愛欲の家
 第一章-5-
 28〜35 2020.1.25〜2020.2.3

-28-
<佳奈のエロスショー>
以前、丸の内のオフィスでOLをしていた山岸佳奈(25)が、京都大原のスタジオナツミへやってきて、エロスショーに出演するというので、ナツミのフアンは期待いっぱいでした。ナツミは一階が版画や絵画のアート作品を売る店で、二階が八畳和室ふたつ並んだアトリエ兼スタジオ兼ショースペースです。その奥に女たちの四畳半部屋がアパート形式であります。
「おお、うわさの佳奈ちゃん、美人だねぇ」
「美人でしょ、憂えた表情なんて、最高でしょ」
「うんうん、顔だけじゃない、おっぱいも、おしりも、おめこも、だよ」
「いよいよ、幕が開く、いや、襖が開かれる、いいねぇ、いいねぇ」
観客用の八畳間には15人もの男の客(主に学生)が座布団に座っています。襖の奥の八畳間は和室のSMスタジオです。調教師中山満(45)の手によって、女ざかりを迎えている佳奈が、喜悦に悶え呻くのです。襖が開かれると、畳の上に四畳半の紅い絨毯が敷かれていて、直径120p、高さ5p、円形の回転板が乗っています。この円形回転板にスポットライトが当てられ、和服を着た佳奈が横長の鞍馬椅子に座っているのです。その佳奈の美しさに、ざわめきが起こります。八畳二間のアトリエ兼スタジオは、若い男たちの熱気でむんむんです。もちろん禁酒禁煙です。赤や青の照明に当てられた美女は、いっそう美しく映えて見えます。
「はぁああ、ううん、はい、ああん」
かすれたようなハスキーな小声が、スピーカーから流されてきて、それが美女佳奈の囁くような声だとわかります。調教師の中山が、なにか佳奈に話しているようなのです。椅子に座った佳奈が着ている和服は鶯色です。足袋は履いていません。ショートカットの髪の毛は、佳奈の清楚さを表現します。
「ああっ、あん、うっ、うっ、ううっ」
後ろに立った中山が、佳奈の手首をあげさせ、柔らかい兵児帯で括ります。括った帯を佳奈の頭の上、天井から降りたフックに括りつけ、そのフックをするすると持ち上げます。佳奈は、手を頭の上に持ち上げられ、座っていた鞍馬椅子から立ち上がります。腕が肩のところまで露出された鶯色の和服を着た佳奈です。
「はぁあん、ああん、はぁああん」
持ち上げられた手首から腕がまっすぐになり、和服のからだは直立で、足裏は赤い絨毯に乗せられた円形回転盤にぺったしです。絨毯の端に置かれた60p四方のテーブルには、女が使われて歓ぶ大人の玩具、ローターやバイブレーターなどが、並べられています。

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八畳の真ん中に四畳半の紅い絨毯。この絨毯のなかがプレイされる空間で、その周り、畳のところに観客が座ります。大相撲の土俵と観客席のスタイルです。鶯色のきものを着て立った佳奈は、手首が括られ頭上にあげた格好です。
「脱がしてやりますから、みなさん、ようく見てやってくださいよ」
中山のしわがれた声に、まわりを囲んだ男たちがどよめきます。はやく、佳奈の裸がみたい、男の欲望が満ち満ちている八畳の部屋です。佳奈は、顔を上向かせ、男たちと目線があわないようにしています。その仰向かせていた顔を、首がうなだれるようにして、下向きになります。吊られた元OLの佳奈。帯が解かれ細紐に替えられます。鶯色の着物のまえが開かされてしまいます。そこには薄ピンク色の長襦袢です。長襦袢の細帯も解かれると、乳房があらわれます。太腿から足先までがあらわれます。どよめきの声があがります。腰上に着物の上から細紐が巻かれた佳奈。
「おおおおっ、すっげぇじゃん、いい乳してるぅ、黒い毛、いんもうだ、陰毛」
「太腿だって、けっこう肉ついてるじゃん、なにより、顔だよ、魔女だよな、佳奈って女」
吊られて足裏を、直径120pの円形回転板に着けた立ち姿の佳奈です。正面からは、乳房が見え、腹から陰毛、あわさった太腿から膝は、露出して見えます。でも横から、後ろからは、着物を着たままの姿が見えるだけです。電動仕掛けの円形回転板に、擦れる音がして、ゆっくりと回転しはじめます。佳奈の顔や体が、順次、観客に見えるのです。
