愛えろす<愛の時>
 第二章-2-
 18〜22 2007.11.2〜2007.11.7

     

-18-

わたしがオーガズムを迎えて、久光が射精を終えて、そんな後ってちょっと恥ずかしい気持ちになります。なんでかしらんけど、セックスしてもろた相手、つまり久光の顔を見るのが恥ずかしいんです。終わって、下着をつけるときには、久光に背中を向けてしまう。パンティ穿くとこなんか見られたくない。なんでなんやろ、羞恥心、恥ずかしいと思う気持ち。
「純子、おもろいことしょうか」
ふつうの気持ちに戻って、お洋服を着てしまったわたしに、久光がいいます。
「うん、なによ」
「ううん、さっきのな、ローターあったやろ、それをな、入れて外出」
「ええっ、なによ、そんなこと」
わたし、ローターのこと話題にするのも恥ずかしいのに、久光ったらはっきり、ローターってゆうんです。それも、あそこに入れたまま、外出する、なんて・・・。

言い出したらきかない久光です。わたしが、自分でローターを入れるなんてできないって言うと、久光は、それならおれが入れてやる、と言って、ブラとパンティ、そのうえにセーターとスカート、そんな姿のわたしを、ベッドの上で四つんばいにさせ、そうして、ああん、パンティの縁から、ローターを挿しこんでしまったんです。
「どうや、純子、どんな感じや?」
「ああん、わからへん、いじわる、久光ぅ・・・」
ああ、わたし、挿し込まれて、パンティ穿いてしまって、ああ、もうローター抜けない状態になってしまって、リモコンスイッチは久光が持っているんです。わたし、挿入しても動かなかったら、そんなに、なにも感じません。そんなの埋め込んで、ああん、久光ったらモスバーガーへ行くとゆうのでした。

     

夕方の道をあるいて、わたし、ええ、ローターを入れたまま、久光が前をあるいて、わたしがその後ろについていきます。
<ああん、久光ぅ、そんなに早く歩かないでぇ>
普通の速さなのに、わたし、とっても早足のように思えます。わたし、そろりそろり、ああんローターでむずむずな感じなんです。
「純子、早よこいよ」
「ああん、もっとゆっくり歩いてぇ・・・」
久光が振り向いて、わたしの顔を見て言います。わたし、恥ずかしいです。ローターをおめこに入れてるなんて、ああん、わたし、恥ずかしいんです。ええ、初めてのときって、恥ずかしいんです。
「入ってるの、感じるんか、どうなの純子」
ああ、いじわる久光、そんなこと聞かないでほしい。わたし、うずうずやけど、そんなこと口に出していえないじゃないですか。といいながら、モスバーガーの扉を開いて、カウンターに立って、バーガーセットのオーダーをだします。

-19-

モスバーガーのボックス席に、わたしと久光、向き合って座っています。わたしは壁のほうに顔を向けて、久光が壁にもたれるようにして、ああ、バーガーセットが運ばれてきて、わたし、オニポテ食べたいけれど、ああん、ローターが気になって、食べられそうもありません。
「純子、どんな感じや、ふふん、感じてるんやろ!」
「ああん、いじわるぅ、そんなことない、そんなんちゃう」
わたし、ぽ〜っとなってる感じで、ワイン飲んだあとみたいに、顔がほてってるのがわかるの。久光ったら、わたしの顔を、じっくり、見ているんです。ああ、お部屋で一回済ませてきているわたしたち。わたし、ローターを入れたおめこがむずかゆい。

わたしの隣のテーブルの、斜前にいる先客の、ああん、わたしと同じ年頃の子が勉強道具を広げてる。わたしの様子をチラチラみているんです、わたし、うつむいているのに分かります。
<ああ、ああ、だめ、入れたらあかん、ああ、ああっ>
久光が突然、ローターのスイッチを入れてきたんです。わたし、ぐっとこらえて、テーブルのハンバーガーを見つめて、ああ、声だしたらあかん、と言い聞かせて、ぐっと我慢してしまう。
「純子、顔あげて、おれの顔みろよ!」
ああん、久光ったら、わたし、うずうず、じんじん、ぐっとからだを縮めて、さとられないように隠しているのに、久光は顔をあげろというんです。

