愛欲
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 17〜18 2022.12.3〜2022.12.8

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亮太のワンルームは土曜日の午後は卑猥です。バイオリンを弾く香織に、バイブレーターを装着させて快感を与え続けていくのです。香織は、カーペットに仰向いて、下半身素っ裸で、太腿をひろげきり、膝を立て、亮太の目の前で、お悶えしていくのです。
「はぁああ、ああん、亮くぅん、ああん」
「どうしたの、香織、きもち、いいんやろ、えっちな香織」
「いやん、そんなこといわないで、ああん」
ストップさせていたバイブレーターのスイッチを、オンにしてしまう亮太。突然にくねくね、びびびび、動き出すバイブレーターに、香織、お尻をゆすらせるけど、太腿は閉じません。立てている膝を内側に倒すだけです。びびびび、くねくねくねくね、びびびび。
「ひやぁん、だめ、うう、ううっ、ひやぁああん、だめ、だめ」
ふたたびバイブレーターが振動する威力に、香織は我慢できなくて喜悦の声をあげます。
「いきそお、だめ、だめ、だめぇ」
顔に手をあて、股は開いたまま、悶え打つ香織です。亮太には、怖さも感じるくらいにゾクゾクです。
「ああん、だめ、いれてほしい、ああ、おチンポで、してほしい」
なんかいかイキそうになって降ろされる香織が、亮太にチンポでして欲しいとの要求です。亮太にしても、もうチンポはビンビンになっているから、要求に応じてやります。バイブレーターを抜いてやるべく、紐パンティを解いてやります。抜けた股は、ぐじゅぐじゅに濡れているんです。亮太は、香織が濡らしたオメコを、啜ってやります。チンポを挿入する前です。香織が立てた膝裏に腕をまわして、お尻をもちあげ、上向いてきた股間へ、唇をあて、ジュルジュルッと吸うのです。
「ああん、亮くぅん、ああん、いい、いい、いれて、おチンポ」
亮太が、正常位で、香織にかさなっていきます。勃起させたチンポを、膣に挿し込み、ぶすぶすと入れ込んでしまいます。膣のなかはヌルヌルです。ぶっすり、挿し込んで、ぎゅっと引き抜きます。亀頭のところまで抜いたら、そのまま、ぶすぶすっと挿し込んでやります。勃起チンポのピストン運動です。
「うう、うう、おお、おお、香織ぃ、ううっ、ううっ」
ぶすぶす、勃起チンポをオメコに入れられる香織も、呻き悶えちゃいます。
「ああん、いい、いい、ひぃい、いいっ」
ぶすぶす、香織は仰向いたまま、手をひろげて、悶えます。亮太が、腰を使って、ぶすぶす、ぶすぶす、ピストン運動、ヌルヌルのオメコです。スキンをつける亮太、そして一気に挿し込みです。
「ああああ、ひぃいいいい、いくいく、いくぅうう」
「おお、おお、でる、でる、香織ぃ、でる、でるぅ」
ぐぐっと射精の瞬間がやってくるとき、香織のオーガズムがはじまり、アクメにのぼっていきます。
「ああああ〜〜〜〜!」
香織のからだが硬くなり、膨れて、果てていきます。亮太は、ぐっとこらえた快感に、チンポは香織に突っ込んだまま、静止です。

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亮太の射精で、かるくオーガズムを迎えさせてもらえた香織です。土曜日の午後、亮太のワンルームへやっていて、セックス三昧、もう二回もやり終わったバイオリン弾きの大学生、香織です。
「ねぇ、ねぇ、亮くん、わたしって、わるい子なんやろねぇ」
「どうして?」
「だって、学生で仕送りで生活してるのに、こんなことしてること」
「わるいことなんてないよ、人間としての欲求なんやから、そうやろ」
ブラトップを身につけた香織、ブリーフを穿いた亮太、カーペットのうえに座って、ちゃぶ台にのせたカップの紅茶を飲みます。もう冷めてしまった紅茶ですけど、香織、喉を潤します。座ったまま、身体を寄せ合う香織と亮太です。
「ううん、好きよ、好きやから、好きなんよ、亮くんのこと」
横向けに座って抱きあって、かるいキッスをしながらの会話です。
「おれだって、香織のこと、好きだから、好きなよなぁ」
「ほんと、ね、わたしのこと、好きなのね」
「うん、好きやから、ここにいる、そうやろ」
「うん、そうやね、ああん、だめよ、おわったとこやん」
亮太が、ショーツを穿いていない香織の、股のところに、手を入れてくるのです。
「ああん、だめったらぁ、あかんってばぁ」
でも、香織、ほんとうに嫌なわけではありません。だから、閉じていた膝をひらいてしまって、股の真ん中に亮太の手を導きいれる感じで、触ってもらうんです。
「おれのん、うん、にぎって、ほしい、おれのん」
亮太は、穿いているブリーフを太腿のところまで下ろし、香織に半勃起のチンポを握ってもらうのです。
「ううっ、ううっ」
キッス、横座りのまま、手を性器に触れさせて、キッス。かるいキッスですけど、香織はおチンポを握っています。亮太は、股に置く手を、お尻のほうから前へと撫ぜあげます。香織は、握った陰茎を上下にすらせて扱いてあげます。
「うううん、ふぅううう、うう、ううっ」
香織が、オメコのところをなぶられて、もう、感じだしてきて、うぶな声を洩らすのです。大学院生の亮太は、女の吐息を聴くことで、じんじん、びんびん、チンポが硬くなってくるのです。








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