愛欲の家
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 8〜12 2022.11.10〜2022.11.16

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<調教される良子>
愛欲の家へ連れ込まれてきて、学生たちに輪姦されたあと、体格の良い浩一(30)と淳一(30)に引き継がれます。背凭れ十字の椅子に座らされ、開脚Mの格好にさせられている良子を、たっぷりと観察します。
「いい女だね、かわいい美人、良家のお嬢さまだ、いいからだしてるねぇ」
良子の履歴を調べ出したところ、祇園にある料理旅館向井家の娘だと分かって、浩一と淳一の心が色めき立ちます。
「ああん、そんなこと、わたくし、しりません」
「ふふふふ、でも、経験済みじゃないか、恋人いるんだろ、良子」
たしかに、良子には恋人がいます。セックスの経験は、何度もあります。だから処女ではありませんが、知らない男との関係は、ありません。
「好きなんだろ、セックス、向井良子、たっぷり、仕込んでやるよ」
全裸の良子に、正面に立った浩一が言います。椅子の後ろには淳一が立っています。媚薬ジュースを飲まされている良子は、浜慎之介と三人の学生に輪姦されたあとなのに、うっとり、ほんのり、頬をあからめ、唇を濡らしています。
「いましめを解いてあげよう、良子さん、それから、ぼくたちが、かわいがる」
淳一が背凭れに括られた紐を解き、良子は、ひろげられていた足をおろされ、タスキ掛けされていた肩も解かれ、シングルベッド、高さが45p、四隅にワッパが取り付けられた責め具に寝かされます。
「たっぷり、かわいがってやるから、よろこぶんだよ、良子」
ベッドの高さですが布団が敷いてあります。仰向けに寝かされた良子は、腕を乳房の上に置き、足は延ばしているものの閉じています。
「はぁああ、わたくし、なにしてるんですか、ここはどこ?」
良子は、虚ろな表情ではありません。白い肌が少し火照っているので、ピンクです。陰毛が生えて艶っぽい腰まわりです。浩一が良子のまえがわ、淳一がうしろがわにあぐら座りです。
「ああ、いやん、ああっ、ああん」
淳一が良子をうしろから抱いてしまいます。前にいる浩一は、良子の膝を立てさせ、太腿をひろげてやります。
「たっぷり、診てやるから、わかったね」
股をひろげられてしまった良子の前に、浩一があぐら座りです。あぐら座りの浩一が良子の膝に手をかぶせ、いっそうひろげてしまいます。良子の股がひろげられ、恥ずかしい、陰毛が生え茂った恥丘からちょろちょろ毛が生えた陰唇まわりまで、露出させられてしまったのです。良子をうしろから抱いている淳一の手には六尺晒しの紐です。膝ごとタスキ掛け、椅子ではなくて布団のうえで、です。
「股は、いつも、ひらいて、おくから、いいね、良子」
「はぁああ、ああっ、いや、こんなの、わたくし、いやです」
「かわいいねぇ、いい声だねぇ、良子、おっぱいも、股も、晒しておくのよ」
膝ごとタスキ掛けされた全裸の良子を、まえから浩一が触りだします。手をのばして、おっぱいを吟味します。ぷっくら膨らんでいるけど、垂れてはいません、若い女のお乳です。乳首が飴色、陰唇も飴色、浩一は、これから、良子を、たっぷり、料理してやるのです、調教。

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愛欲の家の愛欲の間、連れ込まれてきた良子が、初夜のセレモニーを受けているところです。残るは二人、セックスにめっぽう強い浩一(30)と淳一(30)です。入魂のセレモニーがおわったら、良子は別の座敷の檻へ収納されてしまいます。愛欲の家に監禁され、調教され、飼育されるのです。
「柔らかいねぇ、良子、いい匂い放つんだねぇ、オメコの匂い、ふふっ」
