愛えろす<愛の時>
 第一章-1-
 1〜15 2007.5.24〜2007.6.23

     

-1-

純子ちゃんが大学二年生になった二十歳のとき、大学院にいる先輩の久光くんと波長があって、仲良くなって、いっぱいお話を交わしているうちに、久光くんが純子ちゃんを求めてきてしまったんです。
最初のキッスは、そう、ふたりだけで会うようになって三回目のことでした。四条河原町の阪急で、軽いお食事をしたあと、鴨川の河原へ降りていって、ふたりならんで川面をみながら、右にも左にもペアがいて、それに刺激されたんかも知れへん、久光くんが純子ちゃんを抱き寄せてキッスしたのでした。

初夏のころを思わせる5月のおわりです。純子ちゃんはノースリーブにフレアスカートで、久光くんはTシャツにジーンズ姿。まあ、学生カップルのパターンです。まだ深い関係になるまえの恋人が語らう場所やと思うんですけど、鴨川の河原です。
「そいで純子は、クリムトが好きナンや、抱擁なんていいよなぁ」
「うん、ショパンのエチュード聴きながら、クリムトの画集みてる時間って、わたし好きよ」
「ぼくはベルメールやな、それとベートーベンやな、純子とちょっと違うんやね」
もう夕方七時を過ぎた時間やのにお空が明るくって、でもうっすら暗くなりだした河原です。

純子ちゃんの気持ちは、波長があう先輩とふたりだけでいるルンルンと、それにちょっと期待もあったので、肩を抱かれて唇をつけられたときには、うっとり目をつむって、久光くんを受け入れたのでした。軽いキッスをされた純子ちゃんは、久光くんの胸のなかに埋めてしまいます。
「純子を好きになりそう、そんな気持ちや・・・」
「うん、せんぱい、わたしもそんな気持ちみたい・・・」
雑踏の明るい街から薄暗い河原へ降りてきて、純子ちゃんと久光くんは、お互いの気持ちをさぐりあっているのでした。

     

-2-

「純子はほんとに神さまがいると思ってるの・・・」
「うん、神さまって、いるよ、わたし、いつも見てるもん」
鴨川の河原で並んですわり込んで、軽いキッスを交わしたあと、久光くんが抱き寄せた純子ちゃんに質問してきたので、純子ちゃんが答えたのです。
「神さまって、男でしょ・・・」
「ううん、女の神さんもいるんとちゃう?」
「わたしの神さまは男なの、女の神さんなんて興味あらへん・・・」
「まあ、な、神さまなんていやへんと思うけどなぁ」
久光くんは、そんな答えをしながら、純子ちゃんへ二回目のキッスをしていくのでした。

久光くんにからだをあずけ、顔をあげる純子ちゃんです。久光くんが仰向いた純子ちゃんへかぶさるようにして、唇と唇をかさねるのでした。柔らかい久光くんの唇やと思う純子ちゃんです。初めてのキッス。生まれて初めてのキッスなんです。信じられへんと思うけど、純子ちゃんには経験がなかったのです。
「うっふぅう、ふぅぅう、ふぅうう・・・」
唇を塞がれた純子ちゃんの息音です。鼻から洩れる息音を久光くんが耳にして、純子は昂奮してるんや、と内心ホットしながら、久光くんも昂奮してきます。

純子ちゃんは初体験やけど、久光くんは経験豊富です。久光くんは二十七歳の美男子で、これまでに何人もの女の子とセックスした経験があるんです。初心な純子ちゃんを、女ごころをくすぐるとでもいうのでしょうか、優しい声でささやくだけで、ぽ〜っとさせてしまうのです。
<ああ、源氏の君や、久光くんってそれにわたしの神さま・・・>
久光くんに抱かれてキッスしながら、純子ちゃんは心の中で呟いているのでした。そのうち久光くんの背中へまわした手が、純子ちゃんの腰を抱くようになり、もう一つの腕が、純子ちゃんのおっぱいの上にのせられて、押さえつけられていくのでした。薄暗くなった鴨川べりでの出来事です。

     

