佳織の愛
 第二章-2-
 
14〜25  2007.3.10〜2007.3.30

 

-14-

<佳織の調教>

恥ずかしい格好にされて、ローターでオーガズムを迎えさせられたあと、佳織は下着はなにも着けない透け透けネグリのまま、ベッドに横たわっています。男たちは辱部屋からいなくなり、佳織だけが残されたのです。佳織は、ここに連れてこられ、辱めを受けていることに、何が起こっているのかも十分に理解できない。商社のOLをしていることが、遠き世界のことのように思えて、夢を見ているような感じを覚えます。佳織は、ベッドに横たわったまま、辱部屋に置かれてある調度品をぼんやりと見ています。

<なんやろ、このお部屋、木馬やろ、鉄棒やろ、Xに組まれた板やろ、あのボックスはなんやろ・・・>
先ほど座って辱めをうけたピンクの背凭れ椅子が、佳織の目にはいり、村松が座っていた籐の肱掛椅子が目に入ります。薄暗くされたダウンライトの光だけで、辱部屋は静寂です。佳織は、うとうと、なかば朦朧となってきて、軽い眠りのなかに、夢をみている感じです。
「佳織、ベッドにからだを起こして座りなさい」
佳織はその声にハッとして、あたりを見回します。でも、人がいる気配は見当たりません。
「これから指示されるとおりに、佳織は動作しなさい」
佳織は、耳に小さなレシーバーを付けられている自分を発見します。耳栓。そこから声が聞こえてくるのです。

     

ベッドのうえのスポットライトが点けられ、佳織はハッと驚いて、ベッドの反対側にある窓に、明かりがついているのを知ります。辱部屋の佳織にマイクで指示をしているのが、その窓の向うにいる孝だと気がついて、佳織は、あっけにとられたように驚いてしまうのです。辱部屋に連れ込まれて、じっくり様子を見る余裕もなかった佳織でした。ひとり辱部屋におかれて、ようやく辱部屋の様子がわかるようになってきたのです。
「からだを起こして、四つん這いになれ」
そういわれて佳織は少し躊躇してしまいます。黄色いネグリをつけた佳織です。

「四つん這いになって、オナニーするんだ、佳織!」
<ああ、わたし、四つん這いでオナニーするん?>
オナニー経験は豊富にある佳織です。学生のときも、OLになってからも、北村補佐とセックスするようになってからも、オナニーをしてきた経験があります。でも、指示されてオナニーすることはありません。それに四つん這いになって、オナニーしたことはありません。
「四つん這いになって、足を開いて、股に手を突っ込むんだよ!」
佳織は、耳栓レシーバーの声を受けて、躊躇しながらも、ベッドのうえで四つん這いの格好になり、膝をひろげだしていきます。

-15-

ベッドで四つん這いになった佳織です。指示されるままに、膝をひろげて、右の手を薄いパンティのなかへと挿しいれていきます。
「肩をベッドに着けて、お尻をあげて・・・」
四つん這いのスタイルから、肩をベッドのふかふか布団に着けていく佳織。顔を布団に埋めて、膝を拡げたまま、お尻を高く持ち上げてしまう佳織。
<ああ、わたし、オナしてる、わたしのオナニー見られてるぅ>
意識のなかにぼんやりと、言葉が浮かんできては消えていく佳織です。レシーバーから聞き取れる孝の声は、そっとささやかれるように優しく聞こえます。半ば夢遊病者のように、佳織はレシーバーの指示に従っていくのです。

「ほうれほうれ佳織、からだの力をぬいて、右指三本、股にあてて・・・」
透けたパンティのなかで、佳織は指を三本お股にあてがっていきます。
「左手、おっぱい触ってあげて・・・」
顔と肩をお布団に埋めた佳織は、右手をおっぱいにあて、すそからそっと包みこんでいきます。
<ああ、わたし、オナニー、ああ、オナニーしてるんや・・・>
電気が消されて暗くなった辱部屋のベッド。スポット照明が当てられたダブルベッドに、うつむいてお尻をあげた佳織。
「佳織、鏡のなかのじぶんをみてごらん・・・」
ベッドの壁面に張られた大きな鏡。そこに映っている自分のすがたを、顔を埋めたベッドから、佳織は見てしまいます。

     

