佳織
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 23〜28 2022.10.13〜2022.10.19

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<佳織の部屋にて>
土曜日のお昼前、恋人の浩介が、六畳一間、佳織の部屋へやってきます。セックスするのが主な目的です。ええ、もちろん好きあっているから、愛しあうんです。愛しあうというのは、セックスすることで、抱きあって、性器交合させて気持ちよくなること、性の欲求が解消されることなのです。
「来たよ、佳織、ほら、から揚げ弁当、買ってきたから、あとで食べよ」
佳織がドアをあけると、浩介がコンビニで買ってきたお弁当の包みを佳織に差し出し、部屋へ入ってきます。ベッドがあり机があり椅子があり、テレビがありパソコンがあり、化粧棚、収納ボックス、狭い部屋、畳二枚分が生活スペース、部屋全体はピンク系でまとめています、女子の部屋です。
「ありがとう、さっき、掃除おえたから、綺麗でしょ」
浩介が、部屋のなかを見わたし、佳織は、少し恥ずかしい気持ちになります。下着が干してあるんですもの、浩介の目線が、下着に向けられているんです。
「うん、ああ、佳織、いいんやろ、ほら」
佳織が、浩介に引き寄せらて、立ったままで抱かれてしまいます。早速、キッスを求めてくる浩介に、佳織は従います。ふわふわワンピを着ている佳織は、柔らかく抱きしめられ、佳織もワイシャツにセーター姿の浩介の背中に腕をまわして、キッスです。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
キッスされたまま、スカートの裾をたくし上げられ、そのままおっぱいの上へ手を入れてくる浩介に、佳織は、もう、ほんのり、顔を赤らめてしまいます。女のからだ、そのなかが火照ってきます。
「ああ、ああん、浩介さま、ああっ、ああん」
裸体にショーツだけを穿いて、そのうえにふわふわワンピースを着ただけの佳織です。ワンピを胸元までたくしあげられると、もう白いショーツだけの裸同然です。キッスを解かれた佳織は、ワンピースを脱がされ、ショーツだけ、おっぱいを露わにされ、浩介が、ぷっくら乳房を手をかぶせ、乳輪から乳首に、唇を這わせてきます。
「ああん、浩介さま、ああん」
浩介が、自分で自分のベルトをはずし、ズボンを脱ごうとするのを、佳織がたすけます。ズボンを脱いで、トランクスも脱いでしまう浩介。セーターを脱ぎ、ワイシャツも脱いだ浩介は、靴下だけの裸です。ええ、もう、佳織の部屋は密室ですから、アダムとイブ、愛の巣、このあと全裸で行為にはいります。

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佳織の部屋へ来ている浩介。佳織が全裸、浩介も全裸です。カーペットのうえに毛布を敷いて、仰向いた佳織。浩介が、佳織の太腿をひろげ、膝を立たせ、そのなかに正座の格好で入ります、佳織の股をようく見てやります。恥丘に生える黒い陰毛、股にまでちょろちょろ陰毛が生えているんです。陰唇をひろげられる佳織。浩介の指が陰唇に触れます。
「はぁああ、浩介さま、ああん、ああっ」
陰唇をひろげられ、チンポの亀頭が陰唇のうちがわに触れてきます。亀頭が膣口に挿入されます。佳織、その感触こそ、待ち望んでいた感覚です。
「はぁああ、ああっ、はぁあああん」
「うううん、佳織、いい、いいねぇ、チンポ、入った、入ったよ」
「ううっ、はぁああ、うん、わかる、わかるぅ」
浩介は、佳織の膣へ、勃起させたチンポを、挿し込みます。ぐぐっと半分以上を挿し込んで、ストップです。仰向いた佳織の太腿をひろげさせ、立てた膝を肩に担ぐ浩介。そうして、肩に担いだ膝ごと、前へ倒れ込む浩介。チンポは膣に挿し込んだままです。
「ああああ、ひぃいいい、ひぃいいいっ」
膣にチンポを挿し込まれた佳織が、くぐもった喜悦の声を洩らします。気持ちいいんです。ぐっとからだの芯にまで、気持ちよさに満たされます。
「ああん、浩介さまぁ、いい、いい、きもちいい」
「うううん、佳織、おれも、きもちいいよ」
膝を担いで、チンポを膣に挿し込んだまま、浩介が佳織の背中に腕をまわして、抱きしめます。膝をひろげたまま。お尻を突き上げる格好になる佳織。それでもぶっすり、勃起したチンポが膣のなかに埋められ、抜かれ、埋められ、膣襞をこすられる佳織です。
「ああん、ひぃいいいっ、ああ、もっと、もっと、あああん」
ぶすっ、ぶすっ、正常位、仰向いて、太腿をひろげきり、膝を肩に担がれて、勃起チンポで膣のなかぶすぶす、ぐじゅぐじゅ、膣襞を刺激され、気持ちいい感触に佳織、めろめろになってきます。
「ああああ、ああああん、もっと、もっと、もっとしてぇ」
「おお、おお、佳織、もっと、もっとして、やるよ」
ぶすっ、ぶすぶすっ、ぶすっ、ぶすぶすっ、浩介の勃起したチンポが、佳織の膣のなかで蠢かされてヒイヒイです。とろとろ、佳織の胎内ではお蜜が滲み出てきています。膣のなか、ヌルヌル、勃起チンポを濡らします。とろとろ、とろみついたお蜜です。膣口からしたたり落ちて毛布が濡れます。
「あああああ、だめ、だ、め、い、ぐ、い、ぐ、ああっ」
浩介にはまだ余裕がある段階で佳織が、アクメに達しそうな気配をみせます。浩介は、ストップ、勃起のチンポを膣から、抜いてしまいます。肩に担いだ膝をおろして、佳織、仰向いたすがたから四つん這いにさせて、オメコ行為の再開です。

