愛の部屋
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 1〜8 2020.2.12〜2020.2.20

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<沙織のからだ>
沙織の部屋は六畳間です。色はピンク系にまとめていて、ロフトで買ったちゃぶ台が真ん中、そのうしろ窓のところに大きなクッションです。さっき沙織が浩介の射精をうけたのが、このピンクの布地のクッションでした。右側にシングルベッドがあります。手すりはありません。白っぽいピンク色、木製、頭のところにスタンドを置く小さな棚があり、引き出しがついていて、沙織はその引き出しに、お道具をいくつか収納しています。ええ、通信販売のサイトで、見つけたお道具、びびびびって痺れた音がするけど、お人形みたいなバイブレーターとローターを内緒で買って、しまってあるのです。それから、コンドームの入った箱も入れてあります。六つ入った箱を五つ買ったんですが、もう、半分以上を、浩介が使ってしまったところなんです。
「座れよ、沙織、見せてくれよ」
ハンバーガー、まだ食べ残したのをちゃぶ台に置いたまま、ミルクティーのカップには、まだ半分ほど残ったまま、飲みさしのところでした。浩介が、沙織をベッドの縁に座れと、いうのです。
「ええっ、まだ、はんぶんしか食べてへんのに、すわるん」
「もう、はんぶんも食べた、あとは残しておいて、沙織を、見てみたい」
浩介が、なにをしようとしているのか、沙織にはわかります。自分のからだに興味を持っている浩介。男子だから、女子に興味を持っています。沙織だって、女子だから男子に興味持っています。男子のちんぽ、腰から生えるにょっきり、おっきくなったら硬くてビンビン、萎えてちいさくなったらかわいい、浩介のおちんぽに興味津々です。
「うん、すわる、すわっちゃうよ、すわります」
スケスケのショーツを穿いただけの可憐なバイオリニストの沙織です。おっぱいを裸にした大学二年生二十歳の沙織が、ベッドの縁にお尻をおきます。浩介が座っている右横です。ちゃぶ台に向いていた浩介が、ベッドにお尻をおいた沙織のほうに、向きをかえます。淡いピンクのレースで縫われたショーツだけの沙織です。股は、足を開くと、露出して、見えちゃうんです。
「あかんってばぁ、こうすけ、あし、ひらく、なんて、あかん、恥ずかしい」
あぐら座りした浩介が、沙織の左右の膝それぞれに、左右の手の平をおいて、ひろげようとするのです。前かがみになっている沙織です。初めてのことじゃないんですが、やっぱり、恥ずかしいじゃないですか。小声で抵抗します。でも、浩介が股を開こうとしてくるのに、からだでの抵抗はしません。膝をひろげてしまう沙織です。あぐら座りの浩介の萎えたちんぽが、見えます。沙織は浩介の手の動きにあわせて、膝を開きます。45度ほどひろげられる沙織。浩介の目線が、股を見つめているのがはっきりとわかります。沙織は、その目線が、からだのなかへ入ってくるのがわかります。
「ああん、こうすけぇ、あああん」
浩介が、ひろげた太腿の根元へ、顔をくっつけてきたのです。沙織は、おもわず、びっくりの小声を洩らしてしまったのです。

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ベッドの縁に座った沙織の股に、浩介が顔をくっつけてきます。ピンクのレースで縫われたショーツを穿いている沙織です。浩介が、股布の真ん中へ、左の親指をいれてめくるんです。すでにショーツしか穿いていない沙織です。浩介が、見ている、股布をめくられて、見られている。
「ああん、こうすけぇ、ああん、みたら、ああん、恥ぃよぉ」
「ううんん、沙織を、見たいんだ、おれ、沙織の、お、め、こ、見たいんだよ」
「ああん、いやん、そんなこと、ゆうたら、あかん、ああん」
