愛の日々
 -1-
 1〜8 2020.2.12〜2020.2.23

-序-
わたくしが体験したことをお話していきますので、読んでくださいね。わたくしの名前は向井茉奈(むかいまな)です。二十歳になりました。このまえ成人式をしてもらって、参加させてもらって、市長さんから立派な女性(ひと)になりなさいといわれました。わたくし、大学生の二回生で、この四月には三回生です。エッチするのが好きです。恥ずかしくって、ひとには言えないんですけど、ここはわたくしのこと誰だかわからないから、心の中のこと、おしゃべりします。わたくしの体験談です、ほんとうです。
「ああん、だめ、だめ、だめってばぁ」
一番最初に、男子に抱かれたのは18歳でした。高校三年生の時でした。好きな男子と、ではなくて、相手は五人いました。写真のモデルを頼まれて、嵯峨野の奥にある古民家へ行きました。そこで、わたくし、裸にされ、弄られ、あみだくじで順番をつけられ、別の部屋で順番にセックスさせられてしまったのです。このことを、わたくし、物語にして、このあと、続けていこうと思っています。

-1-
「茉奈よ、写真のモデルになって欲しいんだ」
写真部の大里君が茉奈にモデルを依頼してきて、制服のまま単車の後ろに乗せてもらって、大覚寺の裏の道を山の方へいったところにある古民家へ連れていかれました。すでに四人の男子がたむろしていて、大里君を含め、五人の男子が、茉奈を取り囲んだのです。
「おれらのアイドル、向井茉奈を、たっぷり拝ませてもらいたいんだよ」
リーダーは村井君です。ちょっとやんちゃな男子です。大木君、小森君、安井君、茉奈が名前を知っていたのは大里君と村井君だけで、あとの三人とは面識がなく、名前も知りませんでした。
「なにするん、やめてよ、やめて、やめてよぉ」
セーラー服の上から縄をかけられ、手を後ろにまわされ、括られ、柱を背にして、座らされたのです。畳の部屋で八畳の間、床の間があり、三方が襖で仕切られる部屋でした。
「めっちゃ、かわいいやん、さすが、R高のアイドルや、あそこも、可愛いかなぁ」
「ふふふふ、おれら男子校やから、女に飢えてるんや、たんまり、楽しもうぜ」
「そうやなぁ、ゆっくり、はだかにして、また、ひらいてやって、ぶすぶすしてやろうぜ」
「なによ、なにゆうてるん、わたし、訴えるわよ、うったえるぅ」
後ろから、口を塞がれ、布切れを噛まされ、歯と歯の間に紐を噛まされ、茉奈の口が封じられたのです。

-2-
茉奈の好きな男は、いま、大学院生で25歳になる大野一也(おおのかずや)といいます。原子の研究してる研究室にいるんですけど、週に一回、一晩、会って、ごはんを食べて、セックスします。一也には、高校生の時に集団でセックスされたことは、告白していない茉奈です。縛られて、裸にされて、セックスされた経験、輪姦され、そのうち、気持ちがよくなってきて、セックスの味を覚えたというか、忘れられなくなってしまって、それからは、自慰、オナニー、内緒で、通販で、お道具を買って、恥ずかしいことして、大学生になったのです。

「ううん、一也さんと一緒にいるだけで、わたくし、うれしいんです、だからぁ」
「そうだね、だからぁ、うん、抱き合いっこしよう、うん、うん」
茉奈が一也のワンルームへ行くのが週に一回、金曜日の夕方から土曜日のお昼前まで、滞在して、日曜日までいることもあるけれど、一晩だけが多いです。

<ああ、あのとき、縛られてしまって、身動き取れないようにされ、男子に恥ずかしい処を見られて、観察されて、写真に撮られて、脅かされて、わたくし、もう、だれにも相談できなくて、死んでしまいたいくらいに悩んだこともありました。男の、勃起したペニスを、口に含まされ、ぺろぺろさせられ、ぶちゅぶちゅさせられ、その勃起したペニスを、わたくしのヴァギナへ挿入され、射精のときには薄いスキンをつけてくれて、なかで出されて、わたくし、泣くにも泣けない気持ちで、快楽みたいな変な気持ちになって、耐えました>