-3-

純子ちゃんは久光くんに抱かれてしまって、もう自制がきかなくなってきて、オナニーしているときよりも強いうずうずになってきたんです。薄暗い鴨川べりです。川の向こう岸に赤や青のネオンサインが見えます。うっとりネオンサインを見ながら、久光くんに抱きしめられ、手首を握られて、その手を久光くんの腰にあてがわれてしまったのです。
「ううん、ぼくのん、うずうずしてるんや」
ズボンのうえからですけれど、むっくら盛り上がっているのがわかります。純子ちゃんは、写真で見たことがあるんです。それを想いうかべて、久光くんのおちんぽを、想像してしまうのでした。

「だれも見てへんとこ行こか・・・」
「ううん、だれも見てへんとこて・・・?」
「ふたりだけになれるとこや・・・」
「うん、だれも見てへんとこ・・・」
久光くんが言い出して、純子ちゃんはそれがホテルのことやと直感しました。でも、恥ずかしくてそれ以上聞くこともでけへんのでした。
「いいんよね、だれも見てへんとこ行っても・・・」
「・・・・・」
純子ちゃんは無言でした。薄暗い川原で、久光くんにやさしく抱かれて、ズボンのうえから久光くんの腰へ手を当てられた純子ちゃんは、もうなんの抵抗もなしに、受け入れてしまうのでした。

初めてキスを交わして、そのままラブホテルへ行ってしまった純子ちゃんです。ええねん、それでええねん、好きな久光くんといっしょなら、それでええねん、と純子ちゃんは納得しているんです。それに、二十歳を過ぎたとゆうのに未経験の純子ちゃんです。ワンルームのお部屋で、密かにオナニーをしてしまうたびに、まだ見たことがない男の人の裸姿を、ううん、セックスすることを想像していたんです。
「おれ、純子が好きになってきてるんや・・・」
それに、薄暗い鴨川の堤で抱かれながら、久光くんにそう言われて、純子ちゃんはとってもうれしい気持ちになっていたのです。

     

-4-

ラブホテルは祇園さんの近くにありました。鴨川の堤から四条通りをあるいて、ちょっと薄暗い入り口のラブホテルでした。純子ちゃん、ちょっと後ろめたい気持ちと、彼に与える自分のことで不安いっぱいです。二十歳の処女、なんて久光くんには言ってないけど、久光くんは純子ちゃんが経験したことあるのかないのかを、それとなく聞いてきて、純子ちゃんは、初めてよ、と恥ずかしそうに答えるのでした。それよか、彼に肩を抱かれて、ぼ〜っとなってしまって、宙に浮いてる感じで、なにも考えられなくて、ただ久光くんにしたがっている純子ちゃんなんです。

純情な純子ちゃん。賢くってお勉強がよくできる女の子やけど、セックスには縁がなかった純子ちゃんでした。ホテルのお部屋は畳敷で、ベッドにお布団が敷かれた和風でした。お部屋に入って、純子ちゃんは久光くんに抱かれます。お洋服を着たまま、きつく抱かれてキッスしてもらって、ふうふうの気持ちになっています。
「初めてなの、わたし・・・」
「うん、そうなの、ぼくも初めてなんよなぁ」
久光くんのことばはウソです。純子ちゃん、それでも久光くんのことばを信じてしまいます。

着ているお洋服、ブラウスとスカートを脱がされてブラとパンティだけにされてしまって、それから久光くんがブリフだけの姿になって、そのままお布団のうえに寝転んでしまいます。
「うん、わたし、こわい・・・」
「こわくなんてないよ、だれでもやるんやから」
「そやけど、わたし・・・」
そんなことをいいながら、ブラをとられ、パンティを脱いでしまった純子ちゃんです。久光くんにふかふかお布団のうえで抱かれて、キッスされ、おっぱいをさわられていく純子ちゃん。そうして久光くんの手が、純子ちゃんの膝をひろげさせてきて、やんわりお股のまんなかへ手を置かれてしまうのでした。

     

-5-

ベッドに仰向いた純子ちゃんのおっぱいに、久光くんが手をおいて、軽く揺すりだします。仰向いてもぷっくり盛り上がった純子ちゃんのおっぱいです。久光くん、純子ちゃんの横から、右手でおっぱいを軽くにぎり、ゆさゆさ揺すって先っちょをぴゅっと指先でつまんでしまうのです。左手は純子ちゃんの少し広げたお股を包んでいます。
「初めてなん?ほんとに?」
「ううっ、はじめて・・・、初めてなんよ・・・」
やわらかい純子ちゃんのお股の唇を、つまんで揉みほぐしだします。純子ちゃん、初めてのことなので、そうしたらいいのかわからなくて、うっすら目を閉じて、久光くんのされるがままになっているんです。