すでに、もう、さきに、セックスを終えているから、浩介は余裕です。沙織にしても、恥ずかしさは、最初ほどではないけれど、やっぱり、股を見られるのは、恥ずかしいです。トランクスを穿いてる浩介の腰まわりは隠れたままです。あぐら座りする浩介が、ショーツの股布を左手で退けていて、沙織の股の真ん中を露出させていて、右の親指で陰唇のトサカを撫ぜあげるのです。
「ああん、いやん、こうすけぇ、ああん」
沙織は、太腿を90度にひろげ、浩介の頭の後ろに手を当てて、なされるがままです。
「あん、あん、ああん」
じゅるっ、じゅるっ、ぐちゅぐちゅっ、浩介の唇が陰唇に当てられ、音をたてて吸いだすのです。沙織、大学二年生の二十歳です。オーケストラ部ではバイオリンを弾く可憐な女子です。それなのに、男の浩介の、手指と唇での刺激で、もう、お腹の奥がぬるんできてしまいます。
「あああん、こうすけぇ、あああん、いゃああん」
じゅるじゅる、じゅるじゅる、淫らな音をたてられて、沙織はうずうず、裸の胸を左右に揺すって、身悶えです。舌先で陰唇をわられ、膣口をなめられだして、クリトリスを剥きだされて、刺激され、そうして浩介は沙織へのクンニを終え、たちあがり、トランクスを太腿のところまで下ろします。半勃起のちんぽが、ぷるるんと沙織の目の前です。舐めろ、というのです。いわれなくても、沙織は、わかっています、浩介が望んでいること、フェラチオです。
「ああん、こうすけ、ああん」
顔を仰向かせ、舌を出した沙織が、突き出されたちんぽの、亀頭の裏を、ぺろぺろっと、なめます。
「ああ、おお、沙織、いい、おお、ああっ」
ぴくん、ぴくん、浩介のちんぽが、いきり起ってきます。沙織は、そのまま唇に亀頭を含み、浩介のお尻をだき、顔を、ぎゅっと浩介の、腰に近づけていきます。浩介の勃起しだしたちんぽを、口の中に含みこんでいくのです。
「おおおおっ、ううううっ、沙織ぃ、いい、いい、いいよぉ」
浩介は、ぎゅっと腰に力を込めて、腰からの勃起ちんぽをビンビンに、わななかせ、沙織の唇でこすられます。
「うう、うう、ううっ」
浩介が、頭のうしろへ手をまわし、勃起するちんぽを咥えた沙織の顔を、まえへ、うしろへ、右よこへ、左よこへと動かさせ、勃起するちんぽをなめさせるのです。沙織は、この苦痛が好きです。お口に勃起するちんぽを咥えたまま、顔を動かすのが、好き、好き、好きなのです。

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沙織の部屋へきているのはセックスフレンドの浩介です。大学のオーケストラ部で一緒にいたのですが、トランペットを吹く浩介に興味を持ったのは、沙織のほうからでした。沙織からは恋人ですが、浩介は沙織のことをセックスフレンド、セフレだというのです。
「ううっ、ふぅうううっ、うぐ、うぐ、うぐううっ」
浩介からクンニされ、そのあとにフェラしている沙織です。浩介の勃起ちんぽが、大きいのか小さいのか、沙織には経験値が少ないから、判断できないんですけれど、陰茎の真ん中を握ると、親指と中指の爪先がやっとくっつく太さです。長さは15pほどです。亀頭が柔らかくて、カリ首が深くて、陰茎が硬いんです。
「ううっ、うぐうう、うぐうう、ふぅううううっ」
浩介の勃起したちんぽをしゃぶるのが、大好きな沙織です。バイオリンを弾きながら、頭の中には勃起したちんぽをおしゃぶりする光景が、浮かんでは消えていきます。
「ああっ、うん、わかった、ベッドに、ねる、うん、うん」
フェラチオをいったんやめ、シングルですが沙織のベッドで、シックスナインのスタイルで弄りっこ、舐めっこ、するんです。沙織はショーツを脱ぎます。浩介全裸になっちゃいます。浩介も全裸になってベッドに寝転びます。
「うううん、沙織、たっぷり、舐めてやるから、感じろよ」
「ああん、うん、うん、こうすけのん、舐めてあげる、あげますぅ」
