麻美
 第一章-3-
 17~21 2019.7.9


-17-
<調教される麻美>
羞恥館は奥嵯峨の山裾にある一軒家のアトリエです。大学の先輩高井翔太ら三人に、肉体関係を結ばれてしまって、それで終わりだと思っていたのに、相棒の小椋啓介から嵐山まで来るようにとのメールがありました。
<一週間の旅行準備をして、出頭するように、嵐山へは、車で迎えに行く>
麻美は逃れようがないと思ったのです。関係したことをバラされる。それよりも写真や動画を撮ってあるというので、それを人に知られたら、と思うと男たちに従わざるを得ないと思ったのです。恋人の孝行には友だちとイタリア旅行に行く、とメールをしておきました。
「おお、おお、麻美、素敵なお嬢さま、美女だなぁ、さあ、乗れ」
ベンツの運転は翔太です。世話役の啓介が車から降り、清楚なワンピースを身につけた旅行者麻美を後ろの座席に座らせます。
「目隠しするぜ、行き先を知られちゃまずいから、そうだろ、麻美」
スーツケースをトランクに入れられ、麻美は目隠しされ、黒塗りのベンツは奥嵯峨の羞恥館アトリエへと向かいます。羞恥館ではカメラマンの奈倉明夫が待っていて、目隠しされたままの麻美が、導き入れられます。
「ああん、ここ、こんなとこ、わたし、どうして、ここに、いるの」
「ふふっ、麻美は高安財閥のお嬢さま、ふふん、たっぷり、かわいがってやるぜ」
アトリエの真ん中に立たされた麻美の正面1mのところに、翔太が立って麻美を眺めます。麻美が持ってきたスーツケースが、啓介によってアトリエに運び込まれて隅に置かれます。その後につくられた畳二枚分の鉄格子の檻に、麻美が驚きます。
「あれか、麻美がはいる檻だよ、一週間、ペットとして飼ってもらえるんだぜ」
後ろから、啓介が、ワンピース姿の麻美を、胸元に腕をまわして抱き締めます。ロープを手にした翔太が、正面から近寄り、麻美の手首を括ってしまいます。
「ああん、いやん、いやぁああん」
手首を括られた腕が、頭の上へ持ち上げられ、天井から降ろされたフックに留められてしまいます。
「ふふん、はやく、裸にしてやりたいんだけど、ふふっ、その前に、ふふっ」
翔太が、言葉をかけている横では、明夫が、カメラを回しはじめて、録画です。可愛い、可憐な大学三年生、21歳の令嬢です。白基調の清楚なワンピースは、麻美を清潔な女子学生に仕立てています。
「ああん、いやん、はぁああん、手を、降ろしてください、ああん」
手首が頭を抱える格好で、降ろすことはできなくて、腕をのばしても、膝を床につくことができません。
「持ち物を、点検させて、もらうぜ、スーツケースのなか、下着とかだ」
麻美が持参の、真っ赤なスーツケースが、サイドテーブルにのせられて運ばれてきます。右前に置かれて、蓋がひらかれてしまいます。旅行に携帯する衣類が、男たちに見られてしまう。麻美は、ドキドキ、羞恥心、着替えのインナーが詰まっているからです。気がつくと、左前には黒いスーツケースが運ばれていて、蓋がひらけられています。女を責める小道具が、詰められたスーツケースです。
「二十箱でコンドーム百ニ十個、一週間だ、客用も含め、これを、使い切る」
麻美は、黒のスーツケースから取り出された封印されたコンドームの箱を、見せられます。
「麻美の下着点検が先か、麻美がよろこぶ玩具の点検が先か、どうするか」
麻美は、顔をそむけ、目線を床に落とし、恥ずかしい責められ道具を見るに堪えない気持ちです。