「おっぱいもみもみ、ゆびを一本そっといれてあげなさい・・・」
<ああ、わたし、ああ、なんなんやろ、わたし、いい気持ちに・・・>
夢の中にでもいるように、佳織はうっとり、自分の中に埋没していきます。レシーバーから聴こえてくる声が、神さまの囁きのようにも感じる佳織です。
「いいかね、佳織、ゆびでぐちゅぐちゅ、ひとりでしてたことだよね・・・」
佳織のなかに、オナニーをしてきた経験がよみがえってきます。中指をチツの中へ挿入し、二本を陰唇の外側において、撫ぜこするように手を動かしていくのです。
<ああ、オナ、オナニー、ああ、わたし、オナニー・・・>
おっぱいの先っちょを中指の爪先で軽く弾いて、ちょろちょろ敏感な刺激をつくっていきながら、チツの襞を中指でこすっていく佳織。

「佳織、いい気持ちになりなさい、だあれも見てないんだよ、わかっているね・・・」
<ああ、だあれも見てない、わたしの秘密、ああ、オナ・・・>
辱部屋の演出のひとつだとは、ゆめゆめ思いもしない佳織です。自分で自分の快感をコントロールできるオナニーです。
「さあ、もうひとりでできるよね、あとはイってしまうだけ・・・」
佳織は、夢中でオナニーにふけっていきます。無言だった佳織の口から、喘ぐ声がかもしだされてきて、ふぅうふぅう、はぁあはぁぁ、とのお声が辱部屋にひびきだします。
「ああ、はぁ、ああ、ああ、いく、いく、ああん、いくぅううう〜!」
佳織にオーガズムが襲ってきて、一気に高みへ昇っていって、アクメを迎えてしまった佳織です。

-16-

オナニーを終えてしまって、佳織がベッドに横たわっていると、立ち上がってベッド頭にあるカーテンを開けろと、レジーバーが指示してきます。佳織は、指示されるままにベッドから降り、カーテンを開きます。カーテンを開くと、ガラス窓になっていて、そこから見えた光景に、佳織はハッと驚いてしまったのです。
「ようく見ろ佳織、驚いているのか佳織」
窓の向うの部屋で、上半身裸にされたセーラー服姿の高校生が、肩に竹竿を背負って立っているのです。女の子は、手首を竹竿に括られていて、おじさん風の男に、おっぱいから下が裸のからだを、さわられいるのです。佳織は、ベッドだけが置かれた四畳半ほどの個室で、男と女が深夜にプレイしている光景を見て、狐につままれた感じです。

「佳織、ようく見たかね、それじゃあもう一つ、足元のカーテンを開けてごらん」
ベッドの足元近くのカーテンを、佳織は指示されるままに開きます。そこにもガラス窓があり、その向うの部屋で、女子大生風の女の子が、ベッドの上で男とセックスをやっている最中です。佳織は、明るい部屋のベッドで絡み合う男と女を、窓越しに見てしまって、なぜ目の前にこの光景があるのかを疑ってしまいます。
<なんなの、ここはいったいなんなの>
まるで夢を見ている感じです。
「佳織、はは、おまえの友だちになる女たちだ、ようく見とけよな」

     

佳織がいる辱部屋は大きな部屋ですが、その隣に三つの個室が並んでいるのです。佳織は、このマンションの間取りを、それとなく知り始めるのでした。
<あの子たち、わたしのお友だち・・・>
佳織は、レシーバーから聞こえた声。たしかに友だちになる女の子だと聞いたことを、思い出してしまいます。
<わたしもあんなことさせられるのかしら・・・>
佳織は、ハッと気がついたのです。佳織は、わけのわからない感情に包まれてしまいます。

この大阪郊外の高級マンション十二階は、会員制のショーが楽しめるとともに、レンタルルームとして使われている倶楽部なのです。
「佳織、今夜はゆっくりそこでお休み、冷蔵庫には食べ物や飲み物があるから、それにバスルームも使っていいから・・・」
レシーバーの指示が終わって、佳織はベッドに横たわります。今夜の出来事が、思い出されきます。淀屋橋で午後七時、クラウンに乗せられてやってきたこのマンション。背凭れ椅子に足を拡げてしまってローターでアクメを迎えさせられて、ベッドでオナニーさせられて、そうして隣接の二つの部屋を見せられた・・・。佳織は、北村補佐の顔を思い浮かべて、ベッドのなかで涙がこぼれてくるのでした。

