愛えろす
 第二章-1-
 1〜13 2007.2.22〜2007.3.7

     

-1-

わたし、恋人の久光から愛の手ほどきやとゆわれて、ロープで括られて逝かされるようになってしもて、もう久光から離れられんようになってしもて、セックスの関係を持つようになって三ヶ月ほどたって、久光のマンションへ毎日のように寝泊りするようになってしまったんです。もう秋もだいぶん深くなって、高雄の紅葉や東福寺の紅葉が赤くなってきたころ、わたしは、久光の愛の奴隷みたいになっていました。
「久光、好き、好き、大好きよ!」
「ぼくも純子のこと、好きだよ!」
わたし、神谷純子ってゆう名前ですけど、わたしが愛した岩山久光との愛の日々を告白していきます。わたし、久光に初めてラブホテルへ連れられていって、処女やったわたしと関係して、それから何度かそのラブホテルへいって、愛のテクニックを教えられて、そのうち久光のマンションでするようになって、ロープで括られて、ローターとかバイブレーターとかのお道具も使われながら、わたしのからだが、悦びはじめてしもたんです。

「純子のからだって、複雑系やな」
「どうして?」
「あそこいじってると、いろんな純子がみえてくるんや」
「いろんな、ってどんなわたしなん」
「顔真っ赤にして、お汁いっぱいたらして、よろこんでる純子」
「ああん、そんなことゆわんといて、恥ずかしいんやから・・・」
わたし、好きなんです。久光とセックスしているときのことゆわれて、わたし、恥ずかしいけど、なんかしらそれでうずうずしてる。顔がぽ〜っとなってくるのんが、わたし、わかる。
「わたしのこと、好き?」
「うん、純子が好きだよ、誰よりも・・・」
久光の言葉を、わたしは信じようと思っています。わたし、久光が好き。久光のなにもかもが好きです。久光と一緒にいると、わたし、何されてもかまへん、と思ってしまう。

     

まだお昼間やとゆうのに、久光ったら、わたしを求めてきます。マンションへ着いて、一分と経ってないのに、久光がわたしを抱いてしまいます。ええ、わたしだって、久光が好きやから、抱かれてうれしいんやけど、バスから降りて街中通って、マンションの階段上って、まだハアハアゆうてるのに、すぐに求めてくるんやから、久光は、ほんと困ったちゃんです。
「純子、きょうは大丈夫やったね」
「うん、たぶん大丈夫やおもうけど、そのまま出したらあかんよ」
最初は、もちろんキッスからです。うん、久光に唇を塞がれて、舌を入れられると、わたし、からだのなかの虫さんが目覚めてしまうんです。もぞもぞ動き出してきて、からだのなかを這い回る感じで、こそばい感じから、ズキン、ズキンと感じ出してしまいます。

学校の授業が終わって、久光のマンションへ着いたのが午後4時です。久光は大学の研究室の研究助手をしていて、かなり時間の融通がきくといって、わたしと合う日は、自宅研究にして、わたしをたっぷり可愛がってくれるんです。わたし、疲れてふらふらになって、腰がガクガク、だるくなって、立てんようになるまで、5回くらいが平均で逝かされてしまうんです。久光は男だけど、男の人って精子の関係もあるんでしょうね、何回も射精できないようですね。そやから、最初の早い時間に、久光は射精してしもて、それからゆっくり、たっぷり時間をかけて、わたしを愛してくれるんです。ええ、わたしは、二十歳で大学二年生です。ひと晩久光のマンションで過ごした次の日ったら、学校へいっても勉強に身が入らない、そんな感じでぼ〜っとしています。

-2-

黒のスカートに黒いセーター、そのしたは白いブラウス。うん、わたし、あんまし派手系やないんです。下着にしてもだいたい白か淡いピンクなんです。でも、ね、ちょっとプロポーションには自信があるんだぁ、背もそんなに高くないし、体重も40キロ後半やけど、そうですねぇ、顔立ちはどっちかゆうと丸顔です。長い髪の毛が好きで、肩下まで、うん、ストレートです。お化粧だって、ファンデーション程度で、口紅は薄い色が好きです。お勉強は、まあ、熱心なほうで、成績優秀なんです。でも、ね、久光とセックスするようになって、ちょっと学校のお勉強がおろそかになってしもたようにも思います。
「ああん、久光ぅ、そこ、そこ、いい気持ち・・・」
黒セーターの裾から手を入れられて、ブラウスのボタンを二つ外され、そうして久光は、わたしのブラの中へ手を挿しこんできて、乳首をまさぐってくるんです。

四畳半の畳のお部屋。久光の大きなお勉強机が窓際に陣取っている四畳半。壁面には書棚があって、天井までびっしり書籍が並んでいるんです。わたしが行くようになって、好きなピンク系のカーテンに替えてもらったから、ちょっと暖かい感じがするけど、ああ、男の人のお部屋です。ベッドが置かれた六畳間。ホットカーペットに電気炬燵がセットされて、このお部屋は、食事兼居間兼寝室、わたしと久光の、愛の巣。わたし、ラブランドって呼んでいるんです。この六畳のお部屋のことです。
「ねぇ、あっち行こ、ラブランド」
わたしは、久光に抱かれて、おっぱいを触られだして、ラブランド座り込んでしまいたいと思って、久光を促します。お勉強部屋より暖かい感じがするし、ラブランドは密閉されたお部屋だからです。

     

わたしは、ちょっと乱れた服のまま、電気炬燵の、ホットカーペットに寝転びます。久光もわたしに促されて、一緒に寝転んできます。そうしてわたしは、久光に抱かれて、お洋服を脱がせてもらいながら、久光のお洋服を脱がせてあげる。
「ああ、純子、いい匂い、女の子の匂いや」
「ああん、久光ぅ、男の匂いや、男のにおい・・・ああん」
久光がスカートをめくって、わたしの太ももを撫ぜ出してきて、わたしはちょっと昂奮してしまう。セーターがまくられ、ブラウスのボタンが外され、ブラのホックが外されて、わたしは久光のズボンのベルトを外してあげて、ジッパーを降ろしてあげて、お股の様子を探ってあげて、うん、久光のおちんぽが硬くなってるんがわかります。

