愛欲
 -2-
 6〜10 2022.11.9〜2022.11.16

-6-
<二回目のセックス>
いかされてしまったあとって、けっこう高ぶった余韻がのこっていて、気持ちいいのよ、と香織がいいます。バイオリン弾いているときも、気持ちが乗っているときは、とってもいい気持ちです。でも、気持ちの良さが違う、はい、お腹の奥が、いいえからだ全体が膨張して、収縮していく感じで、気球にのって空を飛んでるような感じなんです。香織は大学三年生、21才です。恋してる相手は亮太くん、年上で23才、大学院生です。
「うん、ああ、気持ちよかったよ、うん、お昼にしよっ」
気がついて、正気にもどった香織が、ショーツを穿いてスリップをあたまからかぶって腰までおろして、亮太につぶやきます。亮太は、まだブリーフを穿いてなくてシャツだけです。おチンポがちょっと萎えているのがかわいい、香織、指で陰茎をはねてあげます。
「うん、おひるごはんにしよ」
お昼ごはんは、コンビニで買っておいたサンドイッチとおにぎりです。お湯をポットで沸かして二人用に買ってあるマグカップにインスタントのコーヒーをいれるんです。亮太が、香織を見ています。顔というよりスリップ、これ透けて見えるやつだから、ブラをしていない香織のおっぱいを見つめているんです。香織は、それより強烈、丸出しになっている亮太のおチンポを、じっと見てあげるんです。
「うん、サンドイッチ、半分こして、おにぎり、わたし、サケにする」
「ほんなら、ぼく、おかかにする」
コーヒーをいれて、小さなちゃぶ台において、カーペットに座った香織と亮太です。前向きの横並びで足を投げ出して座っています。食べながらだから、抱きあえません。でも、食べたら、香織の方が積極的です。香織の左側に亮太が座っているんですけど、左手を伸ばして、萎えているおチンポを握っちゃうんです。そうすると、亮太のおチンポ、むくむくっと大きくなってきます。
「ねえ、ねえ、亮くんのん、おもしろい、おっきなってきたわよ」
「ああ、香織、触るからだよ、ああ、握るからだよ、ああ」
亮太が佳織のほうに向いて、足を投げ出します。香織のからだが、投げ出した足の間です。おんな座りしている香織が、フェラチオする体勢になります。四畳半、香織のお部屋です。狭いですけど、絡める空間はあります。畳半分ぐらいあったら、香織、亮太と抱きあって、結合させるのに、なんの苦労もありません。
「ああん、亮くん、してあげる、こんなに、おっきいんやもん」
「うん、してくれよ、チンポ、なめなめ」
香織は、四つん這いの格好で、ひらいて投げ出した亮太の足のあいだにはいります。亮太の勃起したおチンポは、長さが15pほど、太さは4pあるかなしか、ビンビンになる陰茎を、手にまいて握ってあげるんです。ぎゅっとおろすと、亀頭が捲れてテカテカです。香織、とっても興味があって、先っちょの切れ込みから、むにゅっと透明のお蜜が出てくるのを、確認します。それから、唇に亀頭をはさんで、お蜜を搾りとってあげ、お口の中へカリ首までを含んでしまうのです。亮太が、お顔をなぶってきます。おチンポ咥えているところをなぶってくるんです。髪の毛をかき上げてくれる亮太くん、香織、うつむいた胸のおっぱいを、スリップをたくしあげられ、弄られだします。

-7-
畳一枚分ほどのカーペットのうえです。ランチしたちゃぶ台の横です。亮太が足を投げ出し、香織が足の間に入って四つん這いです。おチンポを咥えるうつむきの香織。膝からお尻がもちあがっています。
「ううっ、ふぅうう、ううっ」
亮太のおチンポ陰茎を右手に握って咥えている香織。亮太が手をおっぱいに当ててきて、揺すって揉んでくるので、香織が呻きます。いったんフェラチオをストップ、お顔をあげて、スリップを脱がされてしまう香織、白いショーツを穿いただけです。
「おお、香織、いい、いい、ちんぽ、いい」
「ううっ、うう、うう、うっ、ううっ」
亮太は、チンポを咥えさせ、うつ伏せになった香織の脇腹から腕をいれ、たぷたぷのおっぱいを手に包みます。左手でおっぱいを弄りながら、右手は香織の背中から腰へと愛撫です。お尻のところから右手をいれ、四つん這いの股ぐらを弄ります。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
香織、オメコの処を弄られだしたこと、感じます。握った陰茎を、いっそう強く、ぎゅっと握ります。お口には亀頭を咥えて舌でナメナメ、ああ、ああ、ああっ、です。お尻からショーツを抜かれてしまう香織。太腿の根元まで脱がされてしまったショーツを、香織、おチンポ握ったまま、右手でショーツを脱いでしまうのです。全裸です。香織の匂いが、温まったお部屋に香りよく匂います。シャツを着ているだけの亮太です。香織が全裸になったので、自分も全裸になってしまいます。全裸になったところで、フェラチオはおわりです。
「うん、ああん、亮くぅん」
香織は、四つん這いからペタン座りになって、亮太と向きあいます。
「うん、やって、ぺろぺろ、やって」
香織が仰向けになり、膝を立て、太腿をひろげてます。亮太は座ったまま、香織の腰から股を自分に近づけさせて、目の前に女の性器がくるように、腰を抱きあげます。
「ああん、うん、ああ、あっ、いい、いいっ」
21才のバイオリニスト香織が、お尻をもちあげ、股をひろげて、男、亮太の目の前へ、さし出したのです。亮太が、陰毛にまみれる香織のオメコに唇を当て、舌をつかって、ぶちゅぶちゅ、じゅるじゅる、舐めだします。四畳半のワンルーム、香織のお部屋です。狭い空間ですが、香織、仰向いて、お尻をもちあげ、足をひろげ、亮太の唇と舌、それに手指をつかってもらって、愛の愛撫をほどこしてもらうのです。いっかいおわってにかいめの、セックスですから、余裕をもって、たっぷり、存分に、楽しみあうのです。