一也があぐら座りして、茉奈が向きあって、またいで、抱きあうのです。一也の勃起させたちんぽを、茉奈はおめこに受け入れて、挿し込まれたまま、抱きあうのです。
「はぁああ、一也さまぁ、ひぃいい、ひぃいい」
「うん、うん、茉奈ちゃん、きもちいい、ヌルヌル、きもちいいよ」
「あん、だめ、うごかしたら、だめ、ああ、わたくし、ああ、だめですぅ」
「うんうん、ヌルヌル、うんうん、おっぱい、ポチャポチャ、いいよぉ、いいっ」
一也のワンルーム、シングルですがベッドのうえ、全裸で抱き合ったままです。

-3-
<大覚寺の裏山の古民家へ連れ込まれてた向井茉奈、高校生、18歳の記憶です。男たちは五人。茉奈はセーラー服を脱がされ、スカートを脱がされ、インナーだけの姿にされ、柱を背にして足を流し、畳にお尻を置く格好です。
「茉奈を撮影するんだから、順番だよ、裸まで、撮りたいんだけど」
写真部の大里が正面から茉奈の下着姿を撮ります。柱の後ろと横から、茉奈を囲んだ高校生の男四人が、撮影が終わるたびに、着けているインナーをひとつづつ脱がしていくのです。
「おれら、なぁ、茉奈のこと、好きなんだよなぁ、男として、さぁ」
「ああん、ゆるして、ゆるしてください、おねがい」
「だから、さぁ、裸にして、たっぷり鑑賞させてもらって、やらせてもらって、さぁ」
「いや、いや、そんなこと、ゆるして、おねがい、あああん」
スリップを脱がされ、ブラジャーとショーツだけの姿にされてしまって、手首を後ろで括られている茉奈。男たちの目線が、茉奈のからだに注がれます。
「おっぱい、みせて、もらおうかな、大木、ぶらじゃー、とってやれ」
大木は茉奈の面識がない男子学生です。興味深そうに、大木は、茉奈に近づき、髪の毛の匂いを嗅ぎ、そうして背中へ手をまわして、ブラジャーをはずしてしまったのです。
「ああ、やめて、おねがい、やめてよう」
ブラジャーをはずされた茉奈が、顔を下に向け、悲痛に声を洩らします。手首を括った紐がほどかれ、解放されるかと思ったら、大木はブラジャーの肩紐から脱がしてしまい、上半身、裸にさせてしまうのです。
「おっぱいに紐をまわして縛ってやろうぜ、後ろ手縛りってやつだ」
小森が長い紐を手にして、大木に渡します。大木は受け取った紐で、茉奈の手を後ろにまわさせ、手首を十字に縛って、あまりの紐を前にまわし、乳房の下から背中へまわして手首に括り、まだ残った紐を前にまわして、乳房の上に渡して、背中の手首で括ったのです。
「やめて、いやん、やめてください、おねがい、ああっ」
小森が足をばたつかせる茉奈を押さえにはいり、大木が後ろ手に括った茉奈を、柱へ括りつけます。
「いいやろ、見ごたえあるやろ、われらのアイドル茉奈だよ、、茉奈縛り、写真撮るぜ」
手首の紐のあまりを柱に縛りつけられた茉奈は、男の手から離れます。大里が茉奈の正面にあぐらで座り込み、カメラを構えます。ショーツだけの茉奈は、太腿をあわせているものの、膝がずれて横に流す格好です。せめてもの幸い、ショーツを穿いたままで、男たちに見られ、写真に撮られます。
「ちょっと、ほら、膝を立たせて、ひろげろよ」
大木と小森に安井が加わって、足を横に流している茉奈の膝を立たせて、ひろげてしまうのです。ひろげるまえにショーツを脱がされてしまう茉奈。全裸にされてしまうのです。男たちの魂胆です。
「ああん、いやっ、いやっ、やめて、やめて、いやってばぁ」
泣き声に変わってくる茉奈の声です。大木が後ろから茉奈の顔を上げさせるために、髪の毛をひっぱります。後ろ手に縛られた茉奈です。小森がショーツを脱がした茉奈の右膝のうちがわに、安井が左膝のうちがわに手を入れます。そうして立たせた膝を、ひろげてしまいます。茉奈の股が丸見えにされてしまうのです。茉奈は男たちに、全裸にされ、後ろ手縛りで乳房を絞り上げられ、開脚させられМの格好にされたのです。>