久光ったら、わたしがつけているお洋服を脱がさないで、おっぱいとお股を出させてしもて、手と唇と舌で、わたしを愛撫してくれるんです、ラブランド。わたしは、久光のブリフのなかに手を入れて、おちんぽを握ってあげる。暖かいおちんぽ。硬くなってきたおちんぽ。わたしはおっぱいを握られ、お股に手を入れられて、久光の唇がおっぱいの先っちょを挟んできて、ぴゅっと引っ張り、舌先でクリクリ舐めてくれるのが好きです。
「純子、いい匂い、おっぱい吸ってやる、ね」
「ああん、久光ぅ、赤ちゃんみたい」
「うんうん、ぼく、純子の赤ちゃんだよ」
わたしは、ホットカーペットの温もりを感じながら、久光の頭を抱き、おちんぽを握ったまま、久光の愛撫を受けているんです。

-3-

六畳のお部屋、ラブランド。久光のシングルベッドと電気炬燵があって、ホットカーペットが敷かれてあって、それに空調でラブランドを暖めているから、裸でいても暖かい。わたしがここへ来るようになって、わたしたち一緒には住んでないけど、ラブランドはわたし好みの新婚さん色にしてもらった。ふかふかベッドのお布団はピンクです。お炬燵の掛け布団もふかふかちょっと濃い目のピンクです。うん、わたしわかっているんです、手が届く三段戸棚に、いっぱいお道具が仕舞ってあること、わたし見ないことにしているけど、バイブやらローターやら、ロープやら、それに久光は手先が器用で、うん、わたしの中に入れるお道具を手作りしているのも、わかっているんです。
「ああん、久光ぅ、服、脱がして、きゅくつやし・・・」
わたしは、久光のおちんぽを握ったまま、おっぱいを吸われながら、小さい声でいいます。
「うん、純子、脱がすから、手をはなせ」
わたし、握っていたおちんぽを離し、ホットカーペットのうえに足を流して座ります。

久光が最初に黒いセーターを首から抜いてくれて、それからブラウスのボタンを外してくれて、わたしは久光のセーターを脱がせてあげて、ジーンズのズボンを脱がせてしまうのです。シャツとブリフだけになった久光。そうしてわたしはパンティとブラだけになって、久光がシャツを脱いで、わたしのブラを取ってしまう。
「久光ぅ、あたし、おちんちんなめたげる」
久光のおちんぽがおっきくなって、ブリフのなかではち切れそうになっているから、わたし、久光を電気炬燵の縁に座らせて、ブリフを脱がせて、おちんぽを丸出しにしてあげる。うん、久光のおちんぽ、わたし、大好きになってしもたんです。だってね、すっごく大きいんです。握ってあげて皮を剥くように、ぎゅっと腰へ絞ってあげると、硬い棒になって、咥えるのが怖いぐらいに長くて硬いんです。

     

ぎゅっと握って、亀頭の皮をぐっと剥いてあげて、わたし、久光の顔を見あげるんです。わたし、そのときの久光の顔を見るのが好きなんです。久光ったら、はぁ、はぁって息してるんです。このときの表情ったら、久光のいちばん優しい顔やと思うんです。
「なめたげる、うんうん言って、いい気持ちにしたげる」
わたしは、ホットカーペットに足を流して座ったまま、久光のおちんぽに唇をつけていくんですけど、ぎゅっと握ったまませりあがらせてあげると、おちんぽの先っちょに透明の液がぷっと出てくるんです。ぬるぬるの涙粒。わたし、握ったまま親指の腹で、拭ってあげて、亀頭にぬってあげるの。ぬるぬるになって、親指の腹は動かしやすくなるんです。久光は、わたしに教えこんだテクニックを、わたしが上手に使うことができるようになったんで、満足しているんだと思う。

亀頭を唇で包んであげて、ギュッと締めたり緩めたりしてあげて、亀頭だけ口に含んで、舌で先っちょをぺろぺろ、うん、とっても滑らか、ぬるぬる涙粒が、ぷっと出てきて、それを舐めてあげて、それからおちんぽの手の平に包んであげて、亀頭から根元まで、唇で拭いながら、舌でじゅるじゅるって舐めていってあげるんです。
「ううん、純子、いい感じや、うずうずするぜ!」
久光は、わたしのおっぱいを手の平で包んで、軽く握ったり、揉んだりしてきます。わたし、おちんぽ、じゅるじゅるに濡らしてあげて、お口のなかからぎゅっと抜いたり、ぐっと咥えてあげたり、じゅっぱじゅっぱしていくんです。うん、そのころには、もうおっぱい揉んでもらって、お股がぐじゅってしてきて、おなかのなかがうずうずってしてきているんです。

-4-

「ああ、おれも純子を舐めたい」
久光がそう言って、わたしのフェラを中断させて、ベッドの縁からホットカーペットに座ります。そうして久光が寝そべり、わたしに跨ぐようにしむけてきます。
「うん、純子、跨ぐんだよ、純子がうえになるんだよ!」
わたしは、頭を久光の足の方へむけて、胸に跨っていきます。久光のお腹に、わたしのおっぱいをくっつけるようにして、わたし、久光のおちんぽを握ってあげて、お口に含んで、フェラの続きをやっていきます。久光のお腹に跨ったわたし。久光がわたしの腰に手をまわし、ぐっと引き上げ、お尻を突き出させてしまいます。背中のお尻の上を抱きしめられて、ああ、わたし、わたしのお股に、久光の唇がくっつけられて、久光はぐりぐりと顔をまわしてきて、わたしのお股の真ん中をクンニしてくれる。

