愛の部屋
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 17〜22 2020.3.5〜2020.3.13

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<縛られる沙織>
今日は浩介のお部屋を訪ねる日です。だいたい一週に一回のペースで、おたがいのお部屋訪問するのですが、回数としては浩介が沙織の部屋へ来ることが多いです。三回に一回くらいで、浩介のお部屋へいく沙織です。
「うん、お掃除してあげるから、コンビニで、おにぎり買ってきてよ」
まだ土曜日の午前中、11時前です。浩介ったら男の子だからというわけでもないけど、お掃除しないから、沙織が訪問してきて、六畳の広さですけど、ハンディ掃除機で、お掃除です。秘密の箱、浩介のお部屋にある旅行用のケースに、いっぱい愛のお道具が詰めてあります。沙織の部屋には、そんなにないんですが、浩介のお部屋には、愛のためのお道具が、いっぱい。ええ、沙織は、浩介のおちんぽだけで、いいと思っているんですが、そうなんです、何回も満足したいんですけど、浩介ったら、射精、三回したら、もう、あんまりできないんです。なので、沙織は五回くらい、満足したいから、それを充足してもらうのが、恥ずかしいけど、お道具です。
「たまごサンド、買ってきたよ、夜はまた、外で、食べよう」
セブンのお店が近くにあって、そこでたまごサンドを買ってきた浩介です。お湯沸かして、紅茶を入れて、お昼御飯です。ごはんが済むと、浩介は、もう待てないくらいに、ソワソワしてきて、沙織を抱きにかかってきます。
「はぁああ、だめよ、こうすけぇ、あああん」
うしろから抱いてきて、スカートの中に手を入れてきて、ええ、立ったままです。ブラウスのボタンのあいだから、手を入れてくる浩介です。
「沙織、好きだよ、好きなんだよぉ」
「ああん、わたしかって、好きよ、こうすけのこと、ああっ」
沙織は、ブラウスのボタンをはずして、あとは浩介に任せます。浩介は、不器用なところがあって、小さなボタンを外すのに時間がかかるから、ブラウスのボタンは、沙織がはずすのです。
「ううん、あああん、ああん」
インナーはシュミーズにブラとショーツ。ソックスだけで、パンストは穿いていません沙織。スカートはロング丈ですから。
「ううっ、ううっ、ふぅうううっ」
立ったままで後ろから抱かれて、キッスを求めてくる浩介に、沙織はお顔を横にして、応えます。

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浩介のワンルームは東向きに窓があるからとっても明るいです。まだ土曜日の午前中なので、お天気がよいから光が入り込んできています。立ったままでうしろから抱かれて、顔を横にむけてキッスする沙織です。
「ふぅううう、うう、うう、うふうふぅう」
浩介が、ボタンをはずしたブラウスの、シュミーズの裾から手をいれてきます。ブラのうえから手をかぶせてくる浩介。キッスしたまま、浩介は、沙織にスキを与えないように、キッスで気をそらしてしまうのです。バイオリン弾きの沙織です。その気になるまで音をあわせる要領で、からだを性交へとあわせるのです。
「ああん、こうすけぇ、あああん」
ブラのなかへ手を入れてきて、おっぱいに手をかぶせてくる浩介。沙織は、からだを小さくして、こそばさからのがれようとします。
「ああん、こそばい、だめ、ああん、こそばいって」
浩介にうしろから抱かれ、右手でおっぱいを弄られだして、スカートをめくられます。ロングのスカートだから、すそから手を入れられ、たくしあげられ、太腿が露出するところを、鏡に映され、白いショーツが映ります。
「ぬげよ、沙織、すかーと、ぬげよ」
浩介が、うしろから抱いたまま、沙織にスカートを脱がさせます。沙織は、ホックをはずし、腰部をひろげ、そのまま絨毯のうえの落とします。それとの続きで、ブラウスを脱いでしまって、インナーだけの姿になります。腰までの丈の透けたシュミーズ、白いブラと白いショーツ、ショートカットの清楚な髪形。浩介が沙織をくるりと回転させて、向きあう格好になります。
「おれも、脱ぐから、手伝って、おくれよ、沙織」
シャツを脱ぎ、ズボンを脱ぎ、トランクスだけの姿になる浩介です。トランペット吹きだけど、からだは結構筋肉質で、なよなよしてはいません。その点では、沙織は顔立ちからでは華奢に見えますが、胸と臀部は女子、成熟女子で、ぷっくら胸も臀部も膨らんでいます。太腿だってそれなりに太くって、沙織自身は、好きでないといいます。でも、ぽちゃぽちゃ、浩介は、触っていると、食べたくなってくる感じで、沙織を可愛がりたいと思うのです。
「座らせて、座って、おはなし、しましょう」
沙織は午前の光に反応して、とってもクリアーな頭になっていて、まだ壊れそうではないのです。でも、浩介は、セックスしたい、もう男のからだには、精子が溜まっているから、うずうず、女のからだを見て、発情しているのです。沙織は、なんだかんだといいながら、焦らしているわけではないのですが、セックスすること、しらふでは恥ずかしい気持ちがあるのです。
「ああん、エッチな子、こうすけ、すけべ、ってゆうのよ、こうすけぇ」
触られてしまうと、沙織は、もうどうしようもなく、抵抗なんてできない。息遣いが乱れてきて、浩介には、それがタイミングで、シュミーズとブラジャーは着けたまま、ショーツを脱がしてしまいます。