-4-
大野一也(25)のワンルームに来ている向井茉奈(20)。もう、ふたりとも全裸になってしまって、座った格好で、向きあい、抱きあっています。一也の部屋は六畳間、フリーリングですが、薄ブルーのカーッペットが敷いてあって、ふかふか、音響のいいコンポから、音楽が流れる温かい部屋です。大学院生で、本棚には物理系の専門書が並べてあります。一也が密かに集めているエロ雑誌やSM写真集などが専門書の奥に並べられていますが、茉奈は、そのことを知りません。
「ああん、ああん、うごかしたら、ああん」
一也が就寝しているシングルベッドの上です。
「ああ、いいよ、茉奈、とっても、いい、いいよぉ」
あぐら座りする一也の腰にまたがって、抱きあっている茉奈ですが、膣には、勃起している一也のモノが、ぶっすりと挿し込まれたままです。
「あああん、ひぃいい、ひぃいいい」
一也が、腰からの膝を少しですけど持ち上げるから、勃起しているちんぽが、茉奈の膣のなかでうごくのです。微妙です。かすかに、茉奈は感じるのです。お腹の奥、お股の奥、じゅるじゅる、ねばっこく濡れている感じなのです。
「あああっ、一也さまぁ、わたくし、あああん、きもち、いいいいっ」
「うんうん、茉奈ちゃん、柔らかい、おっぱい、おしり、それにおマンコ」
「あん、あん、ひぃいい、いい、いい、ですぅ、うううっ」
一也が、擦をまたがらせた茉奈の乳房を右手で、臀部を左手で、まさぐっています。もちろん、勃起させたちんぽは、膣に埋まったまま、ぬるぬるを感じます。一也には、可愛い小悪魔、妖精のような茉奈は、男のペットとして気持ちワクワクです。まだ茉奈と知り合う前には、オナニーのお供にオナホールを使ったりして、欲求を解消していました。茉奈の魅力は、外見、顔、その憂えたような可憐さです。大学の文学部にいて、古典文学を研究したいという文学少女、向井茉奈。文学同好会があって、一也は学部学生のときに会長をしていて、いまはそのOBですが、後輩指導の立場です。知りあって、話を交わすようになって、話すと長いからはしょって、今に至って、セックスするようになって、一也には、セフレ以上の感情を抱く今日この頃です。
「ああ、ああ、茉奈ちゃん、寝て、仰向いて、ほら」
抱きあって、からだを弄りあっていた一也と茉奈。一也が、茉奈を仰向けに寝かせて、太腿をひろげさせ、膝を立てさせ、その間に、座り込む一也です。
「はい、一也さま、わたくし、ああ、はぁああん」
仰向いて、股をひろげた茉奈をみて、一也は、その性器の秘密に魅了されます。陰毛、縦割れの陰唇、会陰までが目のすぐ下に見えます。