「はぁん、久光ぅ、いい、いい、もっと舌でぺろぺろしてぇ」
わたし、久光のおちんぽを握って舐め舐めしながら、もっと舌をチツ奥へ入れてほしいと思って、言ってしまいます。
「純子、おいしい、しょっぱい、あまい、うう、じゅるじゅる」
久光は、そんな言葉をいいながら、わたしのお股をぐりぐり、じゅぱじゅぱ、ちょろちょろ、ああん、わたし、うずうず、ズキズキ、お腹のなかが、疼いています。
「うん、久光ぅ、もっとやってぇ、もっときつく吸ってぇ」
わたしは、久光のペットちゃん。久光は、わたしのペットちゃん。最初のころ恥ずかしくってたまらなかったのに、今は恥ずかしくなんてない。フェラして、クンニしてもらって、恥ずかしくなんてないんです。うん、わたし、きっと慣れてしもたんやと思っています。

     

久光は、舌を挿しいれてもチツの入り口から、少ししか挿しこめへんので、そのうち指を入れてきてくれます。親指をぐっと挿しこんで、手の平と他の指で、お尻を掴むようにしてきます。そうして親指の腹で、わたしのなかをぐりぐりとまわして、きつい刺激を注いでくれるんです。わたし、ぐぐっとからだの芯を抉られる感じで、ふうふうになっていきます。もう、わたし、喘いでしまって、ぎゅっと握った久光のおちんぽから、唇を離してしまって、久光の親指の動きにあわして、おちんぽをしごいていきます。
「ああ、ああ、久光ぅ、ああ、もっと奥、もっと奥のほう!」
わたしは、お尻をぐっと久光の指へさしだし、奥の奥まで届いてほしいと思ってしまう。
「純子、ああ、ストップだ、でてしまいそう!」
わたしのしごきで、久光が射精しそうになってきて、わたしにストップをかけます。わたしは、ぴたっと動きを止め、わたしもイってしまいそうになっているので、久光もストップです。

電気炬燵とベッドの間のホットカーペットで、わたしが上、久光が下になって、シクスナインです。久光がわたしの肩をもって、向きをかえるように合図をします。わたしは、向きをかえて、久光の腰に跨って、そのまま久光の上半身へ倒れこんでいきます。
「ああん、久光ぅ、好き?好き?わたしのこと好き?」
わたしは、久光をだれにも取られたくない。わたしだけのものよ。わたし、いっぱいサービスしてあげる。久光がゆうことやったら、何でもしてあげる。うん、久光のしたいこと、なんでもさしたげる。そんな気持ちでいっぱいになりながら、わたし、久光の腰に跨ったまま、久光のおちんぽを握って、わたし、わたしのお股へ導いていってしまうのです。うん、ホテルで久光から教えてもらったように、馬乗りになって、女と男を結合させてしまうんです。

-5-

久光の勃起したおちんぽの頭を、入り口に挿しこんで、そのままぐぐっと腰を落としていくわたし。じゅるじゅるぶすぶすっと、ぶっといおちんぽをお腹のなかへ挿しこんでしまって、わたし、ズキズキからだの芯が痺れてしまう感じになってしまう。
「久光ぅ、入った、入ってしもたぁ、ああ、久光ぅうう」
立てていたからだを、挿入したまま、わたしは久光の胸へたおしていきます。久光がわたしの頬を手ではさみ、耳元から髪の毛の生え際をまさぐってきます。わたしは、久光の唇を求めて、キッスをしていきます。
「ううん、久光ぅ、ああ、いいわぁ」
わたし、キッスしたまま、舌を絡ませたまま、お尻にぎゅっと力をいれて、久光のおちんぽを締めつけてあげるのです。

久光が腰を微妙に横揺れさせて、わたしの奥をこすってくれる。わたしは、ぎゅっと力をこめて、おちんぽを締めつけてあげる。
「ああん、久光ぅ、わかる?、わかる?」
「うんうん、純子、ぴくぴくってわかるよ!」
「ああ、いい、いい、久光ぅ、動かしたげるぅ!」
わたしは、久光からからだを離し、久光が差し出す手に、手を置いて、お手つきした格好で、お尻を久光の腰のうえでローリングさせていきます。久光の硬いおちんぽが、わたしの中でぐるんぐるん動きます。じゅるっ、じゅるっ、お汁が汲みだされてきて、べとべとになっていくのがわかります。わたし、からだの奥が、ああ、ずっきんずっきん、ぐりんぐりん、抉られる感触で、じゅるじゅるになってしまう。

     

「ああん、久光ぅ、どっすんどっすんしてあげる、ねっ」
わたしは、久光に何度も教えられたことをしてあげるんです。奥まで挿しこんでいたおちんぽを、じゅるじゅるって抜き出して、亀頭だけを残しておいて、ちょっとじっとしていて、そのままぶすぶすっといっきに挿しこんであげるんです。うん、もうわたし、ぬるぬるに濡れているから、ぶすぶすって入ってしまうから、硬いおちんぽがいっきに挿しこまれた刺激で、襞がこすれて、じゅじゅって締まる感じで、快感がいっぱい押し寄せてくるんです。
「純子、いいぜ、もっと、どっすん、ううっ、どっすん!」
「ああん、久光ぅ、いいっ、いいっ、気持ちいいっ?」
「うん、うん、純子、ぬるぬるが気持ちいいよ!」
「ああ、久光ぅ、好き、好き、久光ぅ!」
わたしは、久光の腰に跨ったまま、お尻を上げたり落としたりを繰り返しながら、それにローリングを混じえてあげて、わたしは久光と結合している満足と快感のなかで、恍惚となっているのです。

