えろす冴子
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 23〜31 2022.2.2〜2022.2.10

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<魅惑の冴子>
日本画家の佐伯東吾は、甲山洋品店で見た冴子の顔立ちに惚れて、絵のモデルにしたいと思います。甲山のオーナー甲山武久とはよく知り合った仲だから、冴子をモデルとして貸し出してほしいと願いでました。甲山は二階に住まわしている京子を店番させることで、了解しました。佐伯画伯のアトリエは、金閣寺の近く建てられている大きな屋敷です。冴子は、二泊三日の予定で、佐伯画伯の屋敷を訪ねてます。山ぎわの屋敷へ、蝉しぐれのなか、汗をぬぐいながら、冴子は、玄関に通じる門で、ブザーのボタンを押します。しばらく、待っていると、佐伯画伯が扉を開け、玄関をひらき、なかへと通したのです。
「よう来た、よう来てくれた、冴子さんは、別嬪だな」
冴子は、薄い白いノースリーブのワンピース、顔がほんのり火照って、麗しく光っています。アトリエは32畳の広さ、山ぎわは大きなガラス戸で柔らかい光が燦燦とはいってきます。佐伯は50歳、桜を描いた日本画が、高い評価をうけている画家です。いっぽうで妖艶な女の姿を描く美人画は、別名で裏取引され、日本のポルノ絵画としてフランスにコレクターを持っています。冴子を描くのは、美人画で、縛られた妖艶な女の図、冴子はその顔立ちから、佐伯画伯に認められたのです。
「はい、先生を、お見受けしました、覚えております、はい」
アトリエの窓側でない壁際に立った冴子が、佐伯の目線におののきながら、もじもじ、あいさつします。
「わかっているね、美しい、日本の令嬢、えろすだよ、そのモデルさん」
「はい、先生のお好きなようになさってください、わたくし、楽しみです」
冴子は、ワンピースを着て、ちょっと汗ばむからだを、きっちり鑑賞されている佐伯の目線におののきです。
「さっそく、キミを、見させておくれ、ほら、そこに立ちなさい」
アトリエには、大きなテーブル、絵の具の棚、壁には大きな鏡が張られています。木で作られた十字架が置かれています。木馬が置かれています。長い竹の棒が壁に立てかけられています。天井からは滑車がぶらさげられています。
「はい、先生、わかりました」
冴子が言われるままに立ったのは、十字架の前です。
「ああっ、先生、はい、ああっ」
佐伯が、冴子の腕をもちあげ、手首を十字架の横板にひろげさせて、括ってしまわれるのでした。

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佐伯画伯のお屋敷の離れに造られているアトリエに、冴子はモデルとして来ています。十字に組まれた木の横板に両手をひろげて括られています。着衣は白い薄地のノースリーブワンピース、うちには乳あてとおめこあて、柔らか素材のブラとパンティです。
「ああ、先生、ああん」
「いいかっこうだよ、着ているものを、剥いであげるから、ね」
佐伯は、スケッチブックを持ちながら、冴子を淫らな姿にしていきます。さいごには全裸にしてしまうのです。50男の画伯は、衰えかけた性欲を、若い女を剥いていくことで、奮起させていくのです。
「ねぇ、キミ、可愛いというか、妖精だね、いいねぇ」
両手をひろげている冴子の前1mのところに立つ佐伯が、唸るような声でつぶやきます。つぶやきですが冴子に聞こえます。ワンピースに手を伸ばしてくる佐伯に、冴子は、からだを引き締めます。
「ああ、先生、こそばい、ああ、せんせい、ああ」
佐伯が、冴子が纏うワンピースのうえから、脇腹を、腰からうえへ引き上げるのです。するすろ、立っている冴子の膝が露出します。太腿の半分ほどが露出します。佐伯が、手を離すと、ワンピースはずり落ち、膝を隠してしまいます。ワンピース、前ボタン、首筋から腰上までがボタンです。佐伯が、そのボタンをうえからはずしていきます。両手を横にひろげた冴子は、なされるがままになります。