-17-

目覚めて朝になってもスッキリしない佳織です。うとうと眠っては目が覚めて、熟睡できなかったのです。
「お目覚めだね、佳織、ようく眠れたかね」
辱部屋のベッドで目が覚めた佳織に、声をかけてきたのは孝でした。
「今日のメニューはふたつだ、夜は土曜日ショーがあるからそれだけだ」
佳織の遅い朝食は、甘いジュースとビスケット。栄養価が高くて負担がすくない朝食です。洗面所で顔を洗い、いつものようにお化粧をし、OL通勤服に着替え、そうして連れ込まれた部屋。昨夜、高校生がいた部屋でした。丸椅子が真ん中に置かれた四畳半の広さです。
「佳織、しばらくここで待ってろ」
孝が部屋から出ていき、佳織ひとりが残された部屋の名前は、エンジェル。

正面板壁の真ん中に鏡があります。鏡のまえには木目調の半円形テーブルが設えられています。エンジェル部屋の隅に置かれたガラス張りショーケースがあります。佳織は、そこに並べられているモノを見て、なんともいえない気持ちになってしまいます。ショーケースには、女を悦ばせるお道具が並べられているでした。
<わたし、どうしたんやろ、なんでこんなとこにいるんやろ・・・>
ドキドキと心臓が高鳴るようにも覚える佳織です。昨夜、辱部屋のガラス窓からみえたエンジェルは、こちらから見れば鏡になるマジックミラーです。昨夜は気持ちが動転していて、エンジェルの細部が見えなかったけれど、いろいろと装置を備えた四畳半の洋室だったのです。

     

ぼんやりとしばらくは狐につままれた感じで、エンジェルの内装を見るともなく見ているとき、孝と秀がドアをひらけて入ってきました。
「佳織、待たせたね、可愛い感じの部屋やろ、佳織が気に入りそうな・・・」
孝がいいながら、丸椅子に腰掛けた佳織の肩に手を置いてくるのでした。OL通勤服姿の佳織は、太ももの半分ほどが露出するスカートの裾を気にしながら、俯いてしまいます。
「佳織、もう納得してるんやろ、ここで仕込まれることに!」
「・・・・・」
佳織は、孝に言われて、ただ手を太ももに置いて、うつむいているだけです。怖さは薄らいだけれど、まだまだ不安な気持ちです。これからされることに、抵抗はしないでおこうと思っているだけです。

秀が身の丈ほどの棒を持ち出してきて、佳織の肩後ろに拡げて当てます。孝が佳織の腕を持ち、手首に紐を巻きだします。右の手首、左の手首、それぞれに紐が巻かれて、肩に渡した棒に拡げられて括られていきます。
「ああ、なにするん・・・」
「佳織、昨夜見たやろ、それをしてるんや」
棒を肩で横に担ぐようにして、手首を拡げられて括られていく佳織です。
「ああん、あかん、そんなんあかん・・・」
抵抗はしないものの、手を拡げられて括られていく佳織の口から、喘ぐような声が洩れてしまいます。

-18-

濃紺のOL通勤服を着た佳織が、手をひろげて棒を背負います。天井から降ろされた二つのワッパに、棒の両端がとおされて、佳織は手をひろげて立たされます。スーツの裾がめくれて、白いブラウスが見えます。タイトスカートが膝上10cmまで引きあがり。足裏が床に着いて膝を少し折ることができる格好です。
「ああ、こんなこと、ああ、わたし・・・」
四畳半のエンジェル部屋で、四角いお部屋の真ん中に、佳織は手をひろげて立たされて、何をされるかわからない不安と恥ずかしさで、うろたえているのです。
「佳織の朝のおつとめだよ、二時間トレーニングだよ!」
佳織のそばに立った孝が、佳織を説得するように言います。

「ええ眺めですねぇ、OLさん姿で調教される、ゾクゾクでずねぇ」
佳織の前にまわった秀が、爪先から顔までを眺めまわして言います。
「そうやろ、佳織ってぽっちゃりかわいい顔やし、ボリュームあるし、ゾクゾクやねぇ」
孝も秀につられて、佳織を眺めまわしながら言います。秀と孝に、自分のことを言われて、佳織は、うつむいてしまいます。屈辱と羞恥が入り混じった佳織のこころが顔にあらわれ、放心した表情にも見えます。無防備になった佳織の格好と佳織がつくりなす表情に、孝と秀は男の欲情をかき立てられてしまいます。
「たっぷり楽しませてもらうぜ、佳織!」
窓から射しこむ明るい光を、秀がカーテンで遮断してしまいます。

     

