耽美試行

はなものがたり(1)-2-

 7〜12 2015.1.31〜2015.2.12

    

-7-

 島津美術財団は島津幸一が副理事長で、島津織物の七階建て社屋の一階と二階を展示室として、ギャラリー運営をしています。理事長は島津織物株式会社会長の父、島津藤吾ですが、すでに現場からはなれてもっぱらロビー活動に専念です。ライオンズクラブの顔役でもあり、京都の伝統産業、織物業界では著名な存在です。親がいて子がいる。代々引き継いだ織物の問屋業も産業構造の変化で、曲がり角にきているとはいわれるけれど、島津織物も例外ではなく、最近は不景気のこともあって、かんばしくはありません。暗い話をしていてもしかたがないからと、島津美術財団副理事長の幸一は、若き芸術家を集めて、この地を活性化させようとの思いに溢れています。
「西尾くんは、村上真衣とのコラボ、二人展をやらないか」
島津幸一が西尾達也の訪問をうけて、ギャラリーのソファーに座って雑談のなかで、話題としたところです。日本画の新進作家西尾達也は三十前、芸大を出て、島津織物の絵柄を描く仕事を請け負いながら画家の道を模索している青年です。幸一がいう村上真衣は陶芸家、俗に云う良家のお嬢さんが通う短大を卒業して、そのまま陶芸の道を進みたいという二十代半ばの女子です。
「そうですね、真衣くんとなら、ぼくの絵、合うかもしれませんね」
「まるで真珠の輝きのような陶器だから、西尾くんの画風と合うんだよ、きっと」
「で、その作品は、島津美術財団にコレクションされる、ということですよね」
「そうだよ」
「うれしいなぁ、島津社長さん、ありがとうございます」
若い作家が育っていくための土壌をつくらないと芸術は育たない、幸一はかねてからそのように考えて、それなりに若い芸術家に場を提供してきたところです。

 上品なオーバーコートを折りたたんで横に置いて座る村上真衣の姿を、テーブルを介して見つめる島津幸一です。
「麻衣ちゃんの陶芸には、光り輝く魅力があるんだと思うよ」
「はぁああ、そうですか、そうですかねぇ」
「ほら、このまえ、新聞記事にしてもらったでしょ、そのふれこみで」
「まだまだですよ、わたしの陶器なんか、そんなに実力ないのに・・・・」
「そうじゃないよ、価値は他人が決めること、真衣ちゃんはそれに乗ればいい」
西尾達也とのコラボ展を企画するため、村上真衣に財団のギャラリーを訪問してもらって、会話中です。幸一が真衣を大事にする目的は、村上真衣の美しさを、自分のモノにしたいという欲望にあります。柔らかいセーターに膝下まであるフレアーのスカート、黒いストッキングを穿いた村上真衣の清楚な艶めかしさに、内心ドキドキの幸一です。
「ところで真衣ちゃん、このギャラリーでバイトしてもらえないかなぁ」
「ええっ、ギャラリーのバイトですか」
「そうだよ、無理にとはいわないが、時間があえば」
「そうですね、家にこもってばっかじゃ、いけませんよね」
「そうだよ、できれば、美術品管理をしてほしい」
幸一には、真衣への興味で、コレクションの一部、エロス絵を管理してもらいたい、とも思っているんです。

-8-

村上真衣の恋人は、大野健一、真衣よりも年下の大学院生23才です。ふとしたきっかけで知り合ったのはライブの会場でした。健一はボーカルとギターで、甘い声質で女子をうっとりさせてしまう資質をもった歌手。とはいいながらまだ学生で、歌手になろうとは思っていないのです。その健一の学生ワンルームマンションを真衣が訪れたのは、島津財団の島津幸一と面談した後の時間です。
「そうなの、島津織物のギャラリーで展示してもらえるのよ」
「そうなんかぁ、真衣の陶芸って独特の光沢だもんなぁ」
「島津織物の社長さんには、なにかとお世話になってるから」
「陶芸作家でデビューだね」
「そうね、健一はどうなの、大学院卒業でしょ」
「就職先探してる、ゲーム会社の内定がもらえると思う」
「東京へいっちゃうの?」
「たぶん、そうなる、関西は地方だから、やっぱ東京」
大野健一は、総合政策学部から経済学の方にシフトして、将来の経営陣に昇進していける学歴です。美女の恋人は将来の嫁に、とも思うこともあるけれど、これは成り行きでどうなるかわからないから、未定です。でも若いから性欲も旺盛な男子、大野健一ですから、真衣は恋人であると同時にセックスフレンドでもあるのです。