-18-
羞恥館のアトリエで、着衣のまま手首が括られ、頭のうえへ引き上げられている麻美。テーブルにおいた赤いスーツケースの蓋があけられ、麻美が用意してきた下着類を、翔太や啓介が鑑賞し、明夫が映像に収めていきます。
「可愛いパンティじゃん、さすが麻美お嬢さま、こんなの穿いてるんだ」
「ヒラヒラフリルのパンティじゃん、明日には、穿いてもらおうかねぇ」
麻美のまえで、麻美が穿くパンティを、ひろげてしまう翔太。恥ずかしい気持ちになる麻美、啓介が翔太と会話して、えっちなことを平気で言葉にしてしまいます。。麻美は、会話を聴かされ、羞恥に顔を赤らめてしまいます。白いふんわり素材のワンピースを、上品に着こなしている麻美です。
「今日は、どんなパンティ、穿いてるんかなぁ、見せてほしいね、麻美お嬢さま」
翔太のことばに、啓介がワンピースの裾を、太腿から股が見えるところまでひきあげます。パンストのなかに白いパンティが見えます。スカート部をめくりあげ、腰のベルトに巻きつけて、腰から下を露出させてしまうのです。
「ああん、いやん、ああああん」
啓介が、スカートの裾を、麻美が腰に巻いたベルトに挟んでしまいます。臍からしたが露出してしまった麻美。パンティストッキングとショーツを着けた下半身。
「いいねぇ、ゾクゾクだよ、麻美お嬢さま、脱がすのが、楽しみだ、ふふふっ」
赤いスーツケースの蓋が開かれ、その縁に麻美が普段に穿いているパンティが並べられ、半分透けたシュミーズやブラジャーが並べられます。麻美がつけるインナーをひろげ終った翔太と啓介は、黒いスーツケースの中に収めている女がよろこばせる小道具を、麻美に見せていきます。
「わかるだろ、麻美お嬢さま、コンドームの箱だ、20箱、ご用意いたしましたよ」
ひと箱に6個のコンドーム。それが20箱だから、性行為120回の分量です。麻美には、その分量が、わかるような、わからないような、一週間分の個数だというのです。
「たっぷり、おもいっきり、楽しませてあげるよ、麻美お嬢さま」
箱はスーツケースに入れられたままですが、幾種類もの男根バイブレーターが取り出され、麻美に見えるようにしていきます。バイブだけではなくて、ローターがあり、革紐があり、手枷足枷があります。
「いいだろ、コンドームは人間用、これにはコンドームいらないよねぇ」
「はぁああ、いや、いや、そんなの、見せないで、ああん、いやん」
ザクザクと十数個のローターが目の前でぶら下げられると、麻美はもう卒倒するほどに気持ちが動揺してきます。壁面には、鉄棒や十字架、それに壁の前には、ロープの束が置かれており、あの羞恥椅子が置かれています。
「ふふん、いいだろ、たっぷり、教え込んで、ショーに出演、ということだ」
麻美は手首を頭の上にあげたまま、男たちに弄られていきます。スカートを腰に巻かれて、下半身を露出させられた麻美。
「剥いてあげましょうね、麻美お嬢さま、お写真撮りながら、ですけれど、ねっ」
カメラマンの明夫は、麻美の写真を撮るために動画で撮りますが、照明をアトリエの麻美のまえに設えます。
「パンストを膝上まで降ろして、そのあとはパンティを降ろして、腰まわりを露出」
啓介が、着衣のまま立っている麻美の、臍下から太腿の真ん中までを剥きださせてしまいます。明夫が正面からハンディにした4Kカメラで録画していくのです。翔太は、剥きださせた麻美を、犯していく役割です。

-19-
臍のしたから太腿の真ん中まで、パンストとショーツが降ろされてしまった麻美の前に、翔太が座ります。
「いいですねぇ、お嬢さま、黒い毛、かわいいなぁ」
パイプの丸椅子に座った翔太が、ワンピースのスカートを腰の上までめくりきった立ち姿麻美の真ん中を見ているのです。
「ああん、いや、いや、いやですぅ、あああん」
剥かれた麻美の臀部に、腕をまわした翔太。手腕を頭の上にされた麻美が、太腿をぎゅっと締め、うろたえの声を洩らします。広いアトリエの一角です。大きな透明ガラスの窓から、明るい光が差し込んでいます。
「久しぶりだ、女の肌、それも麻美お嬢さまのお尻だ、ぽっちゃりだ」
「はぁああっ、ああん、いやぁああん」、
壁際の一角に檻が作られ、麻美がいまいるのは、檻の前。天井からフックが付いたロープが降ろされ、麻美の手首を括ったロープが留められているのです。目の前の右テーブルには麻美が持参のスーツケース、左テーブルには性の道具が詰まったスーツケースが置かれています。
「そうだな、一発、やらせてもらうけど、そのまえに、触ってあげなくちゃ、ね」
「ううっ、ああっ、ああっ」
「濡らしてあげなくちゃ、ちんぽ、ギスギスするでしょ、ふふっ」
立たせたままの麻美。まだワンピースの腰から上は着せたまま。パンストとショーツは太腿の中ほどに留まったままです。ぴったし太腿をくっつける麻美。翔太は、左腕でお尻を抱いています。右手の指で陰毛を撫ぜあげていきます。陰唇の先っちょを露出させるのです。
「ああっ、いやぁ、ああん、あああん」
麻美は、腰をぐっとすぼめ、お尻を小刻みに揺すります。翔太の指が股間に挿し込まれてきます。麻美にはゾクゾクっと感じる翔太の手です。
「足をひろげさせないと、見えないな、棒、用意しろ」
翔太のことばに、啓介が反応、80㎝の棍棒、両端にベルトがつけられた棍棒です。太さは勃起ちんぽ程、麻美の足をひろげさせてしまう棍棒です。
「脱がしてあげまず、麻美お嬢さま、ストッキングとパンティ、いいでしょ」
翔太は、麻美のお尻を抱き、股間へ手を入れたまま、後ろから啓介が、麻美の下半身、足先までを剥いてしまいます。
「足を、ひろげろ、ほら、足、ひろげろ」
「あああっ、いや、いや、あああん、だめよぉ」
麻美が悲痛にむせぶ、甘味な小声を洩らします。啓介が、80㎝の棍棒を、足首に当て、ベルトを巻いてしまいます。
「ほうら、いい格好ですよ、麻美お嬢さま、お尻が、可愛いです、ねぇ」
「あっ、ああっ、いやぁああん」
「いいじゃん、カメラ、きっちり撮っておけよ、なぁ、明夫」
「わかってますよ、高安財閥のお嬢さまだ、めちゃエロい画像にしますよ」
翔太がパイプ椅子から立ち上がり、麻美から少し離れて鑑賞です。まだ、ここへ来て一時間も経っていません。まだ麻美への性交は、されていません。男たちは、性欲、ぐっと我慢しているところです。