お布団のうえ、後ろから淳一に抱かれ、前にはあぐら座りした浩一がいます。全裸にされている良子は、膝ごとタスキ掛けされ、太腿をひろげられ、膝が脇腹の横へ持ちあがった格好です。ひろげられた股間が、浩一の目の前に晒されます。
「たっぷり、見て、かわいがってあげようね、良子」
逞しい筋肉質の浩一のふたつの手が、真上をむいた良子の股へあてがわれます。
「ああ、いやん、わたくし、だめ、だめです、ああ、ああっ」
淳一に後ろから抱き起こされた良子は、上半身、うしろへ45度に倒された格好です。後ろにいる淳一が、良子の腹から顔までの上半身を弄ります。前にいる浩一は、お尻から股間、それに足、太腿から爪先、足の裏までを弄ります。男二人に嬲られていく料理旅館の娘、21歳の大学生、良子です。
「気持ちいいようにしてやるんだから、感謝するんだよ」
媚薬を飲まされ、うっとりしている良子を、揺り起こすように、声をかける浩一。柔い女の肌が、白く、赤みがかった桃色にもみえます。もう四人の男を受けいれたオメコは、しっとり、ぷくっとふくれて、陰唇が半分めくれです。浩一の手が、陰唇をはさむようにしてペタンと置かれます。
「揉んであげようね、良子のオメコ、そとからの刺激で、感じるかなぁ」
ペタンと置いた手のひらを、うちがわへすぼめて、陰唇を盛りあがらせてやるのです。そうしてその手を左右にひろげて、陰唇をすそからめくりあげてやるのです。
「はぁあ、ああん、ひやぁああ、ああん」
斜め後ろに倒された良子の裸体は、うしろから抱く淳一が、顔を愛撫し乳房を愛撫していきます。頑丈な男ふたりに挟まれて、嬲られていく良子。感じないわけがありません。感じるように仕向けていかれるのです。乳首も膣のなかも、まだ触られるには早いところなのです。
「あっ、ああん、だめ、だめ、わたくし、こまります、ううっ」
手は自由に動かせる良子です。股をひろげられてしまって、閉じることはできません。ふわふわのお布団の上です。天井からはブランコになったロープがぶらさげられています。愛欲の間、八畳の広さです。
「いいねぇ、オメコのなか、濡らせばいいんだよ、良子」
「いやぁああん、いや、いや、だめ、だめ、あああん」
浩一がペタンと置いた手で、陰唇をひろげたり、すぼめたり、そのうちがわを弄ることなく、じゅるじゅると刺激をあたえられているのです。美女コングランプリ、女の良子、媚薬を飲まされた良子、官能の火がつけられていく良子です。

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愛欲の間、八畳の間、セミダブルのふかふかお布団のうえ、六尺晒しを紐にされ膝ごとタスキ掛けされた全裸の良子です。淳一には後ろから抱かれて支えられ、前にはあぐら座りを崩した浩一が、勃起チンポをにぎっています。股をひろげた良子の膣へ、挿し込んでやるのです。
「はぁああ、ああっ、だめ、わたくし、だめ、あああん」
浩一が足をひろげ、勃起チンポの腰を良子の股へ、ぐっと近づけ、亀頭で陰唇を割ります。
「声をあげても、いいんだよ、良子」
「ああん、だめ、だめですよ、わたくし、あっああん」
「ふふっ、かわいい声だね、たっぷり、かわいがってあげるよ」
亀頭を、ぐっと良子の膣へ挿し込む浩一です。良子は、顔を前にむけさせられ、入魂の儀式を見るように仕向けられます。ぶすっ、勃起したチンポの陰茎の半分までが、挿入されます。良子の顔が歪みます。お声が洩れます。
「ひやっ、ひやぁああっ、だめ、ああ、だめぇ」
「ふふふふ、ヌルヌル、よく締まるオメコだ、いいねぇ」
浩一はベテラン、女をイカセルこと抜群のテクニシャンです。まだ学生の身、おぼこい良子は、そのセックステクニックに溺れさせられていきます。
「ほうら、いいだろ、良子、感じるんだ。素直に、感じるんだ」
「ひぃいい、ああ、だめ、ひぃいいっ」