久光くんが純子ちゃんに触らせたのが、ぶっくりおっきくなったお棒です。ブリフを脱いだあと、純子ちゃんの手を、お棒にあてがわせます。
「ううん、さわりっこするんや、わかってるよね」
「ふぅうん、さわりっこ、ああん、さわりっこするん・・・」
ぶっとい久光くんのお棒を、初めて握った純子ちゃんです。やわらかいようで硬い、冷たいようで暖かい。薄目をあけて、そっと覗き込んでみると、久光くんの黒毛からにょきっと突き出たバナナみたいなのを握っている。久光くん、純子ちゃんにぐっとお棒を押しつけてきて囁くのです。
「にぎったまましごくんや、ぎゅぎゅってしごくんや」
久光くんは、純子ちゃんのお股をまさぐりながら、そんなことを囁くのでした。

久光くんが純子ちゃんの足元へ頭をおいて寝そべります。純子ちゃんの頭に、久光くんのベ足があるんです。腰が純子ちゃんの顔にくるように、そうして頭を純子ちゃんの太ももに置く久光くんです。
<ああ、シクスナインってゆうんや・・・>
純子ちゃん、久光くんのお棒を目の前で握ったまま、心の中で呟くのでした。久光くんが、純子ちゃんの顔にくっつけたお棒を、唇にあてがわせます。純子ちゃん、本能的に久光くんのお棒のあたまを、お口のなかに含んでしまうのでした。
<ああ、これをしゃぶるん、しゃぶるんやわ・・・>
愛の時。純子ちゃんは久光くんが挿しこんでくるお棒を、ぎゅっと奥まで呑みこんでしまいます。久光くんも、純子ちゃんのお股に顔を突っ込んで、純子ちゃんの恥ずかしい唇をじゅるじゅるっとしだしたのです。

     

-6-

純子ちゃんにとっては初めてのことやとゆうのに、久光くんは最初からフェラさせだして、純子ちゃんの反応をみているんです。おちんぽを咥えた純子ちゃん、もう頬を赤く染めてしまって、どぎまぎ、うっとり、ドキドキしています。久光くんがお股に顔を押し当ててきて、唇と舌でクンニしだして、うううわぁ、ああって思ってしまう純子ちゃんです。
「入れてもいいやろ、いいんやろ!」
「う、うん、いいの、してぇ・・・」
シクスナインから久光くんが体位をかえて、仰向いた純子ちゃんのうえに乗りかかってきます。久光くんは慣れているものの、純子ちゃんは初めてなので、いよいよになって怖さがこみあげてきます。

太ももを広げて膝を立てた間に、久光くんが入り込みます。純子ちゃんにおおいかぶさって、キッスしてあげます。純子ちゃん、久光くんの唇と唇をあわせたまま、久光くんの挿入をまっています。
「うう、ううっ、ううううっ・・・」
純子ちゃん、ぐっと痛みをこらえて、それにしても痛い、ギシギシ抉じ開けられる痛みに、お顔をしかめてしまってる。ぐい、ぐい、久光くんのお棒が、純子ちゃんを開いてきて、純子ちゃんの初体験がはじまったのです。
「ああ、ああ、いたい、いたい・・・」
「ううっ、がまん、がまんしろ、純子!」
久光くんは、純子ちゃんの痛みを訴える呻きに、半分ほど挿入して動きを止めたのでした。

純子ちゃんの初体験は、快感もなにもなかったんです。気持ちが高揚して、うずうずのからだになっていましたけれど、ぶっとくなったおちんぽを挿入されて、痛みばかりが責めつけていたのでした。久光くんの射精は、純子ちゃんのお腹のうえで、お臍のしたあたりへ発射してあげました。
「ああ、久光ぅ、わたし、わたし、恥ずかしい・・・」
「ううん、純子、初めてやったんやね、ほんとやったんやね」
終わったあと、裸のままの純子ちゃんは久光くんの顔を見るのも恥ずかしくって、ベッドの久光くんに背中をむけて、パンティを穿くのでした。濡れてるとはいっても、久光くんのみているところで濡れたお股を拭うこともできないままに・・・。

