愛の部屋
 第一章-2-
 7〜11 2020.1.2〜2020.1.9

-7-
<沙織の部屋>
浩介と初めて関係したのを含めて三回、ラブホテルへ入って、セックスしたんですけど、学生でお金もこともあるので、ラブホテルはやめにして、沙織の部屋へきて、時間を過ごすようにしたのです。沙織のワンルームは六畳のフローリングです。カーペットを敷き、机と椅子、小物整理の収納ボックス、鏡、ちゃぶ台、もうこれで空きスペースは畳一枚分ほどです。お風呂とトイレと洗面場、キッチンは小型の冷蔵庫を置いたら狭いけど、お料理ができます。
「入って、浩介、待ってたのよ」
チャイムが鳴って、ドアのロックを外して浩介を部屋に導く沙織です。土曜日のお昼前です。たっぷり時間があるので、ねっちり、沙織には愛の時間です。
「うん、ほら、沙織、マクドで買ってきたから、お昼は、これで」
東大路の角のマクドナルドでマックセットを買ってきた浩介です。もう、沙織のワンルームへ来るのが三回目です。沙織の女のからだが、男を気持ちよく受け入れられる日、あんまり危険でない日、そのうえで休みの日、今日はその日です。もう、浩介が来た日は、夜遅くにローソンへ行くくらいで、外へは出ません。
「うん、うん、あとでたべよ、まだ11時半よ、置いとくから」
沙織はまだ小学校へいくまえからピアノを習いだし、小学生になったあとバイオリンも習うようになりました。ピアノも弾くけど、バイオリンの方が好きなので、大学ではオーケストラ部に入って、バイオリンを奏でるようになったのです。相手の浩介は吹奏楽部でトランペットをやってたので大学に入ってもトランペットを吹いています。沙織は手さばきが器用ですが、浩介は唇と舌の使い方が器用です。
「がっこうで、こうすけのこと、好きって子がいたんだけど、うち、まけそう」
「ああ、有紀って子やろ、知ってるよ、そうみたい、でも、おれ、沙織が好き」
「そう、知ってたの、うちの、ともだちよ、なんか、へんな関係かなぁ」
「ええんやろ、沙織、こっちこいよ」
こっちといっても沙織と浩介の距離は50pほどです。沙織が机の前に立っていて、浩介はシングルベッドの前です。浩介が手を伸ばして、沙織の手をつかんで、引き寄せます。沙織、ブルーのカーデガンを着ていて、下はセーター、スリップ、ブラジャー、そこからは素肌です。ショーツは白、シンプルなやつです。
「ああん、こうすけ、ああっ」
抱き寄せられる沙織。立ったままで抱かれてしまう沙織。沙織の六畳ワンルーム。基調の色はホワイトでピンクです。カーテン、ベッド、カーペット、濃淡はあるけれどホワイトとピンク、白色と桃色です。
「沙織、ええ匂い、春の匂い、部屋、温かいし、ええ気持ちやぁ」
柔らかく抱いてきて、唇をかさねてくる浩介に、沙織は素直に応じます。カーデガンを着たままで、セーターの裾から手を入れてきて、スリップの内側からブラのうえへ、右手をおいてきます。
「ううっ、ふぅうう、ううっ」
沙織はキッスしながら、浩介をかるく抱いて右わきを浩介にくっつけ、左わきは浩介から離し、浩介の手がインナーの内側へ入ってくるのをみとめます。もう、沙織の頭のなかでは、バイオリンのことはすっかり消え失せ、直接に男の匂いに、こころのなかがくすぶってくるのです。
<ああ、こうすけ、おちち、さわって、きてる、ああ、おちち>
沙織は、目をつむっていて、浩介が素肌の乳房に触れているのを感じます。沙織の手は、浩介の、スボンを穿いた股のところをまさぐりだします。最初のリードは浩介がします。カーデガンを脱がせます。セーターの裾をめくりあげ、首から抜いて脱がせます。
「ああん、ううん、はぁああん」
スリップとブラだけになった沙織。温かい部屋、音は空調の空気の音だけです。さらさらと、布の擦れる音が醸されます。浩介がズボンのベルトを外して、止めをはずし、沙織の手を誘導してやります。沙織が、浩介が穿いた濃紺のブリーフのうえを撫ぜだします。
「ふううっ、ううっ、ああん、こうすけ」
「なぶって、いいよ、沙織、おれのん、にぎって」
浩介は、沙織が着けたスリップを裾からもちあげ、ブラのホックをはずしてやり、右手の中に片方の乳房を包み込みます。沙織には後戻りさせないために、ちんぽを剥き出して、握らせ、軽く、しごかさせます。