「ああ、ああ、久光ぅ、いい、いい、ああ、いきそお〜!」
「純子、いけ、いけ、おれも出そうだよ、ああ、出そうだよ!」
わたしたち、もういっしょにイってしまいます。
「ううわ、ああ、出る出るぅ!」
「ああ、ああ、いい、いい、久光ぅ、いい、いくいくぅううう〜!」
溜まっていた久光のんが、ぴしゅんぴしゅんっとわたしを刺激してきて、ああ、わたし、わたしの気持ちもぐぐっっと昇ってしまって、いっしょにぐったりしてしまったのでした。久光のマンションを訪問してすぐに一回、わたしたち、溜まった欲望を満たしてしまって、それから、少し休憩して、二回目のセックスに入っていくのです。

-6-

いっかい終わって、わたしはうずうずとしたまま、パンティとセーターだけつけて、ミルクティーとローソンで買ってきたサンドイッチを、ホームコタツの白いテーブルに並べて、久光といっしょに食べます。久光もいっかい射精してるから、落ち着いてわたしと直角になるように座ります。ブリフとセーターだけの久光です。
「純子、あとで、ちょっと実験、いいよね」
「なによ、じっけんって、また、いやらしいことなんでしょ・・・」
だいたい久光がわたしにすることって、いやらしい、えっちなことなんです。わたしもセックスすることに、もう慣れてしまっています。学校のお勉強プラスセックス。わたしの青春、学生なんやし、楽しまないと損やと思ってしまって、でも、お友だちとはセックスの話はしません。わたし、勉強熱心やし、お遊びなんてしないし、ひとりで時間があったら神社とかお寺とかへ行きます。

「加奈子がね、久光とのこと聞いてくるんよ」
「うん、なんて聞いてくるの」
「ううん、関係あるんやろ、って」
「それで、なんて答えたん、純子」
「ううん、ちょっとだけ、って答えておいたよ」
加奈子は、わたしと違って、積極的なタイプの子です。わたしは、どっちかゆうと、一人でいるほうが好きなタイプで、久光が好きになってしまって、そのことを大切にしたいなぁって思ってて、他の男の子とは二人になってお茶することもしません。わたしは、加奈子のことが気にかかっているんです。加奈子も久光が好きなんちゃうやろかって、思ってしまう。加奈子と久光が、わたしとするみたいに、セックスしているって知るのは、もっと後になってからですけど、わたしよりも先に、久光は加奈子とセックスする関係になっていたんです。

     

サンドイッチを食べて、ミルクティーを飲んで、そうこうしていると、久光がわたしに、並んで座るようにと合図しました。わたしは、久光の横へ座って、ホームコタツに足を入れてします。そしたら、久光がわたしを抱き、手をセーターの裾から入れてきて、おっぱいを触りだすのです。
「こらぁ、久光ぅ、ああん、まだあかん、もうちょっとじっとしてて・・・」
わたしがそうゆうのは、口実です。わたしだって、久光といっしょにいる時間は、抱き合っていたい。久光は、わたしを抱いたまま、三段棚の引き出しから、バイブレーターを取り出して、ホームコタツのお布団のなかへ隠してしまう。
「純子にいいことしてあげる、好きになってくれるかなぁ」
久光が、わたしにコタツ布団をかけたまま、パンティを脱がせてしまいます。

わたしは足をホームコタツに入れたまま、ホットカーペットに寝かされます。そうして久光がピンク色のバイブレーターを取り出し、わたしに挿しこんでくるんです。わたし、目をつむっているけれど、チラチラっと薄目をあけて、久光を見てしまう。
「足を開いて、純子、ほれ、足を開いて・・・」
久光がバイブレーターをわたしのお股において、陰唇をひろげてきて、頭を挿しこんできます。わたしは、バイブを使ってもらうの二回目です。ぶすっと挿しこまれてきて、わたし、久光のんでない異物感に、うん、ぬるっとしててちょっと硬い感触に、うろたえてしまいます。
「ねぇ、純子、抜けないようにしておこうね」
バイブレーターの根元に紐が巻きつけてあって、久光は、挿入したまま、紐をお尻とお臍のほうへとまわして、結び目をつくって、紐をひろげて、ウエストに巻いて括ってしまったのでした。

-7-

わたし、紐で括られたバイブを入れられて、うん、紐パンティです。それにバイブがつけてある。Tバックなんて穿いたこともなかったわたし。わたしは木綿の白か桃色しか穿いたことがなかったのに、紐付きバイブをつけられて、わたし、恥ずかしい気持ちです。久光ったら、ホームコタツとベッドの合間、二人からだを寄せ合うのがせいいっぱいのホットカーペットにわたしを寝かせ、ホームコタツの縁に座って、バイブのスイッチを持っているんです。
「うん、純子のね、イク姿をみていたい」
「ああん、久光ぅ、ここに座ってよぉ」
「あかん、こうして見てやるんやから、純子のイクすがた」
そういいながら、久光がバイブのスイッチを入れてしまったです。

ぶうんぶうん、くねっくねっ、わたし、足を閉じたまま仰向いて寝そべっているところへ、スイッチを入れられて、ああああ〜って思ってしまいます。おもわづ手をおっぱいに当てて、ぎゅっとからだを縮めてしまって、太ももを締めてしまいます。
「うううわぁ、あああ、ああん、ああ、はぁあああ〜ん!」
わたしを見下ろしている久光です。わたしは、バイブのくねくねとびりびり振動で、ぎゅっと身を引き締めて、えぐられる刺激に、声を洩らしてしまいます。わたしは、久光のふくらはぎを抱えて、足にくらいついてしまいます。くねくね、びびびび、ああ、わたし、久光の足にくらいついたまま、なんともいえないじゅるじゅる感に、悶えてしまって、久光の足に唇を押し当て、ぐっとこらえているのです。

     