-8-
フェラチオしてあげて、クンニしてもらって、シックスナインの体位で、性器をなめっこする香織と亮太です。
「ああん、亮くん、わたし、またがっちゃうわ」
カーペットの上、あぐら座りした亮太にお尻を向けて、オメコを唇でぶちゅぶちゅ、じゅるじゅるしてもらっている香織は、お口が淋しくて、おチンポを咥えたいと思うのでした。亮太が仰向いて寝転びます。香織は、亮太の胸をまたぐ格好で、お尻をずらせます。うつむいた香織の目の前に、亮太のおチンポがきます。香織は、勃起しているおチンポを、しゃぶってあげるのです。
「ああん、いいわ、ああん、おチンポちゃん、おっきい」
「うん、ああ、香織、じゅぱじゅぱ、してくれよ」
「うん、ああん、してあげる、してあげるわよ」
香織は、お尻を、仰向いている亮太のお顔にまでずらせ、おチンポを右手でにぎります。陰茎をにぎって、下へずらせて亀頭を剥きだしにします。
「ああん、亮くん、いいわ、いいわ、ああん」
お股をひろげて、亮太の顔に、オメコを擦りつける香織。亮太が唇を当ててくるにぶい感じを受けます。香織は、おチンポの亀頭を、唇に挟んで、ぎゅっとお口の中へ咥え込みます。あたたかい、やわらかい、それに右手に握った陰茎を、しごいてあげて、亀頭をぺろぺろ、ナメナメします。
「ふぅうう、ううっ、うぐ、うぐ、うううっ」
香織、おチンポを亀頭だけじゃなくて、陰茎にも唇を這わせます。亀頭のカリ首から陰毛の根元まで、ぶちゅぶちゅ、這わせて、しごいて、おチンポいっそうビンビンにしてあげるのです。亮太が、オメコに、お指を挿し入れてきます。香織、わかるんです。膣のなか、襞を指がこすってくると、おなかの真ん中がぎゅっと締まる感じ、それにぶくぶくの気持ちいい、感覚がわいてくるのです。
<ああ、いい、いい、もっと、もっと、ああ、ああっ>
こころの中で、香織が叫びます。ほんとうは、勃起したおチンポで、オメコのなかを擦ってほしい、でも、まだ、いまはシックスナイン、おチンポを咥えて、じゅぱじゅぱしてあげたい香織です。
「ううっ、うう、うう、ううううっ」
呻き声にしかならない香織の言葉、くぐもった香織のお声、亮太は、ぬるぬるになった膣から指を抜き、香織に向きを変えさせます。
「ああん、亮くん、あああん」
仰向いて寝た亮太を、またいだままで、香織、キッスします。舌を絡ませるキッスです。おチンポはまだオメコに挿し込んでいません。キッスして、それから、香織が上半身を起こして、ああ、勃起したおチンポを、まさぐり、お股の真ん中へ、あてがっていく香織です。