掛け布団は足元へすらせて、淡いピンクのシーツのうえです。横になる沙織の顔の前に浩介の腰がきます。浩介の顔のまえには沙織の太腿根元です。勃起したちんぽを握って、口に入れて、じゅぱじゅぱするのは、かんたんといえばかんたんです。だけど、沙織の股を、浩介が、舐めるのは、顔を股の中に入れ込まないとできないのです。沙織は、片膝を立て、股をひろげて、浩介のお顔を当ててもらいます。
「ああっ、うう、ううっ、ふん、ふん、ふぅうん、ん、んっ」
手に陰茎をにぎり、舌で亀頭をぺろぺろ、唇に亀頭を挟んで、カリ首までを口の中に入れ、ぎゅっと吸って絞ってあげて、握っている陰茎をぎゅっと押し下げて、亀頭を完全に剥いてしまいます。カリ首のところを、舌でちゅるちゅる、ちょろちょろ、なめなめします。浩介は、腰にぎゅっと力をこめています。沙織の股を舐める浩介は、指も使ってきます。ひろげて、すぼめて、指を谷間にこすってきます。もう、ヌルヌルになっているから、沙織、じわ〜〜っと刺激を感じます。
「ううっ、ふぅううっ、うううっ」
気持ちよく感じるときには、握ったちんぽの陰茎、握り方をぎゅっと絞めてあげます。もっと感じるときは、おちんぽ口から抜いて、おちんぽ、陰茎、しごいてあげます。
「ううっ、おお、、ああ、沙織、乗っておくれよ、おおっ」
シックスナインがおわって、騎乗位になります。浩介が仰向き、沙織が浩介の腰をまたぐんです。もちろん、勃起してる浩介のちんぽを、股の真ん中、膣に挿し込んで、15pもある根元まで、ぶっすり、挿し込んでしまうのです。

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沙織がいつも就寝しているシングルベッド。白っぽいピンク色のベッドです。全裸になった浩介が仰向いて寝転びます。全裸の沙織が浩介の腰をまたぎます。
「沙織、好きだよ、沙織のこと、好きだよ」
沙織を腰へまたがらせるときに、浩介の勃起したちんぽを、挿し込ませます。沙織は、股が見えないから、亀頭を膣に挿入するとき、寝そべった浩介に誘導してもらって、膣口へ亀頭を入れるのです。
「はぁああ、こうすけぇ、好きよ、こうすけのこと、好きよ」
ぶすっ、沙織が、お尻を浩介の腰へ、下ろします。ぶすぶすっ、浩介の勃起しているちんぽを、膣の奥まで挿し込むのです。
「はぁああ、ああっ、ひぃいい、いいっ」
気持ちいい、からだの、おなかの、おくが、じんじん、じゅるじゅる、気持ちいいです。沙織、挿し込んだときの感じが、忘れられません。浩介は浩介で、ちんぽを女のなかに挿し込んだ感触は、ううっと唸ってしまう快感です。
「おお、おお、おおっ」
「ああっ、ああっ、はぁあ、はぁああっ」
浩介の腰をまたいで、ペタンと座り込む要領で、上半身を起こしている沙織です。浩介の声に合わせて、沙織も声をあげます。浩介が手の平を沙織の乳房に当てます。沙織が、お尻をあげても倒れ込まないように、胸で支えてやるのです。沙織は、浩介の腕にしがみつく感じで、裸体を支えます。
「はぁあ、はぁあ、ああん」
「うん、うん、おしり、まえへうしろへ、こすれよ」
「はぁああ、おしり、こう、ああ、ああ、ああっ」
「そう、そう、おおっ」
「きもち、いい、ああ、きもち、いい、ああっ」
じゅるじゅる、浩介の勃起したちんぽが、佳織の膣の奥まで届いています。沙織が、お尻を前に、後ろに、スライドさせると、勃起ちんぽが、膣のなかでこすれるのです。バイオリンを弾いている沙織にトランペットを吹く浩介です。音楽をたしなむふたりが、セックスに没頭しているのです。
「こうすけぇ、ああ、いい、きもち、いいっ」
「うん、おお、沙織ぃ、きもちいい、めちゃ、きもちいい」
じゅるじゅる、沙織のラブジュースが膣からとろとろと流れ出てきます。浩介の陰毛のところがべちゃべちゃになっています。ぐいぐい、ひいひい、騎乗位で、沙織は、もう、天国へ行きそうなほどに、快感です。普段んはおとなしい、清潔で清楚な学生といった感じの沙織です。その沙織が、女を堪能していく、まだ二十歳です。