わたしの悶えるすがたに、久光がスイッチを切ります。バイブの動きが止まって、わたしは縮めていた足をのばして、からだの力を抜いて、はぁ、はぁって軽い深呼吸です。久光は、なにも言わないで、わたしを見下ろしたまま、足をわたしのおっぱいの上に乗せてきて、ぐりぐりって動かしてきます。
「うん、純子、おれのドレイになるかい」
わたしのおっぱいを足裏で、擦ってきて、そういいました。
「うん、わたし、久光のドレイ、ああ、ドレイになるぅ」
わたしは、そのとき、加奈子の顔が想い浮かんできたんです。久光は、わたしのおっぱいに足を置いたまま、バイブのスイッチを入れてしまうのです。

わたし、バイブを紐で留められたまま、スイッチを入れられて、ふたたびからだのなかがぐじゅぐじゅ、じゅるじゅるになっていきます。
「はぁああ、ああ、ああっ、あああ〜ん!」
わたし、おっぱいの上の久光の足首をぎゅっと握って、膝を立ててしまって、お股を広げてしまって、悶えてしまう。久光が、わたしの左足を、ホームコタツに乗せてしまいます。わたしは、お尻を浮かして、右足を折り、左足をコタツに乗せて、久光に背中を見せる格好に横臥です。
「純子、いい気持ちなんやろ、いい気持ちやっていえよ」
「ああ、ああん、いい、いい、いい気持ちぃ、いい!」
久光が立ち上がり、わたしは横臥したままのわたしを足に挟んで、仁王立ちです。ああ、久光のおちんぽが勃起しているんです。

-8-

わたし、久光の足にはさまれて、ああ、久光ったら、わたしの横腹とか、腋の下とか、ああ、それにお尻も、足を挿しこんできて、わたしを足でなぶっていくんです。紐パンティのバイブの刺激と相まって、わたし、うううわぁ、あああ〜ってお声をだしてしまって、その快感に悶えうってしまうのです。
「純子、ぷりぷりおっぱい、さあ踏んでやろ!」
久光は、人格が変わったみたいに、ちょっと乱暴にわたしを扱ってきます。足裏をわたしのおっぱいに乗せてきて、揺するようにして踏みつけてきます。
「ああ、ああ、久光ぅ、だめ、ああ、スイッチとめてぇ」
わたしは、バイブの刺激で、もうイってしまいそう。久光がバイブのスイッチをオフにして、わたしにまたがってきます。おっぱいのうえにお尻をおいて、ちょっと中腰になった格好で、わたしのお顔へ、おちんぽを突き出してきます。

「さあ、純子、舐めろ!」
わたしは、久光のおちんぽをぎゅっと握って、お口の中へじゅるじゅるっと咥えてしまいます。
「純子、もっとぺちゃぺちゃ、じゅるじゅる舐めろ!」
ああ、わたしはもう絶頂をきわめる寸前にまで昂ぶっているから、久光が言うままに、おちんぽをじゅるじゅるってすするように舐めてあげて、ぺちゃぺちゃ音を立ててあげます。わたしは、バイブを挿しこんだまま、久光の硬くなったおちんぽを、いやらしく、いやらしく、うん、ぺろんぺろん、舐めて吸ってあげるんです。そのうち、バイブのスイッチが入ります。わたし、もうジュルジュルに濡れている。ぶるるんぶるるん、ぶうぅん、ぶうぅん、バイブが動いて、わたしがすぐに逝きそうなってしまって、逝く寸前でスイッチオフです。

     

六畳間のベッドとホームコタツの隙間で、わたしは悶え呻いて、久光をおちんぽを舐め舐めして、久光はバイブのスイッチをオンにしたりオフにしたり、わたしは朦朧、オーガズムの頂上のちょっとしたを、昇ったり降ろされたりしながら、もう限界ちかくになって、わたしはわめくような大きなお声になって、久光を求めます。
「ああ、ああ、久光ぅ、ああ、久光のん、入れて、入れてぇ!」
わたし、久光のおちんぽで、ぶすぶす、ぐりぐりやってもろて、いい気持ちの頂上へ昇りたいんです。
「あああああ〜っ!あああああ〜っ!」
わたし、バイブで逝かされてしまいます。からだがぴくんぴくんと痙攣していくのがわかります。からだが爆発するように感じて、ぎゆ〜っと絞られるように感じて、快感の頂上へと昇ってしまうのです。

わたしは愛の虜になっているんです。初めて久光とからだを交わして、ホテルでいろいろ教えられていたころは、快感といってもまだまだ入り口やったと思います。久光のマンションへ来るようになって、思う存分できるようになって、わたし、もう忘れられないようになってしまって、久光なしでは一時も生きてられないような気がして、学校で講義受けてても、久光のことばっかり考えてしまうんです。
「ああん、久光ぅ、好き、好き、大好きよ」
でも、わたしが好きになればなるほど、久光のことが、わからなくなってきているんです。ほんとにわたしが好きなんやろか、と思うこともあります。猜疑心、ああ、久光を疑っているわたしを、わたしは認めてしまって、わたし、どうしたらいいのかわからない。バイブで逝かされてしまったあと、ぐったりしてしまっても、少し時間を置いて、また久光がわたしを求めてきて、わたしも久光を求めてしまうんです。

-9-

久光のマンションへ午後四時すぎに行ってすぐに求められて、終わったのが五時頃です。それから二回目の、バイブつき紐パンティで逝かされてしまって、終わったのが7時ごろでした。お腹も空いていたし、二回もいい気持ちになってしまって、ちょっとからだがだるいような感じやったんで、久光とわたしは、近くのコンビニへ買い物にでかけました。久光は焼肉のお弁当、わたしは幕の内弁当です。それにペットボトルのお茶とセラミソーセージを買い、レジのよこにあった豚マンを二個買って、マンションへ戻ってきて、ホームコタツに並べて、いっしょに食事をしました。
「これ、久光のんみたいな大きさ」
わたしは、セラミを持って、久光を挑発するように、言ってあげる。だって、セラミを買うといったのは久光やけど、何に使うのかは、わたしにはピンときていたんです。