「先生、ああ、先生、ううん、はい、ああん」
前ボタンをはずしおえた佐伯は、ワンピースの裾を持ち上げ、頭のうしろへまわしてしまいます。柔らか素材の白いパンティと白いブラだけの冴子が、現れます。佐伯は、少し後ろへさがって、スケッチブックに鉛筆を走らせます。
「いいね、冴子ちゃん、きれいなからだ、スケッチしたら、取ってあげようね」
冴子は、両手をひろげて立ったまま、ワンピースの前半分を脱がされたまま、佐伯の目に晒されています。冴子は、無言の佐伯の目線に、見られる自分を、羞恥の気持ちで、うろたえます。スケッチを終えた佐伯は、冴子に近づき、無言で、ブラのホックをはずしてやって、冴子の首後ろへまわします。乳房が露出します。両手をひろげた冴子の胸は、乳房がぷっくら、もりあがっています。佐伯は、乳房を弄ること、いまはしません。そうして、パンティの腰に手をかけ、お尻から丹念に剥いてやり、太腿の根元まで脱がせて止めます。
「いいねぇ、冴子ちゃん、二十歳かぁ、白い肌、黒い毛、ぷりぷりだね」
眺められる冴子は、佐伯画伯のキラキラ目線に、恥ずかしさを隠せません。隠したい、乳房と陰毛を隠したいけれど、隠せないもどかしさです。
「いいおっぱい、してるね、おそそのお毛ケも、ふわふわだねぇ」
1m以上に離れられた佐伯から、唸るような声をかけられる冴子。恥ずかしい、とっても恥ずかしい、見られているのが、羞恥です。

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十字架の横板に腕をひろげて手首を括られた冴子。おおきなガラス窓から光が入っている佐伯画伯のアトリエです。ノースリーブのワンピースは、裾からまるめられて首後ろ、ブラがはずされて首後ろです。
「いいね、いい眺めだ、スケッチ、させてもらうよ」
パンティは太腿根元まで下ろされていて、陰毛が丸見え、陰唇の穂先が見えています。
「はぁあ、先生、手が、だるい、です、先生」
「がまんだ、我慢しなさい、スケッチしているんだから」
冴子、もじもじ、2m離れているといっても、目の前です。スケッチブックを手にして鉛筆を走らせている佐伯画伯の目線に、冴子は、哀れで悲しいきもちになってきます。膝をぴったしくっつけ、半裸のからだは十字の姿です。スケッチブックを横のテーブルに置かれた佐伯画伯が、冴子に近づきます。
「パンティ、ぬいでもらうよ、いいね」
ああ、冴子、そういわれても、自分ではどうすることもできません。画伯がされることを受けいれるだけです。
「ああん、先生、あん、ああん」
容赦なく、太腿まで下ろされていたパンティが、足首まで下ろされ、脱がされてしまったのです。ほぼ素っ裸にされた冴子。正面に立った佐伯は、スケッチではなく、カメラを持たれ、写真に撮られるのです。
「いいね、素敵だよ、冴子ちゃん、ええからだ、してるねぇ」
「ああっ、先生、あん、ああん」
冴子のからだが、カメラを向けられ、切られるシャッターの乾いた音に、反応します。からだの内側が、むずむずしてきます。顔が火照ってきます。唇が渇く感じで、目がうつろになってきます。十字になったほぼ裸体、冴子のヌード、美しいです。
「いいね、冴子ちゃん、股に、縄を通して、あげますから、ね」
十字架の板がクロスするうえに縄が掛けられ、二本の縄が下ろされ、冴子のお尻のうえで結びばれ、割れ目から前へまわされ、臍の下で結ばれしまいます。二本の縄が一本になって股をくぐらされたのです。臍の下から二本になる縄が、腰にまわされ括られ、縄のパンティ状態にされます。
「ああん、先生、あん、あああん」
股の真ん中に食い込む縄です。臍の下の結び目に、佐伯画伯が右手を下から入れて、持ち上げます。
「いいかな、冴子ちゃん、お股を、締めてあげる、ぎゅっと、ね」
冴子に足首を30pばかりひろげさせ、股間に隙間をつくってやって、縄を真ん中に通して、引き上げ引き下げしてやって、股間を刺激してやるのです。
「ああん、先生、いやぁ、ああん、あああん」
画伯の左の手が、冴子の乳房をまさぐります。両手をひろげて括られた冴子です。股には股縄を通され、無防備な乳房は、揉みほぐされていきます。

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左右の腕をひろげられ、手首を横板に括られた冴子。後ろから股に縄を通され、紐のパンティを穿いた格好にされ、絵のモデルになっています。
「ああっ、先生、ああっ、わたし、こんなはずじゃない、こんなのぉ」
お臍の下の結び目を引き上げられると縄が柔らかい唇に、食い込みます。佐伯画伯は、股に通った二本の縄が、陰唇に挟まるようにしてしまいます。
「いいねぇ、冴子ちゃんのおそそを、締めてあげて、いいでしょ」
佐伯画伯が右手で、股に通し陰唇に咬ませた縄を引き上げ、左手ではぷっくらの乳房を、乳首を突起させるようにして、揉んでやります。そうして、冴子から手を離し、後ずさりして、カメラを向けます、
「ああん、先生、ゆるして、許してください、ああん」
「かわいいなぁ、冴子ちゃん、かわいいよ、とっても」
カシャ、カシャ、シャッターが切られる音がして、冴子を辱めます。カメラを置いて、スケッチブックを手にした画伯は、股に縄がからまった磔の冴子を描いていきます。
「先生、ああん、こんなの、ああん、いや、だめ、いや」
「モデルだろ、我慢しなさい、おしっこ、したいんだろ」
「あん、あああん、先生、許して、おしっこ、したいですぅ」
もじもじしはじめた冴子を、佐伯画伯は、その表情、恥じらう二十歳の乙女の憂いある表情に、胸を締められる気持ちです。お小水、放出のぎりぎりまで括られたまま、ようやく縄を解かれた冴子は、我慢の限界まで辛抱していて、アトリエの一角に作ってあるお便所へ、駆け込んだのです。勢いよく飛ばされる音に、冴子は、気持ちを取りもどし、佐伯は女の小便する音に、耳を傾けます。
「さあ、やりなおしだよ、冴子ちゃん、素っ裸になりなさい」
32畳のアトリエ、まだ大きなガラスの窓からは、光が燦燦と入っています。ガラスの向こうは雑木林です。冴子は、言われるまま、佐伯を背中にして、首にまとっているワンピースとブラジャーを脱いで、丸めて、床に置きます。そうして、冴子は、従順なモデルさん、手は脇腹に降ろして、佐伯の前2mの処に立ちます。
「質問する、いいね、冴子、正直に答えるんだ、いいね」
「ああ、はい、正直に答え、します」
全裸の冴子、手で乳房を隠さず、陰毛を隠さず、佐伯画伯の目の前に裸体を晒して、質問にお答えしていきます。恥ずかしいことされて、恥ずかしい気持ちになって、冴子、むしろ、ああ、嬉しいのです。

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佐伯画伯のアトリエは、女子を恥じらわせ、喜悦のなかにアクメを迎えさせる装置が、備えられています。男の性の欲望を満たしていく装置に、二十歳の冴子がよろこんでしまうのです。
「ああ、先生、ああ、だめ、ああ、あああん」
冴子の呻く声に、日本画家佐伯東吾は、生唾のみながら、絵を描き、写真を撮り、欲望を満たしていきます。冴子は素っ裸になって、佐伯の前に立ったままです。佐伯は、冴子に手を後ろに組ませ、足をひろげさせ、立ちポーズのまま、顔を正面に向かせます。
「いいからだ、してるねぇ、おめこした経験を、言ってごらん」
佐伯は、冴子の過去を訊ねます。冴子は、恥ずかしい気持ちになります。経験といっても、おめこされた方で、した経験はありませんけれど。ああ、最初の時のこと、中学三年生の時、丹後の田舎、はたけの物置小屋へ連れ込まれ、三人の青年団の男たちに輪姦されたことが、冴子にはトラウマになっています。男たちに縛られ、口を封じられ、穿いていたブルマとショーツを脱がされ、足をひろげさせられ、その真ん中に男がはいってきて、勃起させたちんぽを、挿し込んできたのです。処女でした。強烈に張り裂けるような痛みを覚えます。入れ替わり次の男がのしかかってきて、三人が欲望を終えたあと、恥ずかしい格好にされて写真を撮られ、脅しのネタにされ、数回にわたって、その小屋で、セックスを強要され、しだいに慣れてきて、冴子が、そういえば、次第に男たちを求めていく気持ちになったのでした。
「はい、伊垣屋の社長さんと、やりました」
「そうみたいだね、それから、甲山とは、どうなんだい」
「甲山さまには、お世話になっていますけど、やっていません」
「ショーに出演、白黒ショーだろ、相手は野上だよね」
「はい、わたし、それだけです、ほかは、ありません」
冴子の心のなかには、最初の経験、縛られ姦淫されたことが、忘れられません。嫌な思い出ですが、縛られて無理やりされたことを、思い出すと、そうされて快感に昇りつめたい気持ちにもなって、うずうずしてしまいます。
「それでは、ぼくと、したいと、おもうか」
冴子の澄んだような肌を前にして、化粧をしない唇の淡いあめ色、乳首のあめ色、恥丘の陰毛、佐伯の心は動揺しています。しゃぶりつきたい、なめつくしたい、野獣になって犯してやりたい、冴子は、美しすぎる、まばゆい、後光がさしているようにも思える佐伯画伯(50)です。
「はい、先生に、してほしいと、おもっています」
恥じらいの目線で、佐伯を見ながら、全裸の冴子は、その気持ちを、口に出してしまうのです。

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佐伯の前に、手を後ろにした裸の冴子が立っています。してほしい、と言った冴子を、佐伯はモデルとして見るより、女として見るようになります。
「じゃあ、座りなさい、この丸いテーブルに」
直径1mの丸い台座には、白い布団が敷かれています。高さ60p、冴子は光が入る窓近くに置かれた丸台座に座らされます。
「いいか、冴子ちゃん、括っちゃうぞ、いいね」
佐伯は、細紐の束をほぐしながら、冴子の手を後ろにまわさせ、手首を括ってしまいます。その紐の残りは前へまわされ、乳房のうえ、乳房のした、双方の乳房を挟むようにして、括られてしまったのです。
「いいねぇ、ほうら、阿弥陀如来さまになる冴子、いいねぇ」
「あん、ああん、先生、せんせい、こんなのぉ」
「嫌かい、冴子、ほうら、あぐら座りにしてあげる」
上半身、後ろ手に括られ、乳房の上下に紐を渡された冴子が、あぐら座りにさせられます。太腿をひろげ、足首を交差させられ、別の細紐で括られてしまいます。
「もっと、いい格好にしてあげるよ、いいね、冴子ちゃん」
佐伯は、冴子のからだを触りながら、嫌がらないかどうかと、表情を見ながら、括っていきます。冴子は、うっとり、おぼろげな、観音様のような表情で、なされるがままです。
「はぁあ、あん、はぁあ、ああん」
鼻から抜けるような、くぐもった声を、冴子が洩らします。足首を括って余った紐は、二つに分かれて肩から背中の手首へ括られるのです。
「ほうら、冴子ちゃん、前屈みになって、そうそう、いいね」
組んだ足を布団に置いたまま、腰から上を前屈みにさせてしまう佐伯の手。柔軟な冴子の裸体は、佐伯の思うがままに従ってきます。
「あん、はぁあ、ああん、先生、ああん」
丸い台座に、あぐら座りで後ろ手縛りされた二十歳の冴子。佐伯が、離れ、カメラで冴子の姿を数枚撮って、それからスケッチブックに鉛筆で描いていきます。
「ああん、先生、しんどい、はぁあ、ああん」
冴子が、くぐもった声を洩らしてきます。恥ずかしい格好にさせてやるタイミングです。佐伯は、冴子の背中を、布団に着けさせ、あぐら座りの足を上へ持ち上げた格好にさせます。開かせた股が真上になって、臀部が蒲団から持ち上がる格好です。

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日本画家佐伯の専門分野、表向きは風景画、花鳥風月、それに美人画です。女を描く手法で、縛られて苦悶する女を描きます。冴子は、佐伯にとって、絶好の獲物。白い肌をもった二十歳の女。佐伯が甲山洋品店の店主から、いい子がいまっせ、との案内で、みずがら洋品店へおもむき、冴子を見たときから、モデルにしたい、セックスを好むタイプの女にみえた幸山冴子でした。
「ああん、先生、いやぁあん、こんな格好、恥ずかしいです、先生」
高さ60p直径1mの丸テーブル、布団が敷かれたその上に、全裸の冴子は、後ろ手に括られ、足首を交差させて括られ、その足首が細紐で絞りだされた乳房のうえです。
「いいねぇ、いい格好だよ、いい絵に描いてあげるよ、冴子ちゃん」
佐伯は、立った高さで冴子の縛られ姿を見下ろします。足をひし形にさせた冴子を、臀部からのアングルで写真を撮り、その位置からスケッチします。冴子のひろげた股の真ん中を、克明にスケッチしていきます。
「ああん、先生、わたし、ああん」
「どうした、冴子ちゃん、どうしたのかな」
「はぁあ、ああん、なぶって、弄ってほしい、ですぅ」
テーブルの上の白い布団に仰向いて、足をひし形にされ、恥ずかしい格好にされたままの冴子。からだの奥がうずうずしてきます。臀部を揺するのですが、股を閉じることはできなくて、乳房を隠すこともできなくて、佐伯の視線に、こころ、おののくばかりです。
「ふふ、ふふ、ふふん、かわいいねぇ、弄ってほしいのかい」
佐伯は、スケッチブックを画材テーブルに置いて、冴子の太腿内側を撫ぜてやります。膝の処からつけ根へ、向かって左の太腿を、撫ぜあげてやり、右の太腿はつけ根から膝へと撫ぜあげてやります。股の真ん中には触れてやりません。
「あああん、ふぅううっ、ううっ、ああっ」
「感じるんだろ、冴子ちゃん、ふふふふ、おっぱいも、ね」
佐伯は、仰向いた冴子の左横にきます。両手をつかって、右手では冴子の乳房を弄ってやります。左手では腰から二つの足を弄ってやります。まだ明るい光が注ぎ込むアトリエです。口を封じられていない冴子は、呻くだけではなく、言葉をつむぐこともできます。
「ああん、先生、あああん、おそそ、さわって、ほしい」
「ああん、おっぱいの先っちょ、つまんでほしい、おねがい、先生」
佐伯は、生唾のみこみ、よだれを垂らしながら、かわいい冴子を弄っているのです。

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手首を後ろにして括った細紐を前にまわし、乳房の上下から絞り上げてやる佐伯画伯。足首を交差させて括った紐の余りを、両肩から背中に降ろして手首に括られた裸体の冴子。高さ60p直径1m、白布団を敷いた丸テーブルの上に仰向けられている冴子。傍に立っている佐伯が、右手で乳房を、左手で股間を、冴子の悶える声を聞きながら、にんまり、若い女体を鑑賞しながら、男の欲求を満たしていきます。
「ああん、あん、あん、あああん」
「いいんだろ、冴子ちゃん、おっぱい、おそそ、もっと弄ってあげよう」
「先生、ああ、ああ、おっぱいつまんでほしい、おそそ、なぶってほしい」
「わかったよ、冴子ちゃん、おそそ、濡れてきてる、ヌルヌルだよ」
佐伯は、左の手、中指を、冴子の膣に、挿し込みます。冴子のおめこ、そこは淫水があふれています。真上に向いた膣口に、ねっとりと泉のように溜まっています。
「あっ、いやっ、ああ、ああっ」
薄く目をつむった冴子が、吐息を洩らします。ハスキーな、かわいい女の声質です。佐伯画伯がヌルヌルの、透明の、その淫水を中指にまとわりつかせ、膣入口の肉襞を指の腹でこすって刺激してやります。
「ああん、ひぃいい、はぁああん、ひぃいいい」
佐伯の右手指が、絞り上げた乳房の、ピンと起った左の乳首をつまんでやります。揉みこんでやります。
「いいんでしょ、気持ちいいんでしょ、冴子ちゃん」
「はぁ、ああっ、いい、いい、先生、きもちいい」
「ふふふふ、そうだよね、おそそとおちち、いっしょだもんね」
「ああん、だめ、あああん、もう、ああ、きもち、いきそお、ああっ」
「いい声だよ、冴子ちゃん、もっと、もっと、よろこぶんだよ」
冴子は、身動きできないなか、裸体をゆすっって、悶え呻きます。柔肌の筋肉が締まって、解けて、乳房は乳輪がもりあがり、乳首がピン起ちです。陰唇がめくれて、膣がひらきます。とろとろの蜜が、あふれてきます。若い、二十歳の女体です。五十路を越えた佐伯のちんぽ、ズボンの下では、もう、もう、勃起中です。佐伯は、冴子の前にまわります。ズボンのベルトをはずして、下ろして、パンツも膝まで下ろして、腰を、剥き出します。勃起するちんぽが、現れます。冴子を、いましめたまま、いただくのです。

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画家の佐伯は、縛り上げた若い冴子を、じっくりと眺めながら、勃起させたちんぽで、呻き悶えさせていきます。高さ60pの台に布団を敷いた上に仰向いた冴子。後ろ手に括って、足首を括って持ち上げた格好の冴子を、犯してやるのです。
「ああ、先生、ああん」
佐伯が、冴子の上半身を起こすのに、腕を腋の下にいれ、背中にまわします。起こしてやるとひろがった冴子の股が斜め上になります。佐伯は、勃起させたちんぽ、その陰茎を、冴子の股に押しあてます。
「ううっ、ああっ、先生、ああん」
「ふふふふ、冴子ちゃん、入れてあげようね、ぼくのちんぽ」
「は、ああああ、いい、いれて、ください、あああっ」
亀頭を、膣に挿し入れる佐伯。冴子は、股をひろげられたまま、交差させた足首を佐伯の胸に押しあてる格好で、膣に勃起ちんぽを挿し込まれます。
「あ、あ、う、う、ううっ、ああっ」
ぶすっと陰茎の半分までが、膣に挿し込まれて、冴子は、膣襞のきつい擦られに呻きます。呻いて悶えていく冴子。絵描きの佐伯は五十歳、若い女子を括ってやって、身動きできないようにしてやって、股をひろげさせ、勃起させたちんぽを、挿入してやり、女を喜ばせ、自分も喜びます。
「おお、おお、いいよ、いいね、きっちり、締めつける」
「ああっ、ああっ、ひぃい、ひぃい、いいっ、ああっ」
佐伯に抱かれた冴子が、喜悦の声をあげて呻きます。佐伯のちんぽがますます、いきりたち、硬くなり、窮屈な冴子の膣襞をこするのです。あまりの喜悦に悲鳴をあげる冴子。乳首をぴんぴんに突起させます。ひろげた股、陰唇をめくりあげ、ひろげきり、とろとろと淫水を汲みあげます。
「いいね、いいよ、冴子ちゃん、最高だよ」
「ひやぁああ、ひぃいい、ひやぁああ、ひぃいい」
「おそそ、おまんこ、いいよぉ、おお、いい、いい、いいねぇ」
佐伯が、腰を前に後ろに、完全に、ビンビンに、勃起させたちんぽを、操ります。ぐい、ぐい、冴子のおめこを責めあげます。トロトロの、冴子が淫水を汲みださせ、喜悦の声を、おしげもなく放ちます。
「ひやぁあああ、ひぃいいいい、いぐ、いぐ、うう、ううっ」
冴子、アクメ、オルガズムを迎えだします。佐伯は、まだまだ余裕あり、射精の兆しは、まだこれからです。
「ひゃあ、あああ、ああ、ああっ、ひぃいい、いい〜〜」
冴子のアクメはすさまじく、声を放って、果てていきます。佐伯は、射精させずに、冴子を果てさせ、性欲温存、次のステージを想定します。モデル契約二泊三日の一日目、二十歳の冴子、オルガズムを迎えさせてもらって、その日は開放されたのです。





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