愛えろす
 第一章-1-
 1〜12 2007.1.22〜2007.2.8

     

-1-

大徳寺の北に今宮神社があります。京の町を疫病から守るために造られたお宮さまです。純子がお参りにいったのは、神さまにお願いごとをきいてほしいと思っているからです。赤く塗られた門をくぐって、神殿のまえで手をあわせ、悪い虫がつかないように、いつもいい子でいられますように、と心のなかで呟きました。それと一緒に、いい人が見つけられるようにともお願いしました。純子は二十歳。ぐじゅぐじゅした気持ちとからだを意識して、神さまのことを知りたいと思っているのです。
「女はからだが歓んでこそ女だよ!」
純子は、先輩の久光からそういわれて、その歓びという心を神さまにお教えしていただこうと思ったのです。

     

「ねぇ、純子、神が居るってこと、信じてるんだって?ウブやなぁ」
「そんなんゆうても、信じるほうが得やし、わたし信じてあげるんです」
純子は、久光から、心が理解できないなぁ、と言われたことが気になって、神さまを探しにきたのです。木立に囲まれた神殿に光が刺しこんでいます。眩い光に純子は、なんとなく神さまが見えたような気がしてきました。
「俺たちって、いい気持ちになりゃ、神さまなんていらないよ」
「そりゃそうかも知れんけど、でもねぇ、神さまがいい気持ちを授けてくださるんと違ゃうん?」
久光は科学者ぶって、神さまを否定します。純子は半信半疑ですけど、神さまの存在を信じたいと思うのです。

<久光はエッチなことばっかり考えてるんやから・・・>
純子は、神さまに手を合わせてから、久光の顔を思い浮かべながら、6時の待ち合わせを楽しみにしているのです。久光の仕事が終わるのが午後5時だから、それから四条河原町の喫茶店で待ち合わせして、<またホテルへいくんやなぁ>、そう思うとワクワクの気持ちといっしょに、悪いことをしているうような後ろめたい気持ちになるのです。久光とセクスをする。ひと月ほどまえに祇園のはずれのラブホテルで、処女をあげてから、逢うたびに抱き合うようになったのです。

純子は、久光と6時に待ち合わせをして、それから阪急の上で食事をして、四条河原町から鴨川の橋を渡って、一力の角をはいって、建仁寺から曲がっていったところにある風火ホテルへ行くのです。風火ホテルは、ひっそり佇む和風のラブホテルです。ちょっと後ろめたい気持ちのまま、純子は、久光と一緒に、風火ホテルの風の間に入るのでした。静かなお部屋はベッドルームと四畳半の和室、それにバスルームです。祇園街にふさわしい感じにこしらえてあります、男と女がまじわるお部屋です。純子は、四畳半のお部屋に入るなり、立ったまま久光に抱き寄せられてしまいます。純子はドキドキ、久光がぐっと抱きしめる胸のなかで、目を瞑ってしまうのです。

-2-

四畳半の和室と続きの、ピンクの掛布団で包まれたベッドルームを見て、純子はほんのり、期待と恥ずかしさの入り混じった気持ちになってしまう。久光に洋服のまま抱かれて、唇を封じられる純子は、久光の柔らかい感触に、唇をひらき、舌を受け入れていきます。目を閉じて、久光の触感を受け入れて、からだの中が火照ってきているのがわかります。静かな部屋、外と遮断されたホテルのルームは、唇を重ねて吸いあうおとが聞こえます。着ている布の擦れ合うカサカサというおとが、静寂をやぶります。
「好きだよ、純子・・・」
「わたしも、久光、好きよ・・・」
抱き合って、好きということばを交換し、からだの一部を重ねながら、純子は火照るからだを久光に預けていくのです。

久光が、純子を座敷机と壁際の畳に敷いた座布団に寝そべらせ、その横に座ります。純子の着ている洋服を一枚一枚と脱がせていくのです。久光とこの風火ホテルを利用するようになって、何回目になるのか、純子は、久光の手がからだにかかってきたとき、<ああ、5回目・・・>ふっと思ってしまって、もう最初の痛みも、消えうせてきたんやと思うのでした。
「いいよね、きょうは大丈夫なんだよね・・・」
「うん、大丈夫やとおもう・・・」
スキンをつけるかつけないか、久光はスキンをつけない派、純子は避妊をしたい、純子がダメだといったら、久光はチツ外射精で終えるのです。生理があと一週間ほどではじまる予定の純子は、本で読んだ知識では大丈夫なはずです。

     

純子が一枚脱がされると、久光が一枚脱ぎます。純子のセーターが脱がされて、久光がセーターを脱ぎます。そうして純子がパンティだけになるとき、久光はブリフをとって素っ裸になってしまうのです。
「純子、好きだよ、いっぱいしようね」
「うん、いっぱいして、いっぱい・・・」
久光が、純子のからだを横にさせ、顔を股間へ近づけさせます。
「純子、よく見て、おっきいやろ、好きかい」
「ああん、そんなこと・・・」
久光のペニスがピンと立って、純子に握らせてしまうのです。