-5-
シングルベッドのうえで、仰向いて股をひろげた茉奈を、見下ろす一也。女の股には、男にとって知らないことがいっぱいあります。仰向いた茉奈は、一也を受け入れるために、手をあわせ、二の腕を乳房の外側、あわせた手はあごの下です。二十歳の茉奈のからだは、すっかり大人です。一也は、その肢体を眺めて、ゾクゾクの気持ちがこみあげてきます。
「はぁああ、一也さま、わたくしを、はぁああ、いい気持ちに、させてください」
全裸の茉奈が、つぶやいているのが、一也には聞き取れないほど、興奮しています。舌なめずりして、一也は、茉奈の股に、顔をつけていきます。
「あっ、ああっ、一也さまぁ」
一也は腰を茉奈の顔に向け、自分の顔は茉奈の股に当てるのです。茉奈を横にさせ、茉奈には勃起させたちんぽを握らせ、唇に挿し込み、口の中へ入れさせます。
「ううっ、ふぅううっ、うう、ううっ」
茉奈は、一也のちんぽを、口の中へ入れ、ずぼっと吸い込み、じゅぱっと引き抜くのです。引き抜いても柔らかい亀頭のところは、唇に入れたまま、こすります。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
一也に股をナメナメしてもらうため、片足の膝を立て、一也の頭を挟むようにして、ぺろぺろ、ぷちゅぷちゅ、ぐちゅぐちゅを、してもらいます。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
<あのとき、おとこのちんぽを、くちにほおばらせられて、ああ、かたいおとこのちんぽ、ああ、いきがつまりそうだった>
全裸にされ、後ろ手に括られ、乳房の上下に紐を巻かれて、柱に縛りつけられてしまった茉奈。男たちが見ている目の前で、股をひろげられてしまったのでした。カメラが正面にあり、後ろから髪の毛を引き上げられて正面を向かされた顔。立てた膝を左右にひろげられてしまって、股を丸見えにされてしまって、写真に撮られたのです。
「おれたちの、ゆうことを、聞くんだぜ、向井茉奈、でないと、写真、公開するから、な」
それから、男たちが、順番に、下半身を剥き出して、その男の勃起するちんぽを、口の中に挿入され、じゅぱじゅぱさせられ、五人のちんぽを舐め終わったところで、柱に括られた茉奈をマットのうえに仰向き寝かせて、ひとりひとりが順番に、覆いかぶさってきて、勃起ちんぽを、茉奈の膣へ、挿入して欲求を満たしていったのでした。
<ああ、あのとき、あのおとこたち、わたくし、うけいれてしまったのよ、わたくし>
「ううっ、うぐ、うぐ、ううっ」
目をつむって、お口の中へ、一也の勃起ちんぽを入れている茉奈。記憶がフラッシュバックしてきて、その勢いで、おもいっきい勃起ちんぽを吸い上げてしまいます。ああ、おいしい、おいしい、おいしいわぁ、こころで、茉奈はつぶやくというより叫びます。股を一也になめられて、それから体位が変えられ、茉奈は仰向きます。一也が覆いかぶさってきて、勃起するちんぽを、膣に挿入してきて、寝たまま、仰向いたままの茉奈を、一也が抱くのです。腋の下から腕をいれられ、頭の後ろに手をあてられ、顔と顔、キッスして、胸と胸、女の乳房と男の胸がこすりあわされ、一也は腰を動かしてくるのです。