「ブレザーのボタン外しからだね、佳織、それからだね!」
そういいながら、窮屈にめくれあがった濃紺ブレザーのボタンを外しにかかる孝です。胸のボタンが外されて、下につけた白いブラウスのボタンが真ん中から三つはずされてしまう佳織。手をひろげた佳織には、孝の手を止めることができないまま、ぐっと唇をかみしめ、屈辱に耐えているのです。
「ほう、佳織、薄ピンクのブラをつけてるん、パンティとお揃いかな?」
ボタンが三つ外されたブラウスの合間から佳織の胸元を覆うブラの色を、孝が、いかにも佳織を辱めるように、言うのです。

秀が佳織の後ろから、タイトスカートの裾を持ち、一瞬のうちにめくりあげてしまいます。
「ああ、やめて、ああ、やめてぇ」
肌色パンストに包まれた腰から下が露出させられて、佳織は、夢中で声を洩らしてしまうのです。
「はは、佳織、パンストのしたのパンティ、ピンクなんやなぁ」
「ああん、やめてください、ああ、こんなこと・・・」
「はは、恥ずかしいって?」
「恥ずかしいです、ああん、こんなこと・・・」
「そうかい、佳織は恥ずかしいんや、そうなんやね!」
佳織は、羞恥に耐えるように、うんうんと頷きます。そんな佳織の気持ちを無視するかのように、秀がパンストをお尻から剥くように抜き取り、太ももの根元まで降ろしてしまうのでした。

-19-

狭いお部屋エンジェルで、佳織は棒を担いで立ったまま、スカートがめくりあげられ、腰から下が丸見えにされてしまったのです。パンストを降ろされ、太ももで留められたまま、ブラウスのボタンがぜんぶ外され、ピンクのブラが丸見えにされてしまいます。
「佳織、恥ずかしいんやろ、そうやろ!」
「はぁん、恥ずかしいです、恥ずかしい・・・」
「その恥ずかしさってのをさ、忘れないようにしなよ!」
佳織は、男たちの手で服を剥がされる屈辱を味わっています。手を水平に伸ばしたまま、棒が吊られて座ることもできないまま、恥ずかしい処を隠すこともできないまま、孝と秀になぶられていくことに、やるせない気持ちなのです。

二十三歳のキャリアOL佳織に、羞恥と屈辱を味わわせながら、従わせていく調教に、孝も秀も男の欲望をそそられているのです。
「手荒なことはせえへんから、佳織もたっぷり悦びな!」
孝が、ボタンを外したブレザーとブラウスの裾をもって、背中の方へとめくりあげ、佳織の首後ろの棒へとおさめてしまう。ブラをつけているとはいえ、胸元を露わにされた佳織は、悲痛な声を洩らしだします。
腰にタイトスカートが丸められ、パンストを太ももに留めたまま、パンティが丸見えの佳織です。
「ああ、ああ、やめてください、ああ、おねがい、これ以上脱がさないで・・・」
太ももをぴったしくっつけてしまう佳織。顔をうつむかせて、頼み込むように言う佳織。

     

エンジェルは、女の子が天使になるお部屋です。天使になった女の子が、男のヒトの心を癒してあげるお部屋です。電車の中やオフィスで、女の子を触りたいと思っても、触れない男のヒトの欲望を満たせてあげるエンジェルです。
「佳織って、知的で可愛い女の子やから、男のこころが疼くんよねぇ!」
「ああ、そんなの、ああん、ゆうのやめてください・・・」
「ふふ、どこから触ってほしいんや、佳織!」
「ああ、ああん、痴漢みたいなこと、あかん、やめてください・・・」
孝がブラのうえに手の平を置いて、裾から持ち上げるようにして乳房を揺すってきます。秀が無言のまま、佳織の後ろから、パンティを穿いたままのお尻を撫ぜてきます。

孝が前から、秀が後ろから、佳織を挟み込んでサンドイッチにしてしまい、からだをすり寄せて密着させます。
「おお、いい匂い、佳織の匂い、ううぅん、甘いねぇ」
「ああん、やめて、やめてくださいぃ・・・」
棒をかついだ格好の佳織は、手で払いのけることができないまま、半裸のからだを触られているのです。ブラの上部から手を挿し込んでしまう孝。パンティの腰から手をつっこむ秀。
「いいねぇ、佳織のおっぱい、柔らかくてプリプリやねぇ」
「ああ、ああん、やめて、やめてくださいぃ・・・」
佳織は、無防備のまま触られている屈辱に、泣きたい気持ちになっているのです。