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佳織の部屋です。土曜日のお昼前、浩介がやってきて、セックスの真っ最中です。正常位から四つん這いになった佳織。カーペットに敷いた毛布のうえです。
「ああん、浩介さまぁ、あああん」
腕を折って毛布のうえ、そこへ顔をのせて横向かせ、足は膝を毛布についてひろげています。八の形になった太腿、お尻をもちあげます。
「おお、おお、佳織、チンポ、入れる、ううっ」
浩介が佳織の後ろになって、膝立ちで、腰からの勃起チンポを膣に挿し入れるのです。左腕を佳織の腰からお腹へまわし、お尻をもちあげさせ、右手にチンポを握って、ぶすっ、とオメコに挿し込んだのです。佳織は、顔を毛布につけて、ひいいっ、とお声を洩らしてしまいます。
「おおおおお、入ったぞ、佳織ぃ、いいぞ、おおっ」
浩介が、声を出しながら、勃起させたチンポを、ぶすぶすと、膣の奥まで挿し込みます。挿し込んだら、ぐいぐい、微妙に腰を上げ下げし、チンポで、膣のなかをこすります。
「はぁあああ、いい、いい、はぁあああっ」
もうさっきにはイキそうになっていた佳織です。ぶっすり、奥まで挿し込まれ、ぶすぶす、ぐいぐい膣襞こすられて、とっても快感気持ちがこみあがります。浩介は、右手でお尻を撫ぜまわし、左手は胸へまわして乳房モミモミです。それで勃起のチンポは、ぶすぶす、ぶすぶす、オメコに挿入、引抜き、挿入を繰り返します。
「ほうら、あしを、ひろげて、おしりをもちあげ、ほうら、おおっ」
「はぁああ、ひぃいい、ひぃいい、はぁあああっ」
浩介は、チンポをオメコに挿し込んだまま、佳織の肩に手を置いて、顔から上半身をもちあげます。お尻から肩が水平です。
「ああああ、ひぃいいいいい、ひぃいいっ」
浩介が佳織のお尻に腰を密着、勃起チンポが膣に挿し込まれたまま、ぐぐっと力を込めて、チンポの根元まで、きっちり膣のなか、埋め込んで、腰を左右に、小刻みに、動かすのです。佳織、膣の奥の奥までびっちしチンポを咥えさせ、こすられる刺激がずんずんと、からだ全部に伝わって、めろめろになってくるんです。もう、イク寸前、浩介は、スキンをつけて、バックスタイルから正常位に戻って、仰向いた佳織に足をひろげさせ、チンポを膣に挿し込んで、ピストンしていきます。
「はぁああ、いい、いい、いぐ、いぐ、うううう、ああ〜〜!」
佳織、喜悦の声を発します。浩介のピストンスピード、早なって、そのまま射精に昇ってしまいます。佳織、アクメをむかえて、のたうって、喜悦の果てに、ぐっしゃり、もうろう、おしっこおもらし、気を失ってしまったのです。