「ああっ、だめ、いや、だめ、ああっ」
ゆっくりと時計回りに回転する円形板に立たされている佳奈が着た、和服の裾がめくりあげられ、臀部が丸出しになるところで、腰に巻かれた細紐に、巻き込まされて露出です。
「おおっ、おおっ、ストリップだ、佳奈ちゃんのストリップ、いいねぇ」
「お尻、ぽっちゃり、弄りたいねぇ、太腿だって、ぽっちゃり、いいじゃん」
「東京のケーオー大出て丸の内の商社でオーエルしてた女子だってさぁ」
「エヌエッチケーの美人アナにも劣らない美女だよ、われらのアイドルだよなっ」
「ああ、いや、だめ、おしり、ああん、だめ」
調教師の中山が、円形回転板に横座りして、佳奈のお尻を撫ぜあげたのです。垂れてはいない臀部、ぽったりの双丘です。円形回転板は時計回りにまわって、反時計回りに戻ります。吊り下げた佳奈の手首が捩れないように、コントロールされているのです。
「ほうら、佳奈、いい音を、たててやるよ」
ぺたん、ぺたん、中山が佳奈のお尻を平手でたたくのです。赤くなるほどのきつさではないのですが、ぺたんぺたんの音です。そうして佳奈は、開幕のときに座っていた鞍馬椅子にお尻をおろさせてもらえるのです。

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八畳の和室の真ん中に四畳半の紅い絨毯、その真ん中に直径120pの回転板が敷かれています。この回転板の上に長方形で長さ60p×横幅20p×高さ40pの鞍馬椅子が置かれているのです。手首が括られている佳奈が、この鞍馬椅子に座ります。手首の帯が解かれ、鶯色の着物と桃色の長襦袢が脱がされます。全裸です。
「みなさんに、裸をみせてあげなさい、乳房を隠さずに、だ」
部屋の真ん中、四畳半の紅い絨毯のそとに、車座になって鞍馬椅子を囲んでいる15人の観客が、佳奈の裸体を鑑賞するのです。
<はぁああ、ああん、そんな目で、見ないで、見ないでください、ああん>
男たちがざわめくなか、佳奈が、スポットライトが当てられたところで、裸体のポーズをとります。言葉にはだせませんが、男たちの視線に、こころの中で、思うのです。
「足首を、横にずらして、ひろげなさい」
中山が指示してきます。鞍馬椅子に座っている佳奈は、閉じている足首をひろげだします。膝が閉じられたままに足首をずらしてストップです。手でブラジャーをしてはいけないと言われているから、手は腰の横におろしています。
「膝を、ひろげなさい、佳奈、みせてあげなさい、股を」
「はぁああ、お膝を、ひろげる、ひろげます」
佳奈が、膝を左右にひろげだし、45度になるところまでひろげます。陰毛の下部に、閉じた女の性器が見えます。佳奈の表情が放心したようにも見えます。頬が火照ってきているのは、羞恥のせいです。円形の回転板が、時計回りに、動いて、ゆっくり、一周していきます。
「おお、美人だよなぁ、顔が、素敵だよ、胸キュンキュンだよ」
「いや、おれなんか、ビンビンになってくるぜ、ちんぽ」
「きれいな、ボディーじゃん、乳房も、お尻も、太腿も、麗しいほどに美しいじゃん」
「ケーオー大卒業だよ、一流企業のオーエルしてた女だよ、美しいよ、めっちゃ」
男たちが、スポットライトに照らされた全裸の佳奈を、鑑賞しているのです。エロスショーはまだ、始まったばかりです。全裸の佳奈を、鑑賞する男たち15人です。女に飢えた男たちです。
「それじゃ、ちょっと、ひろげて、やりますから、よろしいか」
調教師の中山が、天井から棍棒のブランコを下ろします。直径5p、長さ90pの棍棒が二本のロープに括られていて、ロープの間隔は鞍馬椅子の長さと同じ60pです。ロープの内側が60p、外側は左右共に15pです。
「にぎりなさい、ロープの内側、そうだ、ここで、留めておく」
握るといっても握りきれない太さの棍棒に手のひらを掛ける要領で、手首に革の手枷がはめられて、とめられてしまったのです。もちろん、足もひろげられ、この棍棒に括られる羽目になる可憐なる美女、佳奈なのです。