「うん、ちょうどやろ、純子、これ見て想像してるんやろ」
「久光かて、なに思ってこれ買ったんよ」
「そりゃ、食べよ思って買ったんに決まってるやろ」
わたし、久光がまだ一回しか射精させてないし、わたしは二回イってしもたけど、もう一回は射精させるやろし、わたしはあと二回か三回、イってしまうんや、と思っていたんです。久光は焼肉弁当をぜんぶ食べてしまったけれど、わたしは幕の内弁当を半分以上残してしまって、それから、久光がわたしを抱き寄せ、セーターの裾から手を入れてきて、おっぱいをまさぐりだしてきて、ジーンズを脱がしだすのでした。
「ああん、久光ぅ、もうちょっとお休みしてから・・・」
「なに、もう休んだよ、純子はいっぱいしてほしいんやろ」
言い出したらゆうことを聞かない久光。わたしは、久光にからだを任せてしまいます。

     

わたしは、抱かれたままセーターを脱がされ、パンティだけの格好にされて、手を後ろへまわされて、括られていきます。久光は、わたしを縛っておいてイかせるのが好きみたいで、わたし、何回かされていくうちに、慣れてしまった感じで、ぎゅっと締まってくる縄の感触で、もう喘いでしまうんです。
「ねぇ、純子、好きになったんやろ、こんなん・・・」
久光は、まるでわたしを荷造りするように、手首を後ろで括ってから、おっぱいの上と下にまわして縛り、後ろの手首から肩を通しておっぱいの真ん中で括り、そのうえ二の腕にも縄を通してしまって、わたしの上半身を拘束してしまうんです。
「ああん、久光ぅ、わたし、ああん、こんなんにしてぇ・・・」
わたし、どうしたんやろ、久光に苛められることで気持ちいい、加奈子に知れたらどうしょう、なんて思いながら、わたしは、久光の言いなりになっていきます。

上半身を縄で括った久光が、わたしを立たせて、パンティを脱がせてしまって、写真に撮ります。フラッシュがパッとひらめき、わたしは目をくらませてしまう。
「足を拡げろ!」
久光は、縛って立たせたわたしに、足を拡げさせます。わたしは、おそるおそる足を拡げて立ちます。
「ああん、久光ぅ、これでええん、ううん、ちょっと恥ずかしい・・・」
そうして久光は、カメラを正面に向け、また下から仰ぎ見るようにして、写真に撮っていくのです。わたしは、写真に撮られて、次の日には写メールで見せられる。わたしは、学校で講義を受けながら、久光からの写メールを受け取り、見てしまう。また、明日、写メールを送ってくるんやろなぁ、と思いながら、わたしは自分に溺れていく感じです。

-10-

六畳のお部屋で、わたしは手を背中で括られ、上半身を縛られて、写真を撮られたあと、久光がお布団をはいだベッドにわたしを座らせます。わたしは、シーツに横座りします。久光が、裸になり、ベッドへあがってきます。わたしも久光も、裸です。
「純子を抱けるぼくは、幸せだなあ〜!」
なんてどっかの歌の文句のように言う久光です。ちょっと萎えかけた久光のおちんぽ。わたしの気持ちも、まだ昂ぶっていません。久光が、肩までの髪の毛を後ろで束ねてくれて、わたしの耳朶が露出し、首筋と髪の毛の生え際までを露出させてしまいます。そうしてわたし、久光に抱き寄せられ、おっぱいを吸われだします。縄で絞りだしたおっっぱいは、皮膚が張って、先っちょが尖がってしまっているんです。わたし、尖がった先っちょを、久光の舌先でぺろぺろ舐められてしまうと、電気を流されたようなピリピリの刺激を感じてしまう。

「ああん、ああん、久光ぅ、あああん、久光ぅ・・・」
肩から左腕をまわされて、わたしは、上半身を久光に預けて上向いて、ピンと張りつめたおっぱいを、久光の右手指と舌先、それと唇と前歯で、キリキリと刺激されているのです。おっぱいへの刺激で、わたし、ふたたび感じ出してしまう。ふぅう、ふぅう、すぅうう、すぅうう、わたし、吐く息、吸う息、だんだん深くなっていきます。
「あああっ、ああっ、はぁあ、はぁあ、ああ〜ん」
ぺろぺろ、尖ってしまった乳首を、舌先で舐めてきて、唇ではさみ、そうして前歯に挟んで軽く咬まれてしまうのです。右のおっぱいを唇と舌先と歯で、刺激されているときは、左の乳首を指で挟はさんで揉んできます。わたし、縄に巻かれて突き立った両方のおっぱいをいじられて、ぴりぴりっと感じていて、久光が恋しくなり、ああ、おちんぽおちんぽ、って心の中で叫んでしまいます。

     

わたしがふうふうなってきたころ、久光は、わたしをシーツに座らせ、膝を立てさせ、足首を開かされます。
「純子の足も縛ってやるから、ね」
久光は、天神さまの縁日で買ってきた、着物の帯締めを取り出してきます。赤い帯締めです。久光は、開いた膝の間に顔を埋めるところまで、わたしのからだ前へ倒してしまいます。帯締めを背中にあてられ、肩と腋の下にまわして膝裏を通して、腋の下と肩から背中へまわし、ぎゅっと括ってしまいます。わたし、膝といっしょにタスキをかけた格好になってしまうのです。
「ほれ、この縛り、純子、好きなんやろ」
「ああん、久光ぅ、そんなん、ゆうたらあかん・・・」
わたし、久光に帯締めでタスキ掛けされて、なんだか意識が遠のいていくような、ぽ〜っとなってしまって、ああ、おちんぽおちんぽって、心のなかで叫んでいる。