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コンビニで買ってきてもらったお弁当を、佳織が二人分を電子レンジで温めて、ポットにお湯を沸かしてインスタントの味噌汁をつくります。セックスを終えて、佳織はショーツを穿いて、ふわふわワンピだけ、浩介はトランクス穿いて、シャツだけ、小さなちゃぶ台だけど、お弁当と味噌汁を並べて、佳織の右に浩介が座って、食べだします。
「ねえ、ねえ、これ、あげる、たまご、ちょうだい」
佳織が肉団子を浩介に食べてもらって、そのかわり卵焼きをもらうのです。もくもくと食べ終わるまで、音楽を聴くきます。用意してあるのはクラシックのピアノ曲です。モーツアルトのピアノ曲、高校生の時までピアノを習っていた佳織です。食べ終わるか終わらないかのとき、浩介の左手が、おんな座りしている佳織の、太腿のうえに置かれたのです。佳織は、ちょっとドギマギの感ですが、なされるがままですが。
「あん、ああん、だめよ、まだ、ごはん、残ってる・・・・」
浩介の左手が、ワンピの裾から入れられてきて、つけ根のところまで触ってきます。
「ああん、浩介さま、ああん、浩介さまのん、ああん」
佳織は、太腿を触られているお返しに、右手を浩介のトランクスのうえにかぶせるのです。ぷっくら、トランクスのうえからでも、おチンポ、わかります。
「ええんやろ、もう、食べたから、してもええんやろ」
浩介がヒソヒソ声で、囁いてきます。佳織、太腿の根元から、柔らかく膨らんだ処に手指が及んできて、ショーツのなかに入れられてしまったのです。なので、佳織、トランクスの前空き割れ目から、おチンポを露出させてあげ、陰茎を握っちゃうのです。
「ああん、浩介さま、だめ、もっと、やわらかく、して、ああん」
浩介の指がお股の割目、陰唇をなぶってきて、そのうちがわへ、指をこすりつけてくるんです。佳織、囁きかえしながら、おチンポ、ぎゅっと握って、したへずらせて亀頭を丸出し、ピンピンにしてしまうのです。浩介が、寝そべります。佳織が、浩介が穿いたトランクスを太腿のところまで脱がして、おチンポを露出させます。
「ああ、うん、はい、ああん」
佳織は、寝そべった浩介の頭のほうへ、足をなげだす格好で、腰のところに顔をもってきて、おチンポを握って、鑑賞してあげるのです。チンポを握って鑑賞してあげるかわりに、オメコを開けて鑑賞してもらいます。
「あっ、ああっ」
横になった佳織の足、右足を立てさせられ、浩介が股を覗けるようにして、ああ、指を入れて、弄ってくるから、佳織、それのお返し、握ったチンポをしごいてあげるんです。