 どこから見てもチャーミング、可憐な女子、上品な身なり、素振り、そんな真衣がセックスを求めて、年下の大学院生のワンルームを訪れるのです。恋してしまった真衣。コートを脱いだ真衣は、セーターにスカート、それに黒い流行りの薄いストッキング姿です。ぞぞろ次を待つかのような会話が終わって、真衣の方から仕掛けます。健一からすれば、穿いたズボンの上から太腿のあたりを指で撫ぜおろし、刺激してを与えてくるのです。真衣には、いたずらみたいにしてあげるのが、男の子がよろこぶ手口なのだと思っていて、それは積極的なのです。
「ううん、いいのよ、健一ぃ」
「姉さん、いいんだね、ナマだしだよ」
「だいじょうぶよ、ピルのんだから、いいのよ」
立ったまま抱きあうふたり。健一がフレアスカートをめくってきて、腰からストッキングの中へ手を入れてきます。真衣は、健一のジッパーを降ろしたズボンの中へ手をいれ、ブリーフをまさぐり、勃起しはじめたペニスを握ります。
「はぁあ、ああっ、健一ぃ・・・・」
腰をゆすり、足をこころもち開き、健一の手が股間へ届くように仕向けていきます。
「姉さん、真衣姉さん、あたたかい」
「ああっ、健一ぃ、いいいい・・・・」
立ったまま、まさぐりあい、おたがいの性器を手指でまさぐりあうところから、始まっていく男と女の行為です。

-9-

 大学院生大野健一のワンルームは六畳の洋間です。勉強机と椅子、シングルのベッド、本棚にテレビに洋服の収納棚なんかを並べると、残りは畳一畳ほどの空間です。立ったまままさぐりあっている真衣と健一が、座り込みます。
「ああ、健一、してあげる、してあげるわね」
「真衣姉さん、してほしい、してほしい・・・・」
カーペットのうえに寝そべる健一のよこに真衣が足を崩して座ります。健一が穿いているジーンズ、すでに降ろされたジッパーですが湖心のボタンを外させ、ブリーフごと太腿の中ほどまで脱がせてしまうのです。二年も年上の麻衣は健一を、まるで仲の良い弟のように扱う気分です。
「はぁああ、健一、いいわね・・・・」
「うん、いいよ、して、してくれよ、おれのん」
「してあげる、健一ぃ、好きよ、とっても・・・・」
?かれた健一の腰まわり。23才男子の健一。陰毛がびっしり生える茂みから、にょっきりと起つ男根です。真衣にはこの男根を見て触って、握ってやって、健一が悶えるすがたに女心が揺すられるんです。
「ああん、健一、ぶっといぃ、おっきいぃ・・・・」
「うううん、姉さん、しゃぶってくれよ」
「うん、うん、しゃぶってあげる、しゃぶってあげるからぁ」
足を崩して座る麻衣が、健一の勃起している男根を、右の手の平で巻いて柔らかく握ってやります。男根の茎を握ると、暖かい感触が伝わってきます。真衣は柔らかく握っていた手をぎゅっと締め、その手を上へとずらせます。真衣の思いは健一の勃起男根、その先端の鈴割れ口から、透明の粘っこい液を滲みださせることなのです。