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大学の交響楽団オーケストラ部で、ヴァイオリンを弾く沙織と、トランペットを吹く浩介が、ラブラブの関係になって、週に一回の頻度で、セックスしまくります。もう、沙織、バイオリン弾くのを忘れて、浩介の腰をまたいで、騎乗位で、結合しているところです。もう佳境、じゅるじゅるで、アクメに昇ってしまう寸前、浩介も、射精する兆しがあらわれて、スキンをつけるタイミングをはかっているところです。
「ああん、ひぃやぁああ、ああん、うう、うう、ううっ」
「しり、あげろ、つける、つけるから」
仰向いている浩介が、スキンをつけるといって、沙織にお尻をあげさせ、勃起のちんぽを膣から抜いてしまいます。
「ああん、こうすけぇ、きもちいい、きもちいいよぉ」
沙織は、うつむいた四つん這いで、浩介がスキンをつけるのを、見定め、つけおわるのを確かめ、ふたたび、浩介の腰をまたぎます。またぐとき、片膝立てた格好で、膣口のあり場所をさがして、ぶすっ、と挿し込みます。とっても、いい気持ちになる瞬間です。
「ううっ、ああっ、こうすけぇ、ああっ」
ぶすぶすっ、沙織は腰を、お尻を、浩介の腰へ下ろします。勃起したスキン付きのちんぽが、ぶすぶすっ、挿入です。スキンをつけたから安心ですから、沙織は、もう、いい気持ちをむさぼるだけです。
「ああん、ひゃああん、ひぃいい、いいっ」
「おお、おお。沙織、いい、いい、おおっ」
「あん、あん、こうすけぇ、ひい、ひい、ひいいいっ」
「おおっ、もっと、もっと、尻をうごかせ、こすれ、こすれ」
「ひぃいいっ、いくいく、いぐぅ、いぐぅ、ひぃいいっ」
「おおっ、でる、でる、うっ、ううううっ、おおっ」
ぴしゅん、ぴくん、ぴしゅん、ぴくん、浩介の痙攣で、沙織がアクメに昇っていきます。
「ああっ、ああっ、ああっ」
二十歳の大学二年生、バイオリンを弾く可憐な女子、沙織が、オーガズムを迎えてしまうのです。黄色い声、淫らな声、可憐な叫び声、佳織のワンルームにアクメの声がひろがります。ベッドのうえでアクメを迎えた沙織は、そのままぐったり、股をぬれ濡れにしたまま、浩介の胸にかぶさってしまうのでした。

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<愛しあう時間>
大山沙織は高校の時、音楽大学へ進学するか一般大学へ進学するか迷ったんですが、ここ国立行政法人の大学で美学を学ぶことにしました。この大学のオーケストラに入って、音楽を続けようと思っています。そこで知りあったのがトランペットを吹く向井浩介でした。ヴァイオリンの腕前は、もうおちてしまった沙織ですが、ピアノもそこそこ、ショパンなんかも弾けるし、音楽をたしなむ女子としては、それなりのテクニシャンなのです。浩介をワンルームへ来させるようになったのが、三か月前です。初めて関係したのが夏の前で、秋になって、浩介が来るようになって、だいたい一泊して帰るようになったのです。
「うううん、でも、わたし、こんなことしていて、いいのかしら、って思っちゃう」
「いいのさ、若いんだから、好きなこと、好きなんやろ、沙織、するのん」
「するって?、なにを、するのが、好きなんやと、言いたいのよ、こうすけ」
「ええやん、だきあって、いい気持ちになることやん、好きやろ」
「好きやけど、あかちゃん、できたら、どないしょ、なんておもったり」
「そのときは、そのときや、もう、結婚できるんやし、それもええんちゃう」
ちゃぶ台にはミルクティーのカップ。セックスすませたあとだから、甘い、お砂糖をたっぷり入れて、喉を潤します。沙織は、通販のアダルトショップで買った透けたショーツとスリップ姿です。浩介は、ブリーフにシャツ姿です。まだ夕方、五時過ぎです。夕食までに、もう一回、セックスして、愛しあいたいと沙織は思う。けれど、あんまりせっかちになると、浩介に嫌われるかも知れないと思って、始まりにはなされるがままにされます。