-6-
仰向いて、股をひらいて、膝を立てている茉奈。うえからかぶさってきた一也に、仰向いたまま抱かれて、膣に勃起したちんぽを挿し込まれているところです。
「ううっ、ああっ、あああっ、一也さまぁ」
「おお、おお、おおっ、茉奈、おおおお、茉奈っ」
ぶすぶす、茉奈の膣はもう濡れ濡れです。膣の襞をちんぴのカリ首でこすられる鈍い快感が、骨盤から恥骨かた、ああ、ああ、めぐるのです。ずずん、ずずん、茉奈は、感じます。一也のちんぽが、奥の方まで届くから、とっても、とっても、気持ちいいのです。
「おお、おお、茉奈、締まるよぉ、とっても、ぎゅしゅぎしゅ、気持ちいい」
「あん、ああん、わたくし、あん、ああん、一也さま、すき、好き、好きですぅ」
ぶすぶす、ぶすぶす、一也のピストンが早くなり、そのうち、引っこ抜かれてしまいます。スキンをつけるのです。からだから離れられて茉奈。仰向いて、そのまま、閉じていた目を、薄く開け、一也を見ます。裸の一也が、スキンをつけているのがわかります。
<スキンをつけてやるから、まってろ。わかったな>
大木くんがナマでいれていたちんぽを引き抜いて、スキンをつけたのです。後ろ手に縛られて、乳房を締めあげられている茉奈は、仰向いたままです。小森くんと安井くんが、茉奈の膝をもちあげ、ひろげているのです。お尻がもちあがって、股が斜めうえ向かされて、そこへスキンをつけた大木が、ぶすぶすっと膣へ挿し込んでしまうのです。
「おお、いいぞ、いいぞ、だしてやれ、茉奈、よろこんでるぜ、ほうら」
「ひぃいい、ひやぁああ、ひやっ、ひやっ、ひぃいいっ」
ぺたん、ぺたん、ぐちゅん、ぐちゅん、大木くんが挿し込んできて腰が茉奈の股にあたって、へんな音がするのです。
「ううっ、おおっ、でる、でる、おおおっ、でた、でたぁ」
大木くんが射精するときに声を出して、ほかの男に告げているのです。見ている男たちは、茉奈のからだに触れていて、大里くんは写真を撮っているのです。スキンをつけたちんぽを抜かれた茉奈は、畳の上に仰向いたまま、ころがされているのです。その日初対面だった小森くんが、そうして安井くんが、茉奈をモノにして、学校が一緒の村井くんが茉奈と交わって、さいごに大里くんが、交わってきたのでした。五人の男子が茉奈を輪姦したところで、もう泣いても涙が出ないほどでした。疲れ切った茉奈の縄をといてくれたのは、カメラマンの大里くんでした。
<また、呼ぶから、そのときは、来るんだ、わかったな、来ないと写真をばらまくぜ、と言って茉奈を開放したのでした。>
「ああん、一也さまぁ、ああ、ああ、ひぃいいいっ」
スキンをかぶせた勃起ちんぽだけれど、茉奈にはナマと同じ感じで、ずんずん、いい気持ちが高じてきて、オーガズムを迎えます。一也は、ぶすぶすっ、ぶすぶすっ、スピードをあげて、射精モードにはいります。
「おおおおおおおっ、でるでる、うううううっ、ううっ」
苦しそうだけど、それが気持ちいいという一也が、射精、茉奈の膣のなかで射精して、そのまま静止してしまったのです。

-7-
<拘束されてイカサレテ>
大野一也(25)は大学院生で、物理学の原子研究室で、研究の日々を送っているところでした。物理学を研究する一也ですが、文学同好会の後輩になる向井茉奈と出会ったのです。その小悪魔的な魅力は、いつかは茉奈を縛ってセックスできたら、いいのになぁ、と夢想していたところでした。といっても、そのことを茉奈に施すことなど、できないなと思いながらも、セックスをしているところでした。
「ううん、見てみようか、ネットにさぁ、エロい映像が、あるんだ」
無料で見れるアダルトサイトの動画で、SMに分類の映像を、さりげなく茉奈に見せたのです。セクスを終えて、軽い食事をとっている合間です。茉奈は、びっくりした様子ですが、目をそむけることはなく、無言で、その画面をじっと見つめているのです。ああ、ああ、ひぃいいい、あまり質の良くない音声が女の声をキイキイにしての喘ぎです。
「ううん、そんなの、一也さん、好きなの、男の人って、みんなそうなのかしら」
茉奈は、一也の顔を見ることもなく、つぶやくのです。一也は、茉奈の言葉に、どう反応したらいいのか、戸惑います。茉奈は、高校三年のとき、男たち五人組に拉致され、姦淫され、処女を無くしてしまった経験が、よみがえってくるのでしたが、一也にそのことを打ち明ける勇気はありません。でも、心のなかで、あの時の心の傷がよみがえってきて、やるせない気持ちになることもあります。
「わたくし、みたこと、あるの、もっと、無修正っていうのか、そういうの」
「そうなの、茉奈って、えっちなんだ、そうなの、そうなのかぁ」
一也は、立ち上がり、書棚の奥から、写真集を出してきて、茉奈に見るようにと勧めたのです。カラーの縛られ写真集です。一也の目が、ランランとなって、オオカミのような息遣いになっているようにも、茉奈には感じられます。
「うん、わたし、されてみたい、なぁ、なんて、おもってしまう、ううっ」
一也の部屋、六畳一間のワンルームです。セックスするためにこの部屋を訪れる茉奈です。週に一回、土曜日の午後からが多いですが、あれの兆しのとき、あれの最中には、訪れないから、毎週というわけではありませんが、訪れたら、くたくたになるまで、セックスしてもらう大学二回生、二十歳の茉奈です。
「ああっ、わたくし、ご主人さまのお言いつけ、なんでも、お聞きいたします」
「そうか、セフレ茉奈、なんでも聞くっていうんだな、それじゃ、裸になれ」
ストーブが炊いてあるから、温かいです。裸になっても、寒くはないです。茉奈は、脱がしてもらえず、一也の前で、自分でお洋服を脱ぐ、のです。ええ、下着、インナーは、通販で買いました、股空きのレースのパンティ、おっぱい丸出しのブラジャー、それをつけていて、生成りのワンピースを着ています。