 畳一枚分のカーペットには座布団が二つ、小さな四角い卓袱台があります。座布団をお尻に敷いて、頭に卓袱台が置かれた床に、健一が仰向き寝そべり、真衣が横に足を崩した女座りです。
「姉さんもして欲しいんの?」
「うううん、ちゃうの、ちゃうのよ、ああっ」
「おれのん、くちで、くちにいれて、吸っておくれよ」
「はぁあ、吸ってあげる、くちにいれてあげる」
仰向いて寝そべった健一の、露出した腰にかぶさっていく真衣。まだセーターにスカート、黒のストッキング、インナーをつけたままの女25才の真衣です。陶芸家として名前が売れ出してきた最近ですが、土を捏ねる手で健一の男根を弄っています。握った手を下へ降ろすと、亀頭からカリ首がくっきり露出します。なんとも愛おしい健一の男根です。唇を亀頭に当て、口まわりの力を抜きます。薄く唇をひらいて亀頭の先端に当てた唇を降ろしていきます。柔らかいような弾力のある亀頭が、口の中に収まり、カリ首を唇にひっかけるんです。
「おおっ、姉さん、真衣姉さん、おおっ」
くわえられた健一が、腰に力を込めてきて、男根をふるいたたせてきます。真衣には、健一の反応に、唇に込める力を加減してきます。
「ああ、ええ、ええ、姉さん、ええわぁ」
真衣が男根のほぼ根元まで口の中に頬張り、顔を上げ下げしてきます。口と唇でしごかれる健一の男根です。

-10-

 真衣が健一の男根をしゃぶりだしてくると、健一は女すわりする真衣の太腿の奥へと手を入れます。
「ふううっ、ううううっ、ふううっ」
「姉さん、もっと、もっと、うううぅ」
「はぁああ、健一ぃ、もっともっと、してあげるぅ」
「おお、いい、いい、姉さぁん」
「はぁああ、ストッキング脱いじゃう、ううっ」
ストッキングを穿いたままだった真衣。足を淫らに崩して、健一の手を受けたままでしばらくしたころ、時間にして三分ほどして、真衣がみずから、まさぐられ感じだして、ストッキングを脱いでしまうのです。健一の男根を口から外し、手をほどいてしまって、座りなおします。
「はぁああ、ああっ、脱いじゃうよぉ」
膝から腰を起こしてから、ストッキングといっしょにショーツにも、腰から手を入れお尻を抜いて、脱いでしまうのです。健一がストッキングがうまく抜けるようにと手伝ってやります。セーターとインナー、フレアーのスカートは着けたままだから、スカートを降ろすと見た目には、ナマ足が艶めかしくなるだけの25才の陶芸家村上真衣です。
「姉さん、真衣姉さん、ああったかいぃ」
「ああん、健一ぃ、まだ、だめよぉ、ああん」
「だって、おれ、姉さん、好きだよ、だからさぁ」
下半身を?き出した健一の腰に向きあって、膝を崩した女すわりする真衣。健一は、ショーツもとってしまった真衣の股間へ、手を這わせてくるんです。ごつごつした少し硬い感じの男の手の平。太腿をまさぐられて、奥の院にまで手を這わせられてきて、真衣は、いっそう膝を崩し、股間をひろげてしまいます。うっとり、真衣は健一の手が這ってくるのを感じながら、手には男根をかるく握ってゆっくりと、握った手を上下に動かしていくのです。

 男根を握ったまま真衣は、健一の腰に顔をかぶせていきます。そうして仰向き寝そべっている健一の胸をまたいでしまうのです。
「はぁあ、ああん、健一ぃ、いいっ、いいっ」
陶芸の新進作家としてデビューしはじめた村上真衣。後ろ向きになって健一をまたいだ真衣です。
「姉さん、股、開いて、見てやるよ!」
健一の胸から顔へと尻を突き出す格好で、男根を握った腰にかぶさります。
「ほうら、姉さん、見えちゃったよ、おおっ」
「ああ、ああ、ああっ」
右手でかぶさった目の前、男根を握りしめ、手を上下に動かし男根しごきをしながらも、亀頭を撫ぜていく真衣。そうして左手ではスカートをめくりあげ、健一の胸元にまたいだままです。
「おおっ、姉さん、おれ、しゃぶってやるから」
愛らしく思う年下健一の男根を、口にくわえていきながら、健一のお顔へ、股間を擦りつけていきます。健一の顔に股間を、ぴったしとくっつけてしまう真衣です。
「あああっ、うううっ、ふうううっ」
「うううん、ううっ、姉さん、うううっ」
ぷっちゅぷっちゅ、かぶさってきた真衣の股間へ唇つけて、ヌルヌル部分を吸っていく健一、23才大学院生です。
「はぁああ、すぅううっ、ふぅううっ」
真衣が喘ぎます。覆いかぶさっている健一が、セーターの中へ手を入れてきます。セーターを着たままブラジャーのホックをはずされ、乳房を開放され、その乳房を弄られます。健一は座布団二枚を二つ折りして頭の下に入れます。顔が起こせるようにです。真衣がまたいだ太腿を引き寄せ、ひろげた股間へ顔を埋めるためにです。