「おれの、まえに、すわれよ、鏡に、映そう」
ちゃぶ台をうしろにして、ベッドの横の縦長鏡の前です。浩介があぐらで座り、そのまえに沙織が、浩介の胸に背中をもたれさせる格好で座ります。足はベッドの方へ流します。
「ああん、こうすけぇ、あん、あん、あっ、ああん」
浩介が後ろから腕を沙織の胸へとまわしてくるのです。スリップのしたにはブラジャーをつけていません。ショーツのうえにはガードルはしていません。やんわり、浩介の手が、すべすべスリップのうえから、おっぱいに触れてくるのです。鏡に、映る沙織。その後ろにいる浩介の顔が、自分の後ろに見えます。
「ああん、うん、ああん」
顔を左横に向かされ、肩越しに顔を出してきた浩介が、唇をかさねてきます。キッスです。軽くキッスです。ああ、ああ、こうすけぇ、唇をあわせて、それだけで、浩介の手が、スリップの裾から肌に触れてきて、おっぱいをまさぐろだしたのです。沙織には、わかります。目をつむってしまうのですが、触られる感じが、むずむずの感じになります。唇から舌の先を出すと、浩介が舌先を絡めてきます。
「ううっ、ふぅうううっ、ううっ」
浩介の両手が、スリップのしたから、双方の乳房にかぶせられてきたのです。沙織は、意識します。目をつむってキッスしている自分を意識します。おっぱいを触られる感覚を意識します。

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ベッドがあって、お勉強の机と椅子があって、本箱があって、洋服を入れる収納ノックスがあって、沙織が好きなホワイトからアイボリー系でまとめてある六畳のお部屋です。ちゃぶ台は黄色なんですけど、姿見の鏡のまわりは白色です。その鏡に、ショーツを穿いてスリップを着けた自分が、足を右に流して座った格好で映っています。
「ふぅうううっ、ふぅうう、うううっ」
顔を横に向けたところへ、後ろからの浩介が唇をつけてきてキッス状態です。後ろから抱いてくる浩介が、スリップの裾から手を入れてきて、おっぱいをまさぐってきます。沙織は、なされるがまま、手を後ろにまわして、浩介が穿いているブリーフのうえから、ぷっくら膨らんだ腰からのモノをさわります。
「ああん、こうすけぇ、だめ、お乳、ああ、そんなに、揉んだらぁ、ああっ」
ほとんど言葉にはならないこころの中の言葉ですが、沙織は、抱かれて、触られて、ふぅ〜〜っとなります。
「ほら、あし、膝、立てて、ひろげて、ほうら」
「ああっ、いやん、こうすけぇ、ああん」
ショーツの中へ、おへその下から手を入れてくる浩介に、沙織は、もう、なされるがまま、なぶられて、いじられて、ぐちゅぐちゅにしてほしいんです。浩介は、そのショーツを脱がしにかかります。沙織は、ショーツをお尻から抜かれ、太腿の根元まで脱がされてしまいます。
「あ、あ、あ、あ、あっ」
浩介が、その股の真ん中の、縦割れの唇を、右手の指で割ってきたのです。
「あああああっ、こうすけぇ、ああああん」
先にもセックスしてるから、ぐっちょりに濡れているんです、膣のなか。そこへ指を挿しいれてきたんです。じんわり〜〜、ああ〜〜、いいいいっ、沙織、こころの弦を弾かれてしまって、呻きの声を洩らしたのです。浩介は、乳房を触っていた左手を離して、自分でブリーフを脱いでしまいます。すっぽん裸になった浩介が、太腿まで下ろしたショーツを、足首にまで下ろしてしまって、膝をひろげさせ、太腿ひろげた股を、ばっちり鏡に映しだしてしまったのです。
「ああん、ひやぁああ、ああん、こうすけぇ、ああん」
スリップで乳房は隠されているものの、股を丸見えにされて、ひろげられ、そこへ指を入れられまさぐられだしたのです。沙織は、後ろにまわした手に浩介の硬くなりかけたちんぽを握って、きっちり握って、亀頭を剥き出しにしてあげて、そうしてぎゅっと握ってしまうのです。