-20-
下半身裸にされ、足首を80㎝にひろげた格好で立っている麻美。正面から翔太が、左腕で腰を抱き、右手で股間をなぶります。
「ああん、あああん、だめよぉ、ああっ」
「柔らかいんだ、お嬢さま、股の真ん中、柔らかいねぇ」
「ああん、だめったらぁあ、ああん」
「柔らかくって、濡れているんだ、ねぇえ、お嬢さま」
麻美は棍棒で足首を80㎝もひろげられています。膝を閉じ、太腿を閉じようとするけれど、微妙に膝が内に向くだけです。お尻を小刻みに揺するけれど、翔太の手を退けることはできません。
「ああん、いやぁあ、ああっ、うぐっ、うぐっ、ううっ」
翔太は、陰唇をなぶっているけれど、濡れだした膣のなかには、指を挿し込んでやりません。上向けた手の平で、股間を包んで揉みほぐしです。弄られながら、麻美はキッスされるのです。頭の上に重ねてあげた手首。その顔の唇に、唇をかさねられ、舌を挿し込まれてしまう麻美。
「ううっ、うぐ、うぐ、うぐううっ」
後ろから啓介が、麻美が着ているワンピのファスナーを降ろします。上半身にまとった服を脱がすというのです。キッスされたまま、背中のファスナーが降ろされ、ベルトがはずされ、着ているワンピースが脱がされ、合わせた手首にまとめられます。
「ほうら、お嬢さま、美しいからだですね、沁みひとつない、麗しい」
「はぁああ、ああん、はぁああん」
キッスを解かれた麻美が、うすく開いた唇から、呻きの声を洩らします。麻美のインナーは、白い透けたシュミーズ、そのうちがわに柔らか素材のブラジャーです。そのシュミーズが胸上までめくりあげられ、ブラジャーが外されます。
「お嬢さま、可愛い、可憐な、高安財閥のお嬢さま、ふふ、剝いてあげましょうね」
翔太は、麻美が倒れ込まないように抱いたままです。後ろにまわっている啓介が、手首のロープを解いてしまいます。
「ほら、手も、ひろげて、あげよう、いいね」
用意した足首をひろげさせた棍棒と同じモノを手にした啓介が、ワンピースを脱がし、ブラジャーを脱がしてしまいます。インナー、臍下までのシュミーズを身につけただけも麻美。そうして手首には、80㎝の棍棒が挟まれ、ひろげられてしまったのです。翔太が、抱いている麻美から手をほどき、啓介も麻美から離れます。手足をひろげられて立ったままの麻美。ふにゃふにゃと膝がおれこみ、お尻を床に着いてしまいます。
「はぁああん、こんなこと、こんなことぉ」
床に仰向いて寝る格好になった麻美が、上から見下ろす翔太と啓介を見上げて、半泣き状態です。啓介が手首を括った棍棒を頭の上にさせます、明夫は、床に仰向いて手足をひろげた麻美を、ビデオカメラに収めていきます。
「ふふふふ、お嬢さま、いいですか、この格好で、輪姦してあげましょうね」
啓介が、麻美のスーツケースを置いていたサイドテーブルを持ってきます。麻美の下着が詰まった真っ赤なスーツは蓋をあけたまま床に置かれています。高さも縦横も70㎝のサイドテーブルです。白い布団がかぶせられ、そのうえに麻美が背中を置いて仰向きにされてしまうのです。足首をひろげて括った棍棒と、手首をひろげて括った棍棒が、ひとつにあわせて括られてしまいます。
「おれ、好きなんだよなぁ、女を、こんな格好にさせて、犯してやるの、好きなんだよ」
「おれだって、好きだよ、正常位もいいし、騎乗位もいいけど、ふふっ、ふふふっ」
いよいよ、本番が始まります。輪姦の最初は翔太で、啓介が二番、カメラマンの明夫は三番です。