わたし、足をシーツにつけ、上半身を折られて、お顔が下をむいたまま、久光が入り込んできて、わたしのお尻を足をはさんで折り曲げて、その格好で腰をぐっと持ち上げてきます。
「さあ、純子、舐めたいんやろ、おれのちんぽ!」
わたし、顔を下向けたまま、久光のおちんぽを、お口の中へ受け入れます。久光は、手をシーツの上に置いて、ぐっとお尻を持ち上げてきて、わたしのお口へずぼずぼっと挿しいれてきてしまいます。
「舐めろ、純子、ぺちゃぺちゃ音立てて、舐めろ!」
手を後ろに組んで縛られているわたし。立膝拡げてうつむいたままのわたし。わたしは顔を自由に動かせないので、久光が腰を上下左右に動かせてきて、わたしのお口のなかで、おちんぽをあやつっていくんです。

-11-

わたし、うつむいたまま、久光が枕をお尻に敷いて高くなり、ぶっといおちんぽを咥えます。久光は、わたしに咥えさせたまま、おっぱいとお股をさわってくるんです。手を後ろで括られているし、おっぱいは縄で締められてるし、膝はぐっとひろげて肩につきそうになってるし、身動きとれないまま、じゅるじゅるしてあげて、さわられてしまう。おっぱいさわられたら、ぴりぴりしてきて、お股さわられたら、ずきずきしてきて、わたし、久光に愛してもらってるって、感じてしまいます。
「純子、もっとぶちゅぶちゅ舐めろ、びんびんちんぽ舐めろ!」
久光の声がきこえて、わたし、お顔を上げたり下げたり、右へ振って左へ振って、じゅるじゅるってしてあげて、お口の中でじゅぱじゅぱしてあげて、わたしはもう、久光のドレイです。

久光のおちんぽが、かたい硬い棒になって、久光がわたしの肩をもって、からだをぐっと立たせます。わたしの足がシーツから浮いてしまって、膝を拡げたまま、お尻の芯で座った格好になって、久光がおちんぽを、わたしのお股の真ん中にあてがってきます。
「あああん、久光ぅ、はぁああん、久光ぅ・・・」
久光が足を、わたしのお尻の後ろへまわしてきて、背中で縛られた腕をもち、ぐっと抱き寄せてしまって、おちんぽをぐぐっと挿しこんでくるんです。
「ううん純子、よう締まるぜ、きっちり密着してるやろ!」
「うううん、久光ぅ、いい、ああ、ひぃいい・・・」
久光の腕に支えられ、ぐっとのぞけって、おちんぽがぶすぶす挿しこまれる快感に、わたし、悶えて呻いて泣きそうな、お声を洩らしているのです。

     

久光のお股とわたしのお股が密着しています。久光の硬いおちんぽが、わたしのチツ奥まで、きっちり挿しこまれているのです。わたし、お股を拡げたまま、おちんぽで貫かれて、久光に、わたしのからだを揺すられる。右へぐっと向けられ、そうして左へぐぐっと向けられて、ああ、挿しこまれたおちんぽが、わたしのなかでうごめいて、わたしはヌルヌルお汁をふきだしてしまう。
「ほれ、純子、おめこぺちゃぺちゃ、おめこヌルヌル、いいぞいいぞ!」
「あああん、久光ぅ、ああ、ああ、あああ〜ん」
わたし、ズキンズキンと、久光のおちんぽがこすれる刺激で、からだが強烈に感じているんです。荷物のように括られて、身動きとれないわたしの快感。はちきれていく快感に、わたしは野獣の牝になっています。

からだを左右に揺すられている動きからわたしを止め、つぎには久光が、腰を引いたり突き出したり。おちんぽをぶすっと挿しこんできて、じゅるっと抜きます。わたし、からだが燃え上がってしまって、ぐっと挿しこまれるたびに、ああ、ああ、ってわめくような声をあげてしまう。ものすごい快感のウズです。わたしは何もわからない。野獣の牝になってしまって悶え、大きな声を出してしまって呻くだけです。
「いい、いい、いくいく、ああ、いくぅうう、ううっ、ううっ!」
久光の感度もあがってきて、久光の二回目の射精がはじまってきます。
「ああ純子、出そうや、出そうや、出すぞぉ!」
「ああっ、ああっ、久光ぅ、うう、もっともっとぉ!」
ぐりぐり、ずぼずぼ、ぐりぐりっ、ずぼずぼっ、久光の抜き挿しがはやまってきて、久光が出すのをぐっとこらえて、わたしもぐっと力をこめて、ピンピンおちんぽがぐぐっと挿しこまれたままぴしゅぴしゅ射精し、ぴくんぴくんと痙攣するはずみで、わたしは三回目のオーガズムを迎えてしまったのです。

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夕方から三回もオーガズムに昇ってしまって、からだがちょっとけだるい感じで、わたし、久光のベッドに横たわっています。夜が深けたといってもまだ十時です。久光はクラシック音楽が好きで、特にショパンのピアノ曲が好きで、夜更けになると夜想曲をかけます。わたしは、久光のシングルベッドにパンティだけ穿いて、ピンクの毛布をかぶって寝そべっています。
「音楽聴きながら、純子をよろこばせてやろうね」
スピーカーからショパンのピアノが流れ出し、ブリフ姿の久光が、わたしの横に寝そべってきます。ふたりでピンクの毛布を肩までかぶり、顔をだしただけのわたしたち。