-20-

ブラの中へ手を入れられ、パンティの中へ手を入れられて、佳織はしだいに悶えだしてしまいます。手をひろげたまま、中腰になる佳織。孝と秀にサンドイッチにされて、身悶えてしまう佳織です。
「佳織のおっぱい、むちむちやねぇ!」
「ううん、お尻もぽたぽた、やわらかいですねぇ!」
まさぐられて、言葉でいわれて、佳織は屈辱を必死になってこらえます。
「ああっ、やめて、ああ、やめてください・・・」
抗いようもない佳織。孝と秀にからだをさらけるしかない佳織。肌身に触れられて、燃え立ってくるからだを、恨む佳織です。

「ええ格好やぜ、佳織、もうちょっと楽しませてもろて、すぐ脱がしてやるからね」
ブラの中へ手を入れて弄っている孝が、佳織の顎を持ち上げて言います。秀の手が、お尻から前へまわされてきて、陰毛を弄りだしています。腰まわりを触られ撫ぜられる佳織は、こそばさと侮辱で泣き出したい気持ちです。
「佳織ちゃん、おめこを濡らしなさいね、たっぷりね」
秀が後ろから、ぴったしくっつけた佳織の太もも根元を撫ぜながら、卑猥な声で言います。
「ああ、やめて、やめてください、おねがい・・・」
佳織は気持ちが高揚していて、目頭に涙が溜まってきてしまう。

     

「歓び余って涙かね、佳織、そんなに嬉しいのかい!」
「ああ、そんなこと、ああ、うれしいなんて・・・」
「ふふっ、佳織、本音は感じ出してる、そうなんやろ!」
佳織の顎を指先で持ち上げて、孝が佳織をからかうように言います。
「もっと感じさせてやるから、よろこべよ、なぁ、佳織!」
孝がいい、ブラの中の手を抜いてしまいます。腰まわりをまさぐっていた秀が、後ろからブラのホックを外してしまいます。
「ほれほれ、佳織のおっぱいがお目見えだよ!」
「ああん、やめて、やめて、おねがい、やめて・・・」
ブラのホックが外されて、パンティを腰から尻を剥きだされて、太ももの根元まで降ろされてしまう佳織。

孝が佳織の前から横にまわります。エンジェルのお部屋は四畳半。佳織の正面に姿見が立てかけられて、佳織は自分のあられもない姿を見させられてしまうのです。
「よぅく見るんだぜ、佳織、おまえの姿が、ほれ、見てみろ!」
ブラが首したにまで引上げられて、パンティを半分降ろされた佳織の姿が、鏡に映し出されて、佳織は見てしまいます。孝と秀が横から佳織をはさみこみ、一緒に姿見を覗き込んでいるのです。
「エロティックやなあ、佳織、黒い毛が、ほれ、丸見えやぜ!」
半裸だとはいえ、乳房が見え、陰毛に覆われたつけ根が見えます。パンティが太ももの根元で留められ、パンストが膝で留められている姿の佳織です。佳織は、自分のすがたを認めて、クラクラと目眩がしてきます。

-21-

姿見鏡を前に置いた佳織を、秀が後ろから抱きしめるようにして、おっぱいを触ります。脇腹から前へ手の平まわし、両方のおっぱいへやわらかく包み込むようにかぶせてきます。かぶせた小指で裾から揺すっていきます。ぷっくり盛り上がった佳織のおっぱい。秀はおっぱいを揺すりながら、親指と人差し指で先っちょを軽くつまんでしまいます。
「佳織のおっぱい、ほれ、みてごらん、ぷっと膨らんできたよ!」
「ああ、ああん、やめて、ああ、やめてぇ・・・」
二つの乳首を指でつままれ、軽く揉みほぐされて、佳織はぴりぴりっとからだの奥に入ってくる刺激に、悶えだしてきます。

孝が佳織の陰毛を撫ぜあげます。陰毛をすくいあげてきます。佳織は太ももをぴったしとくっつけ、孝の手指の侵入を拒みます。
「はは、佳織、じょりじょり、柔らかい毛やなぁ」
孝が佳織に言いながら、左手で陰毛のすそを持ち上げてしまいます。
「佳織のここ、どんなになってるんかなぁ」
指先で太ももの付け根の真ん中を触りだす孝です。
「はぁああん、やめてぇ、ああん、おねがい、やめてぇ」
おっぱいを揺すられ、乳首をつままれながら、陰毛の生え際を指で触られだして、佳織は、恥ずかしさと悔しさで、やめてほしいと喘ぐような声を洩らしているのです。

     