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鞍馬椅子に腰かけた全裸の佳奈が、天井から下ろされた棍棒ブランコを握って、手首に革枷がはめられます。円形回転板のまわりを取り囲んだ男たちが、成り行きを見守ります。もう隠すすべを失った全裸の佳奈を、見つめまわしているのです。
「はぁ、ああっ、はぁああ、ああっ」
90pの棍棒で60pに手をひろげた佳奈が、呻きのような、悶えのような声を洩らしてきます。腕をあげた乳房は、ぷっくら盛り上がって、魅力です。窄まった腰から湾曲する臀部が、なまめかしい女体を醸します。足は、太腿から膝へ、45度にひろげている佳奈です。陰毛から縦の割れ目がはっきりと露出です。
「ああん、はぁ、ああっ」
調教師の中山が、佳奈の右膝のうえ、太腿に黒革のベルトを巻きつけます。右に巻きおえると次には左太腿です。
「あん、いゃあ、ああん、ああん」
「いいな、ひきあげる、膝を、棍棒に、括りあげる」
黒革ベルトに付けられている紐が引き上げられ、ブランコの棍棒、手首の外横で括られるのです。右膝と左膝が引き上げられ、天井から降りた90p棍棒の端近くでとめられてしまいます。成り行きを見ている15人の男たちが、どよめきます。女子生徒が鉄棒を握り、逆上がりの要領で足を開いて膝をまたがせる、まさに揺れ動く棍棒ブランコを握って、膝を棍棒にひろげて括られた全裸の美女なのです。
「おおお、丸出し、丸見え、おおおおっ」
「いいじゃん、女のおめこが、完全露出だぜ、いい眺めだねぇ」
鞍馬椅子にお尻を置く格好で、棍棒ブランコが持ち上げられ、手首と膝がひろげられてしまったのです。
「ああっ、ああっ、ひゃああ、ああっ」
回転板がゆっくりと時計回りに動かされます。股をひろげられ、乳房を露出されて吊られた全裸の女体を、男たちが鑑賞するのです。男たちは立ち上がり、股をひろげて吊られた佳奈を、まじまじと眺めるのです。
「あああ、みないで、みないで、そんなとこ、覗かないで、ああっ」
男たちが寄ってきて、今のところ、触ることは禁じられているから、視姦です。淫らな表情で見つめてくる男たちの目線に、膝をひろげ、腕をひろげた元OLの25歳、佳奈が羞恥の気持ちに落とされます。
「いいからだ、なぶりたいねぇ、ここ、股、おめこ、ひろげたい」
「いやいや、閉じたままがいいのさ、それにしても、陰毛、ゾクゾクだよ」
「やっぱり、陰唇は、ひろげられた方が、いいぜ、おめこ、見たいよ」
「まあまあ、開いてやりますから、お楽しみに、ですよ」
男たちのざわめきに、調教師の中山は、佳奈の陰部をひろげてやって、見せさせるというのです。

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90p×3pの棍棒ブランコに、膝をひろげて留められ、手首をひろげて棍棒を握る全裸の佳奈。長さ60p幅20p高さ40pの革張り、鞍馬椅子に肩から背中が着く格好で、ブランコの棍棒が引き上げられた佳奈です。観客の男たちが、股をひろげられ、腕をひろげられた佳奈のまわりを、取り囲んでいるのです。まな板に載せられ、手足をひろげた格好の和服を脱がされた全裸美人、佳奈です。
「ようく、みてやって、くださいよ、この女のおめこ、ひろげてやりますから」
調教師中山のことばに、男たちがざわつきます。この男たちの目線に、佳奈は羞恥のあまり、隠れたい気持ちに見舞われます。
「ああ、みないで、そんなに、みないで、くださいな」
声にならない小声で、呻くように言葉を紡ぐ佳奈です。全裸、スポットライトに照らされるから、白い肌が艶めかしく光ります。鞍馬椅子から持ち上がる腰から臀部、それに逆八の太腿が、立っている男たちの下目線位置です。
「女はね、こうして、さばいて、料理してやるんですよ、いいですか」
棍棒ブランコより佳奈の頭側に立つ中山が、男たちの凝視するなか、佳奈の陰毛をなぜあげ、陰唇の穂先を露出させます。ぷっくら膨らんで突きあがる感じの捩じれた皮膚があらわれます。この陰毛生える恥丘から、お尻の穴のうえ会陰までが縦割れ唇、陰唇です。少しぷっくらしているけれど、閉じられた佳奈の陰唇です。