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浩介のお部屋、土曜日の、まだお昼前だというのに、訪問してきた沙織の気持ちは、ぬるぬる状態です。インナーだけになって、絨毯のうえに座布団を敷いて、お座りした沙織。ショーツを脱いでしまったから、腰回りはすっぽんぽんの裸です。腰までのシュミーズとブラジャーは着けたままです。浩介はというと、もうトランクスだけの格好で、座った沙織を後ろから抱いています。
「ああん、こうすけぇ、あん、ああん」
姿見の縦長鏡が沙織の前にあって、姿が映るんです。
「ほら、沙織、これ、脱いじゃおうか」
浩介が、シュミーズの裾をたくし上げ、ブラを丸出しのところでとめます。脱がされる沙織。それから浩介は、ブラジャーのホックをはずしてしまって、おっぱいを露出させてしまいます。
「ほら、沙織、足、膝、立てて、ひろげろよ、ほうら」
乳房が丸出しになったのに、ブラジャーはまだ肩に引っかかったままです。白い肌、二十歳のバイオリニスト沙織の裸体。浩介は、男で、女が好きです。明るい部屋で、暖房を利かして、沙織を裸にしてやると、こころ浮き浮き、生唾でくちのなかいっぱいです。
「こそばい、ああん、こうすけぇ、こそばいって」
髪の毛の生え際、耳たぶのうしろを、唇でそっと撫ぜあげると、沙織が肩をすぼめます。そのまま、ブラジャーをとってやると、沙織は全裸。鏡には、茶色の座布団にお尻をおいて、膝を立ててひろげた沙織のからだが映ります。浩介は、鏡の中の沙織のからだに見入ります。ナマの沙織の肌を触りながら、鏡の中の沙織を見るのです。
「ああん、ううん、いいのよ、あん、おっぱい、いやん、ああん」
浩介は、白い肌の沙織を、ぽっちゃりした肌をさわりながら、浴衣用の兵児帯を手にするのです。柔らかい絹ではなくて化繊ですけど、露店で買ったやつです。そうそう、道具箱には、えっちな道具が、詰めてあるのです。
「ほら、沙織、この帯で、たすき掛けしてあげよう、いいでしょ」
赤と黄と白の縞柄の兵児帯です。女の子が締めて喜ぶ兵児帯です。浩介が、沙織の背中に兵児帯の真ん中を斜めにあて、肩からと脇からと前へまわして、膝の外から内へまわして、肩と脇へ戻して背中で括るのです。お膝ごとたすき掛けされた全裸の沙織です。
「ほら、沙織、まえのめり、そうそう、それでいいよ」
沙織の膝が、からだの幅にひろがったまま、腋の下にくるところまで、うつむかされて、兵児帯を背中で絞られたのです。浩介が、沙織の肩から上半身を起こさせます。上半身が起きると、膝が浮き、足裏が絨毯から浮いてしまうのです。股をひろげてМすがた、鏡に映るバイオリニスト二十歳の沙織です。