挿し込まれるときよりも、引き抜かれるときのほうが、良子は感じるらしい、と浩一は確信します。女は、その挿し抜きのテクニックだけでも、感じ方が違うわけで、良子は恥りながらも餌食になっていくのです。ぶっすり、奥まで挿し込まれた良子が、喜悦声を洩らします。ゆっくりと引き抜かれるときにも、お声を洩らします。その声、女が悶える、喜悦の声が、男にはたまらない喜びです。
「ほうら、いいんだろ、ほうら、抜いて、ふふっ、挿し込んで、ほうらっ」
根元まで挿し込まれたチンポの先が、良子の子宮口をこすられます。
「ひやぁ、ああっ、はぁああ、ああっ、あっ、あっ、ああっ」
後ろから抱いている淳一が、良子の乳房をゆすってやって、顔を正面に向けさせます。
「さあ、さあ、良子、もっと、あしを、ひろげろ、もっと、もっと」
後ろから囁かれて、良子は言われるまま、タスキ掛けされて開いた膝を、いっそうそとがわへひろげていきます。もう、じゅるじゅる、良子、媚薬を飲まされている効果が、からだの芯部にまで沁み込んで、喜悦、喜悦、喜悦のなかに泳がされるのです。

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晒しの帯で膝ごとタスキ掛けされている良子は、オメコに勃起チンポを挿入され、子宮口を亀頭で擦られるから、からだの奥がとろとろな感覚です。初めてです、恋人とのセックスは淡白だったから、こんなメロメロにされることはありませんでした。
「ほうれ、良子、感じるんだろ、ほうら」
「ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいい、いい」
後ろからは淳一に抱かれて上半身を弄られ、前から浩一の勃起チンポ挿入の最中です。太腿をひろげられ、膝を脇腹にまで引きあげられた格好の良子です。浩一は布団に足を投げ出して座ったままです。後ろから抱きかかえる淳一が、良子のからだを後ろへ倒すと、良子の膣に挿し込まれている勃起チンポが、抜け出ます。抜けるといっても陰茎だけで、亀頭からカリ首は膣に残ったままです。
「ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいいっ」
60度ほど後ろへ倒された良子の裸体が、垂直に起こされます。起こされていくときに、抜けていた勃起チンポが、ぶすっ、ぶすぶすっ、と膣に入りこむのです。浩一が動かずに、良子がお尻を軸にして前後に動かされるのです。前へ起こされると、勃起チンポが、ぶすぶす、挿入します。良子、たまりません、快感がどくどくと、膣襞からからだの全体へひろがってしまうのです。媚薬を飲まされているから、快感、なおのこと手先から足先まで痺れてしまうのです。
「ほうら、気持ちいいんだろ、良子、ぬるぬるだぞ」
「ひぃいい、はぁあああ、ひやぁああ、ああっ」
お尻を軸に開脚の裸体を前へ後ろへ動かされ、動かされるたびに膣襞がナマのチンポで擦られるのです。喜悦責め、良子は、狂っていきます、とろとろの情感に狂い泣きしていきます。
「ふふふふ、出させてもらうぜ、初夜だからねぇ」
浩一が、チンポを抜き去り、良子が見ているまえで、スキンをかぶせます。そうして勃起しているチンポを、良子のオメコへ、挿し込んでやります。
「はぁああ、ああああ、ああっ」
今度は浩一が、腰を前へ後ろへ動かして、斜め後ろへ倒れさせた良子の膣へ、勃起チンポを挿し込み引き抜きするのです。
「ひやぁあああ、ひやぁあああ、うう、うう、ひやぁあああ」
挿し込まれるたびに、悲鳴のような声をあげる良子、もう、いきそうです。でも、浩一が終わっても、淳一が控えていますから、最後の最後まで昇らせるわけにはいきません。
「いいぞ、いいぞ、おお、おお、出してやる、ううっ、ううっ」
浩一が、ピストンして射精にいたって、良子のなかで痙攣させます。良子はほぼアクメにまで昇って、果ててしまいます。少しのあいだ休憩で、射精をおえた浩一と、これからの淳一が、役割交代いたします。