「おおおお、沙織、鏡に映ってる、ほら、沙織、見てみろ」
浩介は、沙織の姿を鏡に映し、スリップつけたままの、むしろエロい沙織を、見ているのです。沙織にも見ろというのです。
「はぁああ、ああっ、ああっ」
後ろから抱かれ、左の手腕は胸、ぷっくら乳房のうえです。右の手の指が二本、陰唇を退けて膣口へ、挿入されているのです。沙織、鏡を見る余裕なんてありません。なされるがまま、お悶えの声を洩らすだけです。

-8-
温かいお部屋です。ホワイトの色合い、アイボリーの色、それにバイオリニストの沙織は華奢な手指です。肌の色はクリーム色、きめが細かくて、すべすべ肌です。浩介にうしろから抱かれて、鏡の前です。
「ああん、こうすけぇ、ああああん」
「脱いじゃおう、これ、脱いでしまえよ」
もう先にショーツは脱いでいて、残るインナーはスリップです。うしろから、浩介が手伝って、沙織、スリップを脱いでしまって、全裸です。浩介はすでにブリーフを脱いでしまっているから、全裸です。
「ああん、こうすけぇ、はぁああん、いやん、おっぱい、ああああん」
「いいじゃん、沙織、はだか、温かいからだ、ぽかぽかじゃん」
「ああん、こうすけぇ、おっぱい、そんなにゆすったらぁ、ああん」
沙織は鏡に裸体を映されて、それを浩介が見ていて、おっぱいが揺すられるのです。沙織は手をうしろにまわし、浩介の勃起しているちんぽを握ってあげます。
「あん、ああん、こうすけぇ、いやん、いやよ、あああん」
陰毛を、じょりっじょりと、弄られて、その手がそのまま陰唇を、割ってくるんです。浩介の右手で股を弄られだし、左手でおっぱいを弄られる沙織。二十歳のからだは敏感です。乳首がツンと起ってきます。乳輪がぷっくらとふくらみ盛り上がってきます。
「ああん、いやぁああ、あああん、こうすけぇ、ああん」
ぬるぬる、陰唇を割られて、指の腹で膣前庭をこすられてしまいます。目の前の鏡に、弄られる沙織の裸姿、開脚でМ姿です。
「ほうら、あし、もっと、ひろげろ、ほうら」
「あん、あん、いやぁああん」
膝をもっとひろげろと、浩介がいいます。沙織、立てていた上半身を、お尻を前にずらせて、股をひろげていきます。頭の後ろが、浩介の胸の下にきます。お尻が鏡に接近、股が、股の割れ目が、陰毛が、ばっちし鏡に映ります。
「ほうら、沙織、みてみろ、おまえの、股だよ、ほうら」
「ああん、いやん、恥ずかしい、恥ずかしいからぁ、ああん」
沙織は、浩介のことばに羞恥です。でも、その恥ずかしさが、からだを開いていきたい気持ちにもなります。
「あああ、だめ、、だめ、あああっ、ひぃいいっ、あっ、ああん」
もう太腿を120度にもひろげて、弄られる股を、鏡に映している沙織です。浩介が、道具を手にします。ベルトのパンティにつけられたバイブレーターです。
























































































































































































































































































































































































































































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