<おちんぽ、かたい、あったかい、こうすけの、おちんぽ>
乳房を弄られながら、ちんぽを弄るバイオリニストの沙織、可憐な二十歳です。もう、ふ〜〜っと、浩介の手の中に落ちてしまうのです。

-8-
大山沙織が住んでいる六畳洋間のワンルーム。聖護院近くの女子学生マンションの一室です。男子禁制ではなくて、いいえ原則男子禁制ですけれど、恋人を連れてくるのは構わないとの緩やかな規則です。
「うん、ああん、こうすけぇ、いいよ、ああん、いい気持ちよぉ」
ふっかふっかのソファみたいなピンク色、畳半分サイズのリクライニングクッションがあります。ルームの配置でゆうと、ベッドの横、ちゃぶ台の奥、勉強机の横、ベランダに出る戸のまえです。まだ立ったまま、抱かれている沙織。スリップとブラとショーツをつけたまま、浩介のちんぽを握っている沙織です。ピンクのふかふかクッションに、沙織が崩れていきます。ズボンを脱いだ浩介も、沙織の横に崩れます。
「ああん、ううん、こうすけぇ、あ、あっ」
仰向いた沙織がつけているスリップを脱がせ、ブラも外させてしまって、浩介はブリーフも脱ぎ捨て裸です。沙織はまだ白いショーツを穿いたままです。
「沙織のおっぱい、ぷっくら、柔らかい、ぷりぷり、ぷりぷりやん」
「あん、あん、こうすけぇ、ああっ」
クッションに寝そべる沙織を抱く全裸の浩介。背中に左腕をまわされ、右手腕で乳房を、顔を、お腹を、太腿を弄られる沙織です。抱いてくる浩介に、抱き返す沙織。男の硬い皮膚感触に、沙織は男らしさを感じます。ちんぽだって勃起したら、かちんかちん、芯が硬くって表面皮膚だけ柔らかいんです。沙織、浩介の勃起したちんぽを見て、握って、咥えさせてもらって、体の芯がとろとろになってしまいます。
「ああ、ああっ、こうすけぇ、ふぅううっ、ううっ」
軽くキッスをしてきたかと思うと、唇を首筋から乳房へ這わせて下ろしてくる浩介です。女をくすぐるテクニック。浩介はただいま沙織を含めて三人の女子と関係してるイケメンです。顔の優しさとは裏腹に、身体はたくましい男子です。頑丈な勃起ちんぽ、長持ちする勃起ちんぽ。この味を知ってしまった女子は、もう、浩介に首ったけになるのです。
「好きなんやろ、沙織、するのん、好きやろ」
「はぁああ、こうすけぇ、いやん、そんなん、恥いわぁ」
「すきなんやろ、おれの、ちんぽ、ちゃうん」
「ああん、すき、すきよ、うち、ああ、すきだよぉ」
まだショーツを穿いた沙織ですが、いよいよそのショーツを脱がされるときがきます。浩介の左腕に抱かれたまま、右手が乳房からの愛撫でショーツにかかり、脱がされていくのです。沙織は、お尻をもちあげ、ショーツを脱がされていく羞恥の気持ちに見舞われながら、ハッピーな気持ちでもある複雑さです。
「はぁああ、ふぅうう、すぅううっ、はぁああっ、ああん」
沙織の吐く息、吸う息が小さな鼻声となって、浩介に聞こえてきます。女の気持ち、セックスの舟に乗ってきている証としての音色です。からだをひらいていく二十歳のバイオリニスト大山沙織。聖護院近くの女子専用ワンルームマンション、その一室に、トランペットを吹く向井浩介が来ているのです。目的は、セックス、土曜日のお昼前から、真夜中、深夜、明日のモーニングまで、セックス三昧なのです。スキンは、沙織が通販で買った10箱が引き出しにしまってあります。

-9-
ショーツを脱いで、全裸になった沙織が、クッションに仰向いて寝ます。すでに全裸になっている浩介が横向きで沙織に密着して寝ます。浩介が、左の腕を沙織の脇から背中へまわして、抱くのです。仰向いていた沙織は横向きになり、浩介に胸を擦りつけます。浩介の右脇から左の腕をいれ、背中へまわします。
「ああん、こうすけぇ、あああん」
「沙織ぃ、あったかい、やわらかい、いいっ」
ふっかふっかピンク色の大きなクッションに寝そべった全裸の沙織を、浩介が抱きしめ、空いた右手で、お尻をさすりながら、軽いキッスをしてやります。二十歳、バイオリンを奏でる沙織の臀部は、むっちりの肉付きです。左腕はクッションに埋もれ、手の平は沙織の背中です。
「ううっ、ふぅうううっ、ああっ、はぁああっ」