-11-

 経済学の大学院生大野健一のワンルームマンションを訪れているのは、陶芸家として歩みだした村上真衣です。その真衣は、島津織物の社屋のギャラリーで、陶芸作品を展示してもらえるという約束を得たところです。内心るんるん気分のその足で、健一のワンルームにやって来た村上真衣。まだ明るい光が、レースのカーテン越しに、窓からさしこんでくる時間です。六畳間のワンルームは男の持ち物で、男の匂いがします。真衣は2才年下の健一を恋人にしていて、週に一遍ほどは性欲の、処理をしているところです。
「ああん、ああっ、健一ぃ、ああん」
「うううっ、姉さん、うううん、いいっ」
後ろ向きの馬乗りになった真衣の下から、仰向いて寝そべった健一です。かぶさっている真衣の背中、その腰を抱いて尻をもちあげさせます。膝をカーペットに着いた真衣が、健一へかぶさるようになって男根を握って口に含めます。そうしてお尻をもちあげ、股間をひらいて、二つ折り座布団二枚を頭に敷いた健一の、その顔へ股間を当て込んでいるのです。
「ふうう、ううっ、ふうう、ううっ」
かぶさって、右手で健一の男根をかるく握って左手はタマタマを弄っている真衣。健一から股間へのクンニリンクスを受けながら、みずから健一の男根を口の中にくわえます。くわえてしゃぶる、握った男根をしごいてやります。皮を?ききった頭を唇に挟んで口の中へと含みます。
「ふううう、すううう、ふううう、すううう」
口にくわえたまま息する真衣が洩らす息の音。ぺちゃぺちゃ、ちゅるちゅる、健一が股間を啜って立てる音。ねそべりかぶさり愛をむさぼる男と女が、ワンルームの静寂をやぶります。

 後ろ向きの馬乗りから、前に向いた馬乗りになる25才の真衣。スカートを取ってしまって、セーターを脱いでしまって、ブラをはずしてしまって、全裸になってしまった真衣です。真衣が全裸になるのをうけて健一も全裸になります。健一のワンルーム、シングルベッドのうえではなくて、畳一枚分もないカーペットスペースです。脱ぎ捨てた衣服が散らばって、空調を効かした部屋に全裸の男女です。
「ああん、あああん、健一ぃ!」
「うううん、いい、いい、真衣姉さん!」
馬乗りになっている真衣の股間には、寝そべって膝を立てている健一の男根が挿しこまれています。密着している男と女のもちものです。真衣が腰をお尻を、前へ後ろへと健一の腰を擦るように動かします。その動きで健一の男根が、真衣のヴァギナのなかで擦れます。からだの局部を刺激し合う真衣と健一です。
「はぁああ、ああっ、ああっ、はぁああっ」
健一の男根にヴァギナを密着させている真衣。真衣が無意識に、呻きの声を洩らします。まだ健在な意識の中の健一は、真衣のむせび呻く声を耳にして、うれしい気持ちになってきます。ますます真衣を呻かせたい。立てた膝から足先をふんばり、腰を浮かせて真衣の動きと合流です。
「ほらっ、姉さん、ほらっ、ええやろ、ほらっ!」
「あっ、あっ、ああっ、健一ぃ!」
身を立てて、腰を浮かしてしまう真衣。真下から突き上げてもらえる男根の刺激です。真衣はからだの芯を疼かせます。じんじんと攻め上がってくる快感に、真衣はヒイヒイハアハア、よろこびに満ちていきます。