     

-7-

純子ちゃんが初めての体験をしてから、久光くんと会うたびに、二人だけの場所でするようになりました。最初のときはラブホテルへ入りましたけれど、純子ちゃんは、ラブホテルへ入ることが恥ずかしくってたまりませんでした。でも、二回目もラブホテルでした。やっぱり祇園さんの近くのラブホテル。
「純子を愛したい、愛するって抱き合うことやろ、そうやろ」
「うん、それもあるやろけど、それだけとちゃうと思う」
「抱き合ってなんぼ、そっからやで、愛なんて」
「そやろか、でも、まあ、ええわ、久光好きやし・・・」
ホテルへ歩いていく途中で、純子ちゃんは久光くんからセクスの話を持ちかけられて、言葉で受けとめながら、未知の世界を知る期待もわいてきていました。

ホテルのお部屋は、この前とは違ったお部屋でした。大きなベッドがあり、二人がけのラブラブソファがありました。お部屋へ入るなり、久光くんが手を伸ばし、純子ちゃんの手を取って引き寄せ、そうして抱きしめたのです。純子ちゃんは久光くんに抱きしめられて、ふううっとめまいを感じます。抱かれていきなり、唇を求めてくる久光くんに、純子ちゃんの心は戸惑っているけれど、半ば強引にキッスされて、ふううっ、生温い久光くんの唇を感じながら、舌を絡ませてしまうのでした。
「純子、またここへきたね、うれしいよ」
「うん、わたしも、わたしもよ」
言葉を交わして、ふたたび深いキッスを受けながら、久光くんの手で、お洋服のうえから、からだを触られ、撫ぜられてきて、しだいにぽ〜っとなっていく純子ちゃんです。

ブラウスの真ん中のボタンが二つ外されて、久光くんの手が、純子ちゃんの胸へと入ってきます。ブラをつけたまま、首筋から手を挿しこまれて、おっぱいが素手で触られだして、純子ちゃんはしっとり濡れだしてしまいます。
「はぁああん、だめ、恥ずかしい、あかん・・・」
呟くように言いながら、久光くんのすることに従っている純子ちゃんです。久光くんは何も言いません。ふうふう、はあはあ、久光くんの息遣いが聞こえてきて、純子ちゃんも深い息をしながら、胸がドキドキしてくるのです。ブラウスのボタンがみんな外され、ブラジャーのホックが外されてしまった純子ちゃんです。

     

-8-

二人がけのラブラブソファに座った純子ちゃんと久光くんです。ラブラブソファは黄色です。久光くんが純子ちゃんへかぶさるようになって抱きます。純子ちゃんはからだをよじって、久光くんに抱きつきます。久光くんがズボンを脱ぎ、シャツを脱いでしまってブリフだけ、そうして純子ちゃんのスカートが脱がされ、ブラウスもブラも取られてパンティだけ、下着一枚つけただけで、ふたりは愛の抱擁をしていくのです。
「力をぬいて、純子、力をぬいて・・・」
キッスの合間に、久光くんが純子ちゃんに囁きます。純子ちゃんには、まだキッスも上手でなくて、舌の使い方とか、唇の開け方がまだ下手くそなんです。

唇を重ねたまま、舌と舌を絡ませる。純子ちゃんは久光くんの誘導で、舌を吸われ、唇を軽く咬まれて、それを何回かくりかえされながら、おっぱいが愛撫されてくるのです。純子ちゃんは二回目のラブホテル、経験済みとはいえ、まだ未成熟です。久光くんにおっぱいをまさぐられて、恥ずかしい気分とここちよい気分が入り混じって、うっとりとしてしまいます。
「純子、やわらかい、おっぱい、やわらかい・・・」
「はぁあ、はぁああん、久光ぅ・・・」
「吸ってあげるね、いいやろ、吸われるといい気持ちになるんやって」
深いキッスから、久光くんの唇がおっぱいの先っちょをつまみます。右手でおっぱいを軽く握って、ゆさゆさ揺すりながら、乳首を唇ではさんでつまんだのです。