-21-
布団が敷かれた70㎝高のテーブルにのせられた麻美。透けたシュミーズだけをまとった裸体。足首を70㎝の棍棒にひろげられ、手首を70㎝の棍棒にひろげられ、足首と手首の棍棒が合わされています。
「いい格好だよ、麻美お嬢さま、たっぷり、かわいがってやるぜ、たっぷり、なっ」
麻美は、蒲団の上に仰向かされると、太腿から膝がひろがり、膝から足首がすぼまり、腕が膝のうちがわになります。股が120度にもひろがってしまったのです。
「ああ、ああっ、いや、いや、こんなの、あっ、ああっ」
正面にズボンとシャツ姿の翔太が立ちます。テーブルの後ろには啓介が立ちます。翔太は、麻美の左足首と左手首を括ってしまいます。右足首と右手首を括ってしまいます。
「おれ、好きなんだよなぁ、かわいい麻美お嬢さまを、こうして、犯すの、最高だねぇ」
左右の手足を括ったロープを一本にまとめ、天井から下ろしたフックに括ります。ロープが引き上げられ、麻美の腰から臀部が布団から浮く格好にされたのです。
「ほうら、麻美お嬢さま、丸出しになりましたよ、お股が、ほうら」
「ああっ、だめ、いや、こんなの、ああん、いやです、ううっ」
「ふふふふ、かわいい声だ、素敵だよ、大きな声だしても、いいんだよ」
翔太がズボンを脱ぎ、トランクスを脱ぎ、シャツだけ、下半身を露出させます。
「ほうら、おれ、ちんぽ、もう、ビンビンだよ、欲しいんだって、お嬢さまを、さ」
翔太は、身動き取れないように手足をひろげさせた麻美の、太腿を撫ぜさすります。膝から太腿のうちがわを、つけ根のほうへ撫ぜあげます。麻美は顔を右横に向け、視線をそらして声をこらえ、屈辱に耐えます。美しい顔が、哀し気な表情をみせます。
「おっと、お嬢さま、見て欲しいんだな、姦淫されてるところを、見て欲しい」
70㎝の高さで白い布団がかぶった70㎝角のテーブルです。麻美の後ろに立つ啓介が、麻美の腋の下から腕をいれます。頭を起こさせ、肩を起こさせ、胸にまわす手で、白い透けたシュミーズを、めくりあげます。乳房を露出させ、左右の膨らみに手の平を置きます。
「いや、いや、いやよ、みせないで、お、ね、が、い、ああっ」
啓介の胸下に麻美の肩が当てられ、顔が正面を向きます。すぐ前の正面には、翔太の腰、陰毛の中から起立する勃起ちんぽを、見てしまったのです。
「入れさせてもらうぜ、高安財閥のお嬢さま、可愛い、可愛い、お嬢さま」
犯される財閥の令嬢、高安麻美21歳、大学三年生の美女。広いアトリエの隅は撮影スタジオ、ショーのステージ、うしろには麻美が入る二畳分の檻があります。淫らになる麻美を、カメラマンの明夫が4Kカメラで撮影です。
「ふふふふっ、淫らだね、お嬢さま、性器、おめこ、ちんぽ、いれる、おおっ」
翔太が、開脚、開腕、正面からはM姿、横面からはV姿、令嬢麻美を犯していくところです。
「ひやっ、ひやっ、ひやぁああん、ひぃいいっ」
ぶすっ、麻美の斜め上向いた股、陰唇につつまれた膣に翔太の勃起ちんぽが、挿されだしたのです。
「おおおおっ、いいねぇ、さすが、お嬢さまのおめこだ、おおおおっ」
亀頭が埋められ、数秒おいて、そのまま陰茎が、半分、挿入され、一呼吸おいて、勃起ちんぽ、亀頭が残るところまで、抜かれます。
「いいねぇ、いいねぇ、お嬢さまの膣、入れさせてもらうよ、おおっ」
ぶすぶすっ、容赦なく、難なく、翔太の逞しい勃起ちんぽが、麻美の濡れそぼる奥、深くへ、挿入されて、いきます。うしろからは啓介に抱かれ、乳房をなぶられながら、股の真ん中は、膣奥までを、擦られ、突かれて刺激され、身も心も翻弄されていく令嬢麻美なのです。

(未完)

























































































































































































































































































































































































































小説

麻美






HOME

淡水小説集目次



麻美

表紙目次に戻る