狭い四畳半エンジェルで、佳織は孝と秀のふたりから、羞恥の責めを受けています。手腕に棒をかつがされ、天井からのワッパに留められた棒です。膝を少し折ることができるだけで、身動きできない佳織です。OL通勤服を着たままで、ボタンが外されパンストとパンティが降ろされてしまった佳織です。目の前に姿見鏡が立てられて、自分のすがたを見せられている佳織です。
「記念写真を撮っておきましょうね、佳織ちゃん」
おっぱいをまさぐっていた秀が、小型のデシカメを持って佳織の前に位置します。
「ほれほれ、かわいいかわいい佳織ちゃん、カメラの方をみてごらん」
秀がカメラを縦にして声をかけ、恥らう佳織を写真に収めていきます。

「佳織、そのまま足をひろげてみようね!」
孝が、太ももをぴったしくっつけた佳織に言います。佳織は、もう恥ずかしさで顔が火照っていて、なかば呆然の表情をみせています。孝が、佳織の膝に留め置いたパンストとパンティを足元まで降ろしてしまいます。佳織は、抵抗しようにも抵抗できなくて、やるせない気持ちにみまわれてしまう。鏡の中の自分を、ぼんやりと見てしまう佳織。
<ああ、わたし、こんなかっこう、ああ、見ないで・・・>
孝に足首を片方づつ持ち上げられて、パンストとパンティを抜き取られてしまう佳織です。抜き取られたパンストとパンティが、佳織が背負った棒にのせられます。パンティが裏返されて佳織の首元に置かれます。
「佳織、いい見世物やぜ、汚れたパンティ、佳織のパンティ・・・」
孝が言い、秀が佳織の恥ずかしがる表情とともに、写真に撮ってしまいます。

-22-

「さあ、佳織、足をひろげろ!」
孝に足を開くようにとうながされる佳織。下半身を裸にされてしまった佳織です。自分の意思で足を開くことなど、キャリアOLのプライドが許さない佳織です。
「といっても無理だよなぁ、佳織!」
「ああ、わたし、できません、ああ、そんなのできない・・・」
ウエストに紺のスカートが丸められているだけ、胸から下が裸の佳織。姿見鏡に映ったすがたを、見るのも恥ずかしい佳織です。
「じゃぁ、佳織、おれがひろげてやるとするか、ね」
孝が佳織の足元にしゃがみ込み、左右の足首を持って開きにかかります。

「ほれ、力を抜けよ、佳織!」
右と左に足首が開かれていく佳織。手を水平にひろげたまま、佳織の太ももが開いていきます。
「ああ、ああん、やめて、こんなの恥ずかしい・・・」
大の字にされてしまう佳織には、耐え難い屈辱です。必死になって恥ずかしさから逃れようとする佳織です。
「ほら、佳織、真っ黒おけ毛が、淫乱やぜ、なあ、佳織!」
孝は、足をひろげさせた佳織の足元に座り込んで、顔をあげ、佳織に言ってやるのです。
「ゆっくり点検させてもらうぜ、佳織の淫乱なところを、なっ!」
ちょっと中腰になったまま、足首を開いたまま、佳織は孝の言葉に弄られて、恥ずかしさに顔を歪めてしまいます。

     

拡げられた佳織のお股へ、顔をさしこみ、下から覗きこむ孝です。佳織は、見られている恥ずかしさに、お腹のなかがジクジクとぬるんでくる感覚におそわれて、太ももを締めにかかります。
「これが佳織のおめこやねぇ、まだお口を閉めてる佳織のおめこや!」
<ああ、ああ、見ないで、おねがい、そんなこといわないで・・・>
佳織は唇をかみしめて見られる屈辱に耐えながら、こころのなかで呟いているのです。
「はあ、ぼくも見たい、佳織のおめこ」
カメラを手にした秀も、佳織の足元に座り込みます。

「ああ、見ないで、ああん、見ないで・・・」
孝と秀が、ふくらはぎに手を置いて、佳織の足が閉じないように支えます。ふたりの男に、下から見上げられる裸の佳織。電気スタンドが床に置かれて、佳織のお股を床から照らしだします。
「ちょっと剥きだしてもいいよねぇ、佳織っ!」
孝が陰毛のすそをかきあげ、陰唇の先っちょを露わにしてしまいます。
「ああん、おねがい、ああ、さわらないでぇ・・・」
「はは、佳織、ぷっくり先っちょ、何が包んであるんかな?」
「ひろげてしまいましょ、何があるのか見てみましょ」
秀がぷっと膨らんだ先っちょを、親指と人差し指でつまみます。そうして横にひらいてしまう秀の指です。