「めくって、やりますよ、いいですか、めくってやります」
閉じられた陰唇が、縦に指をいれられてめくれだし、うちがわのピンクの皮膚が露出します。唇と乳輪乳首と陰唇が、薄い茶色、25歳の女体、元OLの佳奈。
「あっ、いやっ、ああっ、ああっ」
「みてやって、くださいよ、クリと膣が、観察できるでしょ、こうすれば」
すでに太腿をひろげて棍棒に留められている膝、臀部と腰を露出させ、その真ん中の股の扉が開かれた佳奈。自分には見えないけれど、若い男たちの群れが、自分の恥部を観察している、と思うともう泣きたいくらいの羞恥心です。
「かわいい、クリトリスですねぇ、ちっちゃいんですねぇ、佳奈さんの陰核」
「それに、きれいな、淡い、ピンク色の谷間、そっか膣前庭ってゆうんだ」
「黒い陰毛にピンクのおめこ、卑猥なきもちになっちゃうよ、おおっ」
「いいですか、膣口を、ひらいて、やりますから、いいですか」
中山の指が、陰唇をひろげきり、裾の膣口をぱっくりと開けさせます。佳奈は、見ていないからその光景を想像するだけですが、見られる羞恥に、からだがぎゅっとすぼまる感覚になります。棍棒を握った手をいっそう握りしめ、ひろげられてぶらさげられた膝を、ぎゅっと閉じにかかりますが、閉じられるわけがありません。
「ああ、だめ、ああ、見ちゃ、いや、いや、いやよぉ」
膣口がひろげられる感触が、佳奈にはわかります。ぬるっとした感じが、からだの中に伝わるのです。陰唇をひろげられる感覚。膣口をひろげられてしまう感覚。佳奈は、羞恥の気持ちで、ヌルヌル体液を滲みださせてしまうのです。
「ほうら、膣のなか、襞がヒクヒク、蠢いているのが、観察できるだろ、女のおめこ」
「わかる、わかります、すごいな、蠢いているって感じですね」
「そうだよ、女が、気持ちいいって、鳴いているんだよ、ヌルヌル、滲み出てくるでしょ」
「はぁああ、ああ、いや、ああっ、いや、ああっ、なぶらないで、おねがい、ああっ」
直接には、まだ膣のなか、弄られていませんが、佳奈のからだが反応し、膣奥から子宮が、萌えだしてきているのです。

-33-
棍棒ブランコに膝をひろげて留められている佳奈。その棍棒を握る佳奈。棍棒ブランコが、ぐいぐい、持ち上がって、佳奈の裸体が鞍馬椅子から離れます。鉄棒で逆上がりする女子の格好に、吊られてしまうのです。
「ううっ、ああっ、あっ、あっ、ああっ」
頭が椅子から離れます。長さ90p太さ3pの棍棒に、膝をひろげられ、腕をひろげられて吊り下げられたのです。
「ほうれ、揺らしてやるぞ、ほうれ、ほうら、ゆらゆら、空中ブランコだね」
「ひやぁあ、ひやぁああ、ああ、ああ、ああん」
ゆらゆら揺すられ、振り子のように揺すれる逆さになった佳奈の裸体です。回転円形板に置かれた鞍馬椅子。そのまわりを男たちが囲みます。
「この女を、触ってやってくださいな、よろこびますから、ね」
「ただし、膣のなかと口のなかへは、指を入れないように、おねがいしますよ」
15人の男たちが入れ替わり立ち替わり、吊られた佳奈の裸体を触るのです。
「おめこくちのなか以外なら、どこを触っても、いいんですね」
「やっぱ、お乳、ですね、おおっ、柔らかいお乳、いいですねぇ」
「お尻だよ、お尻、ぽっちゃり、ぽてぽて、おめこの近く、柔らかっ」
顔を弄る男、足の指を弄る男、腰からお尻を撫ぜまわす男、男たちは、女に飢えた二十歳すぎの学生が多いんです。美女をおさわりできるというので、人気のエロスショーなのです。
「ああっ、ひやっ、ああ、いけない、ああ、だめ、ああ、いけないわ、ああっ」
男たちに囲まれて、丸の内のオフィスで仕事をしていた自分イメージを反芻しながら、若い男たちに触られていきます。屈辱の気持ちもあります。一流大学を卒業して総合職で商社に就職した前歴です。こころの欲求にしたがって、京都大原のスタジオナツミへやってきて、エロスショーの弄られる女に変容しているのです。
「ああん、はぁあ、はぁあ、ああ、ああん」