     

わたし、同性の子に見られているのが、恥ずかしい。わたし、うつむいたまま、ローターのビビビビって振動に、からだの奥を痙攣させて、お声を洩らさないように、ぐっと、ぐっとこらえています。ずきずき、わたし、お声がだせなくて、うずうず、気持ちが高ぶってきているのに、我慢がまんしています。つらいです。ああ、わたし、つらいです。
「久光ぅ、出よ、わたし、あかん、ああ、出よ!」
わたし、バーガー食べてない、持ち帰りにして、お店を出ようと久光にいいます。なのに、久光は、バーガー食べてから町中散歩ってゆうんです。斜め前の女の子が、わたしをジロジロ見ているし、後ろのほうからも見られてる気がして、わたし、恥ずかしさでじくじくです。わたしはトイレへ駆け込んで、そうしてローター抜き出して、ヌルヌルになったローターを洗って、そうして挿入したうえで、久光のところへ戻りました。

-20-

トイレから席に戻ったわたしは、何気ない顔で、平然としてんとあかんと思って、なるべくローターが入ってることを思わないように、ああ、そう思うのに、ローターのことが気になって、わたし、久光の顔を見てしまう。
「なんや、純子?、きょうの純子、すっごく綺麗やぜ、うるるんって感じやぜ!」
「ああん、だめよ、そんなこえ、隣に聞こえてしまうやん・・・」
わたし、隣の女子学生が気になってしかたがなくて、ああ、わたしのほうをチラチラ見てる。
「いいやん、聞こえたって、綺麗な純子なんやから、ええやん!」
わたし、それでなくても恥ずかしい感じになるのに、ローターが入ってるって意識したら、それだけで、ああ、目がくらんでしまします。

びびびびっ、奥深くに埋め込んであるのと、モス店内の雑音で、外へは洩れても聞こえないんですけど、わたし、びびびびっって振動しているのが、感じすぎてしまうぅ。
<だめ、だめ、あかん、久光ぅ、あかんってぇ〜!>
わたし、スイッチを入れられて、ぐいっと声が洩れないように我慢してる。そやけど、心では、ああ、叫んでいます。
<だめだめ、ああん、感じるぅ、あかん、あかん!>
声が出せなくて、人がいるところで、ああ、ローターの振動が、わたしを責めてきて、わたし、じんじん、うつむいて、ぐっと堪えて、ああ、じくじく濡れてくるのがわかります。いきそうぉ、ああ、いきそぉ、いってしまいそぉ〜!

     

右手で下腹を押さえて、ぐっと堪えて、我慢しているわたし。お顔の様子が、たぶん放心状態になって、小刻みに震えていたんやと思います。久光が、ローターのスイッチを切って、そうして、わたしに顔を上げろというのです。
「そんなにうつむいてたら、純子、変に思われから、顔あげて」
「ああん、久光ぅ、あかん、あかん!」
わたし、声にはしないで心で言って、久光の顔を見つめます。
「いいんやろ、感じてるんやろ!」
久光は、ぐっと乗りだし、わたしの耳元でささやくように、言ってきます。ああ、うらめしい久光です。わたし、でも、ローターを入れられて、わたし、それでも久光が好きです。

-21-

びびびびっ、ローターの振動。わたし、感じてしまって、どうしたらええのか分からなくて、うつむいて、テーブルの食べさしバーガーが目に留まって、下腹押さえて、ぐっと堪えて、ああん、顔をあげるのが恥ずかしい。
「純子、いい気持ちなんやろ、ふふん、楽しんだらええんや!」
「ああん、そんなぁ、久光ぅ、あかん、だれも見てへんとこで、ああん、やろ!」
びびびびっ、久光の手に握られたスイッチが入れられて、そうしてわたしの顔が真っ赤になって、辛抱でけへんようになったとき、スイッチを切ってくれます。
「はぁああ、あかんって・・・、もう、あかん・・・」
わたし、小さい声で、久光に中止しようと言いいます。だって、人がいて、わたし声だすこともできなくて、いい気持ちになりたいのに、堪えているの、つらい。