-8-
大学院生一也のワンルームはフローリング敷の六畳一間です。聖護院の近くのマンションの一室です。シングルのベッドがあり勉強机があり、椅子があり、本棚が壁一面です。寝そべれる広さは畳一枚分ほどですが、ほかほか、温かいお部屋だから、愛の巣、そう一也(25)は自分のワンルームを愛の巣というのです。二十歳になっている茉奈は、この部屋を愛の巣と呼ぶことに、抵抗はありません。愛の巣、愛情いっぱいの巣、男の人と女の人がつがいになって一緒にいるお部屋ですから、愛の巣。
「恥ずかしい、ちょっと、恥ずかしいけど、わたくし、脱いじゃう」
「見ていてやるよ、茉奈、それからだよ、愛の巣、するのは」
「もう、愛の巣よ、わたくしわ、愛の巣にいます」
淡いアイボリー色の生成りのワンピース。茉奈は、勉強机と椅子を後ろにして、ホックを外しジッパーを下ろし、肩からワンピースを脱いでしまいます。一也は、座ったままです。下着姿になった茉奈を、見上げてきます。
「そんなに、みつめたらぁ、わたくし、恥ずかしいです、ご主人さまぁ」
「いいねぇ、おっぱいまるだし乳バンド、またまるだしパンティ、茉奈、セクシーだよ」
「ああん、ご主人さま、わたくし、コスプレ、ああ、見ないで、そんなにぃ」
「立ったままではどうしようもない、座れよ、座椅子に、座れ」
「はい、ああん、座ります、座るけど、はい、お言いつけ、ありがとうございます」
茉奈は全裸ではなくて、パンティとブラジャーをつけていますけど、隠すべきところが隠れていないのです。
「いいかい、この座椅子、横にパイプがははめられる、いいだろ、茉奈」
座椅子にお尻をおいた茉奈。おっぱい丸見え、お股丸見えになっているインナーを着けたままにお座りです。座椅子の背凭れに90pの竹棒が、横につけられているんです。茉奈は、肩からの腕をベルトでたすき掛けされます。そうして膝にベルトが巻かれて、竹棒の両端へと引き上げられるのです。
「ああっ、あああん、ご主人さま、こんなこと、ああん」
膝をひろげられたけれど、足の裏はカーペットにつけられます。肩から腕の根元が背凭れの幅でベルトで留められているから、開脚してМすがたで、座椅子に固定されてしまったのです。
「いいね、写真に撮っておくよ、記念に、ねっ」
ベッドの前に置かれた座椅子です。畳一枚分の広さのふかふかカーペットのうえです。一也は、黒いトランクスだけの姿です。このトランクスは、前開きで、男の性器の睾丸までを出すことができる仕様です。
「ああん、写真って、そんなの、恥ずかしいです、ご主人さまぁ」
「なになに、うんうん、黒い毛、ばっちし、股の縦の唇も、ばっちし、いいねぇ」
狭いです。茉奈が置かれた座椅子の前に、一也があぐら座りすると、30pほどしか間がありません。愛の巣、ビデオカメラが小さな三脚に置いてあり、一也の目線から、茉奈の姿がとらえられ、横のテレビモニターに映せるのです。















































































































































































































































































































































































































































































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