鞍馬椅子に背中が着くところまで降ろされる裸の美女、股をひろげられたままの佳奈。男たちの手が離れて、男たちがまわりから離れたところで、エロスショーが再開です。ブランコの棍棒に膝と手をひろげていた格好から解かれ、別の拘束具をつけられるのです。鞍馬椅子が退けられ、高さ60p直径60pの丸いテーブルが置かれます。
「いいね、次は、このテーブルの上で、イカせてあげるから、ね」
調教師の中山は、佳奈をテーブルに仰向かせ手足を一緒に拘束できるベルトを装着していきます。
「はい、せんせい、わたくし、うれしゅうございます、はぁああっ」
観客に聞こえる声で、佳奈が応えます。全裸のまま、足首に足枷、手首に手枷、その足と手をひとつにまとめられてしまったのです。

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高さ60p、直径60pの革張り丸テーブルに仰向いて乗せられる佳奈。手首と足首を枷に繋がれ、ひとつにされた全裸の佳奈です。
「ほうら、丸見えだよ、佳奈の恥ずかしいお股が、丸見えだ」
調教師の中山が、佳奈に屈辱をあたえるような淫らな言い方で、言葉をかけます。紅い絨毯のうえに置かれた直径120pの円形回転板。そのうえに置かれた60pの革張りテーブルです。佳奈の裸体には上部三方向から照明が当てられ、裸体が浮き上がらされます。
「はぁああ、恥ずかしいです、こんなの、恥ずかしい、ああっ」
男たちに見入られるなか、佳奈は恥ずかしそうに顔を横にして、呻きます。手首が足首にあわせられ、膝をひろげる格好になている元OL25歳の佳奈。股がひろげられている格好です。
「恥ずかしがっても、仕方ない、もっともっと、恥ずかしいこと、してやるよ」
見学している男たちは、ズボンのなかで勃起させたちんぽを握りながら、性器を丸出しにした全裸の美女を凝視しています。中山の言葉に、佳奈は、いやいや、と仰向けた顔を横に振りながら、顔を赤らめさせます。
「どれがいいかな、佳奈、お望の道具は、ふふふふ、これかな」
調教師の中山が手にしているのは、ピンク色の男根バイブ。佳奈はまだ熟女ではないから細目のバイブです。膣に挿し込んで、クリトリスも弄ることができるバイブです。
「はぁああ、そんなの、ああ、だめ、いや、恥ずかしい、ああん」
使ってもらえる男根バイブを見せられて、佳奈は、羞恥心に包まれます。膣に入れられて悶えさせられる。それはいいことですけれど、男たちが見ているところで、悶えなければならないから、そのことが羞恥を起こさせるのです。
「ふふふふ、嬉しそうじゃなか、佳奈、OL時代にも、使っていたんだろ、ふふっ」
中山は、バイブの根元を握り、佳奈の縦割れで、まだ閉じている陰唇を、先っちょの亀頭で開いてやります。ゆっくり、です。最初にこの亀頭を陰唇の膣前庭にあて、それからクリトリスを押し上げ、しだいにさげて膣口に、挿入するです。
「ううっ、ああっ、いや、いや、そんなに見ないでください、ああっ」
男たちの目線が気になります。食い入るように見入っている男たち。照明の熱気で、火照ってくる裸体の佳奈。亀頭が膣に埋め込まれ、陰茎になる部分が3pあたりまで、先から6pほどまでが使われるのです。佳奈のおめこの真ん中にまでも届かないところで、焦らされてしまう佳奈。
「ほうら、濡れているから、ぶすっと、入るんだね、佳奈」
中山の囁くような声に、からだの奥へのむず痒さとともに、佳奈が呻いてしまいます。
「はぁあ、ああっ、ひゃああ、ああっ、ああっ」
中山のテクニックは、膣一か所弄り責め、です。じわじわと、膣口から膣襞を、ゆっくり、じっくり、擦っていくのです。
「ほうら、いいだろ、ほうら、ヌルヌルだよ、ほうら、おお、おおっ」
「はぁああ、ひゃああっ、ひゃああん」
佳奈は、バイブを膣に挿し込まれたままに、継続して、じわじわと、ぬるぬるの快感を、注入されていきます。高さ60pのテーブルの上です。手首足首をひとつにされて括られて、仰向かされて、股は開けられたまま、男たちの視線に晒されている佳奈です。