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浩介に全裸にされてしまって兵児帯で、膝ごとたすき掛けされた沙織。鏡の前で、後ろから浩介が肩に手をおいて上半身を起こさせたのです。膝を脇腹の横にまでひらいた沙織は、М姿になって、鏡にそのまま映ってしまったのです。
「ああっ、こうすけぇ、こんなのぉ、恥ずかしいぃ、ああん」
浩介は、沙織の後ろに座ったままで、足を投げ出し、うでを沙織の胸にまわして、おっぱいをすそから持ち上げるのです。
「ううん、沙織、いや?こんなの?ぼく、すきだよ!」
にやにやする浩介の顔が、沙織の肩の後ろに映っています。沙織は、なにより、股をひろけたままの自分の姿に恥ずかしいのです。
「ああん、あああん、こうすけったらぁ、ああっ」
後ろから浩介が抱いてきて、おっぱいを弄られ、陰毛からしたのところを弄られだしたのです。そうして浩介は、沙織の顔を横向かせ、後ろからキッスを要求してくるのです。
「うううっ、ううううっ」
沙織は、自由になる手を後ろにまわし、無意識に、浩介の腰を弄り、ちんぽを握ってしまうのです。まだトランクスを穿いているから、前の空いたところへ手をいれて、ちんぽを握ってしまいます。鏡には、太腿をばっちし逆八にもちあげひろげた沙織の股が、はっきりと映っているのです。お尻の芯を絨毯に着けた沙織は、こころもち後ろに倒れています。股を前へ突き出す格好で、恥ずかしい処が、明確に、はっきりと、大写し状態で、映っているのです。そのうえ、おっぱいを弄る浩介の手、顎を落として正面に向けた顔が、映っているじゃないですか。
「沙織、ここ、ひらいて、やろうか、ここ」
浩介が、鏡を見ながら、沙織の股の陰唇をひろげ開こうかというのです。沙織は、タジタジの気持ち、それは恥ずかしい気持ちが優先です。まさか、股をこんなにもひらいて、自分の羞恥部を、浩介といっしょに見るなんて、思いもかけなかったことです。
「ああん、いやん、だめよ、だめだめ、だめったらぁ」
浩介のワンルーム、座布団の広さの空間で、沙織は開脚М姿にされてしまったのです。浩介が沙織から離れ、トランクスを脱いで、全裸になります。リクライニングの座椅子に沙織を座らせ、浩介が沙織の横にきます。沙織の羞恥姿を鏡に映して、横からその沙織の裸体を弄るという魂胆。そうしてときたま立って、勃起するちんぽを、沙織にしゃぶらせるのです。浩介、別の女子にはこうしてやって、よろこばせたことがありますが、バイオリニストの沙織に施すのは初めてです。

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全裸になった沙織は、赤い兵児帯で膝ごとたすき掛けにされ、開脚М姿です。後ろ45度に倒されたリクライニング座椅子にお尻を置いているのです。すぐ目の前に姿見鏡が置いてあるから、沙織、開いた股がまともに鏡に映っているのが、見えてしまいます。
「ああん、こんなの、いやぁあん、恥ずかしい、こんなの恥ずかしい」
浩介のワンルーム、絨毯のうえ、まわりにベッドがあり、勉強机があり、椅子があり、ちゃぶ台があり整理棚があります。旅行用のバッグには、浩介が通販で買ったアダルトのグッズが詰まっています。
「うううん、沙織、ほんとうは、うれしいんじゃない?」
「いやぁああん、そんなこと、そんなこと、ないよぉ」
沙織が座るリクライニング座椅子の左側に浩介があぐら座りです。右手で沙織の胸から顔を、左手で陰毛から陰唇、肛門までを弄るのです。沙織は、兵児帯で膝ごとたすき掛けされているから、股から膝が逆八姿で腋の下です、手は自由です。
「ほうら、おっぱい、揺すってあげよう、ぷるん、ぷるん」
「ああん、あああん、こうすけぇ、いやぁああん」
「ふふん、陰毛、たくしあげて、ほら、クリ、剥きあげだよ、ほうら」
「ああん、いやん、いや、いや、こうすけったらぁ」
乳房を揺すられクリトリスを剥きあげられていくバイオリン弾きの沙織。恥ずかしい処を鏡に映しだされている大学二年生、二十歳の沙織。
「ぼくの、ちんぽ、咥えさせてあげようか、沙織」
浩介が、膝立ちになると、腰の高さが、沙織の顔の高さです。沙織の左横から、浩介が勃起させたちんぽを、突き出してきます。手が使える沙織が、突き出された勃起ちんぽを、無意識に握ってしまいます。先走り蜜にまみれるヌルヌル亀頭を、沙織は、握った左手の親指でそれを拭って、いっそうヌルヌルにさせてしまいます。
「ううっ、うううん、うう、ううっ」
顔を左横に向けた沙織が、浩介が突き出した勃起ちんぽを唇に挟んで、亀頭を口の中に咥えます。
「ああ、おお、ああっ、沙織ぃ、いい、いい、ああっ」
沙織にフェラチオさせながら、浩介は、右手で沙織の乳房をまさぐり、左手で、陰唇をひらいて、濡れだした膣前庭を中指の腹でこすりあげます。
「ううううっ、うぐ、うぐ、ううううっ」
沙織は、きっちり勃起ちんぽの下半分を握りしめ、亀頭からカリ首を剥き出し、つるつるになった亀頭を唇でこすりあげるのです。ぬるっ、ぬるっ、沙織の膣から、ヌルヌルの透明な蜜が、流れ出してくるのを浩介が、指の腹で拭ってやります。
「ううっ、うう、うう、ううっ」
ぶちゅ、ぶちゅ、沙織が勃起ちんぽの亀頭をなめなめする、淫らな音が醸されます。浩介は、陰唇をひらいて膣前庭を擦り下ろしたそのまま、膣口からヌレヌレの膣なかへ、指をぶすっと挿し込みます。
「あああっ、ひぃいいいっ、いいっ、ううっ、うううぐ、うぐうぐっ」
膣のなかに指を入れられた沙織は、勃起ちんぽを口から抜いて、声を洩らします。じんじん開脚М姿で閉じられない膝です。指で膣のなかを弄られてすぐさま、いっそう、強く、勃起ちんぽを咥えてじゅばじゅばしだすのです。