キッスを解かれて、沙織のうわずった小声が洩れてきます。浩介は、沙織が洩らす甘い小声を聴きながら、うっとりする間もなく、深いキッスを仕掛けて、沙織を麻痺させていきます。
「ううっ、ふぅうう、すぅうう、ふぅうう、ううっ」
ぺちゃ、くちゃ、ぺっちゃ、ぺっちゃ、浩介の舌にみちびかれ、沙織の舌が絡みます。唇をくっつけたまま、ぐにゅぐにゅ舌が絡まされるのです。沙織、気が抜けていく感じがして、もうなにを考えるもなく、目をつむって、浩介のからだの硬さと、舌の濡れた硬さを感じるのです。
「ふぅうううっ、すぅうううっ、ううっ、ううっ」
キッスされたまま、沙織の胸が浩介の胸から離され、こころもち仰向きになります。浩介が右手を沙織の股に入れてきます。閉じている太腿から膝を、前後にずらさせ、沙織の恥丘に生える陰毛からクリトリスが隠れる陰唇へと三本の指がうごかされます。
「ううっ、ううっ、すぅうううっ」
自分のワンルームで全裸になった二十歳の大学二年生、バイオリンを奏でる沙織が、甘い呼吸を洩らします。その微妙な息音に、女経験がそれなりにある浩介が、唇と手指で沙織を開いてやるのです。
「ううっ、ああん、はぁああっ」
陰毛をじょりじょりのあとは、股に指を入れ、ぷっくら陰唇を触ってやります。沙織が、太腿を少し開きひろげるので、浩介は右手の指一本、中指を、陰唇のうちがわに入れてやるのです。
「あん、あん、ああん」
もうぬるっと濡れています。沙織の陰唇のうちがわ、ねっとりと濡れているのがわかります。ぬるぬるです。そのぬるぬるを指の腹で軽くこすると、沙織が呻くような喘ぎの声を洩らします。
「ああっ、あああん」
浩介の勃起しだしたちんぽを左手で握って弄る沙織。浩介の右腕と沙織の左腕が交差し、手指で性器をなぶりっこするのです。沙織の六畳一間のワンルーム。ピンクに満ちた色合いで、大きなピンクのクッションのうえです。
「いれてやろうか、沙織」
浩介のささやきに、沙織、うん、うんと小さい声を洩らしてうなずきます。沙織は仰向きになり、浩介が覆いかぶさり、性器を接合させてしまうのです。

-10-
大きなクッションに仰向いた全裸の沙織。その沙織に覆いかぶさる全裸の浩介。沙織は太腿をひろげ、膝を立て、覆いかぶさってくる浩介に抱かれます。勃起した浩介のちんぽが、沙織のおめこに挿されます。
「ああん、はぁああっ、ああああん」
覆いかぶさる浩介は、沙織の脇腹に腕をさしこみ、手の平を、沙織の頭の後ろに当て、頭を抱きます。持ち上がった沙織の顔に、顔をかさねてやります。沙織は、浩介の脇腹から背中へ、腕をまわして、抱きます。上半身を抱きあって、おめこに挿し込んだちんぽで、沙織をまさぐるのです。
「はあああっ、ほおおおぅ、沙織、いい、いい、いい気持ち、はぁああっ」
浩介が、沙織の耳元で、ちんぽをおめこに挿し込んだ感触を、気持ちを、ささやいてやります。沙織は、呻きます。
「ああん、はぁあっ、あっああん、ひいぃい、ひぃいいっ」
抱ききあって、胸をこすりあって、おめこに挿し込まれた勃起ちんぽが、揺すられます。少し抜かれて、ぶすっと挿されます。
「ひぃいい〜っ、はぁああ〜ん、あん、あん、あああん」
「うううん、いい、ああっ、沙織、すきだよ、ううっ」
「はぁああ、ああん、ひぃいいいっ、はぁあああっ」
浩介が勃起ちんぽをおめこに挿し込んだまま、沙織の左乳首を唇に挟んで、もぐもぐ、揉んでやります。沙織は、乳首を吸われながら、腰を揺すります。
「ひぃいいっ、はぁああっ、こうすけぇ、ひぃいいっ」
からだのなかが萌えている二十歳の沙織、大学二年生、バイオリニストです。可憐な沙織が、セックスのとりこになっています。女子学生専用のワンルームへ、浩介がやってきて、セックス三昧です。
「ああっ、はぁああっ、いい、いいきもち、ああっ」
ピンクのカーテンを越しに明るい光が入ってきます、土曜日の真昼間です。お昼のごはん前の時間です。うずうず、若いからだが疼いていたところのセックスです。
「はぁあああ、ひぃいいい、あん、あん、こうすけっ」
沙織、じんじん、お腹の奥へ、からだの真ん中へ、痺れるようなズキズキの感じがしています。とっても、いい、気持ち、ぬるぬるになっていくからだ、とろけていきそうなからだ、沙織、浩介の背中に腕をまわしてしがみつき、気持ちよさを抱きしめます。