-23-

佳織のお股の先っちょを、指で開いて仰ぎ見入る孝と秀です。棒を背負って手を拡げ、天井からのワッパに留められた佳織は、足をひろげさせられて秘密の処をさらけ出すしかないのです。
「ああ、さわらないでぇ、ああ、おねがい、ああ、ああん!」
佳織は、孝と秀の頭を見下げ、お尻を抱かれて突き出す腰のクリを剥かれる自分を羞じて言うのです。
「はは、佳織、ちっちゃい豆ねぇ、ぴゅんと立ってるぜ!」
「ちょっと赤っぽい色ですね、佳織のクリちゃん!」
「そうや、半透明、もっと赤こうなるんやぜ、なあ佳織!」
孝と秀から、じっくり見られたこともない処を見られて、言葉にされる佳織には、耐え難い屈辱です。

電気スタンドで照らされた佳織のお股を、下から見上げる孝と秀です。佳織のクリトリスを剥いてしまって、孝が爪先で刺激しだします。
「あああ、ああ、やめて、ああ、ああ、きついっ、ああ、やめてぇ」
佳織は、孝の爪先刺激で、屈辱とともに身の毛がよだつ強い直截な刺激に翻弄されているのです。
「クリ弾かれて、感じてるのかい佳織!」
「ああ、ああ、きつい、ですぅ、ああん、やめてくださいぃい!」
「はは、佳織、修練、鍛錬、男は歓ぶ、じっと耐えろ!」
佳織は、からだのもっとも敏感な処を容赦なく責められて、自分のからだの敏感さをさらすしかないのです。

     

直径15センチの木製丸椅子が、お尻の下にあてがわれ、背負った棒が降ろされてきます。木製の丸椅子にお尻をつける格好で、佳織は腰を降ろします。ちょうど胡坐をかいた孝と秀の目の前に、お股をひろげることになった佳織です。お尻の芯が丸椅子にのり、二つの膝のそれぞれに、縄が巻かれてしまう佳織です。
「ああ、なにするの、なにするの・・・」
佳織の表情が、許しを請う顔つきになり、怖さに怯えるように訊いてしまいます。孝も秀も無言のまま、膝に巻いた縄を背負った棒に引上げていくのです。

「ああ、ああ、やめてください、おねがい、こんなかっこうなんて」
佳織の足裏が床から離れていきます。背負った棒の手首に膝からの縄が巻きつけられて、ぐいぐいと引き上げられていく佳織の足です。
「ああ、やめてぇ、おねがいです、あああ、やめてぇ」
太ももが45度から90度に開かれ、120度にも拡げられていきます。そうして拡がる膝が、おっぱいと水平になるところまで引上げられてしまったのです。
「ほぅれ、佳織、みごとな姿だせ、鏡を見てみろ!」
佳織を括り終わった孝と秀が一歩後ろへさがり、孝が佳織に声をかけます。狭い四畳半のエンジェルです。姿見鏡は佳織の1m前です。顔と半裸の上半身、太ももを思いっきり開いた格好になった自分を見せられる佳織なのです。

-24-

棒をかついで手ひろげ、お股をおもいっきり開いてしまった佳織です。からだをおっぴろげて隠すところがない格好で、姿見鏡に映しだされた自分を見て、恥ずかしさと屈辱の気持ちで顔が紅潮してしまう。
「ああ、こんな格好、ああ、見ないで、おねがい・・・」
「ははっ、佳織、ええ格好やろ、気に入ったかい、どうや!」
「ああ、恥ずかしい、恥ずかしいですぅ、ううっ・・・」
ひろげられた胸には二つの丘がぷっくり盛り上がり、くぼんだお臍のしたには黒毛が生えて、ひろげた太ももの真ん中に、唇が縦に割れ口がうすら開いているのです。
「はは、佳織、感じてるんやろ、ズキズキしてるんやろ!」
ひろがりだした秘唇から、透明の液がぬるっとこぼれ落ちそうになっているのを見て、孝が言います。

小さな丸椅子にお尻の芯を乗せた佳織の前に、ビデオカメラがセットされ、そうして孝と秀がカメラの左右に座り込みます。カメラがオンにされて、姿見鏡の横に置かれた大型モニターが、佳織のお股をアップにして、おっぱいから顔までを映し出します。
「そろそろ佳織のときめきショーを始めていこうかねぇ」
孝と秀の顔の高さに、丸椅子に乗せられた佳織のお股です。秀が太ももをかつぐように腕をさしこみ、ふたつのおっぱいを裾からもちあげるようにして揺すりだします。孝は、二つの手の平で陰唇をはさむようにして、左右にひろげていきます。

     