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沙織の膣のなかはぐじゅぐじゅです。斜め後ろに倒れた開脚М姿の沙織は、浩介の勃起ちんぽを口に咥えたまま、膣のなかに指を入れられているのです。
「おおっ、ああっ、沙織、ヌルヌルやぞ、ぬるぬるぅ」
「ううっ、うぐ、うぐ、うう、うぐうぅうっ」
うんうん、いい気持ちとでも言わんばかりに、沙織がうんうんと顔を縦にふります。
「きもち、いいんやろ、沙織、気持ちいいんやろ」
浩介のワンルーム、畳半分ほどのスペースにリクライニングの座椅子です。姿見鏡が目の前にある沙織の開脚М姿が、ばっちりと、映っています。浩介が、見ています。沙織は、顔をしかめて、ときおり鏡のなかを見ています。勃起ちんぽを咥えた口元、指を挿し込まれた膣の入り口が、見るからに淫らです。
「あああああっ、こうすけぇ、ああああああっ」
勃起するちんぽを、口から抜いて、陰茎を握った手を上下に動かす沙織。と同時に声を、喜悦の声をあげてしまうバイオリン弾きの沙織。浩介は、握られた勃起ちんぽを離させ、沙織の正面に座ります。勃起したちんぽを、膣に挿し込むのです。鏡を背にした浩介が、足を投げ出し、沙織のお尻を包むようにして、勃起ちんぽを、沙織の膣へ、挿し込んでやるのです。
「はぁあああっ、ひぃいいいっ、こうすけぇ、ひぃいいいっ」
浩介はやや後ろに反り返り、ぶすっ、ぶすっ、と勃起ちんぽを、挿し込んだのです。沙織は、普段ではない拘束のされ方で、股をぎゅっとひろげているから、ぶすっと挿し込まれたちんぽの亀頭が、きっちり膣襞をこするので、突きあがってくる強い刺激に、喜びの悲鳴をあげてしまいます。べっちょり、ぬれぬれ、沙織の膣まわり。浩介は、挿し込みながら、陰毛をたくし上げてやり、陰唇をひろげてやります。はっきりと、膣に入る勃起ちんぽを、見るんです。斜め上向いた沙織の股です。沙織にも見ろという浩介です。
「ひぃやぁああん、こうすけぇ、ひぃやぁ、ああん」
沙織の乳房が膨らんでシコってきます。乳頭から乳首が勃起してきます。陰唇が分厚くなって、いっそうヌルヌルになります。アクメを迎えていく予兆がはじまった沙織です。浩介がスキンをつけます。
「ちょっとまってよ、つけるから」
「はぁあああ、こうすけぇ、ああああん」
スキンが被った勃起ちんぽを、ぶすぶすと沙織に挿し込む浩介。
「おおっ、いいよぉ、きもちいい、おお、おおおっ」
それからの浩介のぶすぶす、挿し込み。沙織は、裸体を反らし、胸を突き上げ、太腿をいっそう思いっきりひろげて、アクメを迎えだしたのです。もう、止まらない、オーガズムを迎えた沙織。挿されて抜かれて、挿されて抜かれて、ぐいぐい、浩介の勃起ちんぽが根元まで挿入されたまま、痙攣する浩介ちんぽです。沙織は、もうもう、浩介の腕にしがみついて、喜悦の瞬間を迎えたのです。
「ひぃいいいいい〜〜〜っ!」
お小水が、ぴしゅん、ぴしゅんと、飛び出して、浩介の腰前がぐちゅぐちゅになります。
「ああああ、沙織、よかったよ、めっちゃ、よかったよぉ」
浩介は、沙織を抱いて、抱いたまま、沙織の膣にちんぽを挿入したまま、沙織のほとぼりがさめるまで、沙織は開脚Мのまま、抱きあったままにしておいてもらえるのでした。
(この章おわり)




























































































































































































































































































































































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