいます。泥沼ではなくて蜜沼です。とろとろ、体がとろけていく感覚の佳織。二十歳の学生が、古典文学を学ぶ女子学生が、性感帯Gスポットを刺激され、とんでもない快感を味わうのです。もう、忘れられない、快感。なんともいえない快感です。
「いくかい、佳織、ここで、イッテ、しまうかい」
明夫が、佳織の虚ろな顔を見て、やんわりと言ってやります。
「はぁああっ、いや、いや、いやですぅ」
右手の指を膣に挿しこまれたままの佳織が、小刻みに顔を横にふります。アクメへイクとかイかないとか、そんな判断もままならない濡れ方の佳織です。
「そうだな、乳首もまだ、そんなに起ってないな、もう少しだな」
明夫は、佳織に声をかけてやるのは、意識を戻させるのと羞恥心を呼びこさせるためです。全裸にされた佳織が、鏡の前で自分の羞恥を見せられながら、快楽のなかを泳がされます。
「ひぃいいっ、ひぃいいっ、いや、いや、ひぃやぁあ、ああん」
左右の手首を、背凭れの上、両端に、ベルトで留められている佳織です。15度後ろに傾いた上半身です。太腿を90度直角にひろげられ、膝まで30度の角度で持ち上がり、膝はアームの皿にのせています。
「まだ、イキたくない、かわいいねぇ、もっと、よろこびたいのかい」
「ああ、いや、いや、いい、いい、いきそお、いきそお、おおっ」
佳織が昇天、アクメに昇ってイキそうなのがわかって、明夫は、イカさないように、指を膣から抜いてストップです。

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恥椅子に開脚座りの佳織には、明夫の指二本膣責めで、気が狂わんばかりに呻き喘いでしまいます。大学で古典文学を研究する二十歳の佳織です。硬い蕾を男の指でほぐされて、アヘアヘ、たまらなく身悶えしています。
「ああっ、ひゃあっ、ひゃああん」
「ほうら、佳織のGスポだな、呻いていいんだぜ、ほうら」
「ひゃああん、だめ、ああ、だめ、そこ、だめ、ひゃああん」
「もっと、わめけ、ほうら、ここは、子宮口だな、いいだろ、ほうらぁ」
「あああん、ひぃいい、いい、ああ、ひぃいいっ」
「ふふふふ、佳織、かわいいなぁ、むしゃぶりつきたいねぇ」
「ああん、いやぁあん、そこ、だめ、だめぇ」
「ちんぽ責めもいいが、指責めは、女体鑑賞付きだからな」
「はぁああ、ひや、ひや、ひやぁああん」
「乳首も、起ってきてるよ、佳織、膣も膨らんできてるよ、いいねぇ」
佳織の膣に挿しこまれた明夫の指二本。右手の人差し指と中指です。中指の腹でGスポットをこすってやり、子宮口の小丘のまわりを人差し指の腹でなぞってやるのです。
「ひやぁあん、ひぃいいっ、ああ、だめ、ひぃいいっ」
90度にほろげた股の真ん中、陰唇を割って挿しこまれた指二本、とろとろと佳織が体液を洩らしてきます。
「いいねぇ、佳織、だいぶん、仕上がってきたな、イキたいか」
「はぁああっ、イカセて、イカセて、もうイカセてください、おねがい、いっ」
体の奥の気持ちよさに、顔をしかめて、目をつむり、顔の横にある手の指を握ってしまう佳織。明夫のことばに反応していきます。檻の横の狭い空間です。鏡を前にして佳織、呻き、喘ぎ、悶えてしまうのです。もう、我を忘れ、体の快感にだけ気持ちが集中します。明夫は、ゆっくり、ゆっくり、佳織の高揚を確かめながら、アクメを迎えさせていきます。
「Gスポと子宮口だな、佳織、わかるかい、弄られている処が、わかるかい」
「ひゃああ、いやん、いや、いや、ああっ、いく、いく、いくぅ」
「ふふふふふ、イッテもいいぜ、佳織、ほうら、ほうら、イッテもいいんだぜ」
「いく、いく、いや、いや、いやぁああ、イク、イク、イクぅうううう~~!」
佳織、太腿が痙攣しだして、陰唇をふくらませ、膣口を膨張させて開けきり、とろとろの体液を流れ出させて、オーガズムを迎えてしまいます。
「ああああ~~~~っ!」
ぴしゅん、ぴしゅん、お小水を飛ばしてしまう佳織。トロトロの透明粘液が膣口から溢れて、お尻の窄みを濡らしてしまいます。アクメを迎えた佳織は、明夫に抱きかかえられて、檻の中に戻ります。











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佳織の淫らな体験






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佳織の淫らな体験-1-

佳織の淫らな体験-2-

佳織の淫らな体験-3-

佳織の淫らな体験-4-

佳織の淫らな体験-5-