久光は元気です。二回も射精して、それでも少し休憩すると、またわたしを抱きたい欲求がわいてくるんだといいます。わたしは、一回目のときほど締まってはいませんけど、久光に抱かれるとうずうずしてきて、だるさなんてなくなって、また久光をむさぼってしまうのです。
「うん、久光ぅ、わたし、久光が好き、好き・・・」
久光は、毛布を被ったまま、わたしの穿いてる白いパンティを脱がしてしまい、久光もブリフを脱いでしまって、素っ裸のふたりになって、やわらかいピンクの毛布にくるまって、からだをくっつけて、抱き合います。
「純子のおっぱい、あったかい・・・」
ああ、久光が頬でおっぱいを撫ぜてきます。ちょっとおひげのジョリジョリが、わたしには気持ちいい。
「ああん、久光ぅ、こそばいわ・・・」
わたしは、久光の頭を抱き、おっぱいに頬ずりする久光を受け入れてあげます。

     

久光の右腕がわたしの首筋の下からまわってきて、右肩を抱いてくれます。わたしは、寝そべっていたからだを横にして、久光に抱きついていきます。わたし、こうして久光といっしょにいると、なにもかも忘れてしまって、最高に幸福を感じます。好きな久光。一緒にいることで、久光はわたしのもの、だれのものでもない、わたしのものです。好きになってしまった気持ち。わたしは、二十歳になって初めて、男の人を好きになってしまったのです。
「純子、柔らかいね、あったかやね」
久光は、わたしのおっぱいを揺すぶって、唇をおっぱいの先っちょに当ててきて、乳首をちゅっと吸ってくれて、舌先で刺激してくれて、わたし、ちゅくちゅくの刺激を受け入れていって、ああ、またいい気持ちになっていきます。

ショパンのピアノ曲がわたしを包みます。久光の愛撫をうけながら、わたしはとっても幸せな気分です。毛布の肌さわりがほかほか、わたしは久光の手と唇からの刺激で、うずうずになっています。
「ああん、久光ぅ、わたし、うん、久光のこと、好き、好き・・・」
馬乗りになってしてあげた一回目、紐パンティバイブで逝かされた二回目、縛られてお股を開いたままで射精を受けてイってしまった三回目。そうして久光に柔らかく包んでもらって、ああ、わたし、久光に柔らかく可愛がられて、ゆったり、ゆっくり、ずっといい気持ちを続けられて、それで最後には、やっぱりオーガズムを迎えるとこまでいかせてもらうんです。

-13-

おっぱいの先っちょを、彼の唇ではさまれて、ぴゅっと引っ張られると、わたし、ぴりぴりって感じてしまいます。ベッドのうえで、ふわふわ毛布を足元へずらせて、彼がわたしを横むかせ、おっぱいを吸ってくれます。頭を撫ぜられて、おっぱい吸われて、ああ、腰とか、お腹とか、太ももとか、彼はわたしのからだの感じるとこを、ゆっくりゆっくり、可愛がってくれるんです。
「ああ、久光ぅ、ああ、いい、いい気持ち・・・」
「うん、純子、あったかい、やわらかい・・・」
わたし、久光のちょっと萎えたおちんぽを、握っています。頭を抱いてくれてる腋の下から背中へまわし、そうしてもう一つの手で、久光のおちんぽを握って、かるくしごいてあげてるんです。

そのうち、久光がわたしのうえにからだをかぶせて、密着させてきます。わたしは久光に、頭を抱えられ、押さえつけられる感じです。わたし上向いて寝そべったまま、膝をひろげていきます。ひろげた膝のあいだに、久光のお尻が入り込み、おちんぽを挿入してくるんです。
「ああん、久光ぅ、ああ、ああん、久光ぅ・・・」
わたし、からだがふわふわ、薄い膜のうえからさわられてる感じですけど、おちんぽが入ってきて、からだが感じ出してくるんです。ああ、入ってる、久光のおちんぽが入ってるぅうう・・・、わたし、久光の背中へ腕をまわして、ぎゅっと抱きつくようにして、膝を立てていくのです。
「純子、うん、いい気持ちかい・・・」
「ああん、うん、いい、気持ちいい・・・」
久光がわたしに、優しく声をかけてきてくれて、わたしも声をかけてあげる。

     

ゆっくりゆっくり、久光のおちんぽが挿入されたまま、久光はわたしの頭を両腕で抱いてくれて、軽くキッスをしてきます。久光の唇がわたしの唇にかぶさると、わたし、舌をだしてあげます。久光の舌先とわたしの舌先が触れあって、そのままにしておいて、久光がおちんぽをじゅるっと抜いて、やんわり押し込んできます。おちんぽが押し込まれてきたとき、わたし、からだのなかを柔らかく刺激されて、ふわふわした感じがとってもいい。
「純子、じゅるじゅる、好きかい・・・」
「うん、好き、じゅるじゅる、好き・・・」
わたしが汲みだすお汁で、わたしのなかがじゅるじゅるに濡れているのを、久光がいうのです。わたし、じゅるじゅる、ヌルヌル、久光のおちんぽがこする感触が、じわじわと伝わってきて、とっても幸せな気分になっているんです。

久光はもう二回も射精してるから、おちんぽは、わたしに挿入したまま、ときおりゆっくり抜いて、ゆっくり挿しこんでくるだけです。わたしの悶える声が鎮まると、抜いて挿しこむ、そうしてわたしを、いつもいい気持ちのなかにおいてくれるんです。
「ああ、いい、純子のじゅるじゅるが、ああ、いいよ・・・」
「はぁあ、久光ぅ、わたしも、ああ、いい、もっとしてて・・・」
わたしは、久光の腕のなかで、ちょっとごつごつしたからだのしたで、ベッドに仰向いたまま、久光のやさしさを受け入れているのです。そうして、わたし、おちんぽを挿入されたまま、じわじわっと気持ちが昂ぶってきて、オーガズムを迎えだしてくるんです。久光が射精しないまま、わたし、オーガズムを迎えてしまう。わたし、子猫が鳴くように、おっぱいの先っちょをつままれながら、ぶすぶすっとされて、うううわぁああ〜っとお声を洩らし、オーラルな快感へと昇っていってしまったのでした。

終わり










































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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愛えろす






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