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シックスナインの格好で、横に寝て、佳織が浩介のおチンポをお口に含んでフェラッチオ、浩介が佳織のオメコに唇つけてクンニリンクス。浩介が穿いたトランクスを脱がしてあげ、シャツも脱がせてあげます。浩介は素っ裸になり、佳織のショーツを脱がしてしまい、ふわふわワンピースも脱がせてしまいます。
「ああん、はぁああ、うう、うう、ううっ」
素っ裸になった佳織が、素っ裸になった浩介の、右手に握った陰茎を、ぎゅっと根元へおろし、亀頭を剥きだします。剥きだした亀頭を唇に挟みます。亀頭からおろす舌先で、カリ首をちょろちょろナメナメし、お口の中に咥えます。
「うう、うう、ううっ」
浩介が、オメコをナメナメしてくるので、それにあわせて、佳織、いっそう勃起したおチンポを咥え。ぶちゅぶちゅしてあげます。そうしているうちに、浩介が仰向き、そのうえへ佳織がかぶさります。
「ああん、おっきいわねぇ、おチンポちゃん、あああん」
おおいかぶさって、浩介をまたいで、太腿をひらいて、股間をうしろへ、お尻をあげます。浩介の顔に股間を当ててしまう佳織。お尻を微妙にゆすって、佳織、浩介のお顔に股をこすりつけるのです。
「ああ、ああ、いい、いい、あああん」
おチンポをにぎったまま、のぞけるようにして顔をあげ、手を上げ下げしておチンポを、しっかりしごいてあげます。
「おお、おお、佳織、いい、いい、いいよぉ」
浩介が、オメコから唇を離して、お指を膣に挿し込んでやります。二本です。右手の人差指と中指です。親指は恥丘に生える陰毛を、撫ぜてやります。
「ああああ、ひぃいいい、もっと、おく、おくのほう、ああん」
指をもっと膣の奥まで、入れてほしいと佳織が咽ぶような声でいいます。喜悦です。じゅるじゅる、佳織、浩介の指で膣の襞、撫ぜて擦ってもらって、とろとろと、お蜜を滲ませ、したたらせます。
「うんうん、佳織、啜ってやるよ、お汁を、ねっ」
じゅるっ、じゅるっ、膣から指を抜いてやり、ヌレヌレ陰唇を舌先で割って唇は、めくった陰唇、膣口へ当て、じゅるじゅると吸ってやります。佳織は、オメコを吸ってもらっているから、亀頭をぎゅっと吸ってあげ、舌でナメナメ、お口に含んで、陰茎を唇でこすってあげます。フェラッチオとクンニリンクス、佳織と浩介、女と男、ねちねち、とろとろの前戯です。

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シックスナイン、69の格好、浩介が寝そべり仰向き、佳織がおおいかぶさる格好です。佳織は、唇と舌を使って、それに右手の指で、左手の指で、浩介の勃起したチンポを、亀頭の先っちょから根元まで、なめなめ、吸い吸い、ぶちゅぶちゅ。陰茎の真ん中から根元を握った右手は、上下にしごいてあげます。
「ああ、いい、きもち、いい、佳織、いいよぉ」
仰向いて、佳織の背中から、声をかける浩介。その浩介は、ひらけられた佳織の股に唇をあて、舌をつかって陰唇のうちがわをナメナメ、じゅるじゅる、そうして言葉をかけてやるのです。
「あああ、ひぃいい、ひぃいい、きもち、いいっ」
佳織もおチンポをお口に収めて、じゅるじゅる、じゅぽじゅぱ、ビンビンにします。
「ああああ、いれる?、いれたい。いれてほしい、ああっ」
佳織がお尻を浩介の腰の方へずらし、勃起したおチンポを、後ろから膣に挿し込んでもらいます。顔が見えないスタイルで、騎乗位ですが後ろ向き乗馬です。浩介には、入っている処がよく見えて、満足な気持ち。佳織には、見えないから、動物丸出しの気持ちになって、いっそう淫らな感じになります。
「ああああ、ひぃいい、ひぃいいっ」
浩介を後ろ向いてまたいだ佳織。浩介は佳織のお尻を撫ぜさすり、腰を撫ぜ撫ぜ、お尻をあげさせ、おろさせます。ぶすぶすっ、勃起したおチンポが、お尻の下の真ん中で、ぶすぶすっと挿し込まれ、抜かれていくさまを、浩介が見ます。そうして、佳織を反転させ、顔と顔、胸と胸、浩介の腰からの起立チンポは佳織の股へ、ぶっすり、結合させたまま、ねちねち、むちゅむちゅ、弄りっこです。
「あああん、浩介さまぁ、ひぃいい、わぁああ、いいですぅ」
「うんうん、いいねぇ、おお、おお、おっぱいも、いいねぇ」
「はぁああ、いい、いい、きもち、いいっ」
佳織がまたいだ腰からお尻を、前へ、後ろへ、スライドさせて、浩介の勃起チンポをこすりあげます。佳織のワンルーム、愛の巣、おんなとおとこが濃密に、絡みあい、性の欲望を満たしていくお部屋なのです。
「ああああ、だめ、だめ、いきそおよ、だめ、つけて、ああん」
もう、高揚している佳織は、浩介にスキンをつけて、アクメへ昇らせてほしいとのお願いです。浩介が従い、スキンをつけて、最後まで、いっきに昇りきっていきます。もう、最後、チンポの挿し抜きが早まって、佳織がアクメに昇っていって、浩介の射精が始まって、いっそうの快感高揚に見舞われた佳織です。






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