おっぱいとお股をいっしょに触られだす佳織。手をひろげ、太ももをひろげて膝が手元へ引上げられた佳織。ふたりの男の四つの手の平。からだを閉じようにも閉じられない佳織は、弄られるままに任せるしかないのです。
「ああん、だめ、だめ、ああん、やめてぇ!」
感度の中心をずらした、にぶい刺激を受けだす佳織です。じゅるっ、じゅるっとからだに刺し入れられてくる刺激に、佳織はたじたじになっているのです。

「ほうれ佳織、お汁がじゅるじゅる、たっぷり出してしまうんやぜ!」
秘密の壷からとろとろと、したたり落ちるねばっこい秘液を、カメラがとらえてモニターに映し出します。
「ああ、ああ、ああ〜ん、はぁああ〜ん、だめぇ、ああ、だめぇ!」
おっぱいを揺すられながら揉まれて、先っちょ乳首をときたまつままれる。陰唇をぐっとひろげられて閉じられて、クリトリスをときたま擦られる。
「ほれほれ佳織、感じてきたぜ、じゅるんじゅるん、ええ顔色やぜ!」
「ああん、はぁああ、ああん、だめ、だめぇ〜!」
四畳半のエンジェルで、孝と秀のふたりから、喜悦のいたぶりを受けていて、しだいに理性を失っていく佳織なのです。

-25-

ひとしきり感じる急所を触られたあと、佳織は孝と秀からナマ挿入を受けだします。佳織がお尻を置いた小さな丸椅子と同じ丸椅子を並べられ、おちんぽを剥きだした孝が佳織の正面で腰掛けます。
「ほうれ佳織、見てみ、オレのちんぽだぜ、入れてほしいんやろ!」
孝が、佳織へぐっと腰を近づけ、亀頭をチツの入り口に当てていきます。佳織は、もうぐじゃぐじゃな気持ちを、早く昇らせてイカセテほしいと思いだしていたところです。
「ああん、入れてイカセテください、ああ、おねがい・・・」
悶えだしたからだから洩らす佳織の言葉に、孝は、従順になった佳織を認めるのでした。

手を棒にひろげ足がMの字になった佳織の秘芯へ、孝のおちんぽがぶすぶすっと挿しこまれていきます。根元まで一気に挿しこまれた硬いおちんぽで、佳織のからだが一気に燃え上がってしまいます。
「ああああ、いいいっ、いい、ひぃいい〜!」
佳織はもう無我夢中で、孝のおちんぽからの快感を受け入れてしまいます。
「ほれ、佳織、啼け啼け、もっとひいひい啼いてみろ!」
奥まで挿しこまれたおちんぽが、ゆっくりと引き抜かれ、そうして一気に挿しこまれます。太ももを120度にも拡げた佳織のお股です。ぶすっと挿しこまれると同時に、佳織のわななく声が狭いエンジェル部屋を満たします。
「ぅううわぁあああ、ああん、ああああ〜ん!」
顔をしかめ、歯をくいしばって快感に翻弄されていく佳織です。

     

孝から秀にバトンタッチされて、佳織のおめこに秀のおちんぽが埋め込まれます。
「ねえ、佳織ちゃん、よろしくね、たっぷりお悦びなさいね!」
秀が猫を撫ぜるような声を佳織にかけて、勃起したおちんぽをぐいぐいと挿入していきます。
「ああ、ああ、いい、いい、ああ、いい〜!」
じゅるじゅると、ねばっこい秘汁をしたたらせる佳織へ、おちんぽを挿入した秀です。奥まで挿しこんだまま、腰を左右に振ってやる秀。佳織はチツのなかを掻きまわされる感触で、いっそう燃え上がってしまいます。

棒をかついだ手。膝を思いっきり拡げて持ち上げられた足。身動きとれない佳織は、孝と秀の輪姦で、羞恥と屈辱を超えてしまって快感に酔っているのです。男たちの陰謀に、新米OL佳織が堕ちていく瞬間です。
「ほれ、佳織ちゃん、啼いて啼いて、ほれ、もっともっと可愛くなるよ!」
「ううわぁ、ああ、ああっ、ああっ、ひぃいい、いぃっ、いくいくぅうう〜!」
ずぼずぼ、ぐりぐり、佳織を責めたてる秀のおちんぽで、佳織のオーガズムが近づいてきて、孝に交代、ぶずぶず、ぐりぐり、秀に交代、ぶすぶす、ぐりぐり、佳織はついにオーガズムの頂上へと導かれてしまって、気を失ってしまったのでした。
(この章終わり)



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佳織の愛






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