5回目のラブホテルです。最初は処女だった純子は、ただ痛みにこらえるだけでした。2回目のとき、純子は恥ずかしくって久光のペニスを、おそるおそる握って唇をつけました。3回目のとき、手の平で握ってペニスをぺろぺろ舐めまわせるようにされました。4回目のとき、久光が舌先で亀頭の根元をぺろぺろ舐めるようにいい、咥内に挿しこんでぎゅっと搾るようにと教えられたのです。久光のペニス。勃起したペニスを見るのが、生まれて初めてだった純子です。二十歳にもなって、男のモノを直接みたこともなかった純子だったのです。
「純子、さあ、舐めて、わかってるんやろ!」
久光は、ペニスの胴を握ったまま躊躇している純子に、優しい声でいうのでした。

-3-

純子は寝そべったまま、久光のペニスへ顔を近づけ、亀頭を唇に包み込みます。やわらかい、ナマあったかい、先っちょがヌルッとしている亀頭を、バナナを口の中へ入れるように咥えていきます。久光に教えられたとおりに、歯をたてないように、唇をなかに巻いて、そのままペニスを咥内へとずらし入れていきます。
「純子、胴を握って、ぺろぺろ、教えたとうり、ぎゅっと吸い込む」
純子は、久光の太ももに、ぷりぷり乳房を擦りつけるようにして、教えられるとおり、ぶっとくなったペニスを半分まで呑みこみ、握った胴をぎゅっと股間へおろし、皮をおもいっきり剥き、咥えたペニスに舌を巻きつかせていくのです。

久光は、純子にフェラのやりかたを教えながら、右手で乳房をつかみ、左手をパンティのなかへ入れていきます。純子の肌を、手で触って感じようとしているのです。女の子は、勃起したペニスを受け入れるまえに、挿入できるように、チツのなかをお汁で濡らせておきます。窄まったチツの入り口を、硬くてぶっといペニスが挿入されても痛くないように、ヌルヌルにしてしまうのです。
「ふぅう、うう、ふぅう、うう、はぁあ、はぁあ・・・」
純子がペニスを咥えて、ぺろぺろしだして、鼻から吸って吐く息の音がくぐもってしまいます。久光は、純子の溜息が混じったような音で、純子がフェラに没頭しだしたことを知るのです。

     

久光が、純子を手触りします。ぷりぷり乳房を手の平で、お椀を掬うように握り、乳首を指に挟んで、ゆさゆさと揺すります。パンティの中へ入れた手は、陰毛を掻き分け、純子の閉じた股間へと、中指をおろします。
「足をひらいて、足を広げるんよ、純子」
純子は、足首を畳に擦らして広げだします。久光の勃起したペニスを握ったまま、唇で胴を咥えて挟みつけ、舐めながらあげおろします。そうして純子は舌先で、久光の亀頭をぷちゅぷちゅ刺激していくのです。
<ああ、ぶっとい、おっきい、久光のチンポちゃん・・・>
唇で胴をハモニカ吹くように、根元から亀頭の先までを舐めながら、純子は心のなかで見るのが恥ずかしいと思いながら、呟いているのです。
「ふぅうん、ああっ、ああん、ひさみつぅ」
指先で陰唇を割られて触られて、純子は、ずきずきっとからだの芯が疼くように感じます。

「もっとじゅるじゅるにして舐めるだよ」
「ああ、わかったわ、ああ、久光、おっきいわぁ」
「純子も、濡れてる、柔らかいよ」
純子と久光が、性器を弄り合い、お互いに愛を確認していく最中です。純子のパンティが脱がされ、お互いに素っ裸になってしまって、ピンクのベッドが見える四畳半です。ピンピンに勃起した久光のペニス。ヌルヌルになりだした純子のおめこ。久光は、純子にフェラをやめさせて、座布団を座敷テーブルに置き、純子を座らせます。
「こんどはオレが、純子のおめこ、ねぶってやるから、ね」
純子をテーブルの縁に座らせ、久光が純子の足元に座ります。四畳半の畳部屋、裸になった純子と久光です。

-4-

座敷机の縁に座らされる純子は、手で乳房を隠すようにしてからだをすぼめ、膝は閉じたままです。素っ裸になった純子が、久光が前に座り込んでしまって、からだが離れてしまって、恥ずかしい気持ちになっているのです。
「今日は、さぁ、純子の全てを見せておくれよ」
久光は、純子の膝に胸を当て、太ももに手の平を置いて、俯いている純子にいいます。5回目のラブホテル、フェラ教習を卒業させたあとです。久光は、純子の調教、羞恥に慣れさせようと思っているのです。純子は、未経験なことばかりです。男と女が一緒にいるとき、セクスをする。愛撫しあってペニスをお股へ挿しこまれてしまう。久光とめぐり合うまで、そのことしか想像できなかったのです。
「わたし、恥ずかしい、そんなに見つめたら、恥ずかしい」
久光のこれまでの経験からして、純子はウブな女だと思うのです。だから、こそ、久光は、純子を思いのままのメスに仕立てていこうと考えているのです。