-9-
香織のお部屋の午後です。まったり、おひるごはんをたべたあと、セックス、シックスナインの体位から騎乗位になるのですが、亮太が上半身を起こすんです。香織が腰をまたいで、勃起したチンポをオメコに挿入したまま、抱きあうのです。
「うん、ああ、いいわぁ、亮くぅん、はいってる、ううっ」
膣にチンポを咥え込んだ香織が、呻きの声を洩らします。亮太は香織の背中に腕をまわして、抱きます。亮太の足はひし形、香織のお尻をはさむようにしています。香織はというと、太腿ひらいて亮太の腰にまたがり、足は膝立ての格好です。
「香織、うん、うん、はいってるよ、わかる、わかるよ」
「わたしも、わかるよ、亮くんのおチンポ、わかるよ」
「好きだよ、香織、とっても、好きだよ」
「うん、はあん、わたしだって、亮くん、好きよ、大好きよ」
亮太が仕向けたわけでもないのに、香織が抱きついてきて、キッスです。唇をひらいて、舌をからませるキッスです。亮太は、勃起チンポを、腰を少し揺するようにして、うごめかせます。香織が、うごめきを感じとります。膣汁があふれてきて、股間がじゅるじゅるになります。
「ああん、いい、いい、きもち、いい」
香織は、キッスを解いたけど、抱きあったままの腰を、ぐいぐいっとせり上げるようにして、勃起チンポを膣のなかでうごめかせます。
「ねえ、ねえ、亮くん、お乳、吸って、よねぇ」
亮太が香織の乳首を唇に挟もうとすると、猫背になるか、香織を反りかえらせるかです。
「ああ、いい、お乳、わたしのお乳、あん、ああん」
反りかえって、胸を張る感じで、亮太の唇が、乳首をはさんでくるのを、助けます。
おチンポをオメコに挿入したままで、微妙に動かして感じあう香織と亮太、恋人同士です。窓からは、レースのカーテン越しに淡い光がはいってきます。小さな音でならしてるモーツアルトのバイオリン曲がおわって、四畳半のお部屋は静寂です。男の肌と女の肌が擦れる音、香織のくぐもった息する音、亮太の鼻息の音。お部屋は暖房が効いていて、裸でも快適、少し汗ばむほどです。
「あああん、亮くん、もっと、もっと、いい気持ちになりたい」
「うんうん、どうしよう、もっと、もっと、いい気持ちにしてあげようか」
通販で買ったお道具が箱に収めてあるんです。ええ、30p角で深さが15pの木の箱ですけど、お道具が詰めてあるんです。それにコンドームも箱でいくつも買ってあって、ええ、大丈夫なのです。お道具箱は、ベッドのしたの収納ボックスにしまってあるんです。

-10-
香織のワンルームは四畳半です。畳一枚分ほどが寝転べる空間です。カーペットに大きなベアのぬいぐるみ、小さなちゃぶ台。亮太が仰向き、香織が馬乗り、おチンポをオメコに挿し込んだままの馬乗りです。
「ああん、亮くん、ああ、いいわぁ、ああん」
膝から足首はカーペットにおいて、屈伸、太腿をもちあげ、お尻をもちあげ、亮太の勃起おチンポを、オメコからゆっくり抜いて、ゆっくり挿し込みます。手腕は亮太の手腕とからませ、倒れ込まないようにします。
「うん、うん、香織、いい、いい、いいよぉ」
「いい?、いい?、亮くぅん、きもち、いい?」
「きもち、いいよ、いい、いい、もっと、ねもとまで、くわえて」
「ああん、ううっ、ああっ、ぬるぬる、きもち、いい、いいわ」
亮太が仰向き、それに香織が腰をまたいで、男と女を密着させて、かただの芯へ、快感をとどけさせるのです。
「あああん、いいわぁ、あああん、おチンポ、いい、いいっ」
「いいよ、とっても、いい、いい、香織の、お、め、こ、ぉ」
亮太が仰向いたまま、腰を前へ後ろへスライドさせます。良子も前へ後ろへ、股間を亮太にこすります。そうしたままで、香織、亮太に倒れ込んでカエルのかたち、手の平をカーペットに着いて、快感を得ていくのです。
「ああん、亮くぅん、つけて、つけて、ほしい、ねぇええっ」
スキンをつけてもらいたい香織、避妊しておかなくちゃ、もしものことあったら、たいへんだから、香織、要注意の日でもあるのです。スキンは、お道具箱から出してあって、香織がつけてあげます。封を切って、ヌルッとしたスキンをとりだし、先っちょをつまんで、亮太の亀頭にかぶせ、したへおろし、かぶせ終わって、ふたたび香織、亮太の腰にまたがって、チンポをオメコに挿し込んで、ああ、もう、このあとは、昇っていくだけ、香織、アクメに、オーガズムを求めて、ぐいぐい、ぶちゅぶちゅ、亮太の勃起チンポで、膣のなか擦ってもらって、射精の痙攣衝撃で、アクメの頂上へ昇って、昇りきってしまいたい、香織、いきます、いきます、アクメの頂上へ、ああ、ああ、イッテしまいます。イッテしまったのです。お道具を使ってもらうのは、三回目のとき、亮太のおチンポは休憩してもらって、お道具で香織、イカセてもらうのです。









小説
愛欲






HOME

淡水小説集目次



愛欲

表紙目次に戻る