乳首をつままれ引っ張られて、やわらかい電流が走るような、ピリピリッとした刺激が伝わってきて、純子ちゃんはふぅううっと息をはきだしてしまいます。久光くんがブリフを脱ぎ、純子ちゃんのパンティを脱がせにかかります。お尻をあげさせ、後ろからパンティを抜き取り、太ももまで降ろしてしまって、そうして片足づつ抜き取ってしまったのです。ラブラブソファに抱き合う久光くんと純子ちゃん。ふたりは素っ裸になって抱き合っているのです。久光くん、純子ちゃんの手をもって腰へと誘導します。純子ちゃんにおちんぽを握らせようとしているのです。

     

-9-

黄色いラブラブソファで抱き合って、久光くんのおちんぽを握ってしまった純子ちゃん。
「ねぇ純子、ぼくのゆうとおりにするんだよ、いいね」
「ふう、ううん、久光のゆうとおりに・・・」
久光くんは、まだ慣れていない純子ちゃんに、フェラのしかたを教えようとしているのです。純子ちゃんには、久光くんのからだのことががわかりません。女と男は違うんや、とは聞いたことはあるけれど、具体的なことは分らない。純子ちゃんは、久光くんの言うとおりにやっていくしかないのです。

久光くんは、純子ちゃんの裸の肩を押し込むようにして、おちんぽ握った腰へと顔を埋めさせます。
「口に入れるんや、ぼくのんを口に入れて顔をあげさげするんや」
「ぅうううん、うん、うううっ、ううん・・・」
お尻をずらして久光くんの腰に顔を押し当てた純子ちゃんです。ぶっといおちんぽ、バナナを剥いた大きさです。唇で久光くんの先っちょをはさんで、そのまま顔を埋めます。ぶすぶすっと久光くんをお口のなかへと挿しこんだ純子ちゃんです。そうして握った手を離してしまう純子ちゃんです。

「握って、したのほうを握って、口にほおばるんや、握ったまま・・・」
久光くんは、純子ちゃんの背中からまわした手で、おっぱいを触ってきます。そうしてお尻を持ち上げるようにさせ、足をラブラブソファにあげさせてしまうのです。久光くんもラブラブソファに足をあげ、純子ちゃんと向き合うようにします。
「純子が、恥ずかしくないように、教えるんやから、ね」
「はぁ、ああん、ぶっとい・・・、おっきい・・・」
お口から抜いた久光くんのおちんぽを握ったまま、純子ちゃんはあらためて、じっくり見てしまうのです。

     

-10-

「先っちょをね、ぺろぺろって舐めてほしいんや」
握って立てた純子の手をもち、ぐっと根元までおろさせて、亀頭を剥きださせて言うのです。
「ふぅん、これ、なめるん、舐めるんよね・・・」
「舌でぺろぺろ、してほしい」
ぶっとい、おっきい、久光くんのおちんぽを、純子ちゃんが舐めだします。舌を差し出し、アイスクリームを舐めるように、ぺろぺろっと舐めだします。ラブラブソファに正座した格好のまま、お顔を久光くんの腰にあてている純子ちゃんです。久光くんの先っちょから、ぬるっと液が水玉のようになって滲み出してきます。純子ちゃんは、そんなぬるぬる液が出てくるのを初めて知ります。でも、それは一瞬、ぺろぺろしていて、そのヌルヌル水玉をいっしょに舐めてしまったのです。

純子ちゃんはうずうずしてきているんです。久光くんのおちんぽを舐め舐めしながら、おっぱいをまさぐられているのです。おっぱいの先っちょをキュッとつままれてしまうのです。ぴりぴり、ずきずき、刺激が芯に伝わってきて、純子ちゃん、いっそう久光くんの勃起したモノを、ぺろぺろしだすのです。
「根元からすすりあげる、いいね、唇と舌で、ぺろぺろすすりあげてみて!」
「ふぅうう、はぁああん、こうするん、こんなんでええん」
うっとりしたお声で、純子ちゃんが囁くようにいいます。
「うんうん、すすりあげて頭を唇に挟んで、先っちょぺろぺろ」
純子ちゃん、久光くんのゆうとおりに唇と舌をつかって、久光くんの不思議なお棒をぺろぺろしてあげているのです。