「はぁああ、ひぃいいっ、もっと、もっと、ああっ、こうすけぇ」
浩介が勃起ちんぽでピストンをはじめたのです。ぶすぶす、ぶすぶす、挿し込まれ、抜かれて、挿し込まれ、ひぃいいいいっ、沙織、顔を反らし上げ、太腿をおもいっきり開いて、勃起したちんぽを、受け入れているのです。とろとろ、沙織の膣のなかはヌレヌレ、蜜でヌルヌル、勃起ちんぽに蜜が絡まります。
「おお、おお、すきん、つける、まってろ」
「はぁあああ、ひぃいいい、あん、あん、はぁああん」
いったん抜かれた勃起ちんぽが、再び挿し込まれてきて、沙織、いっきに甘味のなかに引きずり込まれます。
「ひぃいい、ひぃいい、ううっ、うぐ、うぐ、うぐぅううううっ」
ぴっくん、ぴくん、ぴくん、痙攣する感触、はぁあああ、沙織、浩介のしたで、アクメになってしまったのです。はぁああああっ。

-11-
浩介の射精がおわって、沙織は軽いアクメにのぼって、勃起しているちんぽが萎えるまで、抱きあったままです。ピンクの大きなクッションに仰向いたまま、浩介が覆いかぶさったままです。
「ああん、こうすけぇ、だしてしまったんや、はぁああ」
「沙織、きょうの、いっぱつめや、まだまだ、いけるんやから、してやるよ」
浩介は一週間、沙織以外の女としていなくて、抜くのを我慢していたから、思いもよらず早く射精させてしまったのです。カラ打ちになるまでには五回くらいできるから、沙織を喜悦でくたくたにさせてやるだけの自信はあります。
「このあとは、沙織、えっちなパンツだけ穿いて、はだかのままで、すごすんや」
浩介は、バイオリンを奏でる沙織を、スケスケ、陰部がひらく、えっちパンツをつけさせるだけで、夜の終わりまで過ごさせるのです。
「こうすけもよ、あなあきパンツだけよ、いいわね」
浩介が穿くように用意されているのは、ちんぽが剥き出しになるパンツです。たまたまちゃんとちんぽが露出する水色パンツです。
「まどのカーテン、あけちゃいから、ね」
沙織は、まだお昼の時間だから、カーテンを開けて外からの光を、お部屋に注ぎ込ませたいと思うのです。浩介のちんぽを、たっぷり眺めて、たっぷりしゃぶって、おめこに挿してもらって、挿してあげて、ぐにゅぐにゅして、気持ちを交わらせたいと思うのです。
「うん、おちゃ、いれる、ハンバーグ、食べよ」
レースのピンクのスケスケショーツを穿いただけの沙織が、たちあがり、浩介が買ってきたマクドのハンバーガーをちゃぶ台にひろげ、紅茶を入れるのです。浩介が、沙織のからだを眺めてきます。沙織は、浩介の目線を意識しながら、ちんぽ、もう半分以上萎えているちんぽとたまたまを見てしまいます。
「うん、うん、たべる、食べてからや、沙織」
ちゃぶ台のまえに座ったほぼ裸の浩介は、ぷりんぷりん、沙織の乳房をしたから見上げる目線で、裸体を見ます。ぽっちゃりのお尻は、透けたピンクのレースでおおわれているけれど、陰毛は透けてるし、太腿をひろげさせれば、股の間だって丸見えになるんです。
「ああん、いやよ、そんなに、じろじろ、みちゃ、うち、恥ずかしいやん」
「まあ、まあ、沙織のからだ、ぽっちゃり、見惚れてしまうんだよなぁ」
ナマの女の裸体を目の前にして、触ることができて、ちんぽを女に挿し込んで、ぐちょぐちょ、思う存分、へとへとになるまでできるんだから、大学二年生、二十歳のトランぺッター浩介は、元気そのものです。
















































































































































































































































































































































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