膝をぴったしくっつけているんですけど、わたし、濡れてきて、とろとろお股が濡れてきてるのがわかります。ぐじゅ、ぐじゅ、ああ久光のお指か、いいえいちんぽが欲しいって思う。
「ここ、出よ、もうあかんわ、わたし、ここ出て、お部屋やへ帰ろ!」
わたしは、いい気持ちになりたくて、久光と抱き合いたくて、ああ、久光のおちんぽでぐりぐりして欲しくって、ああ、誰も見てないとこでやりたいの。
「しやないなぁ、純子、ここでイったらええのに・・・」
そんなこといっても、女の子が他の人がいるところで、いいきもち、オーガズムを迎えるなんてできません。

     

モスバーガーを出て、わたし、久光と手をつないで歩きます。マンションへ帰る途中、大通りにローソンがあります。久光は、ローソンへ寄っていくといい、明るい店内へと入っていき、そうして、わたしにお弁当とかパンが並ぶ陳列台に向かせて、ああ、またもやローターのスイッチを入れてきたんです。
「ううっ、なに、なに、ああん、久光ぅ、だめぇ」
久光はわたしの横にぴったし寄り付き、わたしの小さい声の訴えに、いったんスイッチ止めてくれます。
「ここでやったるよ、いい気持ちになれ、なったらええねん!」
「ああん、あかんって、恥ずかしい、ほれ、見てる、カウンターから、見てる!」
わたし、じくじく、じゅるじゅる、なんでこんなとこで、ああん、久光ったらヘンタイです。

-22-

ローターを入れたまま外出するなんて、久光の考案ですけど、初めての経験ですけど、わたし、ローソンのパンとお弁当の棚のあいだに立ったまま、スイッチを入れられて、半泣き状態で、ああ、じゅるじゅる、けったいな快感にお声をこらえて、昇っていかないように耐えています。
「ねぇ、久光ぅ、やめて、おねがい、もうあかん、やめてぇ」
「なになに、まだまだ、うん、もうちょっといけるやろ!」
久光ったら、わたしの困った気持ちも知らないで、適当に返事してる、にくたらしいです。わたし、耐えすぎてお腹が痛くなってきて、もう限界です。お酒に酔ったみたいに、お顔がほてって、ああ、暑くもないのに汗が滲み出しているみたいで、久光ぅ、もう、ゆるしてぇ・・・。

ローソンをでて、百メートルも行かないところに公園があって、久光が、その公園の木の下の石のベントに座ります。わたしも久光の横に座ります。
「純子、ここでイってしまえよ!」
もう限界に近づいているわたしは、早くお部屋に戻りたいと思っているのに、久光は公園でイってしまえというのです。わたし久光に肩を抱かれて、ぐっと抱き寄せられて、そうして軽いキッスして、そのまま、ローターのスイッチを入れられて、ああ、どうしょう、薄暗い公園ですけど、水銀灯がついていて、明るいんです。
「ああ、ああ、だめ、ああん、あかん・・・」
びびびびっ、ローターの振動で、わたし、痺れてしまう。

     

じゅるじゅる。久光は、わたしを抱きしめ、そして立たせ、木の幹の水銀灯の反対側へつれてきて、わたしを立ったまま抱きしめて、そうしてスカートのしたから、手を入れてきて、パンティの縁からおめこに指を入れてきて、ああ、その瞬間、わたし、とってもいい気持ちが起こってきて、ローターを抜かれて、久光のお指でぐりぐり、ああ、いい、いい、わたし、そのままオーガズムへと昇っていきたい。
「ああ、ああ、久光ぅ、いかして、ねぇ、もう、逝かせて・・・」
「純子、おれのもしごいておくれよ!」
久光がズボンのチャックをおろして勃起おちんぽを抜き出して、わたしに握らせます。
「ああん、久光ぅ、ヌルヌルやん!」
久光のおちんぽ、頭の先っちょからヌルヌル汁が出ていて、わたしは指でぬりたくって、剥き剥きしてあげて、しごきます。そうしてわたしは、久光の指でアクメを向かえ、久光はわたしのしごきで精子を発射してしまったのでした。












































































































































































































































































































































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