「フェラチオってゆうんやぜ、知ってるやろ、フェラっていえばええんや」
「ああん、フェラってゆうたらええのん、フェラなんよね・・・」
フェラチオの仕方、男の子が喜ぶやりかたを、純子ちゃんは教えてもらっているのです。
てかてかに黒光っているようにも見える久光くんのモノを見て、触って、舐めてみて、純子ちゃんの性教育がほどこされているのです。何人もの女の子と経験がある久光くんですが、純子ちゃんは初めて体験する男の人。知識としては知っていても、体験は初めてなのでぎこちないんです。
「純子に教えているんやぜ、きっと好きになるぜ、おれのからだがさ」
「ふぅうん、わたし、ああん、うれしい、うれしい・・・」
久光くん、純子との二回目です。慎重にホンバン挿入まで、純子ちゃんを焦らしているのでした。

     

-11-

フェラのテクニックでは、男の人は頭の部分の首筋を舌の先っちょでぺろぺろしてあげると感じるんやと久光くんに教えられる純子ちゃんです。
「カリクビってゆうんや、カリでええ、フェラしながらカリしてくれたら、うれしいんやぜ!」
「ううん、わかった、久光のカリ、カリしてあげるんよね」
はあはあ二十歳の純子ちゃん。おつむ賢いのに、セックスにはおぼこい感じで、興味津々、久光くんが先生なのです。
「純子のからだを探検したい、開発してやりたいんや」
フェラを終えさせて久光くん、純子ちゃんを黄色いラブラブソファの真ん中に座らせ、自分は絨毯マットに座ります。

「ああん、恥ずかしい、こんなん恥ずかしい・・・」
久光くんに足首をつかまれて、ソファの上に足裏を着かされた純子ちゃんです。ぴったし閉じた膝小僧です。
「ううん、純子、足をひらくんや、わかってるやろ」
純子ちゃん、さすがにまだシラフ状態で、久光くんの目の前でお股を見せることにはためらっているのです。祇園のはずれのラブホテル。二度目の訪問ラブホテル。最初の時はぽ〜っとなっていてなんにもわからないままに時間が過ぎてしまいました。二度目なので、ちょっとは落ち着いた感じです。
<おとことおんなって、こうして時間をすごすんや>
純子ちゃん、ナマ挿入はこの前に一回だけの体験です。

痛かった、それだけが記憶の純子ちゃんです。二回目の前に、フェラしてあげて、そうして久光くんに見られようとしているんです。久光くんにしてみれば、ぶすぶす挿入だけではすぐ終わってしまう。せっかくモノにした純子ちゃんを、たっぷり楽しみたいと思っているわけです。
「ああん、恥ずかしいよぉ、こんなんで足開くなんて、でけへん・・・」
すでに素っ裸なので、おっぱいを包むようにして手をまわし、モジモジの純子ちゃんです。
「ううん、おれなんて純子に見せても恥ずかしくないよ、ほれ!」
まだ勃起したままのおちんぽを、純子ちゃんのまえで握ってみせる久光くんです。そうして久光くん、純子ちゃんの膝に両手をおいて、開こうとしてそのままぐっと力を入れたのでした。

     

-12-

久光くんの勃起したモノを目の前に見せられて、純子ちゃんはドキドキしてしまいます。おっきくなった大人の男のモノを、写真で見たりはしていたものの、現物をはっきり見せられてしまって困惑状態。でも興味津々やったから、ぼ〜っとのぼせたようになって、見てしまう純子ちゃんなんです。
「なっ、おれのちんぽ、ゆっくりさわって見てみろよ」
久光くんが立ったまま握っていた手をほどいて、純子ちゃんのお顔に近づけてしまいます。
「ああん、おっきい、ぶっとい、お、ち、ん、ぽ・・・」
「そうや、純子がこれからいっぱい好きになるちんぽや」
純子ちゃん、ぐっと顔に先っちょを近づけられて、握れと言わんばかりの久光くんをチラッとみあげて、やんわり握ってしまいます。

久光くんの差し出したモノをやわらかく握った純子ちゃん。おちんぽを握らせたまま、純子ちゃんの膝を開いてしまう久光くんなのです。純子ちゃん、二人がけの黄色いラブラブソファの真ん中で、はだかのからだをM字にされてしまいます。
「ううん、しごいてくれよ、純子」
ぐっと前へ差し出された久光くんのおちんぽを、純子ちゃんは握ったまま、さっきと同じ要領で、ぐっと押し込み、頭を剥きだしてしまいます。
<ああん、おちんぽ、久光のおちんぽ、ううん、おちんぽや>
久光くんが、膝をソファにおいて、純子ちゃんに割って入ります。