-35-
高さ60p、直径60pの円形テーブルに仰向いて置かれている元丸の内の商社に勤めていら佳奈(25)です。手首と足首をひとつにされ黒革でとめられている全裸です。スタジオナツミのエロスショーです。若い学生たちの観客は15名。八畳の広さのスタジオは、照明の熱気と男たちの体臭で、むんむん、異様な匂いです。
「ほうら、見ていなさいよ、女は、こうして、よろこばせて、やるんだよ」
裸の膝がひろげられた太腿の根元には、女の佳奈の股です。調教師中山が手に握った男根バイブが、その股に半分ほどが挿入されているところです。
「おおおお、女の顔、いじらしい顔、胸キュン、しちゃいます」
「なんと、なんと、おっぱい、吸いたいよ、おれ、むずむずしてる」
男たちの欲を満たしたいささやきが、聞こえます。佳奈は、見られていることを強烈に意識しています。羞恥の極みをさらけだしていると思うと、気が遠くなる感じで、ぐっとこらえます。
「ああっ、ああっ、ひぃいいっ、ひゃああっ」
男根バイブのスイッチは入れられなくて、亀頭からのカリ首と、陰茎につけられたイボイボで、膣の襞をこすられるのです。調教師中山のテクニックは、巧妙です。女の佳奈の悶えに応じて、いやいやコントロールして女の佳奈を悶えさせるのです。
「ほうら、ここで先から10pだよ、ほうら、佳奈、感じろ、ほうら」
「はぁああ、はぁああ、ああ、ああ、ああっ」
「ほら、ほら」
「ああっ、ああっ」
「ほうら、もっと入口のほうだな、ほうら」
「ひぃいいっ、ひゃああっ、ああっ」
「ふふふふ、だいぶん感じていきたな、ほうら、奥だ、奥のほう」
「ひぃいいいっ、はぁあああっ」
亀頭とカリ首、それに陰茎部のイボイボ突起で膣のなかをこすられる女、25歳の元OL美女、山岸佳奈。膣だけを男根バイブで弄られているのです。見物の若い男たちは、情欲をいまにも爆発させそうな気配です。すでに勃起させたちんぽをしごく者もいるのなかです。若い裸体の、手足を拘束された女が、おめこを攻められ、うごめき悶えるすがたを見ているのです。高さ60pの丸いテーブルに仰向いて手足をひとつにされた全裸の女です。
「ほうら、抜いて、挿して、ゆっくり、だな」
「ひぃいいっ、ああっ、ひぃいいっ、はぁああっ、ひぃいいっ」
男根バイブの全長は27pですが、そのうち15pを、ゆっくり挿し込み、ゆっくり引き抜かれるセレモニーです。電動のスイッチは入れられません。挿し込まれたときには、クリトリスも刺激されます。
「はぁああっ、ひぃいいいっ、ひぃいいいっ」
佳奈の表情が、喜悦に引き攣ってきます。15p分の男根バイブが、挿し込まれ、引き抜かれ、挿し込まれたときの、三回に一回がぐっと押し込まれ、子宮口が擦られるのです。女の叫びが起こります。擦られると佳奈の呻き叫びが、悲鳴のようになります。男たちはその女の変化を、まのあたりにして、心を疼かせるのです。






































































































































































































































































































































































































































































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