-12-

 陶芸で身を立てようと思うと、それなりの援助者というかパトロンを見つけないと、やっていけないのではないかと真衣は考えることがあります。恋人で親密な関係になっている年下の大野健一では、パトロンにはならなくて恋人。それも来年には大学院を修了し、東京にあるゲーム会社の社員となって就職していくというのです。東京は、芸術家にとっては魅力ある都会です。真衣の陶芸工房は、親の資金で、実家の庭につくってもらった小屋です。電気で焼く窯だから、火は使いませんが、この工房は真衣の独占制作場所です。伝統ある焼き方ではなくて、創作陶芸だから、デビューしていくにはそれなりの準備が必要とするわけです。島津美術財団の援助を受けられるところまで、きたところですが、ここをステップにして、陶芸作家の道を歩む。健一が東京住まいになれば、自分もマスメディアの中心へ行って、住んでみたいとも思うところです。
「ああん、東京へいきたいぃ、いっしょに、行きたいぃ」
「いいよ、姉さん、いっしょに住もう、いっしょに住んで!」
「ああん、はぁああん、健一ぃ、好きよ、好き!」
「おれだって、ああ、姉さん、だめだ、いきそうだよぉ」
「ああん、はぁああん、ああ、ああっ!」
「そうだよ、尻、あげたままだよ、おおっ、ほうらっ!」
「ううっ、ああっ、ひぃいいっ、いいいっ!
健一の腰をまたいで、お尻をあげて、突きあげられてくる刺激が、からだのなかへと注ぎ込まれる真衣です。健一のワンルーム、窓の外はまだ明るい時間、裸になったからだが疼きます。
「ほうら、こんどは、姉さん、動いてくれよ!」
「うんうん、わかった、わたしがしてあげるぅ、ううっ」
カーペットのうえに寝そべった健一が、腰にまたがっている真衣と会話します。真衣はもう、待ち受けるというよりもみずから積極的に、健一との快楽を、むさぼっていきたいところなのです。

 真衣が健一の裸の胸へ上半身をかぶせます。それから頭をもちあげ、肩を反り気味にさせます。太腿をひらきひろげ、お尻を持ち上げます。ヴァギナに埋めた男根を、お尻をもちあげることで抜いていくのです。
「あああん、ひぃいい、ひぃいいっ」
「はぁああ、ああっ、姉さん、おおっ、おおっ」
持ち上げられたお尻が健一の腰に落とされ、ふたたび持ち上げられます。真衣のお尻が上下するたびに、健一の男根が抜かれて挿されるんです。密着した男と女がいっそう密着して擦りあうのです。
「はぁああっ、ああん、ああん、ひぃいいっ」
「ああっ、姉さん、もっと、もっと、もっとだよ」
「はぁああっ、もっと、もっと、もっとよねぇ」
ぶすぶす、ぶすぶす、真衣のお尻が持ち上がり降ろされます。そのたびに健一の男根が真衣の中から引き抜かれ挿しこまれます。全裸、素っ裸、ネックレスもイアリングも、なにもつけない正真正銘の裸んぼです。
「ああっ、ああああっ、健一ぃ、ああ、ああ、あああっ」
お尻を上下する行為から、突き刺したままで腰かお尻を前へ後ろへとスライドさせる真衣。勃起した男根が真衣の内部で擦れます。とろとろ、ひいひい、次第に真衣が高揚してきます。その動きは健一にも強い刺激です。ぐいぐいと濡れそぼったヴァギナのなかで、快楽のもとになる男根が呻きたてるのです。
「ああっ、ああっ、姉さん、でる、でる、でちゃうぅ、ううっ!」
健一の顔が歪みます。ぴしゅんぴしゅん、真衣が受けとめます。健一の痙攣が、真衣を痙攣させます。
「ああっ、ああっ、ひぃいいっ、ひぃいい〜〜!!」
ぐいぐい、真衣が腰をお尻を前へ後ろへ、深く挿しこみ強くスライドさせながら、おおきな呻きの声とともに動きが止ります。射精をうけてオーガズムに見舞われた真衣。そのまま健一に倒れ込み、からだの力をぬいてしまった真衣です。








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最新更新日 2015.2.15


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