純子ちゃん、久光くんに太ももの間に入られて、膝をぐっと開いてしまったのです。久光くんの策略です。左手をソファの背中へまわし、ぐっと腰を純子ちゃんに近づけ、右手でおっぱいを揉みだすのです。ぷっくり盛り上がった純子ちゃんのおっぱいです。張があってぷるんぷるん、ツンと突き出てしまった乳首です。
「うううん、久光ぅ、ねぶってあげる、お、ち、ん、ぽ・・・」
おっぱいにかぶせられた手の平で、スソからやんわり握られて、指のあいだに乳首をはさまれ、ゆさゆさゆすられている感触に、純子ちゃんはジ〜ンと感じているのです。久光くんと裸になって戯れながら、純子ちゃんは満たされていく気持ちです。

     

-13-

「ベッドへいこ、ベッドでして、ねぇ、久光ぅ、ベッドでしてぇ・・・」
ラブラブソファでフェラしながら、からだを触られだして、純子ちゃんはベッドで横になりたいんです。久光くんは、男の子やから、立ったままでもいいかもしれないけど、女の子は、感じだすと立ってられないし、横になりたいんです。
「うんうん、いいよ、ベッドでしよぉ」
立ち上がると、なにか足がガクガクしてくる純子ちゃんです。純子ちゃん、久光くんに抱かれるようにして、ベッドへと運ばれていきます。
「純子、好きだよ、好きになってしもた・・・」
「ううん、わたしも、久光が好き・・・」
ベッドインするとき、好きといわれて純子ちゃんも言い返してあげるのでした。

ベッドに仰向きに寝そべった純子ちゃんに、久光くんが寄りかかります。ふかふかのお布団をめくりあげ、ピンクの淡い花柄シーツの上に純子ちゃんを寝かせます。
「ううん、わたし、こわい、わたし、怖い・・・」
二度目体験の純子ちゃんです。女の子が男の子を受け入れる。理屈ではわかっていても、二十歳の大学生純子ちゃんです。ううん、なにより妊娠することがふふっと頭をよぎります。
「うん、なに、大丈夫なんやろ、純子」
「たぶん、大丈夫やとおもう・・・」
そうして久光くんに、おっぱいをまさぐられだす純子ちゃんです。

ベッドに横たわったけれど、どうしたらいいのかわからない純子ちゃんです。寝そべって仰向いて手をひろげて頭の方へさしあげて、太ももを少し開いて、そうなの、仰向いてからだを開いただけでした。
「うん、おれが教えたる、教えたるからゆうとおりにするんやで」
「ああ、久光ぅ、すき、すきよ、わたしを抱いてね・・・」
「うんうん、声だしてもええんやぜ、自然体でええんやで」
首筋にキッスされ、耳朶を軽く咬まれて、純子ちゃんはこそばいような、いい気持ちのような感じを受け取ります。おっぱいを手の平で包まれたまま、太ももを撫ぜられだす純子ちゃんです。
<はぁ、こんなの、ああ、感じたらええんや・・・>
オナニーとはちがう、やわらかい感じに、純子ちゃんはしだいにうっとりとしだすのです。

     

-14-

ベッドのうえ、久光くんが純子ちゃんの立膝のあいだに入ります。仰向いて手を上へあげた格好の純子ちゃんへかぶさるようにして、右腕を首の後ろへまわし、左腕を脇腹から背中へ回すようにして抱きしめます。
「はぁん、久光ぅ、すき、すき、好き・・・」
「ううん、おれも純子が、すきやぜ、好きやぜ!」
甘いことばをかわしながら、久光くんの勃起したおちんぽが、純子ちゃんのいんもうの上に置かれてしまいます。久光くんはここでもキッスをしてやります。純子ちゃんが喜ぶ、そうして心がほぐれる、軽くキッスをかわして、それからおっぱいをまさぐって、首筋から肩へ、肩からおっぱいの盛り上がったところへと唇を這わせていきます。

純子ちゃんは、久光くんに抱かれたまま、愛撫を受けだして、しだいにからだが昂奮してきます。唇からの刺激、首筋に唇をつけられる刺激、おっぱいをぷちゅぷちゅと吸われだす刺激が、からだの中へしみいってきて、お股のなかが感じ出していくのです。
「ああん、久光う、感じるぅ、ああ、いい、感じるぅ・・・」
「うん、純子、いい感じになってきたんや、可愛い純子や」
久光くんの女の子経験は、これまでに何度もあるから慎重です。初心な二回目の純子ちゃんには、その気にさせて焦らせていくのがいいと思っています。タイミング、シラケさせてもいけないし、焦らしすぎてもいけないし、純子ちゃんの反応をみながら、すすめていこうと思っています。

初心な純子ちゃん。セックス二回目の純子ちゃんです。女の子をよろこばせベテランの久光くんの魂胆がわかりません。久光くんの魂胆は、純子ちゃんを牝ドレイに仕立て上げることなのです。あの手をつかうまでには二三ヶ月かかるやろなぁ、と久光くんの計算です。
「さあ純子、入れる、入れてあげるよ」
愛撫を数分、純子ちゃんの洩らすお声がうわずってきて、洩れる息音と呻き混じってきたころに、耳元で囁くように言うのです。
「はぁああ、ふぅうん、ひ、さ、み、つぅ、わたし、はぁあ、わたし・・・」
純子ちゃんのお股をちょこっと触って、濡れてきてるのを確認する久光くんです。

     

-15-

いよいよ久光くん、純子ちゃんにおちんぽを挿入します。いったん抱いていた純子ちゃんからからだを起こし、チツの位置を確かめるように握ったおちんぽを純子ちゃんにあてがって、亀頭をぶすっと挿しいれたのです。
「ああ、いたい、そっとして、ああ、いたい・・・」
純子ちゃんが痛がってしまうのです。もうとろとろに濡れている純子ちゃんなのに、久光くんの亀頭が入り、胴がブスっと半分ほど入れられて、痛みを感じているのです。
「ふうん、痛いん、まだ痛いん!」
ちょっとしらけた感じで、久光くんが確認します。久光くん、純子ちゃんのチツがギシギシきっちり、入り口が狭い感じがする、と思います。
<愛子も友子も、もっとスムーズに入ったのに・・・>
久光くんのこれまでの体験からゆうて、純子ちゃんはチツ口が狭い。

それでも久光くんは、純子ちゃんのチツの奥まで、おちんぽを挿入してしまいました。きっちり封じ込められた純子ちゃん。二回目の挿入体験です。一回目は痛かっただけの記憶で、快感なんて思えなかった。この前よりの痛みは極端に少ないけれど、やっぱり少し痛いんです。ぴりぴり裂ける痛みとゆうより、じわじわした痛みかたです。
「ああ、じっとしてて、そしたらいとうないよ、じっとしてて・・・」
純子ちゃん、女の務めやと思って、慣れたら痛みがなくなる、なんて本で読んだことがあったのを思い出しながら、久光くんを受け入れているのです。
「ぶすぶすしていくよ、純子・・・」
久光くんが奥まで挿しこんだおちんぽを抜きにかかってきます。
「ああっ、ああん、ゆっくり、ああん、そっと抜いてぇ・・・」
純子ちゃん、気分はじゅるじゅる、快感、気持ちいい、ちょっと痛むけど気持ちいい。

何度か挿しこんで抜かれているうちに、純子ちゃんの痛みが薄らいできたんです。でもまだ、いい気持ちやけど、ズッキンズッキンとした快感にはなっていません。慣れない、ぎこちない、ぐっと我慢してる感じで、オナニーの時の快感ほどにはならない純子ちゃんです。
「ううん、純子、いい気持ちなの?」
「うん、いい気持ちよ、もっとしていいよ、もっとして・・・」
ぐいぐい、ずんずん、ぶすぶす、久光くんは純子ちゃんが締めつけてくる感触に、射精寸前まで昇ってきています。純子ちゃんの息づかいも昂ぶってきて、はあんはあんと没頭しだしたところです。
「ううっ、でるでる、ううっ、でるぅ・・・」
久光くんは、純子ちゃんをぐっと抱きしめたまま、射精してしまったのでした。

     












































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































小説

愛えろす<愛の時>






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神谷純子の愛えろす

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