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ふかふか布団のうえで、膝ごとタスキ掛けされた全裸の良子が、浩一(30)のチンポでイカされ、晒しの紐が解かれます。最後にのこった淳一が、良子を辱めてやって、今夜のセレモニーがおわります。もう、何人の男が、良子を辱めたのか、浜慎之介からはじまって学生三人、それに浩一ですから五人の男に辱められた良子です。愛欲の家に連れ込まれてきたのが午後八時過ぎ、只今午前一時だから五時間の入魂儀式でした、最後には、布団のうえで、筋肉マンの淳一にこねくりまわされ、アクメに昇ってしまうのです。
「ええ、からだ、してるねぇ、良子、おっぱいも、おしりも」
白いシーツに包まれた布団に、仰向いて寝かされた全裸の良子を、立った淳一が見下ろしていいます。良子はぐったり気味、媚薬を飲まされているから、体力はまだ温存されています。
「はぁああ、もう、わたくし、だめ、ああ、だめです」
「ふふふふ、かわいいねぇ、いい、おっぱいしてるねぇ」
淳一が良子の横に座ります。あぐら座りした淳一が、左手で良子の乳房を触ります。右手は恥丘、陰毛を撫ぜだします。
「ああっ、だめ、ああ、だめです、わたくし、もう、だめ」
「柔らかい乳房だ、ぷりんぷりん、陰毛も柔らかい、いいねぇ」
仰向いた良子は、手を顔にかぶせて、なされるがまま、こころもち太腿から膝をひらいています。淳一の右手が、陰毛から股間へおろし、柔らかい陰唇をまさぐります。良子が、腰をくねらせるようにして、反応します。淳一が、良子の右足をひろげさせ、真ん中にはいるのに、左足もひろげさせてしまいます。
「いい色しているんやねぇ、良子の、オメコ、ひらいてやるから、ね」
仰向いて太腿をひろげた良子の、つけ根の真ん中を、淳一が観察するのです。左右の指で、陰唇の双方をはさんで、ひろげて、ピンクのうちがわを観察、それからクリトリスを剥いてやり、膣口をひろげてやります。股の正面に座った淳一が、ひろげた膣口に、チンポの亀頭をあてがって、挿し込みます。
「おお、良子、いいね、たっぷり、かわいがって、やるよ、いいね」
仰向いた良子に、おおいかぶさる淳一の、勃起するチンポは、膣に挿入されるのです。ぶすっ、ぶすぶすっ、淳一が、膣の奥にまでチンポを挿し込んだまま、右手で顔を、左手は脇腹から首へ、良子を抱きます。顔をなぶる手は、乳房へおろして、愛撫です。チンポを膣に挿し込んだ淳一は、正常位で良子を辱めてやるのです。
「あああっ、ううううっ、ううっ、ううっ、ああああっ」
淳一のチンポが抜かれて挿し込まれるたびに、良子は呻き声を洩らします。正常位のまま、良子はぐいぐいと淳一の勃起チンポで、胎内を捏ねまわされ、快感を充満させられていきます。
「ほうら、いいだろ、ほうら、おお、おお、いいねぇ」
ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、白い布団のうえ、仰向いて太腿をひろげ、膝をたて、裸体をよじらせながら、良子、屈辱の快感に見舞われます。淳一の勃起チンポは、抜き去られることなく、スキンがつけられるところまで、良子がアヘアヘに呻き悶えるところまで、続けられていきます。
「ひぃいい、ひぃいい、だめ、だめ、いきそお、ああっ」
淳一が、スキンをかぶせ、最後のピストンにはいります。良子は、もう、やっぱり、快感のうずのなか、のぼっていきます。
「はぁああ、ああああ〜〜!」
さいごにアクメ、昇り、果ててしまった良子は、別室、四畳半の檻部屋へ運ばれ、初夜のセレモニー、入魂の儀が終えられたのでした。











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