和室四畳半の真ん中に置かれた座敷机に、純子を座らせ、純子のからだの全てを観察したい、純子を言葉でなぶってみたい、久光は、純子がどのように反応するのか、関係を持ってしまった女の子が、責められて逃げ出すことはない、との確信を持っているのです。
「さあ、純子、おめこをねぶってやるから、足をひろげな」
ちょっと乱暴ないいくちで、久光が純子にいいます。純子は、恥ずかしい気持ちです。抱き合って、フェラしてあげて、愛撫されてきて、その気になってきた矢先に、ちょっと醒めてしまった感じで、羞恥心が甦ってきているのです。
「ああん、久光、恥ずかしいよぉ、そんな風に見ないで」
「はあん、純子、純情なんやなぁ、恥ずかしいんだって」
久光が、純子をからかうようにいいます。惚れられた男が、惚れた女の子を可愛がる方法のひとつだと、久光は思うのです。

     

素っ裸の純子です。机の縁にお尻を置いて、閉じた膝を久光に抉じ開けられていくのです。
「ほれ、力を抜いて、足を広げるんだよ、純子」
そう言われても純子は、自分で開くことが出来ないまま、久光の手が広げてくるのを待っているのです。膝が半分ほど開かれて、足首をも一緒に広げられてしまう純子です。
「手を後ろに着くんだよ、そして胸を反らすんだ」
胸を覆い隠していた手腕を、払いのけて乳房を露出せよと久光がいい、純子は恥ずかしさで広げることができないのです。
「そんなかっこう、ああ、だめよ、恥ずかしいよ」
純子は、久光に言われていることが、じんじんと胸に滲みついてきて、うずうずっとした火照りを感じだしてきているのです。

「その格好で、動いちゃだめ、じっとポーズしとくんだぜ」
純子が胸を張るようにしてからだを斜め後ろへ倒し、膝を直角に広げたまま、お尻を突き出した格好で、久光が写真を撮るというのです。純子は、もう恥ずかしさの余りに、泣き出してしまいたい気分です。好きな久光に、強引に恥ずかしいポーズを取らされてしまって、とはいえ純子は無抵抗で、久光の指示にためらいながらだけど、従ってしまったのです。
「ほれ純子、顔をあげて、こっち向けよ、さあ純子」
携帯のカメラを向けられて、フラッシュが光ります。純子は、恥ずかしさと惨めさが入り混じった屈辱感を味わいながら、からだが火照ってきて、久光に見られているのを、嬉しいとも思うのでした。

-5-

正面から何枚か写真を撮られて、久光が純子の前にしゃがみ込みます。狭い四畳半の真ん中に置かれた座敷テーブルに、純子はからだを反らせて太ももを開いたままです。学者の卵、久光の性癖。純子の前で本能をむきだしてしまう久光です。
「ああ、恥ずかしい、久光、こんなの恥ずかしい・・・」
「なぁに純子、オレたちお互いにさ、全部知り合うんだよ」
「だって、こんなの恥ずかしいよ」
久光が、純子の股間を広げさせたまま、手の平で陰毛を掬い上げ、純子がもっとも恥ずかしい処を、露出させだしたのです。純子は、恥ずかしさのあまり、膝を閉じようとします。太ももで久光の頭を挟む格好になります。そうして純子は、胸を反らせてはいるものの、右腕で乳房を隠してしまうのです。

「足を広げろよ、ああ、おっぱいの手を退けろよ」
「ああん、恥ずかしいよぉ、久光、ベッドに行こおよぉ」
「だめ、今日は純子の点検をしてあげるんだから、ベッドはあとで、だ」
久光が、純子の恥ずかしさを弄ぶように、純子を服従させているのです。素っ裸のまま、四畳半の和室で、純子は目の前のダブルベッドを見ながら、見られて恥ずかしい気持ちが、からだを火照らせ、粘膜を柔らかく収縮させて、体液を滲みださせていくのです。
「ああん、あかん、さわったらあかん、ああん、だめぇ」
掻きあげられた陰毛のした、陰唇の先っちょを、久光が剥きだそうとそているのです。

     

純子が裸のからだを男に見せたのは、久光が初めてです。久光は、これまでに何人もの女の子を見てきているので、からだを交わらせる関係になった純子の心理を、うまく掴んでしまいます。女の子は、恥ずかしいといいながら、見せることに快感を持つんだと、久光は思っているのです。
「純子の豆、ちっちゃいよ、米粒みたいじゃん」
「はぁ・・・、・・・」
陰唇の先を剥かれてしまって、純子は頬を火照らせてしまって、言葉を紡ぎだすことができないのです。
「足を広げろって、もっと、見えるようにぐっと突き出せよ」
純子は、屈辱を受ける気持ちで、今夜の久光のやり方にどぎまぎ、もう穴があったら入りたい心境で、好きな久光にぐっとこらえているのです。

「純子、オレたち、どんな関係なんだろ、愛しあってるんだろ」
「ああ、ああ、あいしあってるぅう」
「愛しあってるから、オレ、純子を見てやってるんだぜ」
「ああ、だってぇ、わたし、恥ずかしいよぉ」
「オレだってチンポ見せてやってるんだぜ」
純子は、座敷机の縁にお尻を置いた格好で、恥ずかしい処をぜんぶ開かされて触られて、久光に言葉でなぶられていくのです。
「じっとしてろって、動くんじゃないって」
久光が両手の平で陰唇を挟むようにして、横へ開いてきて、純子はおもわづ膝をすぼめようとしてしまうのです。

-6-

「ほれ、純子、足を広げろっていってるんだよ」
久光は、太ももを閉じてきて頭を挟んでしまう純子に、足を広げろといいます。純子は、言われて少し太ももを広げます。
「ああん、見たらあかん、恥ずかしいんやから、ああん、見たらあかんって」
手を後ろについて、からだを斜めにしたまま、太ももを開いて座敷机に座っている純子です。久光は、手の平で陰唇を広げ、唇をあてがっていきます。陰唇を唇に挟まれる純子です。陰唇を吸われて、うずうずっと感じてしまいます。久光は、唇を押しつけたまま舌先で、陰唇を割ってきます。じゅるじゅるっと濡れた内側谷間を、ぺろぺろと舐めだす久光です。

「ああ、あかん、ああん、だめ、だめ、あかんってばぁ」
唇でひっぱられ、舌先で内側を舐められて、純子はずきずき感じてしまいます。チツの入り口から舌先が挿入されて、純子はその奥が疼いてしまいます。
「ああ、ベッドへいこ、ああん、ベッドでしてよ、ねぇ」
久光は、純子の言い分を無視するように、手を乳房に伸ばして、たぷたぷ揺すって刺激を与えながら、股間へ顔を埋めてぺろぺろ、ぴちゃぴちゃ、吸ったり舐めたりしているのです。
「ああん、だめ、ああ、ああん、あかん、ベッドでしてぇ」
純子のからだが弓なりになり、太ももをぐっと広げだして、股間を久光の顔になすりつけていきます。

     

股間を広げさせられて、見られて口をつけられるのが初めての純子。ベッドのうえでノーマルに、セックスしてきたこれまでと、違うやり方で久光に可愛がられて、口先ではあかんあかんと言いながら、恥ずかしさと心地よさを味わっているのです。
「純子、もっと見てやるよ、うれしいやろ、オレに見てもらえて、さ!」
久光は、純子に太ももを広げさせ、からだを反らさせたまま、指をチツに入れ込んで開いていきます。
「オレ、純子を苛めてみたいんだよ、純子が好きだから、さ」
「ああん、久光ぅ、だめよ、ああ、ああっ、だめぇ」
純子は、チツを指で開かれ、内襞を指で弄られて、痛みではなく、ずきんずきんと鈍い刺激に、からだの芯が火照ってくるのを覚えます。

「ほれ、純子、汁が出てきてる、もっとやってやるからなっ」
久光にチツのまわりと内襞を刺激されだして、それは純子が初めて味わう快感でした。乳首をチツのお汁で塗られ、指つままれ、揉まれいく快感。グジュグジュに濡れだしていく股間。
「ああん、あああ〜ん、久光ぅ、いい、ああ、ああん、いい、いい」
純子は、反射的にからだを弓なりにしてしまい、太ももをぐっと開いてはすぼめ、ぐっと開いてはすぼめて、快感を受け入れているのです。
「純子、好きだよ、純子、もっと感じろ、いいぞ!」
ピンクのベッドを目の前にしての四畳半、座敷机に座って反りかえっている裸の純子。5回目の風火ホテルの一室で、純子の悦びが初めて開かれていくのでした。

-7-

久光の唇で、お股をぐじゅぐじゅにされていく純子が、ベッドでしてほしいといいます。
「ねえ、もうベッドにいこ、ベッドで入れてほしい」
目の前のベッドで、ふかふかのローズの香りがするシーツのうえで、純子は久光のペニスを入れてほしいと思っているのです。座敷机に座らされて、お股をぐじゅぐじゅされても、からだの奥まで届かないもどかしさに、純子は咽び悶えるだけなのです。
「うん、純子、ベッドでしてやるよ」
久光が、純子を立たせ、そのままベッドに横たわらせます。純子も久光も、すでに素っ裸です。
「ねぇ、電気消して・・・、暗くして・・・、明るいのいや・・・」
純子は、横たえたからだの胸を手で覆い隠して哀願するように言います。
「オレ、純子を見ていたいん、だからこのままだよ」
ベッドを照らす照明が、スポットに変えられても明るいまま、壁のカーテンが開かれてしまいます。

カーテンが開かれると、壁一面の鏡があらわれます。ベッドでからむ純子と久光の姿を、純子も久光も、それを見ることができるのです。ベッドに横たわった純子を、久光が愛撫しだします。鏡に映された純子とナマの純子を、久光の眼がとらえます。
「ああ、ああん、久光ぅ、ああ〜ん」
胸をはだけさせられた純子に、久光の右手がかぶさり、乳房をゆさゆさ揺すりながら、乳首を唇にはさみ、左手でお股を広げさせていきます。
「ううっ、うううん、ああ、ああ、久光ぅ」
純子は、乳首をつままれ、お股をまさぐられて、久光のペニスを握ってしまいます。
「ああ、入れて、久光ぅ、入れてほしい」
純子は、久光の勃起したペニスをぎゅっと握りしめ、挿入してほしいと言うのです。
「オレが寝るから、純子、乗れよ、騎乗位だよ」
純子には初めての体位です。久光は、純子を馴らしながら、調教していく思いなのです。

     

騎乗位だと言われて、純子はためらいながらも好奇心が起こってきます。女の子が男に跨って、ぐりぐりしていく体位になることに恥ずかしい気持ちになります。フェラを教えられ、ベッドを使わないでお股を唇と手で愛撫されることを教えられ、そうして騎乗位のノウハウを教えられていく純子です。
「いろいろあるんだよ、バックなんてのもあるんだぜ」
「はぁ、久光ぅ、わたし、こわいん、じぶんが怖い」
「純子はウブなんやなぁ、オレが女の喜びを教えてやるよ」
久光が、純子の上半身を起こさせ、自分が仰向いて寝転びます。そうして、馬乗りになるように、純子のからだを、自分の上へと導きます。久光のからだを跨ぐようにして、胸に抱きついていく純子です。

「入れてやるから、お尻をもちあげろ」
純子は久光に言われて、上半身を久光にかぶせたまま、お尻を持ち上げていきます。久光が勃起したペニスを握り、純子のお股にあてがっていきます。亀頭で入り口をまさぐり、チツへ挿入しだします。純子は、初めて久光に跨って、ペニスを受け入れていく感触に、ドキドキ、うずうず、ぐぐっと呑みこんで、膨張するからだの快感を覚えてしまう。
「ああ、久光ぅ、ああん、はぁああ〜ん」
「純子、起こせ、からだを起こしてごらん」
久光が純子の肩を押し上げていきます。純子は、手をベッドにつけたまま伸ばしきり、ペニスが挿入されたまま、跨った格好になります。そうして下向いた純子の乳房を、久光がまさぐっていきます。

-8-

純子は、久光の腰にまたがったまま、からだを起こしていきます。久光の勃起したペニスを咥えこんだまま、からだを起こしてしまうと、チツの奥まできっちり埋められたペニスの圧力で、からだが膨張したように感じます。
「ああ、入ってる、久光、入ってるんよねぇ、はぁああ」
「純子、きっちりはまってるんだぜ、オレのちんぽが、ね」
「ああ、わたし、ああ、、どうしょ、いい、ああ、ああん」
久光が腰を少し揺すってきて、乳房をつかんで揺すってきて、純子は軽く軽く刺激を注入されだしているのです。騎乗位は初めての純子です。勃起したぶっといペニスが、根元まで咥えることができたのも初めてです。
「久光、ああ、わたしのこと好き?」
「ああ、純子、好きだよ」
純子は、からだの芯がずきずきしてきます。またがった久光の腰のうえで、お尻を左に右にと動かすと、埋まったペニスでチツ壁が撫ぜられて、鈍いじゅるっとした快感をおぼえてしまいます。

「純子、尻をあげて、半分抜いてごらん」
久光に囁かれて、純子はお尻をあげだします。埋め込まれたペニスがずるずるっと抜け出してきて、半分埋め込んだ格好になります。
「おしっこする格好やね、純子、わかった?」
「はぁ、ああ、おしっこの格好・・・」
「そのままぐっとお尻をおろしていくんだ、純子、ゆっくりだよ」
「ああ、はぁあ、ああ、感じるぅ、ああ、入ってくるぅ」
じゅるじゅるとお汁を滲み出させる純子。ゆっくり、ずぼっと、ペニスの根元までを咥えこむ純子のチツです。騎乗位で、純子のからだを下から眺めて、乳房をゆすり腰を動かす久光は、純子の反応を見ているのです。純子の調教。久光の魂胆は、純子を思いのままに従わせるメス奴隷に仕立てることです。純子は、久光の心を知る由もない初心な女の子です。

     

「じゃあ純子、お尻を浮かせて、じっとしてろ」
久光が、純子のおっぱいを裾からぐっと持ち上げるようにして、純子のお尻をあげさせます。純子は久光におおいかぶさる格好になって、久光の手で支えられます。
「足を開いてろ、ぐっと開いてろよ」
久光は、純子に太ももを拡げさせたまま、乳房をつかみ、乳首を吸いながら、腰をぐっとあげていき、ペニスをぐぐっと挿しこんでいくのです。
「ああっ、ああっ、ああ〜ん、久光ぅ、ああ〜ん」
半ば太ももを拡げた四つん這い姿の純子です。久光の肩にあてていた手で、久光の頭を抱くようにして、乳首をちゅちゅっと吸われる純子です。久光のゆっくり上下するピストン運動で、純子は挿しこまれるたびに、鈍くて敏感な刺激を受けてしまいます。

「はぁああ、いい、ああ、いい、久光ぅ、いい、いいっ」
「純子、感じろ、感じろ、もっと感じろ!」
久光のペニスが挿しこまれて抜かれる刺激で、チツのなかをグジュグジュに濡らしてしまう純子です。顔が紅潮しだして、ペニス挿入の快感に没頭している純子を、久光はコントロールしていきます。
「尻を落として、奥まで入れろ」
「ああ、おくまで、ああ、おくまで」
快感に喘ぐ純子は、久光の言う<奥まで>をオウム返しに繰り返していくのです。
「尻をぐりぐりまわせ」
「ぐりぐりよね、ぐりぐりするのよね」
純子は、久光に言われるまま、ペニスを奥深く咥えたまま、腰に落とした尻をローリングさせていきます。

-9-

騎乗位を教え込まれていく純子は、久光のゆうとおりにからだを動かせていきます。ぺたんとお尻を久光の太ももについて、ぐいっぐいっとローリングさせます。からだの奥を封じられたような鈍くてきつい刺激に、純子はとろとろと蜜を流れだします。
「ああ、ああん、久光ぅ、ああ、いい、いい」
初めての騎乗位、裸のままで男にまたがった恥ずかしさも消えうせ、初めてチツ奥をずんずん突く衝撃に、純子はめろめろになっているのです。純子の昂奮に比べて、久光はかなり冷静です。
「純子、ぐりぐりやめて、どすんどすんだよ」
「はぁ、どすんどすん」
お尻を持ち上げ、おしっこの格好になって、いっきにしゃがみ込む純子です。
「ああ、ああ、感じるぅ、ああ、ああっ」
「そう、どすんだ、ゆっくり抜いて、どすんするんだ」
「ゆっくり、どすん」
純子は、半ば意識朦朧、久光が言うことに反射的に応えているのです。

からだの中が火照っているようで、ぐじゅぐじゅになっている純子。ペニスをチツに挿入し、ぐりぐり、どずんどすん、最初ギシギシだった久光のペニスを、ヌルヌルお蜜で滑らかになっています。
「はぁあ、はぁあ、はぁああ〜ん、久光ぅ、すき、好きぃ」
「純子、もっとからだを立てろ、それで、ぐりぐりだよ」
からだを立てて、久光の腰にまたがった純子は、お尻を前へ後ろへとさせていきます。チツのなかでペニスが踊るように、チツ襞がこすれてズキズキの感じが、頭の先まで感じてしまう。激しいセックス。純子にとっては初体験の激しさです。久光の腰にまたがったまま、オーガズムを迎えて果てるにはまだ未熟です。
「ああ、だめ、あかん、ああん、久光がイかせてぇ、もうあかん、ねぇ久光ぅ」
風火ホテルのベッドのうえで、肌がこすれあい、お股がこすれあい、そうして純子と久光の交情する音だけが静寂を破っているのです。

     

純子がベッドに寝そべって、太ももを開き、膝を立てます。久光が純子におおいかぶさってきます。柔らかいベッドが、上下に揺れて、雲のうえにいるような感じの純子です。
「ああ、いい、いい、このまま、ああ、イきたいよぉ」
「うんうん、純子、イかせてやるよ」
久光がからだを起こして純子のお尻に手をさしこみ、そのまま純子の膝を肩に乗せます。ペニスをチツにそのまま、ぐいぐいっと挿しこんでしまいます。もうヌルヌルの純子のチツは、ぶっといペニスをぶずぶずっと受け入れます。
「ああ、入ってるぅ、好き好き、久光ぅ、好き好き好きぃ」
純子は髪の毛を乱したまま、顔を激しく揺すって、好きを連発してしまいます。

久光の腰が前へ後ろへとピストンしていきます。純子は、からだを揺すられて、おっぱいがぷりんぷりんと揺すれます。
「ああ、ああ、いい、いい、もっともっとよぉ」
「ああ、ああ、純子、もっと締めろ、ぎゅっとぎゅっと」
そのまま、久光が純子におおいかぶさり、ぎゅっと抱きしめます。純子も久光の背中へ腕をまわして抱きしめます。からだを抱きしめ合いながら、久光の最後のピストン運動がはじまります。ぐういぐうい、ズボズボ、ずぼっずぼっ、抜かれて挿しこまれて、純子のチツ中が膨張しだしてお蜜がたらたら流れ出してきます。
「ああ、いくいく、ああ、いくいく、ああ、ああ〜〜〜!」
純子の甲高い叫び声にあわせるように、久光のペニスがチツ奥で痙攣して、ぴしゅぴしゅっと精子を飛ばしてしまうのでした。純子は、オーガズムが最高になって、あああああ〜と大きな叫び声をあげて、ぐったりとしてしまったのです。

-10-

騎乗位で果ててしまった純子は、気を失ったかのように、ぐったりとなってしまいました。でも純子はまだ二十歳になったばかりで、若くて体力のある女の子ですから、少しベッドの上でまどろんだあと、ふたたび久光の求めに応じていくのです。
「久光のん、おっきくしたげる、ね」
純子は、久光の半分萎えたペニスを、ぎゅっと両手の平で包んで握ってやります。亀頭だけが手からはみ出すようにして、純子は唇をつけていきます。久光がベッドの縁に座り、純子は絨毯のうえに膝から下を置いて、フェラしてあげるのです。学校の同級生でちょっとやり手の加奈子から、男は三回までできると聞いていたこともあって、久光もそれが限度だと思っているのです。男って一回目より二回目、二回目より三回目と回を重ねるたびに、射精するまで時間がかかるんよ、と加奈子が言っていたのを思い出す純子です。

久光は大学院の博士課程にいて27歳になっていました。純子にしてみれば、何でも知っている秀才さん。憧れの気持ちも持ち合わせていたから、河原町で二回デートをして、三度目にからだを許したのです。それから五回目のホテルだから、まだ会った回数は七回です。
「純子が好きだよ、慎ましやかなところがいいねぇ」
「わたしも久光が好き、慎ましやかな学者さんやもん」
男の魂胆が見抜けるわけもない純子は、処女を破られてからというもの、久光のことで頭がいっぱい、見て、思ってみれば思うほど魅力ある男性に見えるのです。
「純子ってモテるタイプなんやろなぁ」
久光は、純子の顔立ち、スタイル、控えめな衣服のセンスのよさに感心しながら、こんな女の子を服従させるのも男冥利に尽きる、と思っているのです。えろい雑誌や裏ビデオの女の子よりも、その美貌もセンスも上手だと思っているのです。

     

純子の股間を、はっきり見たのは今日が初めてでした。セックスが初めての純子を、時間をかけて服従させていこうと思う久光です。
「ああん、久光ぅ、おっきなってきたよ」
舌先でぺろぺろしだいて、むくむくと硬く勃起してきたペニスをみながら、純子がいいます。
「うんうん、純子がじょうずになったんだよ、うれしいよ」
久光からほめられて、純子は嬉しい気持ちが満ちてきます。男のまえで素っ裸になるなんて夢にも思わなかった純子。このひと月で、女の悦びを知り始めた純子。熟しているとはいえない二十歳の女の子。久光のペニスを握って舐めだす純子。久光が純子のお尻を持ち上げさせ、ペニスを握らせた手の外側から、おっぱいへと手をのばし、純子のぷりぷり乳房をまさぐってくる久光です。

「純子のおっぱいって、ぷりぷりやね」
「はぁ、そんなことない、ちっちゃいでしょ」
「いゃあ、かなりおっきいし、ぷりぷりやし、美乳っていうんだよ」
「びにゅう、わたし、びにゅうなの・・・」
純子は、そう呟いてから、久光のペニスを根元から舌で巻くようにして上へと這わせていきます。
「ううっ、そこで、頭をすっぽり口に含むんだよ」
久光がフェラの仕方を純子に教えていきます。
「ううっ、そのまま唇を巻いて、ぐっと奥まで入れろ」
純子は、乳首を指で挟まれて、ぷりぷりだといわれたおっぱいを揺すられながら、久光のいうように、ペニスをぐぐっと皮を剥きながら喉奥にまで咥えていくのでした。

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久光のペニスをお口に入れ込んでぺろぺろ、純子は、ペニスがおいしいと思います。なま暖かい、柔らかいようで硬い、バナナを舐ってる感じ、じゅるじゅる、ペニスの先から透明のねばっこい液がにじみでてきて、純子が舌先ですくってあげる。久光は、気持ちいいらしくって、純子のチツ襞をぐりぐりっと撫ぜて押さえて、ああ、純子はズキズキっと快感をおぼえてしまいます。
「ううん、純子、フェラ、上手になったよ、好きかい」
「うん、久光ぅ、ぶっといん、好き、好き」
「じゃあな、純子、バックってのをしてやるよ、これもいいぞ」
久光がベッドから立ち上がり、純子の手をベッドに着かせててしまいます。

「いいかい、純子、ベッドに顔つけて、お尻を持ち上げて、うん、そうだ」
純子は、ベッドに手を折り曲げ、顔を埋めるようにして、お尻を持ち上げます。
「足を開いて、そう、開いたままだよ、わかった?!」
「はぁあ、ああん、開いたまま、開いたまま・・・」
純子の後ろに立った久光が、純子の脇腹から手をさしこみ、おっぱいを包んでやります。久光がバックから挿入してやるのは初めてです。純子のお股をペニスで弄って、チツへとあてがって、おっぱいを握ったまま、ブスブスっと挿しこんでやります。
「ああ、ああん、久光ぅ、ああ、あああっ」
純子は、ベッドに顔を埋め込んだまま、ペニスが入ってくる鈍い感触に、呻きこえをあげてしまうのです。

     

久光が、純子の肩を持ち、腰をお尻にぐりぐりと押し寄せて、ペニスを純子に密着させて、根元まで呑みこませてしまったまま、ぐりぐりとまわしてやります。
「純子、入った、ぜんぶ入ったよ、わかるか」
「はぁ、ああ、わかるぅ、奥まで、ああ、入ってるぅ、ううっ」
「足を拡げて、もっと足を拡げて、いいか」
久光は、純子をベッドに顔を埋めさせたまま、立った姿勢で、ぶすぶす、チツにペニスだけを密着させて、抜いて、挿して、抜いて、挿してをゆっくり繰り返していきます。
「ああん、久光ぅ、ああ、さわってぇ、おちち触ってぇ」
純子は、チツだけが翻弄されていくバックスタイルに、からだ全体が疼いてるのです。

祇園は風火ホテルの一室で、純子は先輩久光から、愛のテクニックを教え込まれているのです。まだかたさがのこる二十歳の純子。男を喜ばせるテクニックを教え込まれていて、純子自身もしだいにセックスの虜になってきているのです。
「ベッドへあがって、四つん這いになれ」
「ああ、ああん、よつんばい、久光ぅ、よつんばい」
純子がベッドの上で四つん這いになり、久光がペニスを挿しこみ、そのまま純子の肩を持ってぐっと引上げていきます。そうして久光は、どんどん、ぶすぶす、あらあらしくペニスを抜いたり挿したりしていくのでした。純子はバックから、ブスブスっとペニスを挿入されてぐりぐり、ずぼずぼで、喜悦の声をあげていくのです。

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抱かれてペニスを挿入されるのと違って、後ろから挿入されると、からだが不安定になって、そのうえ野獣のさかりみたいに思えて、純子はあんまり好きではありません。初めてのバックスタイルで、興味をかきたてられたけれど、ぶすぶすと挿しこまれて、前から抱いてやってほしいと思うのでした。
「純子、ええやろ、バックって、感じろよ」
久光が後ろから声をかけてきて、ドンドンと突いてきて、純子はドスンドスンと突かれて、それでもからだの中が、ずきんずきんになっていきます。
「ああ、ああん、ああ、ああん」
目の前にベッドの縁が見えるだけで、久光の姿が見えない純子です。

「それいけ、それいけ、純子、ほれほれっ」
「ああ、ああん、ひぃいい、いい〜!」
「純子、足をぐっと拡げて、ほれっ、ほれっ」
「ああ、ああ、だめ、ああん、いくいくぅ」
ドスン、ドスンとペニスを挿しこまれて、しだいに純子の気持ちが昂ぶってきて、ズキンズキンと感じてしまって、オーガズムを迎えてしまうのです。久光のぶすぶす挿しこむスピードが早くなってきて、純子の声がああああああ〜とうわずってきて、ついにオーガズムを迎えてしまった純子でした。

     

バックからの挿入でイかされてしまったあと、純子は、ぐったりベッドに横たわってしまいました。これまで、抱き合って何度もイってしまっただけの経験が、今日は、恥ずかしい気持ちで奥まで見られ、騎乗位でイかされ、バックでイかされて、これまでにない体験をさせられたからです。
「純子のからだって、セックストレーニングが必要だね」
久光が、臆面もなく、純子にいいます。純子は、久光が言うことの意味がつかめないのです。
「久光にしてもろて、もっともっとしてほしい・・・」
純子が、シーツに顔を伏せたまま、呟くように言います。

「いい気落ちやったやろ、純子!」
「うん、いい気持ちやった・・・」
「もっともっと、そうやねぇ、純子に教え込みたい、いろいろ」
「うん、教えて、もっともっと・・・」
二回のオーガズムで、ちょっと疲れた感じのまどろみのなかで、純子は、久光の言葉に受け答えしていくのでした。
「純子には、次のとき、お仕置き調教してあげる、いいね」
「うん、おしおきちょうきょうって、どんなの・・・」
「まあ、な、楽しみにしとき」
久光が照れるように言い、純子にはそのことが十分に呑み込めないまま、洋服を着て、風火ホテルから祇園街へと出たのでした。









































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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