愛のとき(3)-3-

 15〜20 2009.5.14〜2009.5.21

     

-15-

うつらうつら、気が遠のいていて、気が戻ってきて、ふううっ、あっこちゃん、ベッドに寝かされているのに気がつきます。
<ああ、ここわ、どこかしら、何処なんやろぉ>
ふうっと天井をみると、なんぼんものロープが見えます。滑車とフックも見えます。横をみると、一面の大きな鏡になっていて、ベッドの上のようすが、映っています。
<ふううん、ここ、なんやろ、けったいなお部屋・・・・>
恥部屋って書いてあったプレートを思い出します。SMできます、とも書いてあった。
<ここって、はじべや、えすえむべや、わたし、教えられてるや・・・・>
「ふふん、おめざしたのかい、あっこぉ」
気がつくと、ぱんつ一枚の良夫が、ベッドのそばの背もたれ椅子にすわっているじゃないですか。
「わたし、どうしたんやろ、どうしてたんやろ」
あっこちゃん、良夫の声を聞き、たくましい裸の姿を見て、急に心細くなる感じで、裸の胸へ腕をまわして、からだを引き締めちゃいます。

「ふふん、山野亜希子、もう、あっこと呼んでやるよ、あっこぉ、楽しもうぜ、ええやろっ」
なんか、コップをゆすって、カランカラン、氷の音をたてながら、良夫が言っています。
「もう、帰して、うち、あした、学校あるんですぅ」
あっこちゃん、かぼそいお声で、学校があるから、帰りたいといいます。でも、そんなことで、良夫が帰してくれるわけがない、とあっこちゃんには、わかっていないんです。
「ははっ、まだ7時だよ、腹減ったら、寿司でも注文してやるわ」
なんかしら、あっこちゃん、ふかふかベッドに横たわったまま、すっぽん裸であることに、気づきます。
「ええからだしてるよ、あっこ、おれ、ほれぼれしちゃうぜ」
良夫が、あっこちゃんの寝ているそばへ、顔を近づけてきて、囁くようにいいます。
「なぶりがい、あるぜ、あっこぉ、たっぷりやってやるからなっ」
にたにた顔の良夫のにおい、ちょっとアルコールのにおいが、あっこちゃんを、嫌がらせます。良夫が、ぱんつを脱ぎ、裸になってベッドへあがってきます。

ベッドで横になってるあっこちゃんの横へ、良夫が並んで、寝ころびます。軽いピンクのお布団が、足もとに掛けられ、あっこちゃん、寝たまま、良夫に抱かれていくんです。
「ふふっ、ぽちゃぽちゃ、やねぇ、やわらかい、ねぇ、あっこぉ、乳房とか、尻とか、それに、太もも、いいねぇ」
「はぁ、ああ、あかん、そんなことゆうたら、せくはらやぁ」
恥じらうあっこちゃん。あっこちゃんには、ごつごつ、ざらざらな感触の良夫の手。それに硬いからだ、筋肉質のたくましいからだ。
「おれのちんぽ、にぎるかぃ」
ベッドで寝そべったまま、抱かれているあっこちゃん。良夫の手が、あっこちゃんの背中から首筋へまわされ、あっこちゃんに、おちんぽを握らせたうえで、あっこちゃんの乳房をまさぐってきちゃいます。ベッドで良夫に抱かれて、まだ少し柔らかめのおちんぽ、握らされて、良夫には、背中から首筋を愛撫され、乳房を愛撫されだしているあっこちゃん。
「はぁ、ああっ、うち、ああっ、うち、こわい・・・・」
あっこちゃん、良夫に抱かれながら、天井に見える縄、テーブルの上のバイブなんかの道具、それにベッドのよこの大きな鏡。恐れと恍惚が混ざった、複雑な気分に見舞われているあっこちゃんです。

     

-16-

ふかふかダブルベッドで、愛撫されだす裸のあっこちゃん。筋肉質の良夫の手腕が、あっこちゃんのやわ肌をなぶっていきます。
「はぁあ、はぁっ、はぁあ、はぁっ、ああ、ああっ」
右腕を首筋から背中へまわされ、うなじをたくしあげられ、耳たぶをなぶられ、そうして茶色にそめた髪の毛を、撫ぜられていきます。良夫の左の手のひらが、あっこちゃんのぷりぷり盛りあがった乳房をゆすり、乳首がつままれていきます。
「ほおお、おおらぁ、あっこぉ、感じろ、ほうら、乳首、ぴんぴん」
「ふううっ、ふぅうううっ、ううふふっ」
からだの力を抜いて、良夫のなすがままを受けれるあっこちゃん。良夫の膝が、あっこちゃんの太ももを割って入ります。そうして良夫の太ももが、あっこちゃんのお股の間を、微妙に密着させます。

「ほうら、あっこ、あしをひらいて、からだを反りかえして・・・・」
暗示をかけるような良夫のささやきに、あっこちゃん、膝から太ももをひらき、良夫に抱かれた上半身をのぞけさせて、反らせます。
「ああっ、わたし、ああ、ああっ、わたし、とっても、いい、いい、きもち・・・・」
あっこちゃん、良夫のからだの威力で、ふうふう、めろめろと炎が燃え上がっていく感じです。
「ふふん、あっこ、おれおちんぽ、握れ、ぎゅっと握って、しごくんや」
からだの力を抜いていたあっこちゃん。のぞけって反り返らせたからだのまま、良夫の腰から突き出ている勃起おちんぽを握りしめ、手を、上へ下へとスライドさせます。
「ほしいんやろ、ええっ、亜希子、おれのちんぽで、ぶすぶすしてほしいんやろっ」
筋肉質の身体に似合わない、甘ぃ囁き声に、あっこちゃん、ふううふうう、ふうう〜っとなってきちゃいます。

横は一面の大きな鏡になった、ふかふかダブルベッドで、良夫が仰向き、あっこちゃんを、腰へ跨らせます。そうして、あっこちゃんの腰をあげさせたまま、良夫の勃起おちんぽを、お股の真ん中へあてがい、そのまま、お尻を降ろさせます。
「ゆっくり、おろせ、ぶすぶす、ほぉら、入れろ」
「ああっ、ああっ、ああっ、あああっ」
「ほうら、あっこ、入っていく、入っていくやろ」
「ううわぁ、ああっ、入ってくる、ううっ」
ぶすっ、ぶすっ、ぶっとい勃起おちんぽ、まっすぐピンピン立ったまま、あっこちゃんのお股の真ん中へぶすぶすと挿入されていきます。、そうしてぜんぶを挿入し終わったお股を、良夫の腰に、ぺったんと置いてしまいます。あっこちゃん、裸の上半身は、腰にまたがったままで垂直です。
「ほうら、亜希子、入れてやったよ、わかるやろ、入れてやったんだよ」
「はぁああ、ああ、入ってるぅ、入ってるぅ、おちんぽぉ、入っていますぅ」
まっすぐに立てたからだに、腰をまたいだあっこちゃん。ぶっすり勃起のおちんぽ、全部呑みこんでしまって、そのままで、静止です。

     

-17-

「おれのゆうとおりに、うごかすんやぞ、ええなっ」
ふかふかベッドに良夫が仰向き寝そべり、あっこちゃん、正座座りの膝開き、お股の真ん中におちんぽ、咥え込んだままです。
「おれが、からだ支えてやるから、からだ、まっすぐ、立てたままやぜ!」
ベッドサイドの大きな鏡に、横向きのあっこちゃんが映っています。
「ええか、ほんなら、このままで、90度回転や、亜希子、鏡が見れるようにしろ!」
あっこちゃん、ふかふかなので、おちんぽ挿入したままでは、90度回転ができません。それで、良夫が、腰を突き上げ、あっこちゃんのお尻を浮かせ、そのまま、あっこちゃんを運んでやります。
「ほうら、亜希子ぉ、みてみろ、鏡、亜希子が、ほら映ってるやろ!」

「はぁ、ああん、映ってるぅ、わたし、わたしが、映ってるぅ」
あっこちゃん、ふかふかダブルベッドの上、まるで裸のシンデレラ姫みたい。
「ええか、尻を少しあげて、ちんぽ、はんぶん、抜くんや!」
良夫は、あっこちゃんのおっぱいのふもとに手を置き、乳房をスソから持ち上げるようにして、あっこちゃんをまっすぐにさせ、そのまま、お尻を浮かさせます。
「ああ、ああん、こうですかぁ、こんなのぉ、ああ、ああん」
ウエストを、ぎゅっとくびれさせるしぐさで、おっぱいを持たれて、あっこちゃん、腰を少し上げます。
「そうや、亜希子、ええ格好や、鏡、見てみろ、半分挿入、ちんぽ、見えるかい!」
とっても恥ずかしいことを、良夫があっこちゃんへ言っています。

男の人の上にまたがって、ぶすぶすとおちんぽ、挿しいれていて、正常な気持ちであるわけないのに、それを見越して、恥ずかしいことさせる良夫の調教です。
「ほら、見えたら、見えたと、こたえるんや、亜希子ぉ!」
「はぁ、はぁ、ああっ、はぁい、みえる、みえてるぅ・・・・」
裸の正面を、鏡に映し出しているあっこちゃん。おっぱいのスソへ、良夫の手を当てられ、腰を浮かせて、太ももの間に、ぶっすり、おちんぽ、挿しこまれていない根元半分が、少し陰になりながらも、はっきりと見えます。
「ほんなら、亜希子、抜けてるとこ、握れ、握ってみろ!」
良夫のいいなりに、手をお股へもってきて、握りだすあっこちゃんです。

     

-18-

良夫の腰にまたがり、からだを立てたまま、お尻を少しもちあげ、ぶすっと挿入されているおちんぽを、半分まで抜いたまま静止のあっこちゃん。鏡に映った全身を、自分で見てみろと良夫に言われて、あっこちゃん、鏡の中、自分の裸体を見ちゃいます。ああん、セックスしてる場面、それも騎乗位、からだを立てて、挿入箇所を見せたまま、自分で自分を見せられているあっこちゃんなのです。
「ほうら、亜希子、自分の姿に、惚れろよ、ええからだや、そうやろ、亜希子!」
「ううん、はぁあ、はぁあい、うち、じぶんの、はだか、ああ、えっちなわたし・・・・」
おっぱいで支えられている上半身、太ももひろげて、良夫の腰をまたいでいるすがた。あっこちゃん、まるで他の女の子を見る感じで、自分をみているんです。

「ほんならぁ、尻、ゆっくり、おろすんや、そのまま、鏡、見たまま」
「ああ、おしり、おろすの、このままで、ああん、鏡みたまま・・・・」
あっこちゃん、目線を、正面、鏡の中の自分において、そのまま、お尻を降ろしていきます。ぶすぶすっ、半分まで抜かれていたおちんぽ、陰茎がすっぽり、隠れてしまって、あっこちゃんのからだのなかへ、埋め込まれてしまったのです。
「ほうら、亜希子、そのまま、尻を前へ動かせ、前へスライドさせろ」
良夫の腰に、またがったままのあっこちゃん。ぶっすり勃起おちんぽ挿入したまま、お尻を前へスライドさせろと言われて、ぎゅっと前へ動かすと、ああっ、あっこちゃん、おもわづ、ああっ、おちんぽが、チツのなかでうごめいて、襞をこすられる感触で、ああ、ああ、ああっ、小さなお声を洩らしちゃいます。

「いいねぇ、亜希子のおめこ、すっごく、ええ締まりやぜ、ぬれぬれ、最高やぜ!」
仰向いて寝そべっている良夫。膝にまたがっている裸体のあっこちゃん。良夫は、あっこちゃんのおっぱいを、やわらかく揉みながら、腰にぎゅっと力を入れて、言ってやります。
「ほら、じっとしてろ、おれが、おめこ、刺激、してやるからぁ!」
「ううっ、ああ、ああっ、ああ、うごいてるぅ、ううわぁ、うごいてるぅ」
ぴくん、ぴくん、良夫のテクニックは、あっこちゃんのチツの中で、ぴくんぴくん、おちんぽに力を入れて、密着させたまま、襞を刺激しいくテクニックなのです。
「ほうら、亜希子ぉ、ええやろ、感じてんやろ、どうや!」
ぴくん、ぴくん、あっこちゃん、良夫の腰へぺったん、お股の真ん中すりよせて、勃起のおちんぽ、根元まで呑みこみ、そうしてぴくんぴくん、刺激を受けているんです。だんだんと、良夫のセックスにハマっていくあっこちゃんなんです。

     

-19-

「ほんならぁ、尻あげて、じっとしてろ」
良夫にささやかれて、あっこちゃん、ぴったし根元まで挿入していたおちんぽを、半分まで抜いてしまいます。でも、良夫の腰に、またがったままです。
「おれに、もたれてきて、いいよ、ほうら」
あっこちゃん、まっすぐに立てていた上半身を、寝そべっている良夫の胸へ、たおれていきます。おっぱいに手を置かれ、お尻を浮かせ、開脚で四つん這いの格好で、良夫をまたいでいるんです。
「ほうら、亜希子ぉ、どうやぁ」
おちんぽ半分挿しいれたまま、四つん這いになったあっこちゃんへ、良夫が、ぶすっと、根元まで一気に挿入してきます。

「ああ、ああん、ひぃいい、いいっ!」
あっこちゃん、良夫の肩の横に手をついて、四つん這いのまま、ぶすぶすっ、下から突き上げられて、ひいいっ、喜悦の悲鳴をあげちゃいます。
「ほうら、亜希子ぉ、顔をあげろ、そうして胸を反らせろ、そうや、ほらぁ!」
挿しこまれていた勃起のおちんぽを、じゅるっと抜きだし、亀頭だけ残して、ふたたび、ぶすっ、ぶすぶすっ、あっこちゃんのお股の真ん中、チツのなかへ突入させる良夫。
「ううわぁ、ああっ、はぁああっ、ああ、いい、いいっ!」
顔を上向かせ、胸を反り返らせて、喜悦にあえぐあっこちゃん。良夫には、おっぱいに手を置かれ、お尻へ手をまわされて、腰を上下に、あっこちゃんのおめこへ、ぶすぶす挿しこみ、じゅるっと引き抜いているんです。

「はぁああっ、ああ、ああっ、そこ、そこ、ああ、そこ、いい、いいっ!」
良夫の亀頭とカリ首で、チツの中、べっちゃり襞をこすられて、ずきんずきんのあっこちゃん。奥のほうが、ああん、真ん中のあたりが、いいえ、どこがどこなのかわからないんですけど、亀頭が突き、カリ首が襞をかきむしり、それがじんじん、あっこちゃんに快感を、呼びます。
「ふふっ、亜希子ぉ、感じてるんやろ、ふふっ、ええ玉やぜ、亜希子ぉ」
「はぁ、ああん、よ、し、お、さぁん、もっと、して、もっとぉ」
ふかふかダブルベッドのうえで、良夫と結合しながら、あっこちゃん、もう我をわすれて、快感に没頭しだしています。ああ、鏡に、その姿を映しだしたまま、良夫のテクニックに、ほんろうされているあっこちゃんなのです。

     

-20-

ふかふかダブルベッドのうえ。四つん這いになって良夫をまたぎ、したから突き上げられて挿入されてるあっこちゃん。二十歳の学生あっこちゃん。ヌレヌレになっているあっこちゃん。
「ほうら、亜希子ぉ、イッテもいいぜ、ほらぁ、もっとええ声でなきなぁ!」
ぶすん、ぶすん。じゅる引き抜かれては、ぶすっと挿しこまれるあっこちゃん。
「ひやぁああ、ああ、ああん、だめ、だめ、ああん、いく、いくぅ」
四つん這いになって、太ももをひろげ、ふかふかダブルベッドのうえで、メス猫ちゃんになっているあっこちゃん。仰向いて寝そべった良夫に、おっぱいに手を置かれて支えられ、おちんぽ、うしろから、ぶすん、ぶすんと挿しこまれ、もうアクメ寸前まで、昇ってきているんです。

「ふふっ、亜希子、感じろ、感じろ、もっと感じて、ええ声でなくんや、みんなよろこぶぜぇ」
ぶすん、じゅるっ、ぶすぶすっ、じゅるじゅるっ。良夫の腰が、どんどん、突きあげていて、あっこちゃん、もう目のまえ真っ白、ひいひい、喜悦の悲鳴です。
「ううわぁ、ああん、ひぃいいいん、いい、ああ、いい、いいっ!」
「ほらほら、亜希子、いけいけ、ほらぁ!」
ぶすぶすっ、良夫の腰の突き上げスピードが、ぐんぐん速まってきます。あっこちゃん、おっぱい下から支えられ、ぶちゅぶちゅおっぱい握られて、乳首をぴゅっとつままれて、そうしておめこをぶすぶすっ。
「ああ、ああ、だめ、だめ、いくいく、いっちゃうぅ、うううっ!」
顔をあげ、目をつむり、喜悦に満ちた悲痛な表情のあっこちゃん。鏡に映ったあっこちゃん。お尻をつきあげ、太ももひらいて、その真ん中へ、良夫のおちんぽ、ぶすぶす。

「ほうら、ほうらぁ、スキンつけてやるぜ!」
たくましい良夫が、最後にスキンをつけて、あっこちゃんにオーガズムを迎えさせます。
「はぁああ、はぁああ、ああ、ひぃいいっ・・・・」
数秒の休止で、あっこちゃん、四つん這いのまま、ひいひい、はあはあ、深い深呼吸を一回、二回としちゃいます。そうしてふたたび、スキンをかぶせた良夫のおちんぽ、ぶすぶすっ、あっこちゃんのおめこへ、ぶすぶすっと、挿しこまれます。
「ああ、ああ、いくいく、ああ、ああ、いくいくぅ、うううっ、もっと、もっとぉ〜!」
ぴくんぴくん、あっこちゃん、太ももが痙攣しだして、おっぱいが硬くなってきます。そうして、猛スピードのおちんぽピストンで、うううう、ぐうう、ぐうう、ううううっ、あっこちゃん、ついに、オーガズムを昇りだして、数秒後、悲鳴とともに糸が切れたように、まいあがって、ばったん、倒れこんでしまったのでした。
(この章おわり)

     







































































































































































































































































































































































































































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