えろす冴子
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 15〜22 2022.1.25〜2022.2.1

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<二十歳の冴子>
冴子が京都へ来たのが16歳、丹後の中学を出て西陣の織物会社の織子として就職してきたのです。織物会社を1年で辞め、半年ほどぶらぶらしていました。生活しなあかんからと思って、18歳になる前、大通りのレコード店の店員になったのです。音楽は、流行歌が好き、演歌も好き、ポップスも好き、器量が良い冴子は、店に遣やってくる男客から、ちょっかいをだされることもままありました。そのなかに、織物会社の社長だという伊垣真治が、まだ18歳の冴子を食事に誘って、美辞麗句を並べたて、そのうち喜成アパートに住まわせてもらえるようになったのです。家賃を払ってもらい、お手当金ももらえるようになって、勝手気ままな生活をさせてもらっていたのです。そうなってまもなく、真治が行きつけの旅館風水へ連れてこられ、19歳の若いからだを求められたのでした。
「冴ちゃんは、かわいいから、甲山さんのお店、紹介してあげる」
甲山洋品店は、映画館や飲み屋が並ぶ小路のなかにある店で、女性用の下着とかネグリジェとかを主に扱うお店です。真治から紹介してやって、と頼まれた旅館風水の女将が、冴子を連れて甲山洋品店へ面接にいきます。甲山洋品店の主人甲山武久(50)は、即決、明日から店へ来るようにと話しをまとめます。店員の女子が、妊娠して休業に入るという、冴子は、その代わりの店員です。
「はい、がんばります」
明るい店内、白や桃色、刺?が凝らされた下着が並べられたショーウインドウ、普段着として身につけられる女性は、どんなひとなのか、冴子には、まだ理解できません。
「いらっしゃい、マダム、この子が店番、サエコという名前、よろしく」
お店に入ってきたマダムと呼ばれた女性は、甲山洋品店のお得意様で、スナックのマダムです。
「冴子です、よろしく、おねがい、いたします」
フレアスカートにカーデガン姿の冴子が、マダムにご挨拶。マダムは、目を細めて、にっこり。
「そう、冴子さんなの、旦那さんは、伊垣織物の社長さん、なんでしょ」
「わたしはタカコ、スナック貴子の貴子よ、よろしくね」
冴子は、あたらしい人との出会いに、戸惑っています。レベルが高い、大人の世界、冴子はスナック貴子の貴子さんが、素敵な大人の女性に見えて、胸ドキドキしてしまいます。

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甲山洋品店のショーウインドウには、女性下着をマネキンに着せたのが置かれています。ちょっとお洒落な下着で、明るい照明が当てられています。間口は一間半、そのうち一間は店への出入り口、ガラス枠の引き違い戸、半間、ちょうど畳半分のショーウインドウです。冴子がお店番をします。清楚な服装ですが、見ようによっては、男には抱いて犯してやりたい、と思わせる女子です。
「いらっしゃいませ」
店に入ってきたのは、中年のおじさん、いや、鼻のしたに髭を生やしている紳士、冴子を見て、にっこり笑みを浮かべて、彼女の下着を買いに来た、というのです。ガラスの陳列棚には、ちょっといやらしいパンティ、それに短い丈のシュミーズ、陳列棚の内側に冴子、外側に髭の紳士です。ランジェリーの売り場は三畳間ほど、その奥にも三畳間ほどの陳列棚があって、こちらは別室になっていて、大人の玩具が陳列されています。
「いいねぇ、今夜の、あれするときに、着させるんだけど」
紳士が冴子の顔を見て、陳列のパンティを覗き込みます。紳士には、目の前の若い女子に穿かせたい気持ちですが、それは口に出しては言えません。
「これですか、はい、レースのものなので、少しお高いですが、よろしいか」
「いいよ、キミ、なんて名前だい、初顔だね」
「はい、きのうから、お店番するようになって、サエコと申します」
「そうか、さえちゃんかい、とし、いくつ」
「はい、もう、おとなに、なっています、はたち」
髭の紳士は、女性パンティを買い求め、二割割引のカードをもっているので、名前を控えさせてもらって、冴子には常連客だとわかります。しばらくして、オーナーの甲山がやってきて、冴子は下着が売れたことを報告します。甲山は、冴子が控えた名前を見て、うんうんと頷き、佐伯先生だよ、絵の先生だ、と冴子にいうのです。それよりも、とオーナーの甲山武久が冴子にいうには、伊垣社長からの話で、冴子がいま住んでいるアパートを引き払うので、冴子の新しく住むアパートを探してほしい。
「まあ、ここの二階が空いているから、ここに来たら、家賃はいらない」
冴子は、急な話しなので、わけわからないまま、男たちの取り決めに従うしかありません。

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甲山洋品店の店員となった冴子は、店の二階の部屋へ引っ越してきます。前のアパートからの荷物は、什器と衣類だけ。新しい部屋は、四畳半の畳部屋です。店の裏から階段で上がると半間の廊下になって左右に部屋が二つずつ、四部屋あって、突き当りに共同のお手洗いと狭いキッチンに水回りです。冴子は、いわば住み込み店員となって、店番してお給金をもらう、月末に支払われ、衣食に使う。二階の四部屋のうち、冴子より先に入居している島津京子(23)が向かいの部屋にいます。
「ええ、わたし、京子、よろしくね」
お化粧されていて、清楚なお洋服を身につけられた京子は、甲山武久のお妾さんらしい、と冴子が感じとります。
「わたし、冴子と申します、よろしくおねがいいたします」
顔見世と入居の挨拶をしただけで、お話しすることもなく、お部屋にこもります。冴子は、部屋の木枠窓を開けると、路地の歓楽街が見下ろせます。赤いネオンのお店は、貴子さんのスナックです。なにかしら生息する、棲む、男がうごめき女がうごめく、狭い世界のようにも思えるこの界隈です。サン食堂は路地をぬけた大通りにあり、旅館風水は小路の一角になります。
<わたし、棄てられたんやわ、だんさんに、棄てられた>
伊垣屋織物の社長に面倒を見てもらっていた冴子ですが、一年余り、可愛がってもらって、甲山洋品店に囲われるようになった冴子。大人のランジェリーを扱う洋品店と、大人の玩具を扱う甲山商会のお店、その店員を任せられたのです。冴子にお店番ができないときは、京子が見てくれる、そういう役回りです。夜になり、店にカーテンを引いてから、冴子はスナック貴子へ行きます。カウンターのなかには入りません。止まり木の奥にすわって、お客さんです。夜八時までの洋品店をしまい、小路にある和食のお店で食事をし、九時から二時間、スナック貴子のお客さんになります。
「へぇええええ、かわいい子やねぇ、冴子ちゃんか」
スナック貴子のお客さんは、すでに酔っぱらって来ることが多くて、冴子を目当てに来る男の客が、数日後にはできました。セックスレスな日々、冴子は、少し物足りない。甲山商会の陳列棚に並んでいる商品。冴子は、それらを使ってみたいと思うのです。性の経験は、伊垣真治とまぐわった一年、それだけの箱入り娘でした。そこから開放されて、男たち女たちのなかに放り込まれても、やっぱり箱入り娘的な存在です。

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スナック貴子の二階八畳の間では、週に一回、土曜日の夜に、えろすな催しが行われるのでした。二十歳の冴子がその催しのモデルにされたのは、桜が満開になる夜のことでした。
「ええおっぱい、しとるなぁ、二十歳かぁ、おめこも、ええやろなぁ」
「そうでっせ、貴子マダムの選りすぐり、初心な子、甲山で店番してる」
「はいはい、甲山の玩具売り場にいる子やで、はだか、見たかったんよなぁ」
男は三人、中年のおじさんが、この催しに招待されています。浴衣を着た冴子が、襖を開け、八畳の間に入ってくると、座敷テーブルを囲んで酒をたしなんでいる三人が、立っている冴子を見ます。冴子は、初心な恥じらいを演じて、挨拶はありません。浴衣を着て立っているだけです。その後ろには野上明夫と名乗るイケメン男子が立っています。野上は30歳、貴子が飼い主、女の相手役をします。
「まあ、まあ、まあ、お客さん、擽りの部屋へようこそ」
野上が、挨拶をして、浴衣姿の冴子を、座敷テーブルの縁の前に立たせます。それからふわふわ寝具、白いシーツのお布団が敷かれます。
「ほれ、冴子、見せてあげなさい、おじさま達に、さあ」
立ったままの冴子が着ているのは浴衣だけ、下着はつけていません。帯は兵児帯。
「はぁい、おじさま、わたしの、からだ、みてください」
浴衣の帯のした、前をひろげだす冴子です。白い太腿があらわになります。そのつけ根には陰毛が露わです。おじさん達の視線が、冴子の手元に注がれます。
「おお、白い肌、すべすべに黒い毛、いいねぇ」
「ストリップしてくれる、冴子ちゃん、かわいいねぇ」
冴子が、浴衣の帯したをひろげてみせて腰から足先までを露出させ、その後ろに立った明夫が、浴衣の肩を左右にひらきます。乳房が見えるところまで脱がせてしまいます。そのうえ後ろから浴衣の裾をめくりあげ、兵児帯の後ろに丸めて留めて臀部を丸出しにしてしまいます。
「おおおお、すばらしい、かわいい冴子ちゃん、おっぱいもいいねぇ」
「お尻だって、丸くって、ぽっちゃり、おっぱいはツンツンだ」
「いいねぇ、うずうずしてくるねぇ、いいねぇ」
明夫は、冴子の後ろから、肩から浴衣を脱がせてしまいます。乳房が丸出しになり、腰から下が丸出しになり、腰に巻かれた兵児帯に、浴衣が留まっているだけの冴子です。男たちの目に晒される二十歳の冴子です。布団の上の天井からは井の形に組まれた角材が設えられています。

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野上明夫はこの歓楽街のストリップ小屋で男役を演じる優男30歳です。スナック貴子の二階で行われるえろすな催しに、男役として女と絡みます。浴衣を腰に巻いた冴子の後ろに立った明夫が、手を頭のうしろにまわさせ、手首を括ってしまいます。手首をあわせて括った冴子の腕を、もちあげ、頭上の角材に通してしまいます。冴子は、手を頭の上に持ちあげた格好で、膝を折ることができ、足を広げることができますが、そのぶん、頭上の腕が上がり下がりしてしまいます。
「みてやってくださいよ、冴子の、からだ、白い肌、黒い毛」
八畳の宴席、座敷テーブルから1mに敷かれた白シーツの布団に、冴子が立たされて、手首が括られ頭の上です。半裸のからだを、手で覆うことができない冴子が、酒をたしなむ三人のおじさんの目の前に立たされているのです。
「いいおっぱい、してますなぁ、ぷっくらだねぇ」
「ほんと、ほんと、いんもう、きっちり、生えてまんなぁ」
「はたちでしょ、ひところ、レコード屋にいた子だね」
男たちの目に晒されている冴子に、明夫が手にしたのは刷毛。握る棒が男根のかたち、ぼわぼわの筆、刷毛です。これで、冴子を撫ぜあげ、撫ぜおろして、擽りこそばせ、身悶えさせるというのです。男たちに股間を披露するのは、そこが濡れだしてから。
「いいですか、冴子は、敏感ですから、よろこぶんですよ」
冴子は、立たされたまま、酒と肴が並べられた座敷テーブルの前で、女の美態を披露させられるのです。
「あっ、あっ、あっ」
八畳の間の左右の壁ぎわに立てられた照明で、冴子の半裸が浮き上がります。明夫が冴子の横うしろから、筆刷毛で、乳房のもりあがりを撫ぜだすのです。
「ああっ、いやっ、いや、ああっ」
小声です、冴子がその刺激に、擽られるこそばさに、かすかな、呻きの声で反応します。ある種の苦痛です。乳房まわりから、腋毛を生やしたままの腋から腕へ、脇腹へ、と筆刷毛で撫ぜられていく冴子。太腿をぴったしあわせ、膝を少し上げ下げして悶える冴子に、正面から見ている男たちの目は野獣のようです。
「さあ、さあ、さあ、お客さん、触ってみてください、この冴子」
「ええ、いいのかい、かわいい女体を、触らせてくれるんですかい」
「いいですとも、ただし、乳首と股は、だめですよ」
男たちがよいしょと立ち上がります。布団の上に立つ半裸の冴子を、囲みます。男の手が、冴子の肌に触れられてきます。
「ああん、いやん、あん、いい、ああん」
三人のおじさん、六つの手が、冴子の柔肌をまさぐります。お尻をタプタプさせられる。おっぱいをぷるんぷるんさせられる。太腿根元から膝へ、膝裏から撫ぜあげられお尻のところへ。
「ああん、だめ、だめ、いやん、だめ、ああ、ああん」
冴子は、もうおしっこを洩らしそうにも、わけのわからない擽りに、かわいらしい声を洩らしてしまうのです。

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お布団のうえで立たされたまま、男たちに嬲られる冴子。赤い兵児帯に留められた浴衣、手首を括られ、頭上に持ち上げられている冴子。
「おっぱい、やわらかいなぁ、いいですなぁ」
「いやいや、マリみたいなお尻が、ほら、いいねぇ」
「ああん、いやん、おじさん、ああん、こそばいわ、ああん」
明夫が、冴子を悶えから解いてやるため、三人の男のお弄りを終えさせます。立たされたままの冴子が、うつろな目つきになっていて、はぁはぁの息をととのえています。明夫が、冴子の後ろに座って、手には1m棍棒を持ちます。棍棒の両端には紐が巻かれていて、冴子、膝をひろげられ、紐に括られだします。
「いいですか、お客さん、冴子をよろこばせてやりますから、楽しみに」
明夫は、女を羞恥においこむ術を知っています。女に股をひろげさせ、男たちに見せること。冴子の膝をひろげさせる明夫。冴子は、ぐっとがまん、頭をうなだれさせ、目線は下に向けられ、手腕は頭上です。
「おお、いいね、いいですねぇ」
「いいでしょ、冴子のからだ、白い肌、黒い毛、いいでしょ」
「いいですよ、いい、いい、このあとが、楽しみですな」
「はいはい、冴子を、寝かせてやります」
立ったまま膝をひろげさせられた冴子。天井からの手首を括った紐が解かれます。手首は交差させて括られたままです。冴子は、白いシーツのお布団のうえに膝をひろげられたまま、寝かされます。男たちが見ています。1m近くも膝がひろげられると、股の間が丸見えです。座敷テーブルに、冴子の足が向けられます。
「いいじゃない、お、め、こ、まるみえ、いいですなぁ」
「おめこを見ると、ぞくぞくしてきますなぁ、かわいいなぁ」
明夫が、冴子の後ろにあぐら座りします。冴子の背中から頭を胸に置かせて、膝をひろげて括った棍棒を、からだの方へと引き上げます。
「冴子、ほら、お客さんの顔を見てごらん、ほうら」
「うむむむっ、あっ、あっ、いや、恥ずかしい」
「おお、いいねぇ、うるわしいねぇ、冴子ちゃん、恥ずかしいんだね」
「いいねぇ、はたちの生娘、おめこ、まるみえ」
ひろがった股が、お尻ごと持ち上がっている冴子へ、男たちの視線が向いています。冴子には、その視線がわかります。
「いいじゃないですか、すばらしい、いいですねぇ」
男たちが冴子の半裸を見ながら、言葉にします。冴子の手首を括った紐が解かれ、あらためて腕の肘がひろげられ、帯留めが巻かれ、棍棒に括られてしまいます。後ろにあぐら座りしている明夫が冴子から離れます。冴子の背中が、布団に着いて、棍棒が真上になって、冴子、頭の下には枕が置かれ、白いシーツのお布団に、留め置かれたのです。

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スナック貴子の二階では、えろすな催しの最中です。甲山洋品店の店員となった冴子が、貴子さんに親切にされ、言われるがままに、ショーの出演者となったのです。歓楽街のスナック貴子に来る常連さんに、ストリップ小屋では演じられない濃密なショーが実演される。冴子は布団の上にほぼ全裸、太腿をひろげられ、腕をひろげられ、膝と肘をひろげて1m棍棒に括られているのです。
「おお、おお、いい眺めですなぁ、えろちっくですなぁ」
「若い、冴子、店番してる冴子の、おめこや、お、め、こ」
「おっぱいも、ぷっくら、ツン起ち、乳首あめ色だよ」
「股の、ほら、陰唇、あめ色、若いんだ、若いんだよねぇ」
冴子は、三人の男たちのいやらしい目線に晒されて、枕に頭をおいて仰向いたまま、変な気持ちになりながら、耐えます。明夫が、筆刷毛を握って、刷毛のつけ根、亀頭形の丸い先で、陰唇のまわりをこすりだします。ほぼ真上を向いた冴子の股間、性器のまわりを、こすられていきます。
「ううっ、ああっ、ああん、あん、あん、ああん」
冴子の口から、悶える声が洩れだしてきます。陰唇がひろがり、ピンクのうちがわが、見えてきます。透明のネバッとした蜜が、ピンクの膣口から、わいてきます。
「ほうら、冴子、見てもらいなさいよ、いいでしょ、ほうら」
明夫が、ひろげられた冴子の股間の真ん中を、ゆっくりと撫ぜながら、左の手では、おっぱいをまさぐってやります。冴子は、肝心なところは弄られないまま、とろとろの蜜を滲ませるのです。
「ひゃああ、ああん、ひぃいい、はぁああ、ひぃいいい」
「見てやってくださいよ、冴子の近くに寄って、見てやってください」
三人の男が、冴子が仰向かされている布団のへりにまで近寄ってきます。いよいよ、亀頭形が、冴子の膣へ、挿入されだします。
「ひゃあ、ああん、あん、あん、あああん」
乳房を握られながら、亀頭形を膣に挿し込まれた冴子が、悲痛な喜悦の声をあげだします。甲高い、黄色い声に、男たちの心が揺さぶられます。弄られる冴子の股に、視線が注がれます。
「ひぃいい、ひぃいい、ひゃああ、あっ、ああん」
腰から太腿が折り曲げられているので、膣口から子宮口までが折れ曲がっていて、亀頭形は奥まで挿入できません。亀頭形のカリ首と数pまでが挿入可能です。明夫は、深さをコントロールしながら、冴子を刺激していきます。イカセて、失神するところまで、のぼらせあげられれば、成功です。

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兵児帯に浴衣をめくり留められた冴子は、1mの棍棒に膝をひろげて括られ、肘をひろげて括られた格好です。白シーツの布団に仰向いて寝かされ、三人の男たちに囲まれ、熟視されています。真上を向いた股は、太腿が横一文字にひらいているので、丸出し、丸見え、陰毛からお尻の穴まで、ご開帳です。乳房が露出、冴子の興奮で、乳輪からの乳首がピン起ちです。明夫が、冴子を、翻弄していきます。筆刷毛のねもとの亀頭部を、膣に挿し込み、膣襞をこすってやります。
「ひゃああん、ひぃいい、ひぃやぁああん」
口を封じられていないので、冴子が喜悦する呻きの声が、八畳間にひろがります。
「いいですなぁ、女がよろこぶ声、すばらしい、いいですなぁ」
「ゾクゾクですな、若いから、ほら、とろとろ、お汁が湧きますんや」
「乳首、ピンピン、おめこ、ぐちゅぐちゅ、いいですなぁ」
おじさんたちの小声はうわずり、生唾ごくり、二十歳の冴子をなぶりたそうに、もじもじ、うずうずです。
「よろしいか、冴子を、イカセてやりますから、いいですか」
股をひらかせ胸をひらかせた冴子の後ろにいる明夫が、いったん筆刷毛の亀頭形を抜いてしまいます。手拭を二枚、その一枚を丸め、冴子の咥内へ詰め込み、一枚で口元を覆っての猿轡にします。冴子を息絶え絶えにさせながら、アクメを迎えさせる、というのです。
「うっ、ううっ、うふう、ううっ」
「冴子、よろこぶんだよ、みなさんに、鑑賞して、いただくんだよ」
明夫は、冴子の右横にあぐら座りします。枕に頭をおいた冴子。胸をひらかれ股をひろげさせられた二十歳の冴子を、男たちの目の前で、喜悦の極みで果てさせるのです。
「うっ、うっ、うっ」
「いいな、冴子、ほうら、感じろよ」
明夫が、右手の指二本、中指と人差指を、膣に挿し入れます。左の指で、ツン起ちの乳首を揉んでやります。
「うっ、ううっ、ふぅううううっ」
口を塞がれた冴子は、顎をあげ、肌を波打たせます。膣に挿された明夫の指が、膣襞をこすってやりながら、捏ねまわすのです。
「ううううっ、うぐうう、うぐうう、ううっ」
冴子の、感じているさまが、くぐもった声でわかります。太腿のうちがわが、ぴくぴくと波うちます。手を握り、足指を縮めての足がもがきます。
「ほうら、ここだな、冴子、このザラザラ、気持ちいいぞ」
「うっ、うううううっ、うぐう、うぐう、うう、ううっ」
明夫の指がGスポットを弄ったのです。冴子は、くぐもった声を洩らし、乳房をもりあげ、ピン起ちの乳首を揉まれながら、Gスポットが弄られていくのです。
「そろそろやな、冴子、おめこ、ふくらんで、とろとろ、淫水だよ」
「うううう、うう、うう、うううう〜〜!」
冴子の呻きが最高になり、アクメを迎えだし、淫水が噴き出てきます。膣口がひろがり、膣なかの肉襞が盛り上がってきます。そうしてお小水が、ぴしゅんと飛ばされ、果ててしまった